今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年4/1日分)

◆「共産や公明は反応(レスポンス)が早いらしい」(俺の両親との雑談)
 要するに公明、共産の地方議員に「何とかしてほしい」と頼めば「どれほど成果があるかどうか」はともかく、「こういう要望が住民からあった」とすぐに役所に話をしてくれることが多い(勿論、地域差、個人差はあるでしょうが)ということですね。
 それこそが「共産、公明」が全国各地で一定の基盤があることの一因であるわけです。「安保バカ」松竹の記事を読んでて「うんざりする」のはそうした「地域に密着した話題」をまるでしないことです。それで何が「党勢拡大」なのか。


避戦の安全保障論・8 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 冷戦の終了は、そこを大きく転換させた。直後から開始された日米安保再定義の動きは、日米同盟の意義を日本防衛からアジアの安定*1へと定義し直すものであったが、要するに日本の側からすると、アメリカがいざという時に助けてくれないという恐怖*2が生まれたことへの対応としての側面が強い。

 「松竹ってバカ(あるいはデマ野郎)なんだな」と心底呆れます。建前が「ソ連の脅威」だろうが、実際には冷戦時代から「日米同盟」の目的は日本防衛ではない。だからこそ例えばベトナム戦争において在日米軍基地から出撃するわけです。
 ベトナムは当然「日本にとっての軍事的脅威」ではない。
 勿論冷戦終了によって「日米安保」が対象にしていた「ソ連」が崩壊したため、再定義がされたわけですがそれは松竹が言うような話ではない。

 安倍政権による集団的自衛権の容認と新安保法制、岸田政権の敵基地攻撃などは、すべてこの延長線上にある。つまり、アメリカが日本防衛の義務を果たさないことが想定される*3が、それを回避するためにどうするか、日本がどこまで踏み込めばアメリカが助けてくれるのかが、自民党政権の一貫した問題意識となっているわけである。

 「松竹ってバカ(あるいはデマ野郎)なんだな」と心底呆れます。実際には「冷戦時代」からそうした議論(集団的自衛権や敵基地攻撃論)はウヨ方面から出ていました。
 それは

「敵基地攻撃否定」の田中首相答弁/防衛研究所が確認/04年報告書で2023.4.4
 専守防衛」とは「相手国の基地を攻撃することなく」防衛することだとした1972年の田中角栄首相(当時)の答弁

という赤旗記事でも明白でしょう。「敵基地攻撃論」を田中首相が否定したとは、遅くとも田中内閣時(今から約50年前の1972年)には「ウヨ方面から敵基地攻撃論が出ていた」ということです。勿論、松竹は「冷戦が終わって敵基地攻撃論が出てきた」とか「専守防衛の敵基地攻撃もある」とかいう自分の主張に都合が悪いので「この赤旗記事」は完全に無視します。
 実際には、「そうした主張に否定的な最大野党・社会党(左翼政党)の政治力が強かったこと」「自公連立の今と違い、公明党もそうした主張に否定的だったこと」もあり、最大野党「立民党」が保守政党で、かつそうした主張に必ずしも否定的でない「現在」と違い、そうした議論に影響力がなかったにすぎません。なお、上記は松竹記事に投稿しますが恐らく掲載拒否でしょう。「自由な言論」が聞いて呆れます。
 それにしても「集団的自衛権や敵基地攻撃論」を「日米友好関係を重視しての言動(日本防衛とは直接には関係ない)」とは見なさず「日本防衛に関係がある*4」と強弁する松竹には呆れます。これは「集団的自衛権や敵基地攻撃論」に理解を示し、あげくは「容認する方向性」、つまりは「党方針の全面否定」と見なしても決して曲解ではないでしょう。除名されて当然の暴論ではないか。こうした松竹の「右翼的安保論」を無視し「党首公選制ガー」連呼(デマと言っていい)の「一部の連中」には心底呆れます。しかもそうした連中の中には「護憲派」を自称する人間(例:阿部治平、kojitaken、広原盛明)がいるのには呆れます。彼らは松竹の安保論をまともに理解しているのか?。反共偏見から松竹を持ち上げてるだけではないのか。
 それにしても共産党支持層どころか、社民、れいわ、立民党支持層(立民の場合は左派支持層ですが)からも批判が出るであろう「右翼的安保論」を「党首公選制」そっちのけで宣伝する松竹を見ていると「この男にとって一番大事なのはやはり右翼的安保論か」と思いますね。「党首公選制」は、「右翼的安保論」で除名されることを覚悟した上で「右翼的安保論」をごまかすためのネタにすぎないのでしょう。
 以前そうした右翼的安保論で志位氏に叱責され、党本部にいづらくなって退職したことについては

