珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/28日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)(追記あり)

【追記】

高世仁リツイート
◆高英起*1(こう・よんぎ)
 高世さんがかなり踏み込んだ主張を丁寧に述べている。極めて正論。
なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(3) - 高世仁のジャーナルな日々

高世仁リツイート
有田芳生*2
なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(3) - 高世仁のジャーナルな日々

 高世との間にしがらみでもあるのか、「俺と違い」、高世の変節について論じない高や有田には心底呆れます。
【追記終わり】

なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(3) - 高世仁のジャーナルな日々
 拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/27日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く) - bogus-simotukareのブログで批判した高世記事なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(2) - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 余計なことだが、「忠犬ハチ公」がウクライナ人に広く知られていることに驚く。ウクライナ人は概して親日的で日本のことをよく知っているという。
ウクライナの忠犬ハチ公 「ロシア兵に殺害された」飼い主待つ姿話題 | 毎日新聞
 ウクライナの首都キーウ(キエフ)西方約50キロにあるマカリウで、一匹の秋田犬が話題になっている。「リニ」という名の9歳のメスで、ロシア軍に殺害された飼い主の女性を待ち続ける姿がウクライナ版の「忠犬ハチ公」と一躍有名になった。

 「ホンマかいな?」ですね。日本人の「カンシン(関心、歓心(歓ぶ心)、感心(感動する心))」を得るために「嘘も方便」を使ってるだけではないのか。
 むしろ

「ウクライナは親日」という思い込みは「プーチン氏への誤解と同じ」か(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
 外交において、相手国やその時々の状況によって対応が変わるのは当然です。ウクライナは、日本に対しては『日本が特別』とリップサービスしますが、他国に対してはまた別の顔を見せる。それを『ウクライナは日本を特別視してくれているはず』と思い込むことのほうに無理があります。

が正しいでしょう。
 まあ

◆植民地統治
 米国によるフィリピン支配、英国によるインド支配、フランスによるベトナムアルジェリア支配、日本による韓国支配など
侵略戦争
 ベトナム戦争(米国)、アフガン侵攻(旧ソ連)、日本による中国、東南アジア侵略など
戦争犯罪
 ナチドイツによるホロコースト、日本による南京事件バターン死の行進旧ソ連によるカチン虐殺(ポーランド)など
旧ソ連の東欧抑圧
 ハンガリー事件(ハンガリー:ナジ首相を連行して処刑)、プラハの春弾圧(チェコ)など

といった「負の歴史」は幸いにも「日本とウクライナの間にはない」のでウクライナが「反日」ではないことは確かでしょうが。
 それにしても「ハンガリー事件やプラハの春弾圧(旧ソ連時代)」「プーチンロシアのクリミア併合、今回のウクライナ全面侵攻」などを理由に「東欧やウクライナがロシアに敵対的なのは当然だ」という日本ウヨが「中韓の日本批判」は「不当な反日」呼ばわり。
 「何故戦前日本が中韓にしたことが、旧ソ連の東欧支配やプーチンウクライナ侵攻並に無法と思えないのか」とげんなりします。

 北朝鮮のような全体主義体制は、「普通の独裁」とはかなり違う。

 「普通と特別の違いは何よ?」「アンチ北朝鮮のお前が北朝鮮に悪口したいだけだろ。『北朝鮮叩き』の結論ありきで話をするんじゃねえよ、味噌汁で顔を洗って出直して来い!」ですね。

 「全ての拉致被害者の即時全員一括帰国」の実現とは、この北朝鮮が、跪いて「悪いことをしました、お許し下さい」と非を全面的に認め、「全員」を差し出すというマンガのようなことを想定することになる。しかし北朝鮮の体制はそれほど甘くない。

 さすがに「即時一括全員帰国」主張を赤字のように「前非を悔いる北朝鮮」として描き出すのは「誹謗中傷」でしょう。
 そうではなく

◆米国のハルノート
 対日経済制裁が嫌なら蒋介石政権打倒を諦めろ
◆南ア制裁
 制裁が嫌ならアパルトヘイトを辞めろ
◆ロシア制裁
 制裁が嫌ならウクライナから軍を撤退しろ

などのように「圧力(対北朝鮮経済制裁など)で渋々であろうが屈服させる」つう話ですよねえ。「救う会、家族会大嫌い」の俺ですらそんな悪口はしません(というかそもそも過去において救う会、家族会の「即時一括全員帰国」主張に高世は明らかに同調していたくせに、よくもこんなことが言えたもんです)。
 また「普通の独裁(高世が何を想定しているのか分かりませんが、中国、キューバベトナムラオス共産党一党独裁)、サウジ、オマーン(王政)、エジプト、ミャンマー(軍政)など世界には独裁国はいくらでもあります)」だってそんな事は普通に考えてしないでしょう。
 とはいえ、「もっと早く言えよ、高世。お前はそれ大分昔からそう考えていただろ?」とは思いますが、「北朝鮮打倒論が非現実的」というのはその通りです。

