統一地方選雑感でいろいろ(2023年4月9日)(追記あり)

 なお、以前も書きましたが、俺の選挙区は「無投票当選(定数2)」だったので今回は投票していません。これが「共産が無投票当選」ならまだ良かったんですがそうじゃないですからねえ。後半戦ではさすがに無投票ではないでしょうから、投票しますが。
 なお、埼玉県議選ですが「共産6→3」で残念ながら後退しました(埼玉県議選 統一地方選挙2023|NHK選挙WEB)。そして「維新1議席」、またさいたま市議選でも「維新4議席さいたま市議選 統一地方選挙2023|NHK選挙WEB)」とはげんなりしますが、くじけず戦うほかないのでしょう。


道府県議会議員選挙 最高齢は84歳 最年少は25歳 | NHK | 統一地方選

 最年少は福岡県議会議員選挙で当選した日本維新の会の新人、新開嵩将氏*1と、三重県議会議員選挙で当選した共産党の新人、吉田紋華氏の25歳*2です。

 「多分マスゴミは維新ばかり持ち出して、共産は無視するんだろう」感が今からしますね。なお、「被選挙権は25歳から」なのでこれ以上若い県議は存在しません。ちなみに「20歳→18歳」への選挙年齢引き下げを契機に「被選挙年齢引き下げ論」も一応あります(例えば「立候補可能な年齢高すぎる」…21歳大学生、不受理前提で鹿児島県議選に届け出へ 統一地方選期間中、各地で同様の動き | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com(2023.3.31)参照)。


「維新の独り勝ち」「共産の独り負け」だった、統一地方選挙前半戦の結果を見て(1)、共産党党首公選問題を考える(その7)、岸田内閣と野党共闘(42) - 広原盛明のつれづれ日記
〝解党的出直し〟を迫られている共産党、統一地方選挙前半戦の結果を見て(2)、共産党党首公選問題を考える(その8)、岸田内閣と野党共闘(43) - 広原盛明のつれづれ日記
 「共産に悪口するしか能がない老害広原」による予想通りの「共産への悪口雑言」ですが「日本最大の左派、リベラル政党は共産(泉代表での立民はとても左派やリベラルとは言えないでしょう、勿論社民やれいわは共産より規模が小さい)」なのでこれは「左派、リベラルを自称する広原」にとって「共産を悪口して済む話ではない」のですが、悪口ですませる辺りがいつもながら「おいおい」です。
 共産に悪口する前に

日本最大の左派、リベラル政党は共産
広原らは共産にとって代わるだけの左派、リベラル運動を起こせてないこと
社会党(最大野党だったが今や共産よりも党勢が劣る社民党に衰退)、社民連(解散し、代表の江田五月日本新党に、副代表の菅直人新党さきがけに参加)、革自連(代表を務めたタレント中山千夏参院議員を1期6年(1980~1986年)務めたが、それ以上の成果はなく結局解散)、新社会党(地方政党として一定の力があるがもはや国政進出を断念)など「共産以外の左派政党」は共産ほどの力を現在持ってないこと(既に消滅したものもある)

を少しは真剣に悩んだらどうなのか。
 また「トータルで減らした」「空白区(福井、福岡など)が新しくできてしまった」以上、一定の反省は当然必要ですが「愛知が議席を散り戻し空白区から脱した」「千葉は2議席から4議席に増やした」などの「勝利(もちろん過大評価は禁物ですが)」を広原が「予想通り無視する」のも「何だかなあ」ですね。
 また「最も議席が多いのは自民」なので「維新の躍進」をここまで評価するのはどうなのか。
 なお、「伝統的に共産が強い」京都ですら「共産が議席を減らし、維新が躍進(倍増)した(とはいえそれでも共産>維新ですが)」とは脅威で

id:Bill_McCrearyさん
◆この拙記事のコメント欄
 京都でも奈良でも、その代わりに維新が台頭しています。前にも指摘したように、京都でも維新知事や維新京都市長が誕生するのも、ない話ではなさそうな事態ですね。

