kojitakenに悪口する(2023年6/19日記載)(副題:岡田幹事長らを批判せず、泉代表だけ批判するkojitakenに呆れる)

"1991年まで日本社会党は組織原則として民主集中制。党内派閥(分派)は容認され、議論も全く自由。その上で党内抗争はあったが、それも党内民主主義なんじゃないかな。自分の経験からは、民主集中制やめて議員政党になってしまって下部の声が無視されるようになったと思う。"(北村巌氏) - kojitakenの日記
 民主集中制云々、分派云々については特にコメントしません。
 小生が「?」と思ったのは「議員政党」と言う点ですね。
 以前も社会党が衰退したわけ(五十嵐仁「政党政治と労働組合運動」(御茶の水書房)から) - bogus-simotukareのブログ今日も「反共分子」kojitakenに悪口する(2023年2/22日分) - bogus-simotukareのブログなど、過去に「成田三原則(例えば成田三原則参照)」について触れた拙記事で書きましたが、社会党については成田委員長時代(1968~1977年)から1)選挙重視(生活相談、機関誌拡販など日常活動の不足)、2)(1とも関連するが)「議員や、議員秘書など議員関係者が一番偉い」という議員政党的体質、3)身内ではない、外部団体のはずの労組(当時は総評)への過剰な依存、が社会党の欠陥として、指摘されてきたのですが、kojitakenや北村巌にとっては「1990年になってから議員政党になった」んだそうです。彼らの脳内において成田三原則ってどう理解されてるんでしょうか?。もしかしてそもそも「成田三原則」も「成田知巳」も知らない?
 ちなみに「創価学会公明党)」「民商、民青、新婦人など(共産党)」など「自前の組織」を持っていた政党は今もそれなりに力を持っている(もちろん過大評価は禁物ですが)のに対し、「労組依存(成田三原則の指摘の一つ)」でそうした自前の組織が弱く*1、総評にかわって誕生した連合が「鳩山・菅新党(民主党:今の立民の前身)」に肩入れし、社会党社民党)を見捨てたが故に社会党社民党)は衰退したと見るのが五十嵐仁・法政大名誉教授ですが俺も全く同感です。
 なお、「成田三原則(特に労組依存)を克服できなかったことが社会党の衰退理由」とする五十嵐説(成田三原則克服失敗説、労組依存説)は「自称・社民党支持kojitaken」にとって「無視できない」と思うのですが、kojitakenブログを「成田三原則」でサイト内検索しても記事は一つもヒットしません。成田三原則を知らないのか、知った上で故意に無視してるのか知りませんが呆れた馬鹿者です。そんなことでkojitakenに「社民党の党勢拡大」なんかできるわけもない。
 なお、「江田三郎構造改革論」をやたら重視し、江田の路線を採用しなかったことが社会党の衰退理由と見なしてるらしい「江田ファンのkojitaken」と違い、五十嵐氏は「社会党の衰退理由」において構造改革論をそれほど重視しません。
 「構造改革論を採用しようが成田三原則を克服できない限り、社会党は衰退した」と五十嵐氏は評価するからです。
 実際「江田の社民連が今や消滅した」のに対し「江田の構造改革論」に冷淡な態度だった共産党は今も「それなりに健在」です(勿論過大評価はできませんが)。
 また「成田三原則(特に労組依存)を克服できなかったからこそ江田は失脚した」とも五十嵐氏は見なしてるようです。つまり「労組(総評)依存の政党(社会党)」において「労組を敵に回すような言動をした」上に、「労組に代わる票田も開拓できなかったこと」で江田は「(集票能力等で)総評>絶対に越えられない壁>江田*2」となって社会党内で失脚したという話です。平たく言えば「江田が身の程知らずのバカで、無謀で無能」と言う話ですが。


岸田内閣支持率が急落。今後も自民党政権の支持率は「下降圧力」がかかる状態がベースになる。そんな時代に政権側がかけてくるであろう「大連立」の誘いに乗りかねない「希望の党」出身の政治家を党首に据え(続け)るのは立民にとって極めて大きなリスクだ - kojitakenの日記

 そのうち政権側からかけてくるであろう「(大)連立」の誘いに軽々しく乗ったりすることは禁物だ。

 吹き出しました。今の「泉立民の体たらく」では「いずれ自民支持率は復活する」と見なしてるであろう自民が大連立の誘いなどかけるとは思いませんし、かけたところでさすがに応じるほど泉もバカではないでしょう。

 気が早いと言われるかもしれないが、次の立民代表には西村智奈美が適任だろう。

1)泉執行部で幹事長(過去)や代表代行(現在)を勤めた「泉路線の共犯者」
2)「ロリコン暴言」本多平直(西村の夫)の「公認撤回」に当初公然と反対した恥知らず
のどこが「適任*3」なのか?。
 西村なんか代表にしたら「本多の暴言」がまたぞろ「立民党の批判材料」として持ち出されるでしょう。そこで西村が愚かにも「本多擁護」なんかしたら目も当てられません。
 kojitakenの「西村盲従ぶり」には心底呆れます。はっきり言って