 いつ来るかわからない体制崩壊を待つわけにはいかない。

 過去に

『金正日体制は平和的に打倒すべきである』 by 高世 仁 : 静かなる革命2009(初出は『アリエス』2004年10月*3
 北朝鮮相手に交渉だけで解決を図ることが、限界をもっていることははっきりしている。金正日が認める範囲内での「解決」しかありえないからだ。
 拉致被害者家族会のメンバーには漁師さんもいるし、大工さん、ふつうのサラリーマンもいる。政治的にも特定の立場に属する人たちではない*4のだが、ほとんどが「金正日体制を打倒しなければならない」と言う。私も取材を通じて同じように考えるようになった。
 北朝鮮による拉致問題を解決しようとすると、すぐに金正日体制という壁があらわれ、それを打倒しなければ完全な解決に近づけないからだ。

 「金正日体制の打倒」というと、過剰反応する向きがあるから、ソ連・東欧の例にならって「民主化」という言葉を使うことにしよう。ソ連・東欧では、共産党政権の崩壊によってはじめて、これまで隠されていた権力犯罪や諜報活動の記録が暴かれ、歴史の闇にメスを入れることができた。拉致問題の解決のためには北朝鮮の「民主化」が必要なのだ。

全体主義とジャーナリスト - 高世仁のジャーナルな日々2007.8.19(今から約14年前:この記事当時は第一次安倍*5内閣)
 拉致問題を含む北朝鮮のさまざまな問題は、金正日体制という全体主義を倒すことによってはじめて全面解決に向かうことができると思う。
【ボーガス注】
 なお、この記事において、高世が後に「つくる会理事」を務めることになる極右・三浦小太郎を

全体主義とジャーナリスト - 高世仁のジャーナルな日々
 雑誌『諸君』の書評欄が面白い。特に三浦小太郎氏が勧める本は、ぜひ読まなくてはならないという気にさせる。三浦さんは尊敬する友人で、見識ある真のアジア主義者。

と礼賛してることには呆れます。
 高世は他の記事でも

三浦小太郎が斬るNY平壌公演1 - 高世仁のジャーナルな日々2008.3.12
 畏友、三浦小太郎さんが、先月、この公演を批判するすばらしい文章をある雑誌に書いた。この三浦さんという人、政治だけでなく、文化・芸能にも強い。阿久悠*6ZARDの(ボーガス注:ボーカル)坂井泉水*7が亡くなったとき*8には、味わい深い追悼文を書いたし、クラシックからジャズ、ロック、はてはサブカル系アート、少女漫画まで何でもありの実に幅広い教養人だ。

嘘の人権 偽の平和 - 高世仁のジャーナルな日々2010.12.26
 畏友、三浦小太郎さんの先月発売の著作『嘘の人権 偽の平和』(高木書房、1200円)が届いた。以前から、彼の見識の深さ、確かさには教えられることが多かった。

2019年に読んだ10冊の本 - 高世仁のジャーナルな日々2019.12.31
8.三浦小太郎*9『なぜ秀吉はバテレンを追放したのか―世界遺産潜伏キリシタン」の真実』(ハート出版)
 三浦さんは長い付き合いの畏友である。

などと三浦を礼賛していますが。
 れいわをパターナリズムと呼ぶことに賛同できない&「タイトルと内容に酷いずれがある」駄文に呆れる(副題:今日もkojitaken氏に悪口する(2022年5月23日分) - bogus-simotukareのブログで批判しましたが、id:kojitakenも高世のようなクズをよくも擁護できるもんです。多分、そうした高世の問題点を全く理解しないまま「敵(ボーガス)の敵は味方」レベルで高世を持ち上げた薄らバカがid:kojitakenでしょうが。高世を擁護したid:kojitakenに「あなたもつくる会理事の三浦を高世のように『畏友(畏敬する友人)』と呼んでいい、そういう素晴らしい人間と思うのですか?」と聞けば都合が悪いから黙りでしょう。kojitakenのような『老害のクズ』にはなりたくないもんです。

長井健司さんの死によせて―独裁を倒した記者の死 - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.5(今から約14年前:この記事当時は福田*10内閣)
 拉致という行為の非道さを思い、金正日体制打倒の決意を固める。

人権のドンキホーテ - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.6(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 北朝鮮の現体制を温存する形での「平和」を推進する人々は、後世、あの体制下で苦しんでいる人民や拉致被害者に、どう申し開きするのであろうか。

ベルリンの壁崩壊秘話−1 - 高世仁のジャーナルな日々2008.1.28(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 私はかねてから、北朝鮮金正日体制は「独裁」ではないから、打倒すべきだ、と主張している。ここで「独裁」というのは、このスハルト*11型の「普通の独裁」を意味する。北朝鮮はそのタイプではなくて、ナチズムやスターリニズムあるいはポルポト体制と同じ「全体主義」であり、「共存」することはできないからだ。
 拉致問題や核問題の解決も体制の打倒(口当たりよく「民主化」と言ってもよい)なしには完全解決は難しい。だから、北朝鮮全体主義をどう崩すかは、日本人にとって重要な課題である。(詳しくは、私のほとんどアジテーションのような論文「金正日体制は平和的に打倒すべきである」
http://moura.jp/scoop-e/seigen/pdf/20060417/sg060417_kimu_01.pdf*12を参照されたい)

