珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年3/14日分)(副題:今日も高世に悪口する)

ウクライナで外国人ジャーナリストが殉職 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「ジャーナリストへの恫喝」のために「ジャーナリストであること」を知りながら故意に殺害したのか、流れ弾で死んだのかで「ロシア軍への評価」は大きく変わってきます。そのあたりは今後わかるでしょうが。


キエフを日本人ジャーナリストが取材 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 以下の拙文章ではロシアのことにはほとんど触れず、北朝鮮拉致問題で高世批判をしていることをあらかじめお断りしておきます。

 現場での情報を得るために、戦場または戦場の近くにジャーナリストが行って取材すべきである。
(中略)
 日本独自の視点で戦争を観ていくためには、日本の記者が取材すべきである。

 その理屈なら

北朝鮮の情報を知るため、日朝国交正常化し、外務省は大使館を設置すべし。国交正常化前の段階でも「田中訪中前の中国」や「今の台湾」のように日本の常駐事務所を設置すべし
◆メディアも積極的に北朝鮮取材すべき

などと高世は主張すべきでしょう。
 あるいはぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する「北朝鮮を取材した写真家・伊藤氏」のような人間を高世は評価してしかるべきです。
 ところが「北朝鮮取材しても、北朝鮮の宣伝に利用されるだけ」などという救う会や家族会に調子を合わせてそんなことは言わないのだから高世もデタラメです。「命の危険」はともかく、ウクライナ取材だって「ウクライナ政府の宣伝に利用される恐れ」は当然あるでしょう。そうしたリスクのない取材なんてありえないし、そんなことを言っていたら取材は何もできません。
 まさに高世はこれじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。

 ロシアの嘘は一つひとつ潰していかなくては。

 特定失踪者など救う会の嘘は一つひとつ潰していかなくては拉致はいつまでたっても解決しないでしょう。しかしロシア批判はできても救う会批判はできない腰抜けの高世です。

 ロシアが「ウクライナ国内で米国が生物