参院選比例区は社民・秋葉忠利に投票する予定 - kojitakenの日記
 福島瑞穂に対してはその絶望的なまでの政局勘の欠如を全く買わないどころか怒り心頭に発している

などとkojitakenが何故かやたら悪口する「福島瑞穂氏」と比べたら「西村の無能さ、無力さ、(本多を擁護する)常識の無さ」は歴然としていると言っていいでしょう。「繰り返しますが」同じ女性政治家でもこれほど「福島氏と違いがあるのか」と思うほど「西村の無能さ、無力さ、(本多を擁護する)常識の無さ」は歴然としていると言っていいでしょう。
 「人権派弁護士」としてやり手だった福島氏と、そんな経験は特になく単に民主党(今は立民党)に担がれただけの「ただの神輿」にすぎない西村の違いなのでしょうが。
 いずれにせよ今の立民で一番ありそうなのは「衆院選まで泉執行部が全く変化ない」ままで衆院選に突入し、惨敗。
 泉とともに「岡田幹事長」「長妻政調会長」「逢坂代表代行」そして「kojitakenが礼賛する西村代表代行」が「敗戦の戦犯」として全員一掃されることでしょう。そのときには「反・泉派」として「小川淳也政調会長」にも「代表の目」があるかもしれない。いずれにせよ、次の代表は「泉執行部以外からになる」でしょうし、そうなれば西村代表などまずあり得ません。まあ、無能な西村では仮に代表になった*4ところですぐに退任に追い込まれるのが落ちでしょうが。
 それにしても「自称社民党支持者kojitaken」が何で立民党の代表について云々するのか。俺なんか共産支持者として「立民が共産との野党共闘再建に動かない限り」誰が代表になろうと知ったことではないし、もはや「維新が最大野党になろう*5が、立民党が新進党のように消滅しようが知ったことではない」とも思っています。参院選敗北、補選全敗でも泉の居座りを許すあげく、「泉がラブコールを送った維新」には見捨てられ、共闘を呼びかける共産には冷淡な態度。共産が「ならば立民に関係なく候補を立てること」を決定すれば「自民を利するのか」と逆ギレして「共産に悪口」ではもはや立民に「存在価値はあるのか」「何処が立憲主義なのか」と言う話でしょう。


泉健太もダメダメだが小沢一郎・小川淳也・手塚仁雄(!)・松木謙公(!!)も同様にダメダメ!!! - kojitakenの日記
 タイトルが「アホの子」kojitakenらしくて、馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。
 まず第一に何で「泉執行部もダメだが」や「泉健太*6(代表)、岡田克也*7(幹事長)、長妻昭*8政調会長)、逢坂誠二*9(代表代行)、西村智奈美*10(代表代行、前幹事長)もダメだが」ではないのか。
 しかも滑稽なことに「岡田、長妻、逢坂、西村」の名前はタイトルだけでなく、記事本文にも出てきません。
 まさか「執行部の中で悪いのは泉代表だけ、泉が辞めれば全てが解決する」とでも強弁する気なのか。どれほど岡田等に甘いのか。
 「太平洋戦争開戦の責任は東条*11元首相(開戦時の首相、戦後、戦犯として死刑判決)だけにある」並の強弁でしょう(勿論、東条内閣閣僚*12にもあるし、昭和天皇にもあります。東条は周囲の反対意見を無視し、開戦に突き進んだわけではない)。
 泉執行部になるまではほとんど要職経験のなかった逢坂、西村代表代行はともかく、現状について「元代表で大臣経験者(鳩山、菅内閣外相)」の岡田幹事長、「大臣経験者(鳩山、菅内閣厚労相)」の長妻政調会長の責任は非常に大きいと思うのですがね。
 そもそも岡田、長妻が大物だからこそ、2022年参院選敗北後、泉が代表辞任を求める声に抵抗し、保身のために執行部に取り込んだわけです。
 2007年参院選で敗北した安倍が、首相辞任を求める声に抵抗し「保身のため」に内閣改造し、派閥ボスの入閣がほとんどなかった「改造前の」第一次内閣(但し、改造前の第一次内閣時点で、伊吹派(現在の二階*13派)ボスだった伊吹文明*14文科相として既に入閣していた→改造後も文科相に留任)とは一転し

第1次安倍内閣 (改造) - Wikipedia
高村正彦*15
 防衛相。当時、高村派*16ボス(なお、高村派は、その後、山東*17派時代に麻生派に吸収合併され現在では消滅)
町村信孝*18
 外相。当時、町村派(現在の安倍派)ボス