ベルリンの壁崩壊秘話−3 - 高世仁のジャーナルな日々2008.2.4(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 北朝鮮の体制を民主化*13する方向で、中国、韓国、日本、ロシアが何らかの連携をもつ可能性を追求できないだろうか。

ラントス議員の死によせて−ナチスと北朝鮮 - 高世仁のジャーナルな日々2008.2.12(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 私は2005年2月に議員事務所に彼を訪れたことがある。
 ラントス*14議員は、ブッシュ政権がまだ北朝鮮に対して強硬だった当時、平壌を訪問して独自に「対話」を試みていた。
 取材が終わって、私は議論を吹っかけた。アメリカ政界でも一目置かれる長老議員に対して、僭越ながら、こう言ったのだ。
「ラントスさんは、ホロコーストで家族や親戚のほとんどを殺されて、《全体主義》の本質をよくご存知だと思います。私は北朝鮮金正日体制も《全体主義》だと考えるので、ナチスと同様、地上から一掃すべき対象だと思いますがいかがでしょうか。このような体制と真の対話が成立するとお考えでしょうか。
 私の目には、ラントス議員の北朝鮮訪問が融和的に過ぎるように映ったのだ。
 ラントス議員の答えは、北朝鮮の体制は民主化されなくてはならないが、対話のパイプは必要という、政治家としては常識的なもので、私はあまり納得できずにお別れしたことを覚えている。

金正日体制打倒と外交1 - 高世仁のジャーナルな日々2008.6.19(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 よく、北朝鮮に対しては、「制裁か対話か」という形で議論がなされる。しかし、それは単なる外交の手法、戦術の話であって、本当に大事なのは、金正日体制を崩壊させる「決意」であり「戦略」だ。
(なぜ体制崩壊が必要なのかについては、「金正日体制は平和的に崩壊させるべきである」に書いたことがある)
 最近、一通の手紙が、政府から拉致被害者家族に届けられたことを知った。そして、その手紙*15の内容を知って私は愕然*16とした。
(続く)

拉致事件30周年雑感 - 高世仁のジャーナルな日々2008.8.12(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 拉致問題解決には「金正日体制を打倒する」ことが必要だとはっきりさせる、そして金正日体制打倒のための活動メニューを拉致問題解決に位置づける。

金正日体制崩壊を唱える「T・K生」2 - 高世仁のジャーナルな日々2008.10.19(今から約13年前:この記事当時は麻生*17内閣)
 (ボーガス注:池明観*18は)北朝鮮の現体制は打倒しなくてはならず、韓国は太陽政策を採るべきではないと主張している。04年の韓国の雑誌「月刊中央」6月号のインタビューでも、はっきりと北朝鮮体制の打倒を主張している。
北韓*19は一日も早くなくすべき体制だ。北韓が現体制から漸進的に改善して良くなると期待することは考えられない。》
 イデオロギーで曇らない目で素直に見れば、誰でも金正日体制打倒という結論に辿りつくということを示している。「軟着陸」などと言っている場合ではない。また、「後継者」などどうでもよい。あの体制は崩壊させるしかないのだ。

さあ、金正日にも逮捕状を! - 高世仁のジャーナルな日々2009.3.5(今から約13年前:この記事当時は麻生内閣
 今朝の朝日新聞の第一面に、ついにスーダンの現職の大統領*20国際刑事裁判所が逮捕状を発行したニュースが載っていた。こんなことが可能な時代になったのだなあ!
 「国際刑事裁判所金正日を裁くべし」と考えている私にとっては嬉しいニュースである。
 さあ、いよいよ金正日にも逮捕状を!!
 この論拠と私の主張については、一昨年暮れの日記を読んでください。そのとき、私は当時国際刑事裁判所の裁判官に選出されたばかりの齋賀富美子氏*21(つい先日、再選された)とシンポジウムで同席し、金正日国際法廷へ引きずり出せと主張したのだった。
金正日を国際法廷へ! - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.5(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
【ボーガス注】
 「話が脱線しますが」ちなみに現在、日本出身のICC判事は赤根智子氏*22だそうです。
 なお、単なる偶然なのか、「『男女平等推進』的な意味合いで、意図的に女性を出してるのか」はともかく、日本出身の歴代ICC判事は「齋賀富美子氏(2008~2009年:外務省出身)」「尾崎久仁子氏*23(2009~2017年:外務省出身)」「赤根智子氏(2017年から:検察庁出身)」と全員女性です。
 ICC判事が「どうでもいいポスト」とは言いませんが、「外務事務次官退官後の小和田恒氏」が就任したICJ判事に比べれば「格が落ちる扱い」なのかもしれません。

