今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ニュース(2021年12/28日分)(副題:遠山元財務副大臣の犯罪に呆れる)

安倍元首相、再び不起訴 「桜を見る会」捜査終結 - 産経ニュース
 今の腰抜け検察では予想の範囲内ですがげんなりします。
 「ロッキード事件での田中元首相起訴」「リクルート疑惑での竹下首相辞任」といったペナルティを安倍が未だに受けていないことには屈辱感を禁じ得ません。


議員の融資口利き、コロナ禍で違法ビジネス化 - 産経ニュース

 検察幹部は「政治家が政治とは関係ないところで、金もうけをしている点で前代未聞」と指摘。「政治家の犯罪としてではなく、貸金業法違反罪を適用するのに意味がある」と強調する。

 公明党批判につながることを恐れる「腰抜け検察」が「そういうことにしたい」だけではないのか。公明党ぐるみの組織的犯罪ではないとしても

 昨年、遠山被告に融資仲介を依頼した東京都内の業者は、「なかなかおりない融資が遠山先生にお願いしたら認められ、300万円借りられた。ありがたい話だと思った」と明かす。
 この業者は、公庫の担当者から「融資結果を遠山事務所に伝えていいか」と聞かれ、(ボーガス注:財務省とつながりのある日本政策金融)公庫と(ボーガス注:与党議員で第四次安倍内閣財務副大臣の)遠山被告のつながりの深さを実感した。

と指摘があるように今回の件で、遠山が「政治家の権限、肩書き」を利用してないわけもないでしょう。

 関係者によると、遠山被告は今年2月の議員辞職後も、金融コンサルタントと名乗り、元秘書らを通じて融資仲介を続けていた。議員在職中は仲介した百数十業者のうち謝礼を受け取ったのは一握りだったとされるが、(ボーガス注:緊急事態宣言発令中のクラブ通いを非難されての議員)辞職後は融資が成立した業者から融資額の数%を受け取る契約を結んだ。

 議員在職中は「収賄罪の適用」を恐れたが、辞任後はそれを恐れず無茶苦茶になったと言うことでしょう。
 議員辞任後も、本人も業者も「彼の政治力の継続(ほとぼりが冷めた後の国会議員復帰、あるいはそれが無理でも公明党顧問などでの政治力継続)」をもくろんでいたのでしょう(そうでもなければ辞任後に金なんか出さないでしょう。とはいえ建前上は現職議員でないので確かに収賄罪の適用は難しい)。
 しかし、今回の貸金業法違反罪で目論見が全てだめになったわけです。辞任後も「利権あさりで無茶苦茶やる遠山」を公明党も「検察の追及やマスコミの批判」からかばいきれず切って捨てたわけです。


公明のエース、緊急事態中の銀座クラブ出入りで辞任 在宅起訴で再度つまづき… - 産経ニュース
 緊急事態宣言中のクラブ通いは「道徳的問題はともかく」犯罪ではない。「つまづいた」といってもいいかもしれない。
 しかし「遠山本人」が被告として起訴されたのに、今回の件を「つまづいた」とは「産経はアホか」ですね。産経にとって公明党議員なら「犯罪行為」でも「つまづき」という軽い表現をするのか。これが野党議員なら悪口でしょうに。

 遠山被告に近い関係者は「人当たりはいいが、脇が甘すぎる」と指摘する。

 例えば「反社会的勢力と友好関係があった(ただし遠山本人の違法行為はない)」にとどまるのなら「脇が甘い」といえるかもしれない。しかし「遠山本人」が被告として起訴されたのに「脇が甘い」とは「アホか」ですね。


公明・石井幹事長「誠に遺憾」 遠山元議員の在宅起訴で - 産経ニュース
 さすがに謝罪はしていますが「未だに自主調査をする気配がない」のだから説得力は皆無です。調査もしないで「再発防止に努める」とはよくも出任せが言えたもんです。調査しないでどう「再発防止」するのか。赤旗遠山元議員の疑惑「到底許されない」/公明は政党として徹底解明を/小池氏遠山元財務副大臣 在宅起訴/コロナ対策 食い物に/貸金業法違反事件/問われる公明党の責任が批判するように公明党は自主調査すべきです。


松野官房長官、遠山元議員在宅起訴「コメントは控える」 - 産経ニュース
 「(議員辞職&離党し、公明党とは縁が切れたはずの遠山らに)元・政治家としての釈明を求める」「公明党には自主的に調査してほしい」程度のこともいえないのかと心底呆れます。野党議員でも「コメントを控えるのか」と言ったらおそらく違うでしょうし。


◆夜間中学はいま

【夜間中学はいま 卒業編(1)】壮絶な虐待乗り越え、保育士目指す(1/3ページ) - 産経ニュース2020.3.24
 親から壮絶な虐待を受け、存在を否定され続けた。すべてを支配され、自分の考えを持てないまま大人になった。だが、関西の夜間中学に3年間通った信楽眠子さん(26)=仮名=は「ここでの学びを通して、私は変わりました。知識が増え、自分のものさしで考えるようになり、自信がつきました。夢を持つこともできました」と語る。
 保育士を目指して、4月から定時制高校へ進学する。
 小学1年まではごくふつうの家庭だった。だが、母が眠子さんと弟を連れて家を出て、義父と暮らすようになると、母はネグレクト(育児放棄)になり、義父からの虐待が始まった。学校にも通わせてもらえなくなった。
 壮絶な日々は、14歳で保護されるまで続いた。

【夜間中学はいま】「日本で生きる」学びへの思い 八尾市立八尾中学校夜間学級㊤ - 産経ニュース2021.12.28
 同校の外国籍の生徒は9割近くに上り、特に多いのが全生徒84人の半分を占めるベトナム籍だ。約40年前にベトナムからのボートピープル(難民)が八尾市に移り住み、いまや国内有数のベトナム人コミュニティーがあるという。
 ホァン・トラン・チャウ・ウェンさん(20)は昨年4月に入学した。当初は日本語がまったくわからなかったが、1カ月程でひらがな、カタカナをマスターし、来春の高校進学を目指して猛勉強中だ。
 夜間中学には今後も、外国籍の生徒や不登校などで形式的に中学校を卒業した人らの入学が増えると見込まれる。

 ということで過去には「いずれなくなる」と見られていた夜間中学ですが当面なくすことはできそうにありません。
 しかし最近はベトナム人が大分増えてるようですね。