と派閥ボスを閣内に取り込み、また幹事長も「麻生派ボスの麻生太郎*19」に変えたようなもんです。勿論安倍の企みは挫折し、内閣は改造後約1ヶ月で崩壊し、短命に終わりましたが。正直「安倍の企みが崩壊した、当時の自民党」の方が「泉の居座りを許す」今の立民よりましに見えます。
 第二に「小沢一郎小川淳也手塚仁雄松木謙公」に吹き出しました。
 小沢は元民主党幹事長、小川は元民主党政調会長だから名前を出すのは分かります。手塚や松木なんてどう見ても大物ではない。「ら」で済ませて良い人間でしょう。実際、kojitakenが「自分と同意見」として紹介する【どっちもどっち】泉代表に反旗?立憲民主党の小沢一郎氏や小川淳也氏らが「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」設立。このメンバーだと維新との選挙協力も視野に入れている(呆)。 - Everyone says I love you !は「ら」で済ませています。
 なお、勿論、小沢、小川と一緒に名を連ねたのは以下の通り「手塚と松木」だけではない。

小沢氏ら立民有志「野党で候補者一本化を」 執行部に申し入れへ - 産経ニュース
阿部知子
 社民党政審会長、日本未来の党代表兼幹事長、みどりの風代表代行、民進党副代表など歴任。元立民党神奈川県連代表
稲富修二
 立民党福岡県連代表代行
鎌田さゆり
 立民党宮城県連副代表
菊田真紀子
 立民党新潟県連副代表
手塚仁雄
 立民党東京都連幹事長
原口一博
 鳩山、菅内閣総務相民進党副代表、国民民主党代表代行、国対委員長など歴任。現在、立民党佐賀県連代表
松木謙公
 菅内閣農水大臣政務官、維新の党幹事長代行、民進党幹事長代理など歴任
矢田川
 立民党千葉県連副代表
柚木道義
 野田内閣で財務大臣政務官。現在、立民党岡山県連代表
湯原俊二
 立民党岡山県連副代表

 小沢、小川と名を連ねた中で一番の大物が誰かと言えば(ガンで闘病中でどれほど活動できるかはともかく)大臣経験者(鳩山、菅内閣総務相)の原口でしょう。

*1:例えば「共産党にとっての民青」にあたる「社会主義青年同盟社青同)」などがあるので全く自前の組織がないわけではなかったのですが「社会党の最大支持組織」である総評とは比較にならない力の弱さでした。

*2:まあ「(集票能力等で)社会主義協会>絶対に越えられない壁>江田」でもあったのですが。当時の社会党において「社会主義協会」「総評」を敵に回した江田が失脚したのは「ある意味当然」でした。

*3:なお「誰が適任なのか」については俺は意見はありません。立民支持者ではないので興味もなければ知識もない。正直、立民がどうなろうと知ったことではない。とはいえ、少なくとも「岡田幹事長、長妻政調会長、逢坂、西村代表代行」といった「泉路線の共犯者」は「適任ではない」でしょう。

*4:勿論、西村は「無能」だからこそ代表になる可能性はないでしょうが。

*5:なって欲しいとは思いませんが今の立民の体たらくではなってもおかしくないでしょうし、今の立民が最大野党でもあまり意味がないとも思います。

*6:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党立憲民主党政調会長など歴任

*7:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、立憲民主党常任顧問等を歴任

*8:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)、立民党代表代行(枝野代表時代)など歴任

*9:菅内閣総務大臣政務官、立民党政調会長(枝野代表時代)など歴任

*10:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣等を歴任

*11:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣等を経て首相

*12:このうち、戦後の戦犯裁判では「賀屋興宣蔵相(終身刑になるが後に仮釈放、公職追放も解除され政界に復帰、池田内閣法相、自民党政調会長(池田総裁時代)など歴任)」「嶋田繁太郎海軍大臣終身刑になるが後に仮釈放)」「東郷茂徳外相(禁固20年で服役中に獄中で病死、後に靖国に合祀)」が訴追され、「小泉親彦厚生相」「橋田邦彦文相」が戦犯指定を苦にして自殺した。

*13:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長、幹事長(第二次安倍総裁時代)等を歴任

*14:橋本内閣労働相、森内閣国家公安委員長等を経て第一次安倍内閣文科相。その後も自民党幹事長(福田総裁時代)、福田内閣財務相衆院議長等を歴任

*15:村山内閣経企庁長官、小渕内閣外相、森内閣法相等を経て第一次安倍内閣防衛相。その後も福田内閣外相、自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)等を歴任

*16:高村派は「リベラルの三木派が源流」なので「それが安倍に加担する右翼派閥(高村は第二次安倍政権で自民党副総裁)に変質か」とげんなりします。同じく「リベラルの宏池会(池田派→大平派)」も岸田(現首相)が派閥ボスになったらご覧の通り「大軍拡」で、自民党リベラル派は崩壊状態で、一方で「清和会(安倍派)」など右翼派閥は健在なのだから、自民が右傾化するのも当然の話です。

*17:海部内閣科技庁長官、参院議長等を歴任

*18:橋本内閣文相、森内閣文科相等を経て第一次安倍内閣外相。その後も福田内閣官房長官衆院議長等を歴任

*19:橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、小泉、第一次安倍内閣外相などを経て自民党幹事長(第一次安倍総裁時代)。後に首相。現在、自民党副総裁