今日のロシアニュース(2023年7月16分)

駐英ウクライナ大使解任発表 背景にゼレンスキー大統領批判か | NHK | ゼレンスキー大統領

 ウクライナへの軍事支援をめぐって、イギリスのウォレス国防相ウクライナは各国にもっと感謝の意を表すべきだと述べたことについてゼレンスキー大統領は今月12日の記者会見で「これ以上どうやって感謝すればいいのか。国防相はその方法を手紙に書いて教えてほしい」などと応じました。
 これについて13日、プリスタイコ大使はイギリスのテレビ局スカイニュースの番組で「こうした皮肉は不健全だ。われわれの関係に何かがあるとロシアに見せる必要はない」と大統領の発言を批判していました。
 イギリスの一部メディアは、これが今回の解任につながったという見方を伝えています。

 プーチンと同類扱いすることはさすがに不適切ですが、ゼレンスキーと言う人間が「自由民主主義の観点から評価できるかどうか」は疑問符がつくのではないか。


G20財務相会議、共同声明見送り - 産経ニュース
 ロシア非難についてはあえて盛り込まず、「共通できるところでの共同声明」も出せたでしょうがそうはしなかったわけです。
1)ロシア非難声明を妨害するロシアを批判したかったし
2)ロシア非難を棚上げにしてまで出したい共同声明も米国になかったということでしょう。


プーチン大統領「ロシアにもクラスター弾使う権利」 ウクライナの使用に対抗 - 産経ニュース
 「お前、米国がウクライナに供与する前から既に使ってるだろ、プーチン(マスコミ報道による)」とは思いますが、米国がウクライナに供与した時点で「今後、使わないことにウクライナが方針変更*1」でない限り、「平和団体はともかく」、少なくとも「ウクライナ、米国両政府」にはクラスター爆弾使用でロシア非難する資格はないでしょう。
 なお、今後「ロシアの使用もウクライナの使用も批判するのか」「ロシアだけ批判してウクライナは擁護するのか(こんな主張を俺は支持しませんが)」で「平和団体」の立ち位置も明確化してくるでしょう。


“反乱開始の数時間後 ロシア軍高官13人拘束” 米有力紙 | NHK | ロシア
 黒井文太郎もツイートしてましたが、現時点では「ロシア不利の情報なら怪しい話でも流すWSJでは信用性が今ひとつ」「CNN、NYタイムズワシントンポスト、ロイターなど、WSJより信用性の高いメディアが今後報じるかどうか」と言ったところでしょう。


ワグネル「脱プリゴジン」、プーチン氏が新トップ提案か…車列60台ベラルーシ入り : 読売新聞

 米CNNはプーチン大統領が、ワグネルの新たなトップにワグネル幹部のアンドレイ・トロシェフ氏を据えることを提案したと報じた。

 「提案」が「事実上の命令(拒否不可)」なのか、「条件付きの提案(プーチンの容認できる人材なら他の人間でも可)」なのかはともかく、プリゴジンの影響力が着々と排除されてるようです。


米独、ウクライナのNATO加盟確約に反対 米報道 - 産経ニュース

 発表数日前の草案段階ではウクライナの加盟に向けた道筋が明示されていたが、米国とドイツの反対で表現が修正されたことが分かった。米ブルームバーグ通信が15日までに報じた。現時点で加盟を確約すれば、ロシアとの停戦交渉が困難になることを懸念した可能性がある。
 草案の修正を知ったウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ウクライナの加盟や招請の期限を示さないのは「ばかげている」と通信アプリに投稿し、怒りをあらわにした。米紙ワシントン・ポストは14日、こうしたゼレンスキー氏の反応に激怒した米側は、声明での加盟に関する表現をさらに後退させることも検討したと報じた。

 米国とウクライナには温度差があるわけです。それにしてもこうしたリークをしたのはやはり「米国」でしょう。


プーチン氏はオンライン参加 BRICS会議、外相出席 - 産経ニュース
BRICS首脳会議 プーチン大統領はオンライン参加 ロシア発表 | NHK | 南アフリカ
 結局「プーチンはオンライン参加」プラス「リアルでは、ラブロフ*2外相が代理出席」の予定だそうです。


ウクライナ軍、反攻2週間で投入兵器20%喪失 反攻鈍化の要因に 米紙報道 - 産経ニュース
 要約すれば
1)手柄を焦ってウクライナ軍が無謀な強攻策を取ったため被害が酷くなったが
2)強攻策を改めたので被害が減ったが
3)その結果、当面は反攻のスピードが鈍化するのもやむを得ない
と言う話です。
 「景気のいい話」を抑えようとする「米軍によるリーク」でしょう。

*1:恐らくそんなことはしないでしょうが

*2:外務次官、国連大使等を経て外相