と言う話ですが「維新に票を投じる選挙民においては維新の新自由主義(身を切る改革)が『福祉切り捨て』とは必ずしも見なされず、また維新の改憲右翼性についてもあまり認識されていない*3」という広原の指摘は「確かにその通り」なのかもしれません。
 但し、そのことは「そうした問題点」を「志位氏ら中央執行部」や「京都の党」が「理解してないという話」でもないでしょう(広原は理解してないかのように描いていますが)。そうした問題点を理解した上で「維新の『身を切る改革』は弱者切り捨てのインチキ」「維新では政治の右傾化が進む」と必死にアピールしているモノのなかなか浸透し切れてないという話にすぎません。
 なお、どう浸透させるべきかは俺にも妙案はないので特に書きません。
 なお、「維新の問題点(極右性や弱者切り捨て)が十分認識されてない」という点は「左派、リベラル勢力全ての共同責任」であり、広原のように「傍観者的」に「自らを棚上げして」志位執行部など共産党に悪口して済む話ではない。
 広原に限りませんが共産に悪口する「自称リベラル(阿部治平など)」には

◆では、あなたはどうするのか?
◆「一億総懺悔での天皇免罪」のような形での志位執行部免罪をする気はない*4が、あなたには政治的責任はないのか?。あなたの「自分を棚上げして志位執行部のみを非難する態度」は『軍部が悪い』と言って自分の戦争責任に向き合わなかった日本人多数派と何処が違うのか?
◆政治は皆がプレーヤーであってあなたは観客ではないんですよ?

と言いたくなります。
 広原は「共産が古くさい党と思われてるのではないか*5」と悪口しますが事態はもっと深刻で「リベラル、左派自体(九条護憲や福祉重視、脱原発等)が一部で古くさいと思われてるのではないか」という認識がないらしい点が「やれやれ」です。何度も書きますが、問題は広原のように、「傍観者的に共産に悪口して済む話」ではない。
 なお、以上は広原記事に投稿しましたが多分掲載拒否でしょう。「自由な言論」が聞いて呆れます。


共産・小池氏「除名問題影響せず」 統一選苦戦 - 産経ニュース
 トータルでは議席を減らしたとは言え、個別には議席を増やしたところもあるので「除名問題は影響しなかった」と見るのが適切でしょう。


維新 大阪府議会議員選挙と大阪市議会議員選挙で過半数確実 | NHK | 統一地方選

 日本維新の会大阪維新の会は、41道府県議会議員選挙のうち、18の道府県であわせて124議席を獲得し、選挙前の59議席から倍以上に増やしました。
 このうち大阪府議会では、選挙前から9議席増やし、55議席を獲得して、過半数を維持しました。また兵庫県でも、21議席と選挙前の4議席から大きく伸ばしました。
 さらに、関西以外で、選挙前に議席があったのは、千葉県と愛媛県だけでしたが、今回、神奈川県議会で6議席を獲得したほか、北海道や福岡県などの議会で党として初めて議席を獲得しました。

 げんなりしますね。しかし諦めずに戦うしかないのでしょう。なお、「増やした」とはいえ計算すればわかりますが
「全体124マイナス55(大阪)マイナス21(兵庫)=46」なので「関西以外でも議席獲得」は脅威であり、いささかも油断できないとはいえ、やはり「関西で専ら強い政党」とはいえるでしょう。
 大阪府議選ですが、

石川たえ(大阪府議会議員)
 石川たえ当選確実となりました‼️
 府民の願いを届けることができなくなってしまうのではないかというプレッシャーがありましたが、議席を守ることができました。
 本当にありがとうございました。大阪府議会で全力を出したいと思います。

ということで共産は「2→1」で残念ながら議席を減らしたモノの、「議席ゼロ」の最悪の事態は阻止しました。
 また

大阪市会議員・山中智子
 議席を死守することができました。厳しい厳しい闘いでした。どれだけたくさんの方のお力をお借りしたかわかりません。ますます茨の道になりそうですが、支えていただいた皆さんの思いにおこたえできるよう一生懸命やります。これからも、ご指導よろしくお願いいたします。

ということで大阪市議会でも議席を減らしたモノの「共産議席ゼロ」の最悪の事態は阻止しました。
 また「維新にすり寄る今の泉体制では、その当選をどこまで評価できるかどうか」と言う問題はありますが立民現職が当選し、大阪府議会での立民1議席が維持されました。
 しかし府議選で自民が「16→7」で「半減」し、維新どころか「公明14議席」を下回るというのは衝撃ですね。壊滅的と言っていい。大阪での維新の強さの理由の一つは「自民の支持基盤の崩壊(自民から維新への支持移動)」でしょう。

