珍右翼・高世仁に悪口する(2023年7/16日分)

「人生の目的はしあわせ」でいいのか - 高世仁のジャーナルな日々

 気候変動*1に危機感を持つ人が、世界的には増えているのだが、日本では逆に減っているという。

 マスコミ(特にテレビ局)がろくに報道しませんからね。一般の日本人ばかりを批判できません。「危機感の高い国の国民」はマスコミがきちんと問題を報じてるのでしょう。

 中村哲医師の生き方に対する関心が、彼の死後、さざ波のように広がっているのを感じる。

 そのようには俺は思いません。「拉致の風化」で「活動のネタ」を失った高世が「新たな活動ネタ」として見つけ出してきたのが「中村氏(中村ファン相手の活動)」であり、そのために高世が「必要以上に中村氏を持ち上げてるだけ」でしょう。
 今後「中村氏というネタ」が何らかの理由(例:拉致同様に中村氏の人気が風化)で「活動のネタ」として使えなくなれば「今、拉致に全く言及しない」のと同様に、高世は中村氏には全く言及しなくなるでしょう。そしてまた「新たな活動のネタ」を必死に探し、今度はそのネタを「必要以上に持ち上げる」のでしょう。
 しかし高世も過去に言及していた「拉致」「常岡浩介」「安田純平」等について全く言及しなくなりましたね。

「人生は楽しむためにある」
「幸せになることこそ人生の目的だ」
「私の人生は自分だけのものだから、自分の好きなように生きればいい」

 それで何が問題なのか、何ら問題ではないと思います。
 勿論

 私は今年70歳*2になったが、最近、同年配の知人たちが「おれたちは逃げ切れるよね」と言うのをよく聞く。老齢年金のことである。
 いま日本で、年金はじめ社会保障などセーフティネットの持続可能性が危うくなるなか、高齢者たちが、「自分たちだけが良い目を見られればいい。後のことは知らないよ」と言いだす。しかも、それを心の中で密かに思うならまだしも、恥かしげもなく人前で公言する時代になったのだ。

という「自分さえ幸せで楽しければいい、他人などどうでもいい」という自己中心主義は問題ですが高世の紹介した「人生は楽しむためにある」等は「自己中心主義」を意味するわけでは全くない。
 というか、高世自身が「救う会や家族会にへいこらして、ジンネット(高世の会社)の利益になればいい。あるべき北朝鮮報道など知ったことか!。特定失踪者(国内で既に40人以上発見され全て北朝鮮は無関係)がデマだろうが知ったことか!、蓮池透除名が不当だろうが、家族会や救う会田中均氏への個人攻撃が不当だろうが知ったことか!」という「自己中心主義者」ではないのか。
 だからこそ
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.14
家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.3
ではないのか。
 あるいは「拉致が最優先」と強弁し「日本人妻の帰国」「北朝鮮で死去した残留邦人の遺骨回収(あるいは遺族による北朝鮮墓参)」を事実上妨害する横田早紀江ら家族会こそが「自分(拉致被害者家族)さえ幸せで楽しければいい、他人(日本人妻など)などどうでもいい」という自己中心主義ではないのか(皮肉なのはそんなことをしても拉致は解決せず、むしろ日本人妻帰国や残留邦人の遺骨回収等をてこに日朝交渉を進めた方がおそらく拉致の解決につながることですが)。
 1)高世自身の過去の「薄汚い自己中心主義」、2)高世が持ち上げた家族会の「薄汚い自己中心主義」を棚上げして高世も良くもふざけたことが言えたもんです。「恥を知れ」と言いたい。
 まさにそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。
 しかも「そうした自己中心主義は良くない」程度の話をするのに「中村氏を持ち出す必要もない」でしょう。
 何も「社会に貢献した偉人」は中村氏に限定されません。
 なお、高世の「気持ち悪い中村氏美化」と違い、俺は「中村氏を持ち上げる一部の人間」について「中村氏が海外で活動したから持ち上げてるのではないのか?」という疑念(胡散臭さ、気持ち悪さ)を感じています。
 中村氏が国内で社会活動に従事していたら、当然ながらその活動は中村氏が「公然とは日本社会や日本政府を批判しなかった」としても「日本社会や日本政府に対する批判」といった性格をある程度持たざるを得なかったでしょう。
 その場合に今、中村氏を持ち上げてる連中は果たして中村氏を持ち上げたのか。「反日自虐」等と呼んで距離を置いたのではないのか。

*1:温暖化のこと

*2:つまり1953年生まれということです。1953年生まれの著名人としては「ブレア・元英国首相」「習近平・中国国家主席中国共産党総書記兼務)」「岡田立民党幹事長」等がいます(1953年 - Wikipedia参照)。