今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年11月27日分)

主催イベントへの朝鮮大学校招待で議論平行線 東京・小平市 - 産経ニュース
 産経や右翼市議がくだらない言いがかりをつけてるだけであり本当にうんざりします。


<独自>政府、「軍艦島」報告書をユネスコに提出 「徴用は全ての日本国民に適用」 - 産経ニュース
 勿論登録申請の時はそんなことは言っておらず「韓国側の要望に応える」としたから韓国も渋々とはいえ、同意したわけで、国際公約を完全に反故にしようとは、どこまで恥知らずのクズかと心底呆れます(勿論産経記事なので批判どころか「よくやった」と礼賛ですが)。安倍ですら(内心はそうしたかったのでしょうが)在任中、そこまでやるのは躊躇したわけで岸田になってからここまで悪化するとは思ってもみませんでした。
 もはや岸田は「自民党リベラルだった宏池会」の歴史を汚してると言っていい。
 「尹錫悦なら文在寅と違って容認する」と勘違いしてるのかもしれませんが、さすがに抗議するでしょう。大体、韓国政府の方針に関係なくユネスコが激怒するのではないか。申請当時のユネスコへの説明と明らかに違うからです。
 もはやユネスコ世界遺産登録を「軍艦島限定」でも取り消すべきでしょう(軍艦島は「明治日本の産業革命遺産」の一部ですが、連座制的に軍艦島以外の「静岡の韮山反射炉*1」なども取り消すのはまずいかと思います)。
 小生もこのあたり無知で恐縮ですが、おそらく「建前と実態の乖離」であり「日本人と韓国人が全く同じ扱い」ということはないでしょう。そもそも「日本人の徴用」だって現在の目から見れば褒められた代物ではない(違法の疑いが強い)でしょう。
 まあ、この辺り「未読ですが」、外村大『朝鮮人強制連行』(2012年、岩波新書)等を読めばいろいろと理解が深まるのでしょう。
 なお、「米国国務省や国連」が「日本の外国人技能実習制度」を「違法(事実上の強制労働)の疑いがある」と批判してること(例えば「日本の外国人技能実習で強制労働」 米報告書、日本政府を批判 - 産経ニュース(2020.7.20)、世界が「奴隷労働」とみる技能実習制度の虚構 「移民大国」日本・私の提言⑤:朝日新聞GLOBE+(2020.12.20)、「搾取」の汚名負った外国人技能実習制度 米国務省の人身売買報告書が指摘:東京新聞 TOKYO Web(2021.7.2)、<社説>技能実習制度 「奴隷労働」は止めねば:東京新聞 TOKYO Web(2022.8.19)参照)でわかるように「形式的合法性(技能実習制度は日本政府が定めた制度で、形式的には違法な闇労働ではない)」は「実質的合法性」を保障しません。また、この「軍艦島の強制労働問題」での無反省な態度は「外国人技能実習制度を日本は是正する気はないのではないか」という疑念を「米国国務省や国連」に与えたでしょう。実際に「是正する気があるか」怪しいのも事実です。


岸田首相、拉致問題で「金総書記と向き合う」 参院予算委要旨 - 産経ニュース

首相「条件をつけずに北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記と直接向き合う決意で、問題に真剣に取り組んでいきたい」

 こんな「内容ゼロの空念仏」で済ます岸田(一応、元外相)もバカなら、こんな岸田を容認する家族会や救う会もバカです。
 これではいつまで経っても拉致は解決しない。


最西端・与那国島で初のミサイル避難訓練 北朝鮮の相次ぐ発射受け | 毎日新聞
1)北朝鮮がミサイルを撃つわけがない(自衛隊在日米軍の反撃でかえって国が滅びる)、2)本当にミサイルを撃ってきたらおそらく数秒で着弾するので避難しようがないという意味で馬鹿げた訓練です。


尹氏、日本防衛費増に理解 北朝鮮ミサイル脅威で - 産経ニュース
 本気と言うよりは岸田へのこびへつらいでしょうが、良くもふざけたことが抜かせたもんです。


韓国で活発化する「独自核武装論」 | | 大澤文護 | 毎日新聞「政治プレミア」
 「共に民主党」政権ならこんなことはなかったろうと思うと失望を禁じ得ません。


【教科書が教えない 拉致問題】(17)切り離せない核・ミサイルと拉致 アプローチ難航の教訓 「テロとの戦い」は続く 編集長・中村将 - 産経ニュース
 タイトルだけで読む気が失せます。勿論「拉致」「核ミサイル問題」には何ら関連性はないので切り離すことは可能ですし、切り離すことで解決が進むのであれば切り離すべきです。


【主張】レーダー照射問題 尹政権も反日続けるのか - 産経ニュース
 どう見ても真偽不明でしょうに、日本政府主張を鵜呑みにして、「韓国に非がある」と決めつける辺りが産経らしい酷さです。
 そもそも「直接の当事者ではない尹政権」に文政権をかばう理由がないであろう事を考えれば、これは「韓国の主張」の方が正しいのではないのか。


平穏奪った拉致問題、子どもたちに自分事として考えてもらうために…授業指導案探る上越教育大・新潟 | 新潟日報デジタルプラス
 呆れて二の句が継げません。「教育問題を政治でゆがめるのも大概にしろ」と怒りや悲しみを禁じ得ません。


拉致問題解決へ教育現場の役割は?「何ができるか考える土台づくりを」梅野正信・学習院大教授 | 新潟日報デジタルプラス
 梅野*2教授(彼だけではないですが)に対しては、「教育問題を政治でゆがめるのも大概にしろ」と怒りや悲しみを禁じ得ません。

*1:一度見に行ったことがあります。以前から「写真(歴史教科書など)では見たこと」があり、周囲にある奇妙な鉄骨は何だろうと思っていたのですがあれは「反射炉の老朽化」で崩壊の恐れがあるため、それを防ぐためにつくった補強のすじかいだそうです(当然、創設当時の幕末時代にはない)。

*2:著書『社会科はどんな子どもを育ててきたか』(1993年、明治図書出版)、『和歌森太郎の戦後史』(2001年、教育史料出版会)、『いじめ判決文で創る新しい人権学習』(2002年、明治図書出版)、『社会科歴史教科書成立史』(2004年、日本図書センター)、『日本映画に学ぶ教育・社会・いのち』(2005年、エイデル研究所)、『裁判判決で学ぶ日本の人権』(2006年、明石書店)など