今日の産経ニュース(2022年2/21日分)

【産経・FNN合同世論調査】コロナ対策「評価」5割切る 12月ピークに下降傾向 - 産経ニュース
 でありながら、政権支持率が現時点では大幅ダウンせず、微減にとどまってるのも理解に苦しむ話です。


国民民主が本予算案に異例の賛成 野党に戸惑いの声 - 産経ニュース
 予想の範囲内であり「戸惑い」などどこにもないでしょう。立民の泉などは「国民民主との共闘を求める連合」との関係で「悩ましい」でしょうが、それ以外の野党(共産、社民、れいわ)にとってはある意味「どうでもいい話」でしょう。

 玉木氏は「ガソリン値下げが実現したことを大きな旗として活動する」と意に介さない。

 岸田は「トリガー条項の解除(ガソリン税の免除)を検討する」といったに過ぎず現時点ではとても「実現」とはいえません。

 党内には「(同じ第三極の)日本維新の会が現政権に批判的な今こそチャンスだ」(幹部)として、独自色を発揮する好機ととらえる向きもある。

 維新が「アンチ自民」とは全く思いませんがそれはともかく。
 ここで「自民にすり寄ったら、保守派の自民批判票は、国民民主ではなく維新に行ってまずいことになる」「この程度で自民にすり寄ったら自民になめられる」と思わない政治センスのなさには絶句です。なお、「代表代行」前原は「玉木の方針」に反対したとのことです。


二階派、片山さつき氏に退会勧告「信用著しく失う」 - 産経ニュース
 過去にどんなに片山が暴言を吐いても黙認してきたのに、「二階派の会合に何度も欠席し、他派閥へ移籍の噂が出る」や「退会勧告」とは「何だかなあ」ですね。この記事を読んでも「他派閥」がどこかわかりませんが「片山を第四次安倍内閣地方創生等担当相(初入閣)に抜擢した安倍」の安倍派でしょうか。それとも総裁派閥の岸田派か。


大阪IRで住民投票条例を市民団体、制定へ署名活動 - 産経ニュース
 維新はおそらくは「都構想住民投票敗北」の二の舞を恐れて住民投票を自分からは制定しないでしょうから、何とかこの運動が成果を上げることを期待したい。


玉木氏、予算案賛成へ トリガー条項凍結解除めぐり - 産経ニュース
 玉木らしいせこい言い訳です。そもそも、岸田は「トリガー条項の解除を検討する」といっただけに過ぎず、「実施する保証はない」のだから玉木の立場「トリガー条項の解除」ではとても賛成できる話ではないでしょう。
 「自民に媚びたい」という結論ありきだからそうなるわけです。玉木としても「もっと説得力のある言い訳」をしたかったでしょうができなかったわけです。


立民・泉氏「野党といえぬ」 予算賛成の国民民主に - 産経ニュース
 ひとまずは泉をそれなりに評価しますが、きちんと「国民民主や維新と縁切りできるかどうか」が問題ですね。
 「共産、社民、れいわ」と今後も野党共闘を続けるかどうかに関係なく「立民が野党を自称する」なら「自民の補完勢力」でしかない維新、国民民主と縁切りするのは当然の話です。


【産経抄】2月21日 - 産経ニュース
 「引用は省略しますが」テレ朝の亀山社長引責辞任(「会社の金を私的に流用したこと」が辞任理由であることはテレ朝自体が公表)について「真相解明がー」「再発防止がー」と悪口する産経です。
 「どんだけ朝日グループが嫌いなんだ」と心底呆れます(とはいえ朝日新聞はともかくテレ朝はそれほど自民党に批判的でもないのですが)。
 そんなことより例えば「自民党京都府連の公選法違反疑惑」について「真相解明がー」と騒いだらどうなのか。
 そして「裁判所お墨付きのデマ記者阿比留」を論説委員に出世させた産経に「テレ朝のコンプライアンス」を云々する資格はどこにもない。
 それにしても「2/10の辞任発表直後(2/11)」ならともかく「今頃かよ」ですね。
 ちなみに2/11の産経抄

【産経抄】2月11日 - 産経ニュース
北京冬季五輪のフィギュア男子で、3連覇がかかっていた羽生結弦選手(27)は、(中略)SPでは(中略)ジャンプのミスにより、8位と出遅れてフリーを迎えていた。
▼大逆転のためには、前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させるしかない。羽生選手は躊躇なく跳んだ。次の瞬間、テレビ画面の前でどれほどの数のため息が漏れたことだろう。
「あれが僕のすべてかな」。
 演技後のインタビューでは悔しさをにじませた。
▼失敗したとはいえ、「4回転半」は世界で初めて公式に認定された。またひとつ伝説を作り上げたことになる。「羽生劇場」に酔いしれていると、気になるニュースが入ってきた。
▼ロシア・オリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手(15)にドーピング疑惑が持ち上がっている。

という「フィギュアスケート話」でした。

参考

テレビ朝日・亀山慶二社長が辞任 会社経費60万円を私的利用 | 毎日新聞2022.2.10
 テレビ朝日は10日の取締役会で、亀山慶二*1社長(63)からの辞任の申し出を受理し、決議したと発表した。亀山氏は出張を装い、私的に行った会合の飲食費やゴルフ代約60万円を会社に請求し、受け取っていた。辞任は10日付で、早河洋*2会長(78)が社長を兼務する。
 同局によると、亀山氏は2019年6月に就任。21年11月、業務とは無関係な人物との会食やゴルフ代など計60万円を経費として請求。スポーツイベントへの出張という事前申請があったが、虚偽だった。また、私的な贈答品の代金(約5万円)を経費処理したほか、執務時間中に社用車で私的な外出もあった。亀山氏は事実をほぼ認め、返金する意向。

*1:1982年入社。編成制作局長、コンテンツビジネス局長、常務取締役(総合編成局/スポーツ局担当)などを経て社長(亀山慶二 - Wikipedia参照)

*2:1967年入社。広報局長、編成局長、報道局長、編成制作局長、常務、専務、副社長、社長などを経て会長。テレビ朝日からの生え抜き社長就任は早河が初(それ以前は朝日新聞出身者が社長)(早河洋 - Wikipedia参照)