高世仁に突っ込む(2022年7/31日分)

日本は統一教会の金づる兼「花嫁供給地」 - 高世仁のジャーナルな日々
 昨今、記事がほとんど「統一教会(主として安倍自民の癒着批判)」の高世ですが、今日も「統一教会」です。

 TBS「報道特集」が先週、今週と続けて統一教会特集を組んでいる。
 先週の信者二世だった女性、冠木結さん(仮名、40代)の話は悲惨だった。
 20代前半で合同結婚式に参加し、教祖の文鮮明が7代先の先祖まで見て決めたという19歳の韓国人男性をあてがわれた。ところが彼は「職もなく親もなく家もなく、『日本人と結婚できるから』というチラシを見て、教会にころがりこんできた男性だったんです」(冠木さん)
 その夫となった男性は来日して暮らしたがDVが酷く、離婚することに。
 その後、冠木さんは、母の勧めで再び合同結婚式に参加する。今度の結婚相手は、大卒の38歳で職業もちゃんとある人だというので韓国に渡ったが、彼の歳も職業もみな嘘だった。大卒ではなく中卒で、歳の離れたその夫は、クレジットカードを勝手に使って借金を作るなどして結婚生活は破綻。
 2012年、文鮮明の死去をきっかけに子どもを連れて日本に逃げ帰ってきた。しかし、母は今もマインドコントロールされた信者なので、日本でも母に隠れるように暮らし、誰にも相談できなかったという。
日本人はうら若き乙女を従軍慰安婦として蹂躙した過去があるから、どんな相手と結婚させられたとしても感謝しなければならないという、いわゆる洗脳ですよね。反日教育を洗脳されてきた」(冠木さん)
 冠木さんの母親は父親の死亡保険金など1000万円以上を統一教会献金していた。 
 冠木さんは日本の政治の罪をも指摘する。
「2世、3世が出てきて、また新たな人権侵害・宗教強要されて、もっと問題が大きくなってしまった。あの当時にちゃんとしていれば、ここまでの悲劇は起こってなかったというのは確かだと思います」(冠木さん)

 「冠木さんと母親の関係」がもろに「山上と母親の関係(脱会した二世の元信者と、未だ入信している親)」で絶句します。
 日本人はうら若き乙女を従軍慰安婦として蹂躙した過去があるですが、統一教会が「日本の韓国植民地統治の罪」をこうして洗脳トークに利用し「霊感商法」で金を騙し取ってきたことは「統一教会について一定の知識がある人間(安倍のような統一シンパのウヨであれ、紀藤弁護士日本共産党のような批判派であれ)」にとっては有名な話です。
 にもかかわらず、統一教会は「植民地支配を厳しく批判する共産党」を支援*1するどころか、勝共連合で攻撃する。また「河野談話否定派」の安倍、下村らウヨ政治家とズブズブの関係になる。勿論、こうして信者から騙しとったカネで慰安婦や徴用工など日本植民地支配の被害者支援をするわけでもない(欺し取ったカネで支援されても慰安婦らも迷惑でしょうが)。
 一方、安倍ら日本ウヨ(安倍のような右翼政治家だけでなく笹川良一児玉誉士夫、産経などの民間右翼も含む)もこうした事実を知りながら「日本の植民地統治に問題などない!、日本への誹謗は辞めろ」と統一教会を批判せず、そうした事実を「知らないふり」をして、統一教会の「カネやマンパワー(右翼活動の人的支援、選挙での組織票など)」目当てに統一教会と野合する。おぞましいとしか言い様がない。
 なお、こうした「植民地支配のわび」トークは「ある程度洗脳が浸透してきてから」実行されるそうです。さすがに洗脳が効いてない段階でこんなこと言ったら「日本の植民地統治と、統一教会への献金と関係ないだろ?」「だったら直接、慰安婦に寄付すればええやん?」とかえって不信感を買いますので。

 (ボーガス注:詐欺を理由に警察や検察で)統一教会を取締り、(ボーガス注:オウム真理教法の華のように宗教法人解散命令で)宗教法人としての活動を禁止するのが当然だったのに、日本政府は逆に、悪名を濯ぐための改名(世界平和統一家庭連合への)を認めて統一教会を支援していたのだ。
(つづく)

