kojitakenに悪口する(2023年6/25日記載)

小沢一郎氏が立憲民主党と「維新と、玉木君の国民民主とかね。ドイツほどの違いはないよ。考えてみてよ、一緒にやるのは合理的だよ。」と大暴走。そして小沢氏の野党共闘構想には「共産党」の3文字が出てこない。(『Everyone says I love you !』, 6/24) - kojitakenの日記

 先週は仕事が厳しかったためブログをあまり更新できなかった

 本当に仕事が忙しかったのか知りませんが、こんなことをわざわざ書いて「俺は有能なんだ」アピールしてるところが本当にせこい。

 今回の小沢の妄動は、一部では共産党執行部から頼まれたものではないかとの憶測も流布している。私もその可能性は否定しない

 「根拠何よ?」「共産に失礼なデマを飛ばすな」ですね。小沢等の動きに対して共産党側が好意的言動をしたことはないと思いますが(まあ好意的な言動をしたら「立民への内政干渉」でまずいでしょうが)。
 最近の第8回中央委員会総会/志位委員長の幹部会報告においても

 総選挙では、日本共産党比例代表での躍進をたたかいの中軸にすえ、最優先で追求します。
 比例代表の躍進のためにも小選挙区での候補者擁立を大幅に増やします。
 市民*1と野党の共闘は、この間の支配勢力*2による共闘攻撃*3によって、重大な困難が持ち込まれています。そうしたもとでも、わが党の側から門戸を閉ざすことはせず*4、共闘の再構築のために可能な*5努力を行います。
 同時に、今回の総選挙では、日本共産党を伸ばすことを最優先におき、それに徹するたたかいをやり抜きます。
 この間の一連の国政選挙では、党の目標として、市民と野党の共闘の勝利と、日本共産党比例代表での躍進を二大目標にすえて、たたかってきました。しかし今回の総選挙では、比例代表日本共産党を伸ばすことを最優先におき、それに徹するたたかいをやり抜くことを重ねて強調しておきたいと思います。
 小選挙区予定候補者の擁立を積極的にすすめます。擁立を大幅に増やし、党躍進の流れを全国津々浦々から巻き起こしていこうではありませんか。

として青字では「野党共闘の再構築」とは述べていますが、分量が明らかに多いのは「赤字部分(比例での共産党躍進が最優先課題、そのためにも小選挙区での共産候補擁立を積極的に進める)」に関係した記述です。もはや志位執行部は

◆泉体制の元では野党共闘再構築はありえない→泉が辞任しない限り状況は好転しない(しかし参院選敗北、補選全敗でも辞めないのだから辞める見込み無し、泉が辞めて新代表が野党共闘再構築に動けば話は変わるが)
◆小沢(元民主党幹事長)の動きも「小川元政調会長」を除き、幹部政治家(菅*6最高顧問、野田*7最高顧問(いずれも元首相)、枝野*8前代表等)には同調者はほとんどおらず、成功の見込みはない。
◆そもそも小沢等は『一本化』と言ってるだけで、その一本化が何を意味するかは不明。「共産を除く一本化(維新、国民民主を野党扱いし、それとの一本化)」では共産にとって意味がない。また、小沢等は泉に代表辞任を迫る気はないらしく、迫力に欠ける

と立民を評価して独自路線で動いてるとみるべきでしょう。青字部分は「野党共闘が上手くいかないのは泉のせいだからね(俺も、実際その通りで共産に非はないと思いますが)」というエクスキューズとみるべきでしょう。ということでkojitakenの主張は認識として明らかに間違いでしょう。
 それにしても、kojitakenが共産評価するにおいて「赤旗」等、共産の発表にほとんど触れないこと(「第三者の共産評価」ばかりに触れること)には心底呆れます。共産に限りませんが政党の主張を評価するにおいてまず大事なのは「その政党自身の情報発信」ではないのか。たとえ「建前、きれい事」にすぎず実態に反するとしても「その政党自身の情報発信」は「その政党がどんな自己アピールをしたいのか」が分かるという意味で重要でしょう。

 そんな小沢に共産党がすり寄っている

 どの辺りが「すり寄ってる」のか?。全く「反共分子」kojitakenは事実無根の誹謗も大概にして欲しい。
 なお、小沢が政治グループ「一清会」を結成したことには「まだそんな力があるのか?」と驚きましたが、ポイントは「プリゴジンの反乱」など同時期にビッグニュースがあったとは言え「過去に小沢が関与した新生党未来の党」等と違い、マスコミがほとんど報じてないことでしょう。「小沢の在籍する立民党」はともかく与野党各党もあまり小沢の行動を注目してるようには思われない。
 「小沢が関与した未来の党が惨敗したこと」「小沢が関与したとされる希望の党では小池都知事に主導権を握られた上、希望の党が惨敗したこと」「小沢の元を離れた、山本太郎れいわ新選組代表(小沢が代表だった自由党の元政審会長)、玉城沖縄県知事(元自由党国会議員)が政治家として成功し、また、彼らがどう見ても今小沢から距離を置いてること」等で「もはや小沢が何をしても成功の見込みなどない」と見切られてると言うことではないか。

 幸い、この胸のすく小沢批判記事に噛みつくオザシン*9は、もうほとんどいなくなった。

 というのも「小沢の政治力衰退」の反映ではあるでしょう。

*1:市民連合のこと

*2:自民、公明、維新、国民民主の「悪政四党連合」のこと

*3:正確にはそうした攻撃に対してきちんと反撃せず、むしろ迎合する「立民・泉執行部のせいで」でしょうが。

*4:この表現が「門戸を閉ざしてるのは泉立民」を暗に意味してることは言うまでもないでしょう。

*5:「可能な」とわざわざ書いてることに注目したい。つまりは「泉が共闘に背を向けてるのだから共産の努力には限界がある」「努力すべきは共産だけでなく立民も一緒」「一部の立民支持者、野党共闘支持者は不可能な努力を共産に求めるな」と暗に言ってるわけです。

*6:鳩山内閣副総理・財務相、首相など歴任

*7:菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)など歴任

*8:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)など歴任

*9:「小沢信者」のkojitaken的略語