今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年4月1日分)(副題:今日も横田早紀江に悪口する)

MBSラジオで「スパイ」発言 BPO審理申し立て - 産経ニュース
 当然の申し立て行為ですね。BPOのまともな判断を期待したい。


【めぐみへの手紙】桜の季節、思い出す中学入学 救いたい、今年も母の願い - 産経ニュース
 拉致解決に関係ない「くだらないお涙頂戴」ばかりの文章であり心底呆れます。

 いま、お母さんたちは、めぐみちゃん*1たちを救う手立てを必死に考えています。なぜ、救えないのか。どうすれば救えるのか。

 「経済支援とのバーター取引」以外には現実的に「救う手立て」はないと思いますが、それを言うと「北朝鮮に対して軟弱だ」等と悪口するのが早紀江です。一方で早紀江は「バーター取引」の代替案を出さないから呆れます。事実上、早紀江の行為は「救出の妨害」でしかない。

 拉致被害者自分自身や家族と思ってください。

 そういう精神論でどうにかなる話ではないでしょう。「例は何でもいい」ですが、そもそも早紀江だって「冤罪被害者・袴田巌氏」「中国政府にスパイ容疑で身柄拘束された日本人」等を自分自身や家族と思って支援運動などに参加するわけでもないのに良くも言ったもんです。

 岸田文雄首相は先ごろ、ロシアに侵攻されたウクライナを電撃訪問し、即時停戦を訴えました。拉致問題でも、同じように力強く行動し局面を打開していただきたい。

 意味不明です。要するに岸田に何をして欲しいのか。なお「拉致被害者救出の成果がなければ無意味」という早紀江のいつもの悪口なら「即時停戦と言ってもロシアが従わないから無意味」「ウクライナ訪問してもウクライナ戦争が終わらないから無意味」と岸田に悪口できるでしょう。
 岸田も「ウクライナ訪問してもウクライナ戦争が終わらないから無意味」「無意味な訪問などするな」等と悪口する「政治集団」があって、その政治集団を無視して「ウクライナ訪問」したら「政権維持が危ない」と思えば訪問しなかったでしょう。
 「岸田に限らず」、拉致問題で「歴代政権が全く動かない」のはまさにそれです。
 「救う会や家族会を無視して動いたら後が怖い」と思うから拉致問題で「歴代政権が全く動かない」。

 家族会と、支援組織の「救う会」は今年2月、決断を下しました。
 新たな運動方針で、私たち親世代の家族の命があるうちに、すべての被害者の即時一括帰国が実現すれば、日本が北朝鮮人道支援を行うことに反対しない立場を明らかにしたのです。
 これは家族会にとって、とても重い決断です。

 何処が重い決断なのか。「小泉訪朝での5人帰国のように一部帰国、段階的帰国でも経済制裁解除を認める」なら「重い決断」でしょうが
1)「すべての被害者の即時一括帰国(一部帰国、段階的帰国を否定)」という非現実的な内容の上に
2)「すべて=すべての政府認定拉致被害者」ならまだしも「特定失踪者が入ってる」のでは話になりません。こんなもんは日朝両国政府も相手にするわけがない。
 「かぐや姫の求婚者への難題(求婚を断るための無理難題)」みたいなもんで「実現不可能な難題で日朝交渉を妨害する」という底意は見え透いています。
 大体何で「親世代の家族の命があるうちに」なのか。例えば「早紀江の場合」なら早紀江が死のうが「めぐみ氏の弟たち」がいるわけで「早紀江が死ねば帰国しても無意味」とは意味不明です。俺が「めぐみ氏の弟たち」なら「弟と姉が会うことがそんなに無意味か!」と激怒してますね。
 それと「経済支援に反対しない」ならまだしも「人道支援(例えばコロナ支援や食糧支援)に反対しない(裏返せば現状では人道支援にも反対するということ)」と言うのも無茶苦茶です。
 「経済支援」ならまだしも「人道支援」とは「国民には罪はない」という人道精神に基づいて無条件でやるべきことではないのか。
 「コロナで死者が出ても、食糧不足で餓死が出ても北朝鮮国民は諦めろ、拉致を解決しない北朝鮮政府が悪い」というのは非道にもほどがあるでしょう。
 大体「可能性の話」としてなら、「めぐみ氏など拉致被害者が基礎疾患を患っていてコロナ感染すると死ぬ危険性が高い」ということもありうる(まあ、『存命なら90歳の曽我ミヨシ氏』などは基礎疾患の有無に関係なく死亡の危険性が高いでしょう)。
 にもかかわらず「人道支援に反対」とはどういうことなのか。実は「生存拉致被害者がいる」とは全く思っておらず、「北朝鮮経済制裁で苦しめ、恨みを晴らすこと(そして、そのためなら北朝鮮の一般国民を犠牲にしても構わない、文句があるなら一般国民は北朝鮮政権打倒の蜂起でもしろ)」が「家族会の本心か?」と疑いたくなります。