赤旗政治記者
 千葉県議選で、日本共産党は4議席を獲得し、前回2議席から倍増
【速報】共産が議席奪還 千葉県議選 市川市選挙区 浅野氏が初当選 | 千葉日報オンライン
 定数6を現職・新人・元職の9人が争った市川市選挙区で、共産党新人の浅野史子氏が激戦をくぐり抜け、前回県議選で共産党が失った同選挙区での議席を奪還した。共産党は前回失った市川での議席奪還へ、国政選挙に何度も立候補し知名度抜群の浅野氏を擁立

道産子ナオがリツイート
清水ただし*6
 大阪府堺市議会議員選挙で日本共産党は改選議席を上回る5議席を獲得することができました!ご支援いただいたみなさんにお礼申し上げます!

道産子ナオがリツイート
◆大平よしのぶ*7
 広島県議選、安佐南区日本共産党のふじいとし子さん、初当選!。(ボーガス注:1→2への議席増で)県議団複数議席へ!

道産子ナオがリツイート
日本共産党広島県委員会
🌸広島市議選5→6議席へ🌸
 中区(新) #大西オサム 新旧交代
 南区(現)#中原ひろみ
 西区(現)#中森たついち
 安佐南区(新)#中村たかえ 新旧交代
 安佐北区(新)#清水てい子
 佐伯区(新)#藤本さとし 初当選

道産子ナオ
◆イナモトリュウ
 統一自治体選挙前半、とりあえず思うこと。
 愛知県議選は共産党議席獲得できたのは良かった。(ボーガス注:維新と違い国政進出には失敗したが)減税*8は名古屋の地方勢力としては定着してしまったよう。
愛知県議選、共産が議席奪還:中日新聞Web
 愛知県議選(定数102)で、共産党元職の下奥奈歩さん(35)が議席を奪還することが確実となった。共産は前回県議選で議席を失い、全国で唯一、同党の都道府県議が不在の県となっていた。

 一方では

道産子ナオがリツイート
◆「戦い続ける」ザオラルさん🚩
辛い😢
統一地方選挙【詳細】維新 大阪ダブル選制し 道府県議選も倍増 | NHK | 統一地方選
 共産党は、今回の道府県議会議員選挙で、あわせて75議席と、選挙前から24議席減らしました。全国の都道府県議会で唯一、議席を持っていなかった愛知で議席を獲得した一方、新潟、福井、静岡、福岡、熊本の5つの県議会では、議席を失いました。
 日本維新の会大阪維新の会は、41道府県議会議員選挙のうち、18の道府県であわせて124議席を獲得し、選挙前の59議席から倍以上に増やしました。関西以外で、選挙前に議席があったのは、千葉県と愛媛県だけでしたが、今回、神奈川県議会で6議席を獲得したほか、北海道や福岡県などの議会で党として初めて議席を獲得しました。

山口智*9
 共産党、相当な惨敗だな。共産ゼロ議会が増えている感じだし。

共産、熊本県議選でも議席喪失 - 産経ニュース
 熊本県議選(定数49)で、共産党の現職が落選した。共産は同県議選で1人しか擁立しておらず、共産議席がゼロになった。
 共産党は、道府県議選で公認候補が落選し、議席ゼロとなる県が相次いだ。新潟、福井でそれぞれ虎の子の1議席を、福岡では改選前2議席を失った。党勢退潮の背景に、党首公選制導入*10を求める党員2人を除名した影響を指摘する向きがある。一方、全国で唯一、議席ゼロだった愛知では、元職が当選。平成27年以来の議席を得た。

共産の県議「空白県」5県に拡大、小池書記局長「党の地力が低下している」 : 読売新聞
京都市長選挙あたりは、維新の候補が当選する可能性もあり得るのではないか(関西での共産党の凋落ぶりもひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
と「残念ながら後退した所(それも議席ゼロの空白県になってしまったところ)」もありますし、トータルでも議席をかなり減らしたわけですが、愛知、広島などの勝利、躍進をひとまずは素直に喜びたい。後退した所については勿論「今後の分析と改善策」が必要ですが。そして空白県から今回脱した愛知のように「再起を期したい」。
 なお除名云々は産経らしいですが、まあ、愛知、広島など議席も増えたところも一方ではあるのだから関係ないでしょうね。
 維新、参政、れいわなどといった「最近力を強めてきたライバル(この中では支持層がかぶり共産にとって足を引っ張られるという意味ではれいわ*11、日本政治の右傾化を助長するという意味では維新*12が脅威ですが)」の存在が大きいでしょう。
 松竹も選挙結果が「トータルではかなり減らした」とは言え「減ったり増えたり(例:愛知で増やしたり、福岡で減らしたり)」では「俺を除名したから敗戦」云々といえず内心では不愉快なのではないか。それともこれでも空白県については「俺を除名したから敗戦」と強弁するのか(追記:今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年4/10日分) - bogus-simotukareのブログで批判的に触れましたが後者でした。「除名されて今は元党員」とはいえ、党員にあるまじき松竹のクズさ、デタラメさには心底呆れます)。

