「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年7/29日分:荒木和博の巻)

광개토대왕함 레이더 조사사건 그 진실은?: 荒木和博BLOG
 「はあ?」ですね。日本人向けのサイトにハングルの文章を掲載する。「韓国雑誌からの依頼原稿の転載*1」だとしても、「気でも狂ったのか?」と脱力します。
 ちなみにグーグル翻訳にかけたらタイトルは「広開土大王艦レーダー照射事件 その真実は?」だそうです。
 グーグル翻訳にかけたら、本文は以下のようになります(文章が変なところは俺が適当に修正しました。俺はハングルは読めないので『こんな意味だろう』という超訳に近い『適当な修正』ですがご容赦下さい)。

 Native checkも経たずにただ掲載した文章です。苦手な韓国語で恥ずかしいですがご了承ください。
 韓国で2019年11月に脱北した2青年を北朝鮮に送還した事件が再び取り上げられています。
 「16人殺した殺人魔だから送還した」というのが当時、文在寅政府の見解だったのですが、それが嘘ではなかったか今問題になっているということです。私はNK知識人連帯キム・フンクァン代表が「JBpress」7月23日付で寄稿した「韓国を揺るがす脱北漁師強制送還事件、脱北者が暴く文在寅政権の「作り話」」が非常に説得力があると感じました。
 内容は
1、殺人を犯すと死刑になる北朝鮮で大量殺人はあり得ず、前例もない。
2、当局の発表では、船の上で殺人をした人々がいったん帰港し、その後再び出航したということだが、北朝鮮の船管理を考えるとありえない。
3、(ボーガス注:グーグル翻訳が意味不明なので省略)
4、彼らは殺人犯ではなく脱北ブローカーだった可能性が大きい。
 とにかく急いで二人を送還したのは、そうしなければならなかった理由が文在寅政府にあったからでしょう。この問題については韓国で真相究明が進んでいるから、その結果を期待しています。
 私が今回韓国の方々に言いたいのはこの事件の前年の2018年12月に起きた事件です。日本では「レーダー照射事件」と呼ばれています。北朝鮮の木造船を「人道的に救助」していた第1艦隊旗艦である広開土王艦が接近した海上自衛隊哨戒機に攻撃用レーダーを照射したという事件です。韓国の皆さんも記憶しておられるでしょう。
 この事件について最近韓国の中でもまた取り上げられ始めたようです。私たちは事件当時から文在寅政府の発表が事実ではないことを主張してきました。結論から申し上げれば、この事件は北朝鮮を脱出して日本に亡命しようとした人々が乗船した木造船を北朝鮮当局の要請(命令?)によって大統領府が海軍と海洋警察で捕まえたという事件です。そしてそれを検出して接近した日本の哨戒機を追いかけようと攻撃用レーダーで照射したのです。その後、日本を非難したのは、韓国国民の関心を反日側に誘導し、文在寅政府が犯した重大な人権侵害を隠そうとしたのです。
 2018年から2019年の間、日本海岸に漂着した北朝鮮の木造船の一部、そして遺体の一覧を取り上げました。あまりにも多くの北朝鮮船が日本に漂着したことがわかるでしょう。これは報道や発表を私が収集したものであり、海上保安庁が発表していないため、あくまで個人が作った資料だけに漂着の一部に過ぎません。それでも当時はこのように膨大な数の北朝鮮船が漂着していました(昨年からはコロナのために出漁が禁止されて激減しました)。
 そんな中、第1艦隊旗艦をたった一つの木造船構造のために出動させる必要がどこにありましたか?。もし本当に「人道的に」救助のためにやったことなら、他の多くの船もみんな救助しなければならず、当時大きな話題にならなければならなかったでしょう。
 なぜその船を「救助」したのかは、韓国でも話題となっている「現代ビジネス」に2020年9月22日に掲載された河野克俊*2・元統合幕僚長と近藤大介*3現代ビジネス編集次長の対談尖閣、北朝鮮、改憲…自衛隊トップ「統合幕僚長」はどう向き合ったか(近藤 大介,河野克俊) | 現代ビジネス | 講談社(1/8)が参考になります。
 この対談の中で、近藤次長が韓国政府関係者から得た情報だとおおよそ次のように語っていました。
金正恩の観光地区の現地視察で現場にいた兵士の中で暗殺を計画した人々がいた。暗殺は未遂で終わり、加担した人々は逮捕されたが、そのうち4人が船で日本に亡命しようとした。この事実を知った北朝鮮当局が南北合同事務所を通じて捕まえろと依頼し、文在寅政府はそれに応じた。』
 実際、海軍と海警の両側に命令する権限を持っている機関は大統領府しかいません。そしてその時、文在寅政府はこの事件の関心を取り払うためにレーダー照射事件で韓国世論を反日方向に誘導しようとしました。この木造船に無線装置がありました。 SOS(救い)を求める通信をしたなら、必ず日本(の自衛隊?)が傍受していたはずです。日本政府も隠していることがあるかもしれず、これから情報を収集するつもりです。ただし最も重要なことは、当時の広開土大王艦の乗組員が事実を明らかにすることです。韓国で真相解明が起こることを期待しています。

 「内容(荒木のしている文在寅政権批判)が事実かどうか」も議論の余地があるでしょうが、それ以前に「拉致被害者の帰国と何一つ関係ない」から呆れます。「広開土大王艦レーダー照射事件」が、「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか?
 荒木の建前上の「活動目的」は「拉致被害者の帰国」ではなかったのか?

*1:この点について荒木が何の説明もしないので意味不明ですが。

*2:海上幕僚長統合幕僚長など歴任。著書『統合幕僚長』(2020年、ワック)

*3:講談社「FRIDAY」、「週刊現代」、「月刊現代」編集部などを経て、週刊現代編集次長(現代ビジネス編集次長兼務)。著書『「中国模式」の衝撃』(2012年、平凡社新書)、『中国人の常識は世界の非常識』(2014年、ベスト新書)、『金正恩の正体』(2014年、平凡社新書)、『中国経済「1100兆円破綻」の衝撃』(2015年、講談社+α新書)、『パックス・チャイナ』(2016年、講談社現代新書)『未来の中国年表』(2018年、講談社現代新書)、『2025年、日中企業格差』(2018年、PHP新書)、『習近平と米中衝突』(2018年、NHK新書)、『ファーウェイと米中5G戦争』(2019年、講談社+α新書)、『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』(2021年、講談社現代新書)など