今日のロシアニュース(2022年9月17日分)

ロシア、サッカー欧州選手権からも除外 - 産経ニュース
 「スポーツと政治は全く別」だと思うし、経済制裁と違いこうした行為に「ロシア軍撤退」と言う意味で効果があるとも思えないので俺はこういう行為には反対です。


プーチン氏最側近が中国訪問 ウクライナ・台湾情勢協議か: 日本経済新聞*1
 先日のプーチン、習会談を受けてるのでしょうが誰と会談してどんな成果が出るのかが注目です。


ロシア共産党の立場がよく分からない

ウクライナでの後退、ロシア国内でも議論に 批判の矛先は国防省(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
 共産党のジュガーノフ委員長は「特別軍事作戦と戦争と何が違うのか。軍事作戦はいつでも止められる。戦争は止められない。勝利か敗北かで終結する」と述べ、戦争が起こっているとの見方を示した。

 これだけ見るとウクライナ戦争でプーチンに批判的なようですが

プーチン氏「参謀本部が決めている」…ハルキウ州での大敗、自身には責任ないとアピール(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 最大野党・共産党のゲンナジー・ジュガーノフ議長も13日、政権が「特殊軍事作戦」だと主張している侵略が「全面戦争に発展した。戦争は最後まで戦わねばならない」と総動員の必要性を示唆した。

ということは「他の問題はともかく」ウクライナ戦争問題では「親プーチン」なのか?。そしてロシア共産党だけでなく「他の国会野党」の態度も気になるところです。「維新や国民民主」のような「エセ野党」にすぎないのか?


露、占領地併合へ住民投票 東南部で23~27日に - 産経ニュース
 「反転攻勢」に対するカウンターの意味合いはあるでしょうが、「住民投票を行う余裕」がなければやらないでしょう。やはり「ウクライナ側が言うほど反転攻勢が評価できるのかどうか」は慎重に見る必要があるかと思います。


ウクライナ軍の「反転攻勢」に関する様々な見方|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
 俺も別記事で書きましたし、「大本営発表」からも情報を「取捨選択」して独自の戦況を描く日本世論、「得たもの」に狂喜乱舞して「そのために費やしたもの」に対する無関心を示す日本世論: 白頭の革命精神な日記も指摘していますが浅井先生の指摘も「細部はともかく大筋では」同じ話です。
 「反転攻勢によるロシア軍撤退」はロシアにとって一定の打撃ではあるでしょう。「撤退しても問題ない」ならそもそも支配しない。
 とはいえ「大戦果」と言う宣伝は「ウクライナ側の宣伝」であり、本当にそこまで「ウクライナにとって大戦果」で、「ロシアにとって大被害」かどうかは慎重な見方が必要でしょう。そもそもロシア軍撤退は将来はともかく現時点では「一部地域」に留まります。
 ましてやその後中国やインドが「プーチンに一定程度批判的な言動をしたから」といってそれを「反転攻勢」と単純に結びつけ「反転攻勢が中国やインドの態度に影響した」と見なすのは問題があるでしょう。当初から中国やインドは「NATO諸国ほど手厳しくない」とはいえ、ロシアを手放しで支持していたわけではないからです。


プーチン氏、早期停戦に言及 インド首相の侵攻批判に:時事ドットコム
 こうしたプーチン発言が【1】「早期停戦を求めるモディ」に配慮した社交辞令(その場で停戦要請を否定してモディの面子を潰し、インド側に悪感情を持たれることを回避)で本心ではないのか、【2】本心なのか、が気になるところです。勿論ゼレンスキー側の意思もあるので「プーチンに停戦意思があればすぐに早期停戦する」わけではありませんが。
 またこうしたモディの発言も【1】停戦の仲介役までやる覚悟がモディにあるのか、【2】そこまではないのか、も気になるところです。


プーチン大統領 反撃認めるも“新たな領土を獲得していく” | NHK | ウクライナ情勢
 「モディに対する発言」と矛盾する気がしますが「停戦に努力するが、あくまでもロシアの国益と面子を保持した形での停戦だ。ウクライナばかりに利益がある停戦などしない(プーチン)」と言いたいんですかね?。
 それが「停戦に努力」といえるか疑問で【1】「早期停戦を求めるモディ」に配慮した社交辞令(その場で停戦要請を否定してモディの面子を潰し、インド側に悪感情を持たれることを回避)で本心ではない、に「限りなく近い」気がしますが。

*1:記事本文に寄ればパトルシェフ国家安全保障会議書記