セミパラチンスクと北朝鮮4 - 高世仁のジャーナルな日々2009.9.20(今から約12年前:この記事当時は鳩山*24内閣)
 「金正日体制は打倒すべきだ」と私が言うと、「お前は戦争になってもいいのか」と反論がくる。

金正日に逮捕状を!1 - 高世仁のジャーナルな日々2009.12.5(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 金正日をICC(国際刑事裁判所)へ提訴する動きが、いよいよ本格化してきたのだ。

日本から金正日体制打倒の宣言を! - 高世仁のジャーナルな日々2010.1.29(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 日本から初めて、金正日体制打倒の宣言を発する動きがはじまった。
 いま、宣言の署名者を募っているので、ここに紹介しご協力をお願いしたい。

(中略)
 私達は金日成金正日体制により国家主権及び人権侵害を受けている日本人及び在日韓国・朝鮮人として金日成金正日体制を打倒し、金正日及びその追従者を排除することこそ私達の責務であると考え、今後そのために各自の立場、能力を最大限に活用し取り組んでいくことを宣言する。
  平成22(2010)年2月16日 金正日の誕生日に
宣言文作成及び署名集約にあたっての責任者*25:荒木和博*26・砂川昌順・宋允復
http://araki.way-nifty.com/araki/2010/01/216-e9d7.html*27
 賛同していただける方は、上記のサイトから、自分の名前と読み方を記して返信してください。
 呼びかけている責任者の3人は;
 特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さん。
 北朝鮮強制収容所をなくす運動「NO FENCE ノーフェンス」http://nofence.netlive.ne.jp*28共同代表*29の砂川昌順さん*30
 いわゆる帰国事業で北朝鮮に渡った人々を救援する北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 公式サイト事務局次長の宋允復さん。

ツイッターで拉致問題を - 高世仁のジャーナルな日々2010.3.30(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 北朝鮮金正日体制を打倒することが拉致問題の全面解決の道だと信じている。

体制危機の深まりか、北朝鮮が挑発 - 高世仁のジャーナルな日々2010.11.23(今から約11年前:この記事当時は菅直人*31内閣)
 ベルリンの壁」崩壊を誰もが予測できなかったように、北朝鮮のような全体主義体制の崩壊はいつ、どのような形で起きるか分からない。
 日本の政治家は、もう政局の泥沼で遊んでいる場合ではない。朝鮮半島がいざとなったときの備えをしっかりとしておいてほしい。

砲撃事件の背景―体制崩壊へ - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.14(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 再び餓死が出るまでに困窮を極める北朝鮮で、三代世襲がうまくいくとはとても思えない。大混乱の最中での金正恩への権力移譲は、体制崩壊の引き金を引く可能性がある。

ついに金正日が死んだ - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.19(今から約10年前:この記事当時は野田*32内閣)
 私は、金正日の死亡は、単なる指導者の交代、あるいは日本人のイメージする政権交代のレベルにはおさまらず、体制自体の崩壊か大きな変更につながっていくと思う。
 また、我々の努力で体制崩壊民主化)につなげなくてならない。
 朴斗鎮氏*33など少数の例外はあるが、専門家の先生方の多くには、この地域をどうすべきだという「主体性*34」が感じられない。
 私も、北朝鮮はすぐには変わらないだろうと思う。だが、この「安定」状態は長くは続かないだろう。 

家族をも秘密にした金正日 - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.24(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 3代世襲など成功しないだろう。また、成功させてはならない。

北朝鮮がこのまま「安定」していいの? - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.26(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 早く、この体制を倒さなければ。
 こういうと、社会がむちゃくちゃになっていいんですか、と反論される。
 しかし「体制の崩壊」は、「社会の崩壊」とは全く異なる。ベルリンの壁の崩壊でソ連・東欧圏が異なる体制に移行したように、あるいはカンボジアポルポト政権崩壊のように、その社会は人々が生きやすい方向に生まれ変わるのだ。
 北朝鮮金正日体制は、90年代後半、300万人を餓死させ、今も20万人を政治犯収容所で苦しめている。
 この体制が続くかぎり、北朝鮮の人々に明るい未来はなく、日本と世界への脅威は増すばかりだ。

北朝鮮体制の打倒は憲法の要請 - 高世仁のジャーナルな日々2017.5.17(今から約5年前:この記事当時は第三次安倍内閣
 以前「金正日体制は平和的に打倒すべきである」という論文の末尾で憲法前文を引いてこう書いている。
《「東アジアの平和が人権なき平和であっていいのか」
 いくら平和がいいといっても、拉致や強制収容所を座視してすまされるわけはない。それは、日本国憲法の精神でもあると私は思う。
 憲法前文にはこうある。
 「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
 金正日体制がもたらすような「恐怖と欠乏」から、全世界が解放されていなければ真の平和とは言えないのではないだろうか。
 日本政府と国民が、拉致問題を解決しようと努力し、そのことが同時に平和的に北朝鮮民主化する闘いに寄与するならば、我々は、憲法前文にあるこの願いに近づくことになるだろう。
 「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」》(『アリエス』2004年10月*35

