リベラル21と阿部治平らに呆れる(2022年10月3日分)

リベラル21 政党の大会というけれど―田畑光永

 党トップの党書記である習近平がいちばん南の広西チワン族自治区の(ボーガス注:共産党地区)代表として当選したというニュースがあった*1

 習氏は漢民族であり「広西チワン族」ではない。出身*2も今の住居(首都のある北京か?)も「チワン族自治区ではない」でしょうから「(少数民族自治区でも最近は漢民族住民が増えてるというが)何故?」「同じ少数民族でもチベットでもウイグルでも他のどこでもなく何故チワン族?(チワン族自治区に何か重点投資でもしたいのか?、それともそれほど深い意味はないのか?)」「前回選挙も習氏はチワン族自治区選出なの?」「出身でなくても住んでなくても立候補できる制度なの?」等の疑問が生じますが田畑はそういう議論はしません。ただ「漢民族少数民族地区代表など不自然だ。そもそも習主席とチワン族自治区と何の関係があるのか?」と悪口するだけです(確かに不自然ではありますが)。


リベラル21 求職難と求人難の同時発生、これを中国政府はどうさばくか(阿部治平)
 タイトルだけで読む気が失せます(実際読む価値はないと思います)。
 第一にそんなことが、リベラル21の看板「護憲・軍縮・共生」と何の関係があるのか。
 第二に阿部の著書は『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(1993年、明石書店)で中国問題についての物とは言え、『求職難と求人難の同時発生(要するにミスマッチという奴です、日本でも介護分野、建設現場など低賃金労働、3K労働*3は求人難だが、一方で失業者も存在するという同様の問題はあります)』云々という経済問題とは全く関係ない。
 阿部は「ただの元高校教師」にすぎず経済専門家ではない。
 阿部に『求職難と求人難の同時発生』云々という経済問題について専門的知見を述べる能力は全くないでしょう。単なる素人の思いつきでしかない。阿部の個人ブログならともかく、そんな「経済素人」阿部に経済問題について寄稿を依頼するリベラル21もアホなら、引き受ける阿部もアホです。
 阿部など「寄稿者が完全に固定化している」上に「寄稿者を拡大する気概もない」、あげく「素人(今回は阿部)に思いつきを書かせる」リベラル21には心底呆れます。
 なお、以上は阿部記事に投稿しますがどうせ掲載拒否でしょう。「自称リベラル」が掲載拒否とは心底呆れます。

*1:これについては第20回党大会 広西チワン族自治区の党代表に習近平同志が当選参照(4月のことで最近のことではありません)。

*2:ウィキペディアによれば習氏は北京生まれ、彼の父・習仲勲(副首相、全人代副委員長など歴任)は陝西省出身

*3:まあそれだけでなく介護や建設労働においては「一定の技能や資格が要求されることが少なくない(それがないと応募できない)」つう問題もありますが。