「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年6/11日分:荒木和博の巻)

文在寅韓国前大統領の「ネロナムブル」(R4.6.11) : 荒木和博BLOG

 文在寅氏の自宅周辺にデモ隊が押しかけているそうです。まあ自業自得と言うべきか。

 6分41秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。実際、見る価値はありません(一応見ましたが)。
 単に「太陽政策」や「歴史認識問題(慰安婦、徴用工、靖国など)」で「文氏を敵視する荒木」が彼に悪口してるだけです。
 第一にそんなことが荒木が建前とする拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。
 勿論これは「荒木の文氏批判が正しいかどうか」とは全く関係ない(勿論「太陽政策」や「歴史認識問題(慰安婦、徴用工、靖国など)」での「荒木の文氏敵視」は完全に間違っていますが。荒木は「チョグク*1疑惑」云々、つまり「文政権下での政治スキャンダル」云々と言っていますが、奴の本心は勿論そういう話ではない)。
 「例えば拉致について語ることが建前の動画」で歴代首相ら大物政治家(とりあえず小泉訪朝以降に限る*2)、例えば

安部晋三
 自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
福田康夫
 森、小泉内閣官房長官を経て首相
◆麻生
 小泉、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相など歴任。現在、自民党副総裁。
菅直人
 鳩山内閣副総理・財務相を経て首相
菅義偉
 第二~第四次安倍内閣官房長官を経て首相
◆岸田
 第二、第三次安倍内閣外相を経て現在首相

の「拉致対応」について批判するならともかく

鳩山由紀夫故人献金疑惑
安部晋三モリカケ、桜

などを批判するのはおかしな話です。そんな批判は少なくとも「拉致の解決」とは何一つ関係ない。
 第二に「ネロナムブル(『他人に厳しく、自分に甘く』というダブルスタンダードのこと)」「自業自得」というならむしろ荒木ら救う会界隈でしょう。
 おそらく拉致について本当に知らなかったであろう朝鮮総連(上層部はともかく、少なくとも末端会員はそうでしょう)を「それでも北朝鮮の拉致否定を鵜呑みにしたことは道義的に問題だ」と非難しながら、「救う会内部」から「刀剣友の会建国義勇軍)」という犯罪者が出ても、「我々救う会の組織的犯行ではない。末端の馬鹿者が勝手にやっただけ」として「田中均氏(元外務省アジア大洋州局長)」「野中広務氏(小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)など歴任)」などといった「刀剣友の会建国義勇軍)の被害者たち」に謝罪一つしない。
 それどころか、酷い個人攻撃で田中氏を外務省退官に追い込む。
 特定失踪者が国内で40人以上も発見されようと「大した問題ではない」と平気で居直る。
 蓮池透氏に「荒木ら救う会」が批判されるようになったのも、拉致が風化したのも「田中氏や野中氏への無礼な態度」「特定失踪者デマ」など無茶苦茶な行為をした荒木らの自業自得と言うべきでしょう。
 それはともかく「文氏の自宅前でデモ」てのが興味深い。
 俺が知らないだけかもしれませんが

安保闘争時に岸首相の自宅前(東京であれ選挙区であれ)でデモ
ロッキード事件で田中元首相の(以下略)
リクルート事件で中曽根元首相、竹下首相、宮沢蔵相、安倍晋太郎幹事長、渡辺ミッチー政調会長らの(以下略)
◆佐川疑惑で細川首相の(以下略)
◆個人献金疑惑で鳩山由紀夫首相の(以下略)
モリカケ桜で安部晋三首相の(以下略)
→これらについて実際にあったならば、それも大規模な形であったならば(鳩山氏など荒木が嫌う政治家を除けば)荒木が「酷い嫌がらせだ」などと言うことは間違いないでしょう。いつもながら荒木もデタラメな男です。

て話は聞いたことがない(国会前や首相官邸前ならともかく)。実際、そういうことは「仮にあったとしても」、韓国に比べれば、あまりなかったんじゃないか。政権支持層は勿論、野党支持層ですら「そこまでするのはやり過ぎ」「家族まで巻き込むのはいかがな物か」といいそうな気がする。
 日韓の「民族性」の違いではあるのでしょう。

*1:ソウル大学教授。文政権の法相(2019年9月~10月)に任命されたが「娘の大学不正入試疑惑」「チョ論文の盗作疑惑」が発覚し、辞任に追い込まれた(曹国 - Wikipedia参照)

*2:考えようによっては「1977年11月の横田めぐみ拉致など、拉致が発生して以降(福田赳夫内閣以降)」「政府が拉致疑惑を認めた1988年3月の宇野外相、梶山国家公安委員長答弁以降(竹下内閣以降)」「北朝鮮との交渉が始まりそうになった1990年9月の金丸訪朝以降(海部内閣以降)」「1997年2月の安明進証言以降(橋本内閣以降:安証言については例えばけっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」の「歴代首相ら大物政治家の拉致対応」について批判してもいいかもしれませんが、「あまり現実的でないように思う」のでそういうことはここではしません。例えば福田赳夫内閣以降で考えれば「安倍晋太郎福田内閣官房長官、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任)」「宇野宗佑(竹下内閣外相、首相を歴任。竹下内閣外相時代に北朝鮮拉致疑惑を認める答弁)」「小渕恵三(橋本内閣外相、首相を歴任)」「梶山静六(竹下内閣国家公安委員長、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官など歴任。竹下内閣国家公安委員長時代に北朝鮮拉致疑惑を認める答弁)」「橋本龍太郎自民党政調会長(河野総裁時代)、首相など歴任)」などと言った大物政治家たちも批判対象にはなるでしょう。