 で既にマスコミが報じてるところですが改名が認められたのが2015年。
 この時の首相が安倍、文科相が下村(第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)を歴任した安倍の側近)で二人とも統一教会とは「政治献金を受ける」「統一教会イベントに祝電を送る」などズブズブの関係にありました。
 前川元文科次官が
【統一教会】前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側【前編】文化庁では教団の解散が議論されていた|日刊ゲンダイDIGITAL
赤旗「旧統一協会」の名称変更/文化庁 安倍政権下で方針転換/政治圧力 可能性も/前川氏が指摘
などで「私が文化庁宗務課長だった1997年(今から25年前、当時は橋本内閣)から改名申請はされてきたが、霊感商法を理由にずっと拒否してきた。2015年(今から7年前)にいきなり申請が許可されるなんて、当時の与党政治家の政治介入以外に考えられない」と告発したことで、一気に「安倍と下村の介入疑惑」が浮上したわけです。高世の(つづく)ではその辺りのことが書かれるのでしょう。
 何せ相手は「モリカケ桜疑惑(財務省文科省内閣府への圧力)」「安倍友レイプもみ消し疑惑(警察への圧力)」と無法な政治介入をすること、あるいは「河井の公選法違反」のような「犯罪行為」をすることに何の躊躇もない安倍です。
 「疑惑は真っ黒だ」といっていいでしょう。それにしても前も別記事で書きましたが「加計告発」「今回の統一教会告発」と前川氏も二度も「安倍の不正暴露」とはまさに「人間万事塞翁が馬」ですね。
 そして「出会い系バー報道(読売)」で前川氏を社会的に抹殺しようとした安倍が、それに失敗し、むしろ自分が「物理的に抹殺されたこと(暗殺)」もまさに「人間万事塞翁が馬」ですね。
 北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)をもじれば安倍は

北朝鮮が崩壊する前に「自分の不徳(統一教会との癒着)」で暗殺された無様で無残な話

でしょう。ええ、俺は安倍が大嫌いですのでこういうことを書きます。こういうと安倍派(松野官房長官、萩生田経産相など)や安倍の遺族(妻・昭恵や実定の岸防衛相など)、安倍シンパ右翼(櫻井よしこ島田洋一など)は激怒でしょうが実際そうでしょう。
 それはともかく「山上が安倍を殺さなければ、果たしてこの疑惑は浮上したろうか(襲撃しなかった場合は勿論、襲撃しても軽傷にとどまった場合も含む)」と思うと俺は山上を責める気にはあまりなりません。
 むしろ「安倍の疑惑を表に出してくれてどうもありがとう」とすら思う。
 むしろ「こうした安倍の無法を日本人が容認したことで統一教会の被害が拡大し、山上は安倍に殺意を深めた。我々日本人が統一教会に厳しい態度を取っていれば山上は殺人を犯さなかった。1992年の桜田淳子合同結婚式の時に十分撲滅できたはずだ」「何故モリカケ桜疑惑、レイプもみ消し疑惑、河井公選法違反問題が浮上した時にこの『2015年の統一教会改名許可疑惑』が浮上しなかったのか。浮上して安倍がマスコミ報道や野党の国会質問で批判されていれば、山上も犯行をしなかったかもしれない」と思うと山上に対しては「日本人が統一教会被害に無関心だったことを許して欲しい」「安倍の首相在任中に、モリカケ桜疑惑ほどにもこの統一教会改名許可疑惑をマスコミや野党(俺の支持する共産を含む)が追及できなかったことを許して欲しい」「あなた(山上)をそこまで精神的に追い詰めたことが恥ずかしい」という贖罪、慚愧の念を感じざるを得ない。山上にどんな刑罰が求刑され判決が出るか、わかりませんが、そうした理由から「山上への死刑の求刑や判決には俺は反対」です(そもそも俺は死刑反対派ですがそういうこととは関係ない)。山上を精神的に追い詰めた「統一教会を野放しにした日本社会に罪はない」のか。勿論「罪はあるはず」であり、それを考えたら死刑の求刑や判決など論外です。

【参考:改名許可疑惑】

前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側【後編】「語るに落ちる」下村博文氏 反論は肝心な部分の説明を避けている(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
前川
文化庁統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名称変更を認証した2015年8月。第2次安倍政権下で、僕は文科次官に次ぐ文科審議官のポストに就いていました。
 事前に担当課長の文化部宗務課長が説明に来たことは覚えています。「今まで申請を受理しない方針でやってきたのに、なぜ認証するのか」と聞いたはずなのですが、肝心の理由はよく覚えていない。」

 「理由は覚えていない」て失礼ながら「ホンマかいな」「ロッキード事件小佐野賢治か?(証人喚問での「記憶にない」が虚偽答弁として、偽証罪で有罪判決)」「保身のためにごまかしてるのと違うのか?」ですね。
 俺が思うにモリカケ桜と同じで「これは安倍首相、下村文科相の命令によるもので、事務次官から降りてきました。反対するわけにいきません(宗務課長)→そうか、仕方ないな(前川)」ではないのか。
 勿論「俺の邪推が正しい」としてもそれでも「加計告発」「朝鮮学校無償化除外批判」などでの「俺の前川高評価」は変わりませんが。

