今日の産経ニュース(2020年11月15日分)

コロナ感染最多に不安84% 内閣支持率63% 共同通信世論調査 - 産経ニュース
 未だに内閣支持率63%というのには菅批判派としてげんなりせざるをえませんが、「パンケーキ懇談会」によるマスコミの批判報道封じの側面が大きいのでしょう。
 なお、

・来年1月末までを実施期間としている観光支援事業「Go To トラベル」を延長する政府方針に対しては、反対が50・0%、賛成は43・4%だった*1
日本学術会議の任命見送りで菅首相の説明は「不十分だ*2」との回答が69・6%だった。「十分だ*3」は21・0%。

なので菅政権の支持が「強固な代物ではなく」、例えば「今後のコロナの感染状況(菅政権がgotoトラベルの中止に追い込まれるなど*4)」によっては大きく下落する可能性もあるかと思います。
 なお、質問事項に「菅政権の目玉政策」のはずの「デジタル庁」「不妊治療の適用拡大」がないらしいことが興味深い。未だに具体性皆無なので聞きようが無いと言うことでしょう。


下地氏の自民復党認めず 沖縄県連「あり得ない」 - 産経ニュース

 今年1月には、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、中国企業からの現金受領を認め、維新から除名処分を受けた。

なんて人間は普通に考えてそうなるでしょう。「維新から除名されたから自民に戻りたい」と言う上に除名理由が「IR疑惑」なんて人間を受け入れることに利益もないでしょう。当たり前の話です。


栃木県知事選 福田氏、県政史上最多の5選確実に - 産経ニュース
 自民党王国・栃木では予想の範囲内ですが「5選」ねえ。自民党もよほどの人材難なのか、はたまた県知事が後継者になりそうな人間の出馬の可能性を潰して自らの政権の長期化を目指しているのか、と他人事ながら聞きたくなります。


「死刑制度廃止」弁護士会の強引手法に会員から反発も - 産経ニュース
 野党の反対を無視した「自民党強行採決」を平然と容認する産経が「弁護士会の強引な手法」呼ばわりとは全く呆れます。
 もちろん「どんなに弁護士会執行部が議論を尽くそうとも」「どんなに死刑賛成派弁護士が少数派だろうとも」、「死刑支持」産経は弁護士会が「死刑廃止」の方向で運動すれば「強引」と因縁を付ける。
 その逆に「どんなに弁護士会執行部が議論無視だろうとも」「どんなに死刑反対派弁護士が多数派だろうとも」、産経は弁護士会が「死刑賛成」の方向で運動すれば「よくやった」と絶賛するのでしょう。全くくだらない話です。


【書評】『死刑賛成弁護士』犯罪被害者支援弁護士フォーラム著 - 産経ニュース
 「死刑に賛成するしか能の無い連中」が「犯罪被害者支援弁護士フォーラム」を名乗るのは辞めて欲しいですね。
 なぜなら「以前も別記事で書いたこと」ですが、「犯罪被害者のメンタルヘルスや経済支援」と言った問題は死刑反対派も主張していることで分かるように「犯罪被害者支援=死刑賛成」ではないからです。そもそも死刑をやたら叫ぶことは「犯罪被害者のメンタルヘルスや経済支援」と言った問題への無関心を助長しかねません。
 せめて「死刑賛成弁護士フォーラム」とでも名乗ったらどうなのか。なお、俺個人は死刑反対派です。しかし文春も本当にくだらない本を出したもんです。レベルの低いウヨ出版社が文春なので予想の範囲内ですが。


【書評】『OKI 囚われの国』杉山隆男著 「現代戦」描く警世の小説 - 産経ニュース評・安藤慶太(正論編集部)

 島根県隠岐の島に独裁国家から送られた武装集団が襲来、あっという間に実効支配され、国内は大混乱

 「アホか(呆)」としか言いようがない与太小説ですね。
 「尖閣」のような領有権争いがある島ならともかく、そうでない島に何を根拠に襲来するのか。そもそも離島なんか占拠して何の利益があるのか。
 そもそもその「独裁国家」とやらはどこの国なのか。
 中国か、北朝鮮か、ロシアか。どこの国でアレ説得力は皆無の与太話ですが。そして「九条改憲を正当化するため」とはいえ、そんな事態になっても何も出来ない無能が「自衛隊在日米軍」とはまあ、自衛隊在日米軍も、この小説において随分と馬鹿にされたもんです。こんな駄本を書くことによって杉山某は自らが「レベルの低いデマ右翼だ」ということを完全に露呈したわけでまあ滑稽ですね。まともな人間には到底出来ない愚行です。
 もともとは『メディアの興亡』(1998年、文春文庫)という自衛隊と関係ない著書で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した人物・杉山が、今や

◆『兵士を追え』、『兵士に聞け』、『兵士を見よ』(以上、2007年、小学館文庫)
◆『自衛隊が危ない』(2014年、小学館101新書)
◆『兵士は起つ:自衛隊史上最大の作戦』(2015年、新潮文庫
◆『3・11 兵士は起つ:自衛隊活動記録』 (2020年、扶桑社新書)

