「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/28日分:荒木和博の巻)

北朝鮮開城に行ったときの話(R3.12.30): 荒木和博BLOG

 13年前、ソウルから北朝鮮の開城に日帰りで行くツアーがありました。それに参加した時の話です。

 7分42秒の動画です。
 13年前というと2008年で「2008年2月24日」までが「太陽政策を積極的に進めた」盧武鉉*1政権、「2008年2月25日以降」が「太陽政策に消極的だった」李明博*2政権です。荒木が訪朝したのがいつなのかは不明です。
 なお2008年と言えば

2008年 - Wikipedia2008年の日本 - Wikipedia参照
◆1月11日
 インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための「新テロ対策特別措置法案」が、参議院本会議での否決の後、衆議院本会議で、憲法59条の規定に基づき、衆議院議席の3分の2以上の賛成多数で可決・成立。参院否決法案の衆院再可決は1951年のモーターボート競走法案から57年ぶり2度目。
 血液製剤による薬害C型肝炎感染被害者に対し給付金を支給する「薬害C型肝炎被害者救済法案」が、参議院本会議で全会一致で可決・成立
◆1月27日
 大阪府知事選挙で、自民党の推薦、公明党の支持を受けた、橋下徹が初当選。
◆2月9日
 海兵隊岩国基地受け入れの是非が争点となった山口県岩国市長選挙で、受け入れ容認派の福田良彦(元自民党衆院議員)が、反対派の井原勝介前市長を僅差で退けて初当選
◆2月17日
 京都市長選挙で、自民党公明党民主党京都府連、社民党京都府連の推薦を受けた門川大作・元市教育長が、共産党推薦の中村和雄候補を951票差の僅差で破り初当選
◆2月19日
 海上自衛隊護衛艦あたごと漁船が衝突。漁船が沈没し、乗組員2人が行方不明となる(あたご衝突事故)。
 最高裁が無修正の男性器が写っている写真の掲載を理由に米国の写真家ロバート・メイプルソープの写真集をわいせつ物として没収した東京税関の処分を妥当とする東京高裁判決を破棄し、処分取り消しを命じる判決。下級審のわいせつ物認定を最高裁が取り消した初めての事例(メイプルソープ事件)
◆2月25日
 李昭博が韓国大統領に正式に就任。福田首相訪韓し、李明博大統領と日韓首脳会談
◆4月21日
 首相官邸で、福田康夫首相と韓国の李明博大統領による日韓首脳会談
◆4月26日
 モスクワで福田康夫首相とプーチン大統領による日露首脳会談
◆5月6日
 胡錦濤中国国家主席が訪日。中国の国家元首の訪日は1998年の江沢民国家主席以来、10年ぶり。
◆5月20日
 馬英九台湾総統に正式に就任
◆6月4日
 結婚していない日本人父とフィリピン人母10組の間に生まれた子ども10人が、国に日本国籍の確認を求めた訴訟で、最高裁大法廷が出生後の国籍取得に両親の婚姻を必要とする国籍法の規定を違憲と判断。後に国籍法が改正された。
◆6月8日
 秋葉原通り魔事件(7名が死亡)
◆7月7~9日
 日本がホスト国となる第34回主要国首脳会議(北海道洞爺湖町で開催)
◆8月8~24日
 北京五輪(なお、9月6~17日に北京パラリンピック
◆9月1日
 福田康夫首相が首相官邸で緊急記者会見を行い、辞意表明(9月24日に正式に辞任。在任期間は365日と日本国憲法下では史上7位の短命政権)
◆9月22日
 自民党総裁選で麻生太郎幹事長を総裁に選出(9月24日に首相に就任)
◆9月28日
 中山成彬国交相が大臣就任後の「成田空港反対はごね得」、「日本人は単一民族」など一連の発言の責任を取って大臣を辞職
◆10月7日
 小林誠高エネルギー加速器研究機構名誉教授)、益川敏英京都大学名誉教授)、南部陽一郎シカゴ大学名誉教授)のノーベル物理学賞受賞を発表
◆10月8日
 下村脩ボストン大学名誉教授)のノーベル化学賞受賞を発表
◆10月31日
 航空自衛隊田母神俊雄幕僚長が、APAホテルグループが募集した懸賞に寄稿した論文で『日本が侵略国家であったとは濡れ衣もいいところ』と記載していたことが判明、浜田靖一防衛大臣により更迭される。
◆11月4日
 米国大統領選でバラク・オバマ民主党)が勝利(大統領の就任式は2009年1月20日