「ニュース女子」は続く - 高世仁のジャーナルな日々2018.3.9(今から約4年前:この記事当時は第四次安倍内閣
 考えるべきは、北朝鮮の体制を崩壊させることをにらみながら、いま現れた北朝鮮から譲歩を得るチャンスを生かすということ。

などと散々*36北朝鮮体制の早期崩壊を希望」「国際的包囲網で北朝鮮を打倒しよう」を叫んでいた男がついにその「北朝鮮打倒論」の非現実性を公式に認めました。「過去の北朝鮮打倒論」について「非現実的だった」という明確な反省がないのは「卑怯者の高世ならそうした態度は予想の範囲内」「それでも政権打倒の非現実性を認めただけ昔よりはマシ」「北朝鮮言論から完全にトンズラした関川夏央よりはマシ(関川のトンズラについては例えばもはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりもメロドラマのネタ程度のものなのだろう(たぶん日本も同じ 関川某も自分の書いたことを撤回しろとおもう) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)や拙記事山際永三氏と言えば俺的には「人権活動家」の印象が強い - bogus-simotukareのブログ(未だに帝銀事件再審に挑む山際氏と、関川の卑劣さを比較)参照)」とはいえ「誠実性の点」でどうかと思いますが。
 それにしても高世のこうした態度変更は「ジンネット倒産」「岸田内閣誕生」が大きいのでしょう。今も「ジンネットが営業していて安倍内閣」だったら果たしてこういう態度変更をしたかどうか。

 いつ来るかわからない体制崩壊を待つわけにはいかない。
 とすれば、拉致問題の全面解決は無理でも、北朝鮮の現体制と向き合って、部分的な成果を積み上げていくしかない。
 外交交渉では、こちらの言い分が100%通ることはない。素人でもわかることだ。
 まして相手はあの北朝鮮である。一歩一歩、妥協を重ねて成果を求めていく厳しい交渉になるだろう。少しでも前に進めていくには、悔しいけれども「泥棒に追い銭」を用意する覚悟*37も必要だろう。しかし、知恵を集め、戦略を練って成果をかちとっていくしかないのだ。
 「家族会」が「全ての拉致被害者の即時全員一括帰国」を掲げたい気持ちは痛いほど理解できる。しかし残念ながら、それは実現不可能なのである。それだけでなく、このスローガンは拉致問題の進展に害をもたらしていると思う。
 日本政府は、「全ての拉致被害者の即時全員一括帰国」以外の北朝鮮からの回答をすべて拒否することで、まともな外交交渉を放棄している。このスローガンが、政府の無作為の口実になっている。何もせずに北朝鮮を非難し「強硬論」を吐くだけでよいのだから、こんなに楽なことはない。
日本政府が、「家族会」や「救う会」の掲げる「全拉致被害者の即時一括帰国」に固執するならば、これまでと同じく、拉致問題に進展のないまま、時間がむなしく過ぎていくだけだろう。

 ここだけ取り出せば正論でしょう。しかし高世は過去に

拉致「再調査」の茶番劇 - 高世仁のジャーナルな日々2008.6.14(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 全体主義国家にとって外交とはマヌーバーにすぎない。そして、《譲歩と大きな国際的威信とを用いて全体主義国を正常な国際関係に引きもどすことはあらゆる正当な期待にもかかわらず不可能だった》し、《全体主義政権は相手の妥協性に対して一層の敵意をもって応ずる》というのはナチズムとの外交から得られた教訓だった。(ハナ・アーレント*38全体主義の起源』3、P149)

「拉致再調査の発表だけでいい」と米国は言った? - 高世仁のジャーナルな日々2008.6.18(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 今回の日朝協議等の動きを「何もないより、話し合いができたのだからいいではないか」として「前進」と評価するむきがある。しかし、「再調査」は上に述べたように、北朝鮮が米国から、拉致問題で「格好だけつけてくれ」と頼まれて「約束」したものだとすれば、拉致問題の解決につながる可能性はほとんどないだろう。騙されないよう、今後の展開を注視しよう。

として日朝外交の意義を全否定していました。
 また、

金正日体制打倒と外交2 - 高世仁のジャーナルな日々2008.6.20(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 拉致問題の全面解決のためにも「日本政府は金正日体制を崩壊させる立場に立つべきだ」と私は主張するが、これに対して、それは相手を否定することになり、拉致問題の交渉が成り立たなくなるのではないかとの疑問がよく寄せられる。
 しかし、戦後の東西冷戦を含む世界の外交史は、相手国を打倒しようとの思惑を秘めながら交渉で切り結んできた歴史に彩られている。外交のアート(技術)はそうやって磨かれてきたのだ。
 ところが、日本政府は、この立場に立つことを拒否するだけでなく、逆に金正日体制を強化することさえ願っているらしい。*39
 特定失踪者問題調査会の荒木和博代表のブログ昨今の報道について: 荒木和博BLOG(2008.5.28)によれば、最近、内閣官房拉致問題対策本部事務局の総合調整室長、河内隆氏*40は長文の手紙を拉致被害者の家族に送った。5月20日付けのこの手紙には、驚くべきこんな文章が並んでいる。
《ここで御留意頂きたいのは、日本政府が北朝鮮当局を相手にして外交交渉で問題解決をしようとする以上、日本政府自身が金正日体制打倒を方針とするならば、そんな相手方とは北朝鮮は本気で交渉テーブルにもつかないことになってしまう点です。
 現体制下では(北朝鮮当局のある特定の部署により)拉致被害者の情報がしっかり管理されているだろうから、しかるべき人の「決断」さえ示されて「解決」に向かう方が、体制が転覆され大変な混乱状態の中でよりは、拉致被害者救出に現実として適するという側面もあると判断されるからです