清水ただし
 記者からの「維新がダブル選挙で勝利したことによってIR誘致の民意が示されたと考えるか?」の問いに「吉村さんはカジノの争点化を避けてきました。テレビの討論会でも府民の懸念や用地の疑惑にまともに答えませんでした。決して民意が得られてはいません。これからも追及していきます」とキッパリ。

 全く同感です。そもそも民意が支持しようが「不正の疑惑」「経営頓挫の恐れ」がある以上、そうした点を今後も指摘するのは当然です。


維新躍進、全国化へ一歩 公明との関係「リセット」 - 産経ニュース
 維新を持ち上げたい産経らしい。勿論、奈良の当選は維新批判派にとって脅威ですが「自民分裂選挙による漁夫の利」ですし、これだけでは到底「全国化へ一歩」と言える話ではないでしょう。地方選全体の結果が「全国で維新躍進」なら話は別ですが、この記事が書かれた時点ではそんなことは勿論分かりません。


札幌市長に秋元氏3選 冬期五輪反対の2新人退ける - 産経ニュース
 しかし市民多数が「市長の五輪招致支持」では必ずしもないわけで何ともかんともです。

道産子ナオ
 大阪府における維新の支持率47%.......。😨
〇〇支持の海原雄山
 大阪府知事選の出口調査における支持政党。
 前は自民より少し多いくらいだったはずの維新の支持率もここまで大きくなったとは…。
 自民支持から維新支持に転向してる人も多いのかもしれん。

 NHKの画像で貼られていますが、出口調査結果では、維新47%、自民15%、公明7%、共産4%、立民3%、参政2%、国民民主、社民、れいわ各1%、なし18%とのこと。何故それほど維新支持なのかとげんなりしますね。

三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
大阪府知事
吉村洋文氏 当確✅
 維新の吉村洋文氏が、自民・立憲が支援する谷口真由美氏と共産が推薦する辰巳孝太郎氏を引き離してきわめて優勢*13で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。

三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
大阪市長
横山英幸氏 当確✅
 維新の横山英幸氏が、自民・立憲が支援する北野妙子氏らを引き離して優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました

 「維新王国」大阪においては予想の範囲内ですがげんなりします。せめて大阪府議選、市議選での「共産議席確保」は果たしたいところです。いずれにせよ諦めずに戦うしかないわけですが。
 それにしてもNHK出口調査に寄れば「IR(カジノ)反対」と回答した人間の中にも「維新に投じた人間がいる」ということには「はあ?」ですね。
 それにしても「吉良佳子氏(1982年生まれ、参院議員、党常任幹部会委員)」「山添拓氏(1984年生まれ、参院議員、党政策副委員長(党常任幹部会委員兼務))」が「次のホープ」として活躍する中、そうしたホープの一人であるはずの「辰巳孝太郎氏(1976年生まれ、元参院議員、党中央委員、今回、府知事候補)」がなかなか政界復帰できないことには忸怩たるものがあります。

◆三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
奈良県知事選
山下真氏 当確
 維新の山下真氏が、自民推薦・立憲支持の平木省氏らより優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。

 奈良でも「維新知事」か(それも僅差での深夜発表ではなくこの時点で発表か)と思うとげんなりします(とはいえ大阪のように自民党が維新に浸食されて、崩壊することはさすがにないのでしょうが)。とにかく諦めずに戦うしかないわけですが。
 自民分裂選挙が維新を利したわけです。多選批判を無視して立候補を強行した前職に自民党も「本当に迷惑だ」の気持ちでしょう。
 それにしてもNHKが「保守分裂選挙」と呼ぶのは辞めて欲しい。維新が保守ではないと言うのか。分裂というなら「自民分裂」や「与党分裂」でしょう。
 なお、自民分裂と言えば、徳島も「後藤田正純*14・元自民衆院議員*15」「三木亨*16・元自民党参院議員*17」「飯泉嘉門*18知事」という分裂選挙になりましたがこちらは維新は「漁夫の利」狙いの候補を出すことができませんでした(なお、当選は後藤田)。奈良では一定の支持があったが為に漁夫の利が狙えても徳島ではそうでは無かったと言うことです。
 それにしてもいくら徳島が自民王国とは言え、三分裂選挙なのに「野党からの対立候補は共産だけ」とは「立民はそれでも最大野党なのか」と言う話です。