前川
「役所というものは町役場であっても中央省庁であっても、前例踏襲が基本的な考え方。よほど差し迫った理由がない限り、いったん決めた方針は容易に変更しない。統一教会の名称変更の認証は僕が宗務課長だった97年に断っている。それ以降、その方針を維持してきたはずなんです。役人限りだったら、そういう慣性の法則が働く。ですから、名称変更は何らかの政治的圧力がなければ絶対に起きないことです。政府あるいは自民党でしょう。公明党のはずはありませんし。
 少なくとも言えることは、(ボーガス注:当時の文科相の)下村さんが知らないはずがない。宗教法人の規則変更に関する認証の専決者は文化部長ですが、仮にボトムアップの決裁だとしても、これほど大きな方針転換について事前説明をしないのは考えられない。大臣まで必ず上げますよ。文化部長限りで判断できるような案件ではありませんから。
 文化部長にしても自分限りで判断できる内容ではありませんから、(ボーガス注:文化庁)次長に上げ、さらに長官に上がり、最終的に大臣にお伺いを立てる。下村さんは了解を与えたと思います。
 もっとも、これはボトムアップだった場合の話。何らかの政治的圧力がなければ名称変更の認証には踏み込まないはずですが、その圧力が大臣からかかっていた可能性は十分にあります。
 (ボーガス注:マスコミの質問について、文化部長が決裁者だと言うだけで)なぜ、ご自身を主語にして端的に「私は事前に了解していない」とか、「私は事前に何も聞いていない」とハッキリ言わないのでしょうか。おそらく、嘘になるからでしょう。のちのち、下村氏の関与を裏付ける証拠が見つかったとしても、認証の責任を文化庁に負わせられる言い回しをしているのです。」

 常識で考えてそうなるでしょう。

日刊ゲンダイ記事)
 ジャーナリストの鈴木エイト氏の調査によると、下村氏は統一教会の関連団体が主催するイベントで講演したほか、関連媒体にインタビュー記事が複数掲載。下村氏が代表を務める政党支部には関連団体が献金していた。教団関係者が政治資金パーティー券を購入したとも報じられている。

 下村も呆れたクズです。二度と「愛国心」、「教育」だの語るなと言いたい。そして山上に「私ら統一教会と野合する自民党政治家のせいであなたをそこまで精神的に追い詰めて申し訳ない」と、安倍の遺族(妻・昭恵など)に「山上を精神的に追い詰めて、安倍氏殺害を助長したことを許して下さい」とわびてこいと言いたい。そして政界から引退しろと言いたい。

前川
「この国はキチンとしたカルト対策を取ってこなかった。それが安倍元首相銃撃事件の根本的な要因だと思います。人をあやめるなんて絶対にしてはいけないことですが、容疑者の動機を知れば知るほど、その心情は理解できる。カルトはそこまで人間を追い詰めてしまう。カルト対策が進まないのは、政治家と宗教団体が持ちつ持たれつの関係だからです。政治家は集票や選挙中の勤労奉仕を期待し、教団側は所轄庁や税務署との緩衝材の役割をあてにする。
 図らずも、銃撃事件によって政治家とカルトの関係が明るみに出て、カルト問題を顕在化させた。対策を取らないのは政治の怠慢だと思います。」
日刊ゲンダイ記事)
 安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)は、犯行動機に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と安倍に対する強い恨みをあげている。父親の自殺などを契機に母親が教団にのめり込み、1億円以上を献金。家庭は崩壊した。3人きょうだいは食事にも不自由する生活で、山上は進学を断念。海上自衛隊時代には困窮するきょうだいに死亡保険金を受け取らせるため、自殺を図った。旧統一教会のフロント団体(ボーガス注:天宙平和連合)に寄せたビデオメッセージで、安倍元首相が教祖(ボーガス注:文鮮明)の妻*2に「敬意を表す」姿を目にし、「つながりがあると思った。絶対に殺さなければいけないと確信した」などと供述している。

 何度も繰り返しますが俺は山上に対しては「日本社会が統一教会を野放しにして申し訳なかった。そんなことがなければあなたも犯行には走らなかった」という罪悪感、贖罪の思いを感じます。彼を非難する気にはどうしてもなれない。 

*1:欺し取ったカネで支援されても日本共産党も迷惑でしょうが

*2:文鮮明の死後は彼女が教団の最高指導者