 これは河内隆氏個人ではなく官邸の立場で書いているに違いない。これが日本政府の立場だと思うと、情けなさが募ってくる。

として「今から約13年前の福田内閣」の時に河内氏なる人物(当時、内閣官房拉致問題対策本部事務局の総合調整室長)を悪口雑言していました。
 しかし今の高世の態度(体制崩壊否定論、バーター取引容認論)は、過去に高世が非難した河内氏の態度

日本政府が北朝鮮当局を相手にして外交交渉で問題解決をしようとする以上、日本政府自身が金正日体制打倒を方針とするならば、そんな相手方とは北朝鮮は本気で交渉テーブルにもつかないことになってしまう点です。
 現体制下では(北朝鮮当局のある特定の部署により)拉致被害者の情報がしっかり管理されているだろうから、しかるべき人の「決断」さえ示されて「解決」に向かう方が、体制が転覆され大変な混乱状態の中でよりは、拉致被害者救出に現実として適するという側面もあると判断されるからです

と何一つ変わらない。
 そういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)をもじればまさに「そういうことであるなら、河内隆氏に陳謝する用意くらいはあるんだろうな」でしょう。
 それとも高世は「当時(約13年前の福田内閣当時)の俺の河内批判は正しかった。今とは違う」と強弁するのか? 
 しかし、それは強弁も甚だしいでしょう。和田春樹氏などは、高世が「北朝鮮打倒」を放言していた「小泉訪朝直後(2004年)」から「高世のような北朝鮮打倒論」には「中露の北朝鮮への経済支援」を理由に「現実性が乏しい」として否定的でした。
 まあ拉致から手を引き、今は「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長」の河内氏にとって「高世が河内氏に陳謝しようがすまいがもはやどうでもいいこと」でしょうが。
 それにしても、今回の高世の「家族会」が「全ての拉致被害者の即時全員一括帰国」を掲げたい気持ちは痛いほど理解できる。しかし残念ながら、それは実現不可能なのである。それだけでなく、このスローガンは拉致問題の進展に害をもたらしていると思う。日本政府が、「家族会」や「救う会」の掲げる「全拉致被害者の即時一括帰国」に固執するならば、これまでと同じく、拉致問題に進展のないまま、時間がむなしく過ぎていくだけだろう。は「ついにここまで言ったか」ですね。正直、高世がここまで言うことは全く予想していませんでした。
 それはともかく高世は多分俺のことは「ボーガスはしつこいよ!」「俺の昔の発言を探すな!」「昔のことは水に流せ!」とでも思ってるのでしょう。それにしても「自ブログの過去記事」に「今の主張と完全に矛盾する内容」を掲載し続けてる高世も呆れたバカです(もしかしたら、俺が紹介した過去記事を今後削除するかもしれませんね)。しかもそのことについて「昔の私は間違っていた」と釈明もしないで事実上居直る(呆)。高世がそんな「バカでクズ」だからジンネットも倒産したのでしょう。れいわをパターナリズムと呼ぶことに賛同できない&「タイトルと内容に酷いずれがある」駄文に呆れる(副題:今日もkojitaken氏に悪口する(2022年5月23日分) - bogus-simotukareのブログで批判しましたが、id:kojitakenも高世のようなクズをよくも擁護できるもんです。「前から分かっていたこと」ですが、kojitakenも「高世と同レベルのクズ」なのでしょう。
 そして今日もkojitaken氏に悪口する(2022年5月14日分) - bogus-simotukareのブログで批判しましたが、俺のことを

天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記
この人*41がもともと、北朝鮮を擁護したり

などと抜かすkojitakenは例えば「河内隆氏の文章」をどう評価するんですかね?。昔の高世のように『河内の文章は北朝鮮擁護だ』と非難するのか?。それとも「河内は北朝鮮擁護ではないがボーガスは擁護だ」というのか?
 勿論俺個人は「俺の北朝鮮認識、評価」については「河内氏のような現実主義にたってるだけ(つまり北朝鮮擁護ではない)」と自己評価しています。
【参考:ウクライナの「忠犬ハチ公」】