大阪・奈良知事選挙、維新候補が自民支持層取り込み…読売出口調査 : 読売新聞
 まあ、そういうことではあるのでしょう。裏返せば「左派、リベラル派」というスタンスの「自民批判派」は絶対に維新には投票しないし、維新支持層の多くは「左派、リベラル派」政党(共産、社民、れいわなど)にはまず投票しないと言うことです。

*1:一方福岡で共産がゼロになったことが実に無念です。やはり維新の脅威には今後も警戒が必要でしょう。

*2:過大評価は禁物ですが共産もこうして若手発掘に努めているわけです。一部の反共面子(阿部治平など)が「党員の高齢化ばかりを云々する」のは全く一面的です。

*3:勿論福祉切り捨てと理解した上で票を投じる新自由主義的な選挙民もいれば、維新の右翼的な所を評価する選挙民もいるでしょうが

*4:敗戦した以上、当然、政治責任はあります。とはいえ、「深刻な政治の右傾化」「共産に留まらない左派、リベラル勢力の退潮」という「外部条件」が大きいと思うので、俺個人はあまり志位氏ら共産執行部を批判する気はない(志位委員長や小池書記局長の留任を積極的に望まない反面、退任して欲しいとも思わない:まあ、外部の俺がどうこう言うのは越権行為であり、党員が決めるべき事ですが)。それは人によっては「左派、リベラル勢力の共同責任」を強調する「一億総懺悔的な志位執行部免罪」に見えるかもしれません。ただし、逆に阿部、広原らは「軍部が全て悪い」的な「無責任な態度」にしか見えません。なお、騙されたにせよ「日本国民多数が当時、あの戦争を支持したこと」は拙記事『銃後』とは『自由』な『自己実現』ができる時代だった(副題:NHKスペシャル「銃後の女性たち―戦争にのめりこんだ‟普通の人々”」) - bogus-simotukareのブログ(2021.8.26)、新刊紹介:「歴史評論」2023年2月号(副題:真珠湾攻撃勝利に歓喜した当時の日本人多数派、ほか) - bogus-simotukareのブログ(2023.1.14)で触れました。

*5:その一因として「松竹除名」を上げる広原ですが、恐らく関係ないでしょう。

*6:衆議院議員日本共産党中央委員、党大阪府委員会副委員長

*7:衆院議員。日本共産党中央委員

*8:河村たかし名古屋市長が党首の減税日本のこと

*9:山口氏は第7回ジェンダー連続講座ひらく 山口智美さん(米モンタナ州立大准教授) - 日本共産党 個人の尊厳とジェンダー平等のための JCP With Youなので別に反共というわけではありません。このツイートは単に「事実の指摘」と見るべきでしょう。

*10:産経らしいですが、松竹等は「安保施策の右傾化」も求めてるのでこうした物言いはデマです。

*11:但し、今回議席ゼロ

*12:参政は少なくとも現時点では維新ほどの脅威ではない。

*13:いろいろと事情はあるのでしょうが「やはり一本化できなかったか」という思いはあります。勿論、1)「自民府議、市議」の中ですら維新支持の人間もいるらしい、2)公明が事実上維新支持という状況では一本化しても勝利は容易ではないでしょうし、3)共産、谷口陣営共に「共闘しがたい理由があった」のでしょうから一方的な非難は避けますが。

*14:第二次安倍内閣内閣府副大臣。徳島選出の衆院議員で中曽根内閣官房長官、宮沢内閣法相などを歴任した後藤田正晴の大甥

*15:落選したわけではなく、知事選出馬のための辞任

*16:第三次安倍内閣財務大臣政務官。父は元徳島県知事の三木申三

*17:落選したわけではなく、知事選出馬のための辞任

*18:元総務官僚。徳島県商工労働部長、県民環境部長を経て知事