「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/2日分:荒木和博の巻)

総連本部ビル売却で暗躍した山内元参議院議員逮捕【調査会NEWS3534】(R3.12.2): 荒木和博BLOG
 山内氏は、今回、総連ビルの件で逮捕されたわけではなく、今回の逮捕容疑に朝鮮総連が関わってると報じられてもいないので、荒木は馬鹿馬鹿しい印象操作にもほどがありますね。
 大体「逮捕」云々と山内氏に悪口するなら荒木は「刀剣友の会(別名・建国義勇軍救う会地方幹部が会長)のテロ事件」「西村真悟の弁護士法違反(弁護士資格剥奪)」について「我々、救う会運動から、西村や刀剣友の会のような犯罪者を生み出して済みません」と謝罪したらどうなのか。
 いずれにせよ
1)山内氏*1の逮捕は荒木の印象操作と異なり、報道を見る限りどう見ても朝鮮総連は関係ない
2)拉致の風化&救う会の政治力衰退
3)山内氏が2010年に政界引退して大分時間がたつこと、また失礼ながら山内氏が大物政治家とまではいえないこと
4)「日大理事の背任事件」「田中・日大理事長の巨額脱税(しかも脱税した金は背任事件での裏金が田中氏に提供された物とみられる)」という山内氏の事件を遙かに上回る「巨大犯罪(日大私物化)」の発覚
5)オミクロン株による「コロナ第六波」の恐怖
などによって荒木が期待するほど騒がれてないことは確かです。

 山形市には、田中実さんを拉致した「洛東江」のリーダーが長年居住していた。その関係者が酒田市で貿易関係の仕事をしているとも聞く。酒田市自民党幹事長時代*2にコメ支援など北朝鮮を利する施策を実行*3した加藤紘一*4の選挙区だった。北朝鮮の意を受けた者にとり、活動しやすい所なのであろう。

 「加藤氏と山形県」に対する「非常識な誹謗中傷」も甚だしいですね。こんなことをすれば「加藤氏の親族(加藤氏の地盤を引き継いだ娘の加藤鮎子*5代議士など)、支持者、知人、友人」「山形の自民党関係者」「山形県民」はもちろん「そうでない人間(俺もその一人ですが)」も加藤氏を誹謗する荒木の下劣さにあきれ果てるという程度の常識も無いのが荒木の訳です。こんな誹謗に共感するのは「荒木の同類右翼」だけです。
 なお、山形県を「加藤氏をネタに誹謗する荒木」ですが、正直、山形選出の政治家が「軒並み、加藤氏のようなリベラル派」という事実はどこにもないでしょうに。
 大体、その荒木の屁理屈なら「新潟の拉致」は新潟の自民党議員(例:田中元首相)が「加藤氏のようなリベラル派だった」から起こったとでも言うのかか。

 今もなお、朝鮮総連は元のビルに居座り続けている。

 そもそも立ち退く義務はありませんのでね。

 山内俊夫は、自民党の元参議院議員である。野党のみなさん、国会での徹底した追及を願います。

 意味がわかりません。野党に何を追及しろというのか。今回の逮捕容疑は「総連ビル売却」とは関係ないし、今のところマスコミ報道を見る限り、逮捕容疑が事実だとしても「山内氏の個人的犯罪」でしかありません。
 「田中*6元首相のロッキード事件」「岸元首相のダグラス・グラマン疑惑」「竹下*7首相、宮沢*8蔵相、安倍晋太郎*9幹事長、渡辺ミッチー*10政調会長らのリクルート疑惑」「安倍*11首相のモリカケ、桜疑惑」などとは話が違う。
 産経新聞すら荒木の言う「追及」などしないでしょう。
 むしろ「場合によったら野党が追及する可能性がある(あくまでも場合によったら、ですが)」は「日大の疑惑」でしょう。裏金が「日大支配のために、田中理事長によって日大内部の有力者に広くばらまかれた」だの「政財官界、スポーツ界(田中氏は日大相撲部出身)、マスコミなどにばらまかれた」だのといった噂が出ているからです。


松野官房長官しおかぜ収録【調査会NEWS3533】(R3.12.1): 荒木和博BLOG
 救う会や家族会の要望に応じてるだけでしょうが、こんなことは「官房長官(拉致担当相兼務)がすべき行為」ではないでしょう。全くげんなりします。