マカウリの忠犬ハチ公 | | 有明抄 | 佐賀新聞
 有名な忠犬ハチ公は飼い主だった東京帝国大の上野英三郎*42教授が急死した後、渋谷駅前で帰りを待ち続けた。新聞で取り上げられ、多くの人に感銘を与えた
◆この物語に共感するのは万国共通のようで、2009年にはハリウッドが映画化。著名な俳優リチャード・ギア氏が飼い主役を演じた「HACHI 約束の犬」によって、ハチ公は海外でも広く知られる存在となっている
◆国際面に載った小さな囲み記事が目に留まった。ウクライナの首都近郊マカウリで、ロシア軍に殺害された飼い主の女性を約1カ月にわたって待ち続けた秋田犬がいた。ボランティアが餌を与えて連れ出そうとしても、女性宅から離れようとしなかった。地元メディアは「マカウリのハチ公」と伝え、新しい飼い主が見つかったという
◆記事を読みながら、切なさとともに侵攻に対する憤りが増してきた。ロシアでは昨春、ハチ公になぞらえ、飼い主を待つ忠犬パルマと少年のふれあいを描いた日ロ合作映画「ハチとパルマの物語」が公開された。ロシアでも気持ちは通じるはずなのに、戦争が哀別を生んでいる。

*1:デイリーNKジャパン編集長。著書『コチェビよ、脱北の河を渡れ:中朝国境滞在記』(2012年、新潮社)、『金正恩』(2013年、宝島社新書)

*2:立憲民主党参院議員。公式サイト参議院議員有田芳生|公式ウェブサイト。著書『歌屋・都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『何が来たって驚かねえ!:大震災の現場を歩く』(2012年、駿河台出版社)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)、『50分でわかる!立憲民主』(2019年、弓立社新書)、『北朝鮮拉致問題・極秘文書から見える真実』(2022年6月刊行予定、集英社新書)など

*3:2004年10月は小泉内閣

*4:「嘘も大概にしろ」ですね。どう見ても「右翼の集まり」です。

*5:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*6:1937~2007年。著書『瀬戸内少年野球団』(1983年、文春文庫→2013年、岩波現代文庫)、『書き下ろし歌謡曲』(1997年、岩波新書)、『愛すべき名歌たち:私的歌謡曲史』(1999年、岩波新書)、『歌謡曲の時代』(2007年、新潮文庫)、『夢を食った男たち:「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代』(2007年、文春文庫)、『歌謡曲春夏秋冬』(2008年、河出文庫)、『作詞入門:阿久式ヒット・ソングの技法』(2009年、岩波現代文庫)、『無冠の父』(2018年、岩波現代文庫)など

*7:1967~2007年。所属した芸能事務所ビーイングでは、女性タレントのメディア露出を極力抑えるメディア戦略が取られていたこと、また坂井自身が極度のあがり症だったことにより、ほとんどマスメディアに登場しなかったことで知られる。2018年7月20日放送のテレビ東京『じっくり聞いタロウ:スター近況㊙報告』に元ZARDのギタリスト町田文人が出演し、坂井が『極度のあがり症で、初めてテレビに出た時は、放送が終わった後に、腰が抜けたような感じになってメンバーが抱えて楽屋まで連れて行った』とのエピソードを語った(坂井泉水 - Wikipedia参照)

*8:阿久、坂井は2007年に死去

*9:三浦の著書は他に『嘘の人権 偽の平和』(2010年、高木書房)、『収容所での覚醒・民主主義の堕落』(2012年、高木書房)、『渡辺京二』(2016年、言視舎評伝選)、『ドストエフスキー戦争論:『作家の日記』を読む』(2019年、萬書房)、『漢民族に支配された中国の本質:なぜ人口侵略・ジェノサイドが起きるのか』(2021年、ハート出版)。なお、三浦の2021年の著書名が「中国共産党に支配された」ではなく「漢民族に支配された」である点に注意しましょう。どう見てもヘイトスピーチが予想されます。

*10:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*11:1921~2008年。インドネシア大統領(1967~1998年)(スハルト - Wikipedia参照)

*12:ただし現在はこれをクリックしてもエラーが出る。高世の駄文については『金正日体制は平和的に打倒すべきである』 by 高世 仁 : 静かなる革命2009で読むことが可能。

*13:ここでの「民主化」とは「体制打倒」と同義。

*14:1928~2008年。元米国下院外交委員長(民主党)(トム・ラントス - Wikipedia参照)

*15:この記事でも高世を批判していますが金正日体制打倒と外交2 - 高世仁のジャーナルな日々で高世が悪口している河内隆氏(手紙執筆当時、内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長。内閣府事務次官で退官し、現在は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長)の手紙です。

*16:こんなアホを言う高世の方にむしろ「愕然」ですね。

*17:橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~第四次安倍内閣副総理・財務相を経て現在、自民党副総裁

*18:1924~2022年。東京女子大学教授、韓国翰林大学校教授など歴任。著書『韓国民主化への道』(1995年、岩波新書)、『T・K生の時代と「いま」』(2004年、一葉社)、『池明観自伝:境界線を超える旅』(2005年、岩波書店)、『「韓国からの通信」の時代』(2017年、影書房)など

