◆荒木ツイート
荒木和博 on Twitter: "令和4年11月2日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第932号。「全ての拉致被害者の一括即自帰国」と言っても、「全て」を把握している人間は日本にも、おそらくは北朝鮮にもいませ https://t.co/DpKd4n8v3v @YouTubeより" / Twitter
「全ての」拉致被害者とは(R4.11.2) - YouTube
6分16秒の動画です。荒木の動画と関係なく俺の考えを書いておきます。
第一に「帰国実現を目指す全ての拉致被害者」はあくまでも「政府認定拉致被害者」に限定すべきです。
国内で40人以上発見されそのほとんどが自発的失踪という特定失踪者は入れるべきではない。
第二に根拠もなく「横田めぐみ(有本めぐみ)は生きている」等の放言を辞めるべきです。むしろ死んでると考えるのが自然でしょう。
第三に「最終目標として全ての帰国を目指す」のならともかく「即時一括全員帰国以外は認めない」ではいつまで経っても拉致被害者は一人も帰国しないでしょう。「部分帰国、一部帰国、段階的帰国を認めること」と「一部帰国でも帰国があった場合は制裁を一部解除すること(場合によっては全部解除や本格的経済支援も行うこと)」を北朝鮮相手に認めるべきです。そうした制裁解除や経済支援とのバーター取引以外には拉致は解決しないでしょう。
第四に「拉致最優先(拉致が解決しない限り、日本人妻帰国問題や残留邦人遺骨問題に手をつけない)」「拉致解決なくして国交樹立無し」をやめるべきです。拉致が解決しなかろうと日本人妻問題や残留邦人遺骨問題は解決に向けた交渉を行うのが人道上、当然です。そして拉致の解決に関係なく「日本の国益に資するならば」国交は早期に樹立すべきです。むしろ「国交正常化→信頼関係構築→拉致解決」の方があり得る話ではないか。
また国交樹立前にも「常駐の事務所」を平壌に設置すべきです。
G7諸国でも、英仏独は現在、北朝鮮と国交があり、また、国交がない米国も「ワームビア君解放」においては「北朝鮮のスウェーデン大使館」を交渉ルートに使いました。そうした物が全くないのは日本ぐらいのもんでしょう。それでどうして拉致が解決するのか。
もう一度飯倉の事件について【調査会NEWS3674】(R4.11.2): 荒木和博BLOG
まず第一に飯倉公館事件などというのは荒木の「小泉政権」に対する不当な言いがかり、誹謗中傷にすぎません。
第二に百歩譲って「荒木の批判が正当」だとしても小泉首相、福田官房長官(後に首相)、田中均外務省アジア大洋州局長など荒木が批判する人々が政界引退、あるいは外務省を去った今、彼らの20年前の言動を云々しても拉致被害者帰国には全くつながりません。
荒木の言動(小泉首相ら非難)は「北方領土問題(竹島問題)をどう解決するか」「沖縄基地問題をどう解決するか」を論じるに当たり
◆日ソ国交正常化をした鳩山首相、重光外相ら
◆沖縄返還、日韓国交正常化をした佐藤*1首相、椎名*2外相(1965年6月の日韓基本条約調印時の外相)、愛知*3外相(1971年6月の沖縄返還協定調印時の外相)ら
を「ソ連(韓国)に対する態度が不適切だった。何故、北方領土(竹島)を返還できないまま、国交正常化したのか」「米国に対する態度が不適切だった。沖縄返還の時に米軍基地無しで返還させるべきだった」等と非難するくらい馬鹿げている。今そんなことを言っても島は帰ってこないし、米軍基地も沖縄からなくならない。
第三にこの記事では未だに「山本美保さんDNA偽装事件」というデマで山梨県警を誹謗してるから心底呆れます。勿論こうしたデマが「蓮池透氏の家族会、巣くう会批判」を招き、拉致を一層風化させたことは言うまでもない。
「親世代は2人だけ」はやめてください【調査会NEWS3673】(R4.11.2): 荒木和博BLOG
1)親世代だけが大事なのか、横田拓也氏など兄弟世代はどうでもいいのか、いやそもそも「拉致被害者の肉親」が皆死に絶えようとも拉致被害者帰国にはそれ自体に意味があるのではないか
2)政府認定拉致被害者の親世代(有本恵子氏の父・明弘、横田めぐみ氏の母・早紀江)はその通りだが、特定失踪者の親世代を無視するな(荒木は特定失踪者問題調査会代表)
のどちらか(俺的には2)が本命、1)が対抗)と予想した上で読んでみます。
やはり予想通り2)でしたね(ちなみに1)についての言及は無し)。
「国内で40人以上も発見され、そのほとんどが自発的失踪」で犯罪被害である足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaも犯人は北朝鮮と全く関係なかったのに荒木もよくもふざけたことが言えたもんです。
なお、俺は1)の理由から親世代云々という物言いには違和感を感じています。
曽我ひとみさんのお父さんが亡くなられたとき、政府の要人も含めて多数の人が佐渡まで弔問に駆けつけました。しかしほぼ同じ頃亡くなられた生島孝子さんのお母さんのお通夜にはご家族以外にはマスコミの関係者2、3人と私くらいしかいませんでした。
曽我さんが北朝鮮拉致なのに対し、生島さんは「特定失踪者」というインチキ(荒木が北朝鮮拉致だと言い張ってるだけで自発的失踪の可能性が否定できない、仮に犯罪被害だとしても北朝鮮の犯行扱いできる証拠がない)なのだから扱いが違うのは当たり前です。
少なくとも寺越武志さんのお母さん、友枝さんはご存命です。
寺越母子が拉致を否定してるのに何を抜かしてるのか。