等の出来事がありました。
 なお、今は南北関係が冷え込んでそうした観光ツアーは確かないし、開城にあった工業団地も稼働停止状態です。
 太陽政策支持者の端くれとして「太陽政策の再開」を切に望みます。
 荒木では「日帰りツアーで太陽政策の重要性を実感しました。日本も同様の交流を進めるべきです。太陽政策のような融和路線で、交流を進めることでしか拉致は解決しない!。まずは平壌に常駐事務所を置くべきだ」というとは全く思いません。どうせ北朝鮮への悪口しかしないのだろうと思いながら一応視聴します。
 やはり予想通りです。「悪口の内容がくだらない」ので詳しい説明はしませんが。なお、俺個人は「太陽政策のような融和路線で、交流を進めることでしか拉致は解決しない!」と思います(以前から書いていることですが)。
 荒木曰く「特定失踪者問題調査会代表だから訪朝が拒否されるのではないかと思ったが、訪朝は拒否されず、訪問中も特に嫌がらせされることもなかった」。まあ、そんなことは普通に考えてしないでしょう。しても意味が無い。
 それにしても、「特定失踪者デマ」荒木なので「嘘」の可能性もありますが、

◆荒木
北朝鮮は核保有をやめるべきだ」
◆案内人
「米国の軍事的脅威があるから持たざるを得ない」
◆荒木
「ならば日本も核保有せざるを得ない」
◆案内人
「日本が核保有をするにはまずNPT(核拡散防止条約)を脱退しないといけない。しかしNPT脱退、核保有周辺諸国(米国、ロシア、中国、韓国)や日本国民が認めるんですか?」

という「やりとりがあった」ねえ。荒木曰く「口には出さなかったが、周辺諸国の批判を無視してNPTを脱退した北朝鮮の人間にそんなこと言われたくないと思った」て、案内人の指摘は全くの正論でしょう。荒木の極右ぶりに吹き出しました。


なぜアメリカは日本を守ったのか(R3.12.29): 荒木和博BLOG

 1950年1月に米国務長官ディーン・アチソン*3の演説で示された連合国(国連)の防衛範囲と米国独自の防衛範囲の区分け、いわゆる「アチソン・ライン」で日本は米国独自の防衛範囲に入り朝鮮半島は入りませんでした。なぜ米国は(ボーガス注:太平洋戦争で)戦った相手の日本を守ろうとしたのか、という話です。

 6分23秒の動画です。そんなことが「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木のバカさには心底呆れます。
 いい加減、拉致解決につながるまともな話をしたらどうなのか。荒木も完全に迷走していますね。家族会もよくこんな男と未だに付き合い続け、蓮池氏を敵視し続けるもんです。家族会のバカさには心底呆れます。
 なお、「見る気がわかない」ので今回「も」視聴していません。なお「アチソン・ライン(1950年1月)」当時は「GHQ統治」で日本は独立を回復していませんので、「日本への侵攻」は「米軍への攻撃」を意味することに注意が必要です。


また北朝鮮木造船の漂着が始まりました(R3.12.28): 荒木和博BLOG
 8分45秒の動画です。それらの漂流船が「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木のバカさには心底呆れます。なお、「見る気がわかない」ので今回は視聴していません。


令和3年12月26日現在の漂流着岸一覧: 荒木和博BLOG
漂着再び【調査会NEWS3546】(R3.12.26): 荒木和博BLOG
 それらの漂流事件が「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木のバカさには心底呆れます。

*1:金大中政権海洋水産大臣などを経て大統領

*2:ソウル市長などを経て大統領

*3:トルーマン政権で国務次官、国務長官を歴任