などを量産する『ただの自衛隊宣伝マン』と化した上に最終的には

 島根県隠岐の島に独裁国家から送られた武装集団が襲来、あっという間に実効支配され、国内は大混乱

などというデマ本『OKI 囚われの国』(2020年、扶桑社)を書く『デマ右翼』とは随分と劣化したもんです(呆)。福島香織同様『才能が無い(大宅賞受賞作はまぐれ当たりorお手盛り受賞)からカネのために自衛隊宣伝マンやデマ右翼に転落した』のか、はたまた『自衛隊宣伝マンやデマ右翼が本性だった』のかはさておき。

 2014年のロシアによるクリミア併合を見よ。ロシアはほぼ無血でクリミアを占領、併合した。

 やれやれですね。それを理由に「ロシアの北海道侵攻」「中国の尖閣侵攻」など口にしたら、「クリミアは当初はロシアの領土(したがって今もクリミアにはロシア人が多い)」「ウクライナの領土になった後もロシア黒海艦隊が駐留していた」という特殊事情があり、「ウクライナと日本は違う」ので正気を疑われるでしょうが、それを平気でやるのが産経新聞です(呆)。


「政治介入」の元祖? 「最も得してきた」共産党と学術会議の関係をひもとく - 産経ニュース
 「共産党ガー」と言ういつものデマです。立憲民主党社民党朝日新聞毎日新聞と言った共産党以外も批判してるのに良くもデマが飛ばせたもんです。


【日曜講座 少子高齢時代】2021年、75万人程度の可能性 コロナで出生数激減へ 客員論説委員・河合雅司 - 産経ニュース
 もちろん「妊娠後の妊婦や胎児へのコロナ感染(妊婦や胎児にどんな影響があるか分からない不安)を恐れて夫婦の性交渉を控える」「コロナ不況で生活不安から子どもを作る意欲がわかない」「コロナ禍で、感染予防を理由に男女の出会いの場である合コンやお見合いパーティーなども減った(あるいはなくなった)→結婚数の減少」とかそう言う影響はあるのでしょうが、でも「コロナ前から少子化」ですからねえ。「コロナの影響」はそんなに過大評価できないのではないか。


【産経抄】11月15日 - 産経ニュース

・時の権力者を匿名の文書で当てこする文化は、昔からあった。風刺の効いた狂歌などを詠み、道に落としておく。これを「落書(らくしょ)」と呼んだ。
・いまは、節度の被膜を破った毒が相手を傷つける時代になった。インターネット上で後を絶たぬ、現代版の落書である。

 なにも「落書=権力者批判」なら、「モリカケ批判」とか現在でもいくらでもあるでしょうにねえ。産経はそうした「落書」を認めたくないのでしょうが
 なお、江戸時代の落書だと

◆役人の子はにぎにぎをよく覚え

などがありますね。
 あるいは太平洋戦争当時だと

◆足らぬ足らぬは夫が足らぬ(元ネタは『足らぬ足らぬは工夫が足らぬ』)

なんてのもあります。

 今年はコロナ患者をたたく投稿があり、女子レスラーを自殺に追いやった中傷も記憶に新しい。

 週刊文春が報じた「フジテレビのやらせ疑惑」に何一つ触れない辺りはさすが産経です。


めぐみさんに「お帰りなさい」伝えたい 拉致から43年、同級生の誓い (1/2ページ) - 産経ニュース
 「ウンギョンさんの存在を認めながらめぐみさんは隠す」なんて常識的にありえないのでめぐみさんは死んでるとみるのが当たり前です(和田春樹氏などもそう言う見方です)。こんな与太を良く放言できるもんだと心底呆れます。 やはり「売名行為」でしょうか。それとも常軌を逸した『反北朝鮮極右』か。

・同級生の会の代表を務める新潟市の池田正樹さん(56)
・最近は、8歳になった自身の長男を連れて署名活動を行うこともある。

 8歳の子どもをそんなもんにつきあわせるとは「頭がおかしい」としかいいようがない。俺の知る限り左派は「護憲運動など」でそんな馬鹿なことはしないでしょう。
 これが「乳母車に乗った赤ちゃん」なら「面倒を見る人が居ないから仕方なく連れてる」という言い訳も可能かもしれませんが「8歳(小学二年生?)」ではそんな言い訳は不可能でしょう。産経も左派がこんなことをやれば「子どもの政治利用」と悪口でしょうに全くふざけています。
 しかし「56歳の父親で8歳の子ども」ですか。「余計なお世話のお節介ですが」、相当の晩婚なんですかね?

