「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年7/18日分:荒木和博の巻)(副題:一部で「岸田訪朝」の噂)

◆荒木ツイート

荒木和博
 令和5年7月18日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1190号。全部をお話ししている余裕がありませんが千葉県では各地で拉致の疑われる失踪が起きています。

 6分44秒の動画です。勿論「国内で40人以上発見されて全て北朝鮮と無関係」の特定失踪者のことなので馬鹿馬鹿しい。

荒木和博
 令和5年7月17日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1189号。「選挙に好材料を作ろうとして訪朝」という話が出ていますが、あまり可能性はないと思います。

 7分3秒の動画です。

岸田首相が「電撃訪朝」で狙う10月解散・総選挙 拉致被害者奪還など外交の成果で選挙に弾み | フォーカス政治 | 東洋経済オンライン2023.7.16(歳川隆雄*1インサイドライン』編集長:有料会員限定なのでほとんど読めません)
金正恩も乗り気?…岸田総理が目指す「突然の訪朝」のナゼ(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)(「週刊現代」2023年7月15・22日合併号)

等の一部主張とは異なり、「荒木も言うように」岸田訪朝の可能性は少ないと思います。
 何せ「田中均*2があんな酷い目(個人攻撃の上に外務省早期退官)に遭わされて外務官僚の誰が」「小泉*3首相、福田*4官房長官(訪朝当時、後に首相)が『たった5人か』等とあんな酷い罵倒をされて岸田政権(岸田*5首相、松野官房長官(拉致担当相兼務)など)の誰が」首相訪朝に動くというのか。
 実際<独自>少子化対策の「国民運動」判明 11月は集中月間 - 産経ニュースなどを見るに岸田がアピールしたいのは「外交と違い自分だけの力でアピールがやれる国内問題(少子化対策等)」の方でしょう。
 米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も触れるように、当時は「太陽政策金大中・韓国大統領」が日朝交渉の仲介役に動いてくれたところ、今の右派政権は絶対にそんなことはしないでしょう。
 米国も「ウクライナ戦争に手一杯」で、ウクライナ戦争に片がつくまで、北朝鮮に軍事侵攻する余裕などない(一方で「ウクライナ戦争に片がつくまで、厄介事を増やしたくない(どんな形であれ事態を大きく変えたくない)」として北朝鮮相手の外交もせず米国は北朝鮮を放置状態です)。
 「米国の軍事侵攻」の恐れがないのなら、北朝鮮も「対日関係」を焦って改善する動機に欠ける。
 とはいえ「小泉訪朝」のような「岸田訪朝」がないと問題は解決しないのではないか。いずれにせよやはり荒木は「岸田に訪朝して欲しい」とは勿論言いません。
 また、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年7/14日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ金正恩の体調は?【調査会NEWS3735】(R5.7.15): 荒木和博BLOGを批判しましたがこの動画でも

 北朝鮮には金正恩以外に日本と手を組みたい人間が山ほどいると思う*6のですが。そういうルートから事態の打開を図った方が良いのでは。

とアホな寝言を抜かす荒木です。
 なお「選挙に好材料」云々ですが、そもそも政権与党によって「選挙のネタ」として拉致が使われたことなど「2004年7月11日の参院選」の直前である「7月9日」に小泉政権(自民)によって行われた「曽我ひとみさんと夫ジェンキンス氏や娘とのインドネシアでの面会」を除いて一度もないのですが。しかも2004年7月参院選では小泉政権の思惑に反し、「曽我家族のインドネシアでの面会」は「選挙直前で、選挙狙いであることがあまりにも見え透いていたこと」「曽我一家の面会は横田早紀江増元照明などが求めていた死亡宣告された拉致被害者横田めぐみ、増元るみ子など)の安否確認とは全く関係ないこと」等もあってか選挙に目立った影響を与えず、自民は「50→49」とわずかながら議席を減らし、一方、当時の最大野党・民主党(当時は岡田*7代表)が「38→50」と議席を大幅に増やし「参院第一党の地位」を自民から奪いました(ただし自公が過半数維持したこと、議席減少が微減に留まることから小泉首相は、1998年参院選敗北で辞任に追い込まれた橋本*8首相のようには退陣せず留任)。(第20回参議院議員通常選挙 - Wikipedia参照)。
 また2004年参院選(当時は小泉内閣)で東京都選挙区(当時は定数4、現在は定数6)から出馬した増元照明