*19:北朝鮮のこと

*20:オマル・アル=バシール - Wikipediaのこと。1989~2019年まで大統領。2019年に軍のクーデターで失脚。ただし軍事政権は現時点ではバシールICCへの引き渡しは拒否している。

*21:1943~2009年。シアトル総領事、国連大使ノルウェー大使、アイスランド大使、ICC判事などを歴任。ICC判事在任中に病死(齋賀富美子 - Wikipedia参照)

*22:札幌地検公判部長、名古屋高検検事、法務省法務総合研究所国際協力部長、函館地検検事正、法務省法務総合研究所所長、最高検検事などを経て、現在、ICC判事(赤根智子 - Wikipedia参照)

*23:外務省総合外交政策局人権難民課長、生物多様性条約COP10担当大使、ICC判事など歴任(尾崎久仁子 - Wikipedia参照)

*24:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長などを経て首相

*25:こんな宣言に名を連ねてるのだから荒木の目的が「拉致被害者救出ではないこと」はモロバレです。

*26:著書『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』(2009年、草思社)、『なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか』(2011年、光人社NF文庫)、『山本美保さん失踪事件の謎を追う』(2012年、草思社)、『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(2015年、展転社)、『北朝鮮の漂着船』(2018年、草思社

*27:ただし、今はこれをクリックしてもエラーが出ます

*28:但し、現在ではhttp://nofence.netlive.ne.jp/をクリックしてもエラーが出る。NoFence 北朝鮮の強制収容所をなくすアクションの会が現在のサイト

*29:もう一人の代表は小川晴久(東大名誉教授、著書『朝鮮文化史の人びと』(1997年、花伝社)、『北朝鮮・いまだ存在する強制収容所:廃絶のために何をなすべきか』(2012年、草思社)、『北朝鮮の人権問題にどう向きあうか』(2014年、大月書店)など)。小川の経歴については小川晴久 - Wikipedia参照

*30:著書『極秘指令:金賢姫拘束の真相』(2003年、NHK出版)

*31:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを経て立憲民主党最高顧問

*32:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を経て立憲民主党最高顧問

*33:コリア国際研究所-KII所長(アマゾンの著者紹介)。著書『北朝鮮その世襲的個人崇拝思想』(1999年、社会批評社)、『朝鮮総連』(2008年、中公新書ラクレ)、『揺れる北朝鮮』(2016年、花伝社)、『金正恩』(2018年、新潮新書)、『韓国大統領はなぜ悲惨な末路をたどるのか?』(共著、2020年、宝島社)

*34:文脈から見てこの「主体性」とは明らかに「北朝鮮政権転覆論」です。

*35:2004年10月は小泉内閣

*36:高世のブログを見るだけでも2004年10月(小泉内閣)から2018年3月(第四次安倍内閣)までは北朝鮮体制打倒を高世が叫んでいたことが確認できます。

*37:要するに経済支援とのバーター取引です。まずは「経済制裁」を一部であれ解除すべきでしょう。

*38:前も書きましたが、アーレントは1975年に死去しています。そしてアーレントが論じたのはナチスドイツやスターリンソ連であって北朝鮮ではありません。拉致事件も1975年時点では認識すらされていません(そもそも1975年時点では起こっていなかった可能性もある)。アーレントの主張が正しいかどうか自体も問題ですが、仮に正しいと仮定しても北朝鮮問題を論じるにおいて使える代物ではないでしょう。なお彼女の著書としては『人間の条件』(1994年、ちくま学芸文庫)、『過去と未来の間』(1994年、みすず書房)、『革命について』(1995年、ちくま学芸文庫)、『暴力について:共和国の危機』(2000年、みすず書房)、『カール・マルクスと西欧政治思想の伝統』(2002年、大月書店)、『暗い時代の人々』(2005年、ちくま学芸文庫)、『活動的生』(2015年、みすず書房)、『責任と判断』(2016年、ちくま学芸文庫)、『エルサレムアイヒマン:悪の陳腐さについての報告【新版】』、『全体主義の起原 1~3 【新版】』(以上、2017年、みすず書房)、『アウグスティヌスの愛の概念』(2021年、みすず書房)などがあります。

*39:河内氏は「打倒論の立場では、北朝鮮の反発を買って日朝交渉は成り立たない」「体制が崩壊したら、かえって救出が困難になる」といってるだけで、彼が「金正日体制を強化することさえ願っている」なんて事実はどこにもありません。デマ中傷も大概にしたらどうか(呆)。

*40:自治省大臣官房総務課課長補佐、京都市副市長、総務省総合通信基盤局電波部衛星移動通信課長、内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長、内閣府大臣官房拉致被害者等支援担当室長、内閣府大臣官房長などを経て内閣府事務次官で退官。現在は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長(河内隆 - Wikipedia参照)

*41:俺のこと

*42:1872~1925年。農業土木学者。著書『農具教科書』、『農業土木教科書』(以上、1904年、成美堂)、『耕地整理講義』、『農業測量教科書』(以上、1905年、成美堂)(上野英三郎 - Wikipedia参照)