今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年10月30日分)(副題:救う会、国合作の不当な行為に呆れる)

国が図書館に異例要請 知る権利を脅かしかねない | | 論説 | 佐賀新聞
 こんなことが拉致被害者帰国と何の関係があるのかと心底呆れます。
 そしてまさに

国が図書館に異例要請 知る権利を脅かしかねない | | 論説 | 佐賀新聞
 日本図書館協会は、今回のような要請は過去に例がなく、宣言の理念を脅かすと指摘。「学校や図書館への指示や命令と受け取られることにもなる」とし、是認できないとの見解を表明した。「現場にとって圧力となるのは明らか」(日本出版者協議会)、「国民の思想を縛るきわめて危険なこと」(全日本教職員組合)などと、取り消しや撤回を求める動きも出ている。
 同様のやり方で特定ジャンルの書物を選ぶよう促したり、逆に排除するよう頼んだりということがまかり通れば、事実上それは国家による介入や圧力にほかならず、ひいては知る権利がないがしろにされるであろうことは想像に難くない。

でしょう。まあそのような波及効果がなくても、今回の一件だけでも十分に問題ですが。
 まあ、個人的には「救う会関係者(荒木和博、島田洋一西岡力ら)の本を扱え(さすがにそこまで言うことには躊躇した)」とは言われてないので「嫌みとして」

【刊行年順】
◆和田春樹『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社
◆和田春樹『同時代批評:日朝関係と拉致問題 2002年9月~05年1月』(2005年、彩流社
高嶋伸欣拉致問題で歪む日本の民主主義』(2006年、スペース伽耶
◆太田昌国、蓮池透『拉致対論』(2009年、太田出版
蓮池透『拉致:左右の垣根を超えた闘いへ』(2009年、かもがわ出版
青木理蓮池透、和田春樹ほか『拉致問題を考えなおす』(2010年、青灯社)
青木理『ルポ拉致と人々:救う会公安警察朝鮮総連』(2011年、岩波書店
蓮池透『13歳からの拉致問題』(2013年、かもがわ出版
蓮池透拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社
◆太田昌国『【増補決定版】「拉致」異論』(2018年、現代書館
◆和田春樹『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)
有田芳生北朝鮮拉致問題』(2022年、集英社新書)
◆和田春樹『日朝交渉30年史』(2022年、ちくま新書)

などといった荒木らが目の敵にしてる「巣くう会批判派」の本を購入してはどうかと思いますね。
 ちなみに「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年9/21日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログでも指摘しましたが、「拉致=北朝鮮拉致とは限らない」ので「拉致」でググる

【刊行年順】
江川紹子『横浜・弁護士一家拉致事件*1』(1992年、新日本出版社
中薗英助*2『拉致:知られざる金大中事件』(2002年、新潮文庫)
◆川越泰博*3『モンゴルに拉致*4された中国皇帝:明・英宗の数奇なる運命』(2004年、研文選書)
◆西木正明*5『冬のアゼリア:大正十年・裕仁皇太子拉致暗殺計画*6』(2005年、文春文庫)
◆和久田薫『大江山鉱山*7:中国人拉致・強制労働の真実』(2006年、ウインかもがわ)

と言う著書もヒットします。

*1:坂本堤弁護士一家殺害事件 - Wikipediaのこと。1992年時点では殺人とは認識されてなかったため。

*2:1920~2002年。1981年に『闇のカーニバル:スパイ・ミステリィへの招待』(現在は1997年、双葉文庫日本推理作家協会賞受賞作全集41巻)で日本推理作家協会賞(評論その他部門)を、1995年に『鳥居龍蔵伝』(現在は2005年、岩波現代文庫)で大佛次郎賞を受賞。著書『スパイの世界』(1992年、岩波新書)など

*3:中央大学名誉教授。著書『明代建文朝史の研究』(1997年、汲古書院)、『明代異国情報の研究』(1999年、汲古書院)、『明代中国の軍制と政治』(2001年、国書刊行会)、『明代中国の疑獄事件:藍玉の獄と連座の人々』(2002年、風響社)、『明代長城の群像』(2003年、汲古書院)、『永楽政権成立史の研究』(2016年、汲古書院)など

*4:「土木の変」のこと(土木の変 - Wikipedia参照)

*5:1988年に「凍れる瞳」「端島の女」で直木賞を受賞

*6:勿論これは「娯楽小説の創作」で事実ではありません。なお「マジの裕仁暗殺未遂」としては虎ノ門事件 - Wikipedia(1923年、難波大助に死刑判決)、桜田門事件 - Wikipedia(1932年、李奉昌に死刑判決)、虹作戦 - Wikipedia(1974年)があります。

*7:これについては例えば赤旗大江山中国人強制連行訴訟/時効理由に請求棄却/国と会社の不法認定/「国家無答責」の適用を排除/京都地裁(2003.1.16)や 「大江山強制連行の裁判闘争の10年」を出版 | 京都民報Web(2009.12.28)を紹介しておきます。