高齢の小学校時代の教諭、中林千代さん(92)が署名活動に立つ姿にも胸を打たれ、「自分もできることをやろう」と続けてきた。

 まあやりたければ勝手にやればいいと思いますが90歳超えた人間がこんなことしなくてもいいでしょうにねえ。もはや署名活動(それも抽象的な『拉致の早期解決要求』)なんて拉致解決と何一つ関係ないし。「日朝交渉」以外に解決の道はありませんが、その場合に大事なことは「日本外務省の外交技術」であって、それは署名運動でどうにかなることではない。

 同級生の会を中心に、22年からは毎年、新潟市内でチャリティーコンサートを開いてきたが、今年は新型コロナウイルス禍で開催を見送った。来年の6月5日、滋さんの命日に合わせて再開するべく、会場の確保など準備を進めている。
 「来年6月は、帰ってきた横田に『お帰りなさい』といえるコンサートにしたい。横田も席に座って、聴いてほしい」。再会の日を信じ、走り続ける。

 コンサートなんかしたところで拉致の解決には何一つ貢献しないのによくもまあ馬鹿なことが出来たもんです。まさか「コンサートに客がたくさん来れば成功(注:たくさん来ているのか知りませんが)」とでも思ってるのか?
 心底呆れます。


めぐみが夫に贈ったくし、こんなに古びて…拉致から43年、早紀江さん語る(1/2ページ) - 産経ニュース
 「1977年11月15日」が「横田めぐみ拉致の日」なんだそうです。
 なお、11月15日 - Wikipediaによれば他にも

◆1955年11月15日
 自由党日本民主党が合併し、自由民主党が誕生(保守合同
◆1975年11月15日
 第1回先進国首脳会議(サミット)開催

などが起こっています。
 タイトルから想像つくでしょうがニュースバリュー皆無のただのお涙頂戴です。馬鹿馬鹿しくて笑うほかありません。そしてこんなお涙頂戴を早紀江がやっても日本人の大多数はもはや拉致に興味関心などありません。

 局面の打開には「トップ同士の話し合いが一番大事」と、日朝首脳会談の早期実現を望む。

 日朝首脳会談小泉首相がやったら「たった5人の帰国か!」と悪口して小泉氏のやる気をなくさせたことは早紀江の脳内からは何故か消えてるようです。あんなことをやって誰が「日朝交渉しよう」と思うのか?。早紀江の馬鹿さにはいつもながら呆れます。早紀江の寝言が不愉快なので、「滋氏の後を追って早く病死して欲しい」とすら思う。
 そもそも早紀江は「どういう形で解決して欲しい」のか。
 「北朝鮮は日本の言い分を全て受け入れろ。しかし北朝鮮の要望は一切受け入れない」では外交にならないわけで、日本側も「一定の妥協」は不可避でしょう。
 しかし早紀江は「即時一括全員帰国」などと放言し、妥協を事実上否定しているのだから交渉が成立するわけもない。何で早紀江にはその程度の事も分からないのか?。

国民に対しては、「自分ごととして拉致を学び、思ってほしい」と呼びかける。

 「はあ?」ですね。「拉致被害者家族でない」俺にとって拉致問題なんて他人事ですよ。
 ならば早紀江は「生活保護受給者」「東日本大震災被災者」「水俣病患者」など「自分とは直接関係ない方々の苦しみに、日頃目を向けている」のか?
 「私たち拉致被害者を支援して下さい」という「自分のことしか口にしない連中」、しかもその場合の「支援」が「蓮池透家族会除名も含め、私たちの主張を全て容認して下さい。反対意見、異論は認めません」なんて思い上がった連中がふざけんな、て話です。
 そもそも「自分ごととして拉致を学び、思ってほしい」てそんなことで拉致が解決するのか。
 拉致の解決は現実的には「小泉訪朝による拉致被害者帰国」のような形しかあり得ず、そのために必要なのは「適切な日朝外交」です。そうした「適切な日朝外交」は外交技術の問題であり「自分ごととして拉致を学び、思ってほしい」なんてことは全く関係ない。
 結局、拉致解決は関係なくて、早紀江が拉致問題で「かわいそうですね、大変ですね」と国民にチヤホヤしてもらいたいだけじゃないのか。

「帰国がかなっても誰もいない、ということにならないよう、とにかく元気でいようと思います」

 そもそもめぐみさんはもはや生きてないとみるべきでしょうにねえ。「めぐみさんが生きてるのにその存在を隠し、しかし拉致の事実と、ウンギョンさんの存在は認める」なんて不自然なことが本気でありうると思ってるんでしょうか?。いずれにせよ早紀江には「お涙頂戴か、くだらねえ。お前が死のうと生きようと知ったことか」という感想しかないですね。


【主張】パラオへの支援 「太平洋」の対中傾斜阻め - 産経ニュース
 産経のアンチ中国はもはや「病気」といっていいでしょう。パラオが仮に親中国になろうとそれが日本の国益とどう関係するのか。

*1:コロナ蔓延を恐れる意見がある一方で「観光業界」や「旅行好き」の中にはgotoトラベルを望む人間もいるのでしょう。

*2:不十分と言うより「まともな説明が何一つ無い」のですが。

*3:本気で「充分」と思ってるのではなく「自民党のやることなら何でも容認する人間」がほとんどでしょう。

*4:既にgotoイートは予算の消化によって早晩終了の予定だそうです。