「偏見恥じた」韓国人監督、朝鮮学校を追った 記録映画を大阪で上映:朝日新聞デジタル
 大いに共感するので紹介しておきます。


肖像画を指さした妊婦を公開処刑、韓国の動画見た子ども6人銃殺…「北朝鮮人権報告書」初公開 : 読売新聞
 「北朝鮮シンパ」と誤解されることを恐れず書いておけば「アンチ北朝鮮感情を持つであろう脱北者の証言録」ですからね。
 「全てが事実無根の虚偽」とはさすがに思いませんが「誇張や虚偽は一部限定であっても本当にないのか」「韓国政府はきちんと真偽を確認してるのか」と言う疑問は感じます。何せ「アンチ北朝鮮の保守政権」ですからね。
 例えば「妊婦」については「胎児の生命を尊重」して「出産がすむまでは死刑囚でも執行しない」のが一般的です。その程度のことなら北朝鮮も遵守するのではないか。

参考

女性死刑囚 - Wikipedia参照
 『市民的及び政治的権利に関する国際規約』第6条では、妊婦に対する死刑執行を禁じている。
 日本では、刑事訴訟法第479条2項において、「死刑の言渡を受けた女子が懐胎しているときは、法務大臣の命令によって執行を停止する」と規定されている。ただし、戦後、実際にこの条文が適用された事例はない。日本の歴史上、最後に死罪が確定した妊婦は、明治時代初頭の『夜嵐おきぬ - Wikipedia』こと「原田きぬ」だが、彼女は出産まで執行が猶予された後に斬首に処されたという。
 大多数の国では、妊婦に対し、特別な処遇を定めている。そのような処遇を定めている国の中では、妊婦に死刑判決を言い渡さない国が最も多く、エチオピアキューバケニアザンビア、ジャマイカ赤道ギニア、中国などが該当する。
 日本と同様に、出産まで死刑の執行を猶予する国(例:アラブ首長国連邦、韓国、台湾、トルコなど)のほか、出産後一定期間まで死刑執行を猶予する国(例:イラクインドネシアサウジアラビアリビアなど)などの例もある。
 一方で、妊婦が処刑されたという情報がある国(イラン)もある。

服役中に妊娠した死刑囚、子供の父親と手口が明らかに [三面] - VIETJOベトナムニュース2016.9.26
 クアンニン省の刑務所で麻薬売買の罪により服役中の死刑囚が妊娠した事件で、グエン・ティ・フエ死刑囚(42歳)が2016年5月4日に男児を出産した。関係者の供述とDNA鑑定結果から、男児の父親はフエ死刑囚と同じ刑務所で服役中のグエン・トゥアン・フン受刑者(27歳)であることが明らかになった。
 フン受刑者は窃盗罪により懲役30か月の服役中で、フエ死刑囚に精子提供の話を持ち掛けられ2回にわたり精子を注入したアンプル(液体薬の入ったガラス製筒状容器)を提供。妊娠したフエ死刑囚から成功報酬として5000万VND(約23万円)を受け取っていた。
 死刑判決が下された女性被告人が妊娠中または生後36か月以下の乳幼児を養育している場合は死刑を適用せず終身刑減刑される。これにより刑執行を待つ間に妊娠したフエ死刑囚も終身刑減刑されることになる。

 明らかに「死刑逃れの妊娠」なので「不正行為」として、減刑対象外にするかと思いきや記事を信じる限り減刑するようです。
 なお、ベトナムのように麻薬犯罪で死刑とする国は他にもあることは以下の通りです。

中国、邦人3人の死刑執行 麻薬密輸罪で - 日本経済新聞2010.4.9
 3死刑囚は2003年から04年にかけて、同省大連市や瀋陽市の空港から日本に覚せい剤を持ち出そうとした麻薬密輸罪に問われ、07年に死刑判決が確定した。中国の刑法は覚せい剤50グラム以上の密輸について、懲役15年か無期懲役または死刑と規定している。

中国、邦人1人の死刑執行 薬物売買の罪 - 日本経済新聞2016.10.21
 男は東莞市で計約8キロの覚醒剤を購入したとして、2011年に死刑判決を受けた。
 中国は薬物犯罪に対して厳罰で臨んでおり、50グラム以上の覚醒剤密輸は最高刑で死刑。

覚せい剤1トン密輸、台湾人8人に死刑判決 インドネシア 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News2018.4.27
麻薬取引で有罪の2人に死刑執行、恩赦を求める訴え届かず シンガポール - CNN.co.jp2022.7.8

*1:俺的には「失踪時期が中学生」とはいえ存命なら「50代(1964年生まれで例えば橋本聖子と同じ年齢)」で娘や孫までいるめぐみ氏に「ちゃん付け」はすごく違和感があります。それと「中学生でもちゃん付けはおかしい(ちゃん付けは小学生まで)」と言う価値観も人によってはあるでしょう。