映画「海を渡る友情」について(R3.12.2): 荒木和博BLOG
 5分13秒の動画です。
 昨日(12/1)の「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/1日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで取り上げた拉致問題 記憶をつなぐ話(R3.12.1): 荒木和博BLOGの続きで、内容的には

・「4日(土曜)、5日(日曜)」に荒木が新潟でやるという映画祭

の宣伝です(「海を渡る友情」の上映は4日)。
 この映画祭については、例えば新潟で、北朝鮮・拉致問題・北朝鮮への帰国(帰還)問題に関する映画の上映会がある(都合をつけて、行ってみようかと思う)(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)や拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/22日:荒木和博の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログを参照してください。
 とはいえ「いつも通り」見る価値は全くありません。馬鹿馬鹿しい。
 何が「俺的に」馬鹿馬鹿しいか。
 まず第一にこの映画と「荒木ら救う会が活動の建前とする拉致問題解決(拉致被害者帰国)」と何の関係もない。いい加減「拉致解決」につながるまともな話をしたらどうなのか。
 第二に新潟で、北朝鮮・拉致問題・北朝鮮への帰国(帰還)問題に関する映画の上映会がある(都合をつけて、行ってみようかと思う)(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

 おそらく上映後の関係者によるトークでは、悪口三昧にもほどがあるというものでしょう

と予想がされていますが、この動画でも荒木は「悪口三昧」するだけです。
 勿論、現在の目で見れば「いわゆる帰国事業」について「いろいろな問題はある」でしょう。
 批判するなとは言わない。しかし、荒木のような「戦前日本の韓国植民地統治」に無反省な「嫌韓国&反北朝鮮右翼」が「反北朝鮮」「反左翼」の立場から悪口雑言しても何ら意味が無い。
 しかも「この映画の望月監督(社会党参院議員を一期務めた)」のような左派が応援したとはいえ、「帰国事業」は「左派による市民運動」ではない。
 「日本政府」「北朝鮮政府」「国際赤十字」の関与で行われた政府事業である。
 在日朝鮮人の帰還事業 - Wikipediaによれば「帰国事業の最初の船」が「北朝鮮に入港した」のは「1959年12月16日」ですが、「60年安保闘争=岸内閣」ということで予想がつくでしょうが、この時は「岸*12内閣」です(ちなみに「海を渡る友情」の公開は1960年)。
 帰国事業を「あの産経新聞」ですら当時は別に批判してなかった(まあ、自民党や産経といった右派は「在日朝鮮人が厄介払いできて良かった」程度の感覚かもしれませんが。
在日朝鮮人の帰還事業 - Wikipediaにも「帰国事業によって在日朝鮮人への生活保護費給付が減ることを自民党政権は期待していた」という記載があります)。
 そうした事業を「左翼がー」といっても何の意味も無い。
 さてこの動画で荒木が「帰国事業」といわず「帰還事業」といってるのが興味深いですね。
 荒木ら右翼が「6カ国(南北朝鮮、米国、中国、ロシア、日本)協議」といわず「6者協議」と言いたがるのと同じで「北朝鮮を国と認めたくない」んでしょうか。

*1:小泉内閣総務大臣政務官、福田、麻生内閣文科副大臣など歴任。ちなみに単なる偶然に過ぎず、山内氏と深い付き合いはないでしょうが、「福田、麻生内閣」で山内氏とともに文科副大臣を務めたのが現・官房長官の松野氏です。

*2:当時の自民党総裁(首相)は橋本龍太郎氏、「コメ支援に外交責任者として当然関わった」当時の外相は小渕恵三氏(後に首相)ですが、荒木は橋本氏、小渕氏についても「加藤氏同様に北朝鮮シンパ」呼ばわりする気でしょうか?

*3:おそらく、加藤氏も「コメ支援」には賛同していたとはいえ、「コメ支援」という外交政策を実行するのは「幹事長の加藤氏」ではなく、むしろ当時の橋本首相、小渕外相でしょうになぜ彼らではなく加藤氏に悪口するのか訳がわかりません。「橋本氏、小渕氏の子ども」である橋本岳(第三次安倍内閣で厚労副大臣)や小渕優子(第二次安倍内閣経産相)の反発が怖いのか?。その一方で「加藤氏の子ども」である加藤鮎子をなめているのか?

*4:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*5:第四次安倍内閣環境大臣政務官などを経て、現在、岸田内閣国交大臣政務官

*6:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*7:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*8:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*9:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*10:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任

*11:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*12:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相