東京都選挙区 - Wikipedia参照
【敬称略】
◆1位(当選)
 中川雅治(自民)
 第四次安倍内閣環境相。2010年(3位)、2016年(2位)の参院選でも当選するが、2022年参院選では引退し、生稲晃子が後継として出馬し5位で当選
◆2位(当選)
 小川敏夫民主党
 野田内閣で法相。2010年(4位:民主党)、2016年(6位:民進党)の参院選でも当選するが、2022年参院選では引退し、松尾明弘*9が後継として立民党から出馬するが8位で落選
◆3位(当選)
 蓮舫民主党
 菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表等を歴任。2010年(1位:民主党)、2016年(1位:民進党)、2022年(4位:立民党)の参院選でも当選
◆4位(当選)
 澤雄二(公明)
 第一次安倍、福田内閣で農水大臣政務官。2010年参院選では出馬せず引退。後継者の竹谷とし子*10が2010年(2位)、2016年(3位)、2022年(2位)の参院選で当選
◆5位(落選)
 青島元都知事
◆6位(落選)
 今村順一郎(共産)
 2004年当時、日本共産党東京都委員会副委員長。その後も長く参院選東京選挙区で苦杯をなめた共産だが、2013年参院選吉良佳子*11が3位で、2016年参院選で山添拓*12が4位で当選。その後、2019年参院選で吉良(3位)、2022年参院選で山添(3位)が再選

を下回る7位で落選しました。
 蓮池透*13を「2019年及び2022年の参院選」で候補の一人に担いだ「れいわ新選組」もそれがどれほど得票に貢献したかは疑問符がつきます(なお、蓮池氏は落選)。
 拉致など「選挙で利用できるネタではないこと」は明白です。

*1:著書『機密費』(2001年、集英社新書)等

*2:サンフランシスコ総領事、外務省経済局長、アジア大洋州局長、外務審議官(政務担当)等を歴任。著書『プロフェッショナルの交渉力』(2009年、講談社)、『外交の力』(2009年、日本経済新聞出版社)、『日本外交の挑戦』(2015年、角川新書)、『見えない戦争』(2019年、中公新書ラクレ)等

*3:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相等を経て首相

*4:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*5:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)等を経て首相

*6:といいながら「その具体的な名前」と「そう判断する根拠」を書かない荒木です。

*7:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、立憲民主党常任顧問等を経て、現在、立憲民主党幹事長

*8:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相等を経て首相。首相退任後も森内閣で行革相

*9:2017年10月22日の衆議院議員総選挙で東京2区から出馬するが落選(比例復活もできず)。2020年10月22日、セクハラ疑惑で立憲民主党を離党していた初鹿明博が、衆議院議員辞職届を提出し、10月26日の衆議院本会議で辞職が許可された。これを受けて11月4日に選挙管理委員会比例東京ブロックでの松尾の繰り上げ当選を決定。2021年10月31日投開票の衆議院議員総選挙に引き続き立憲民主党公認で東京2区より出馬したが、再び落選(比例復活もできず)。2022年12月13日の立憲民主党常任幹事会で、次期衆院選において東京7区からの出馬が内定(松尾明弘 - Wikipedia参照)

*10:第三次安倍内閣財務大臣政務官

*11:党青年・学生委員会責任者(党常任幹部会委員兼務)

*12:党政策副委員長(党常任幹部会委員兼務)

*13:著書『私が愛した東京電力』(2011年、かもがわ出版)、『13歳からの拉致問題』(2013年、かもがわ出版)、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)、『告発:日本で原発を再稼働してはいけない三つの理由』(2018年、ビジネス社)等