松竹伸幸 - Wikipedia
 『議会と自治体』2005年5月号に、論文「9条改憲反対を全国民的規模でたたかうために」を寄稿。いわゆる自衛隊活用論をめぐって、志位和夫委員長から批判を受け、小池晃政策委員長(当時、現在は書記局長)らと1か月近く議論した。意見の相違は埋まらなかったものの、同論文中に自衛隊違憲と明記されていない点では合意し、同誌翌月号に自己批判文を掲載した。
 2006年、日本共産党中央委員会勤務員を退職、かもがわ出版に入社した

と言う指摘もあります。
 なお、コメント欄で「自民党政権の一貫した問題意識と松竹さんが認識する根拠は何ですか?(自民党幹部の発言など具体的根拠があるのか?)」と言うコメントがついてるのが滑稽です。松竹の主張は「根拠レス」で展開されることが珍しくない。


避戦の安全保障論・7 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 志位和夫委員長は7年半ほど前(2015年10月29日)の外国特派員協会のスピーチで、記者から「仮に日本有事が起こった際には、安保条約の発動を求めますか」と問われた。その際の志位氏の答えは、「その時には、安保条約第5条で対応します」というものであった。
 私の「核抑止抜きの専守防衛」とあまり変わらないように思える

 主張の是非はともかく、「地方選期間中は除名の件には触れない」とした約束を公然と「事実上反故にする」松竹には呆れます。
 「除名の二文字」を出してないとは言え、これが「俺と志位の安保論は大して違わないのだから、安保論が党方針からの逸脱として除名されたのは不当」を意味することは明白でしょう。自分から「言い出した約束」が守れないのだから、松竹も呆れたバカです。
 なお、上記は松竹記事に投稿しますが恐らく掲載拒否でしょう。「自由な言論」が聞いて呆れます。

*1:実際には「ブッシュ子政権期のならず者国家論(イラン、イラク北朝鮮リビアを敵視)」でわかるように、日米同盟再定義は必ずしも「アジアの安定(リビアはアジアではない)」ではないのですが。

*2:「冷戦が終了」すると何で自民党政権に「そんな恐怖が生まれる」と「松竹が思う」のか訳が分かりません。冷戦時代に「大国・ソ連相手に米国がいざとなったら日本を守ってくれるか分からない」と自民党が思うのならまだ理解できますが。中国にせよ、北朝鮮にせよ、ロシアにせよ「共産国の盟主だった旧ソ連の全盛期」に比べれば大した軍事的脅威ではない。

*3:そこで「米国に見捨てられないように、米国にへいこらしよう、憲法九条などどうでもいい」というのだから松竹には呆れます。もはやこの男は共産党員どころか護憲派や左翼と呼ぶこともできないでしょう。そもそも「自衛隊だけでも世界有数の軍隊」なので「日本への攻撃の可能性自体が低い」のですが、仮に攻撃があったとして「日本防衛の義務を果たさない」なんてことができるわけがないでしょう。そんなことをしたら「日本防衛のための在日米軍ではなかったのか?、嘘だったのか?」「そんな在日米軍などいらない」と反米世論が高まってしまいます。従って「松竹の言うようなこと」を自民党政権は勿論考えていません。

*4:そもそも自衛隊だけでも世界有数の軍隊であり、在日米軍なしでも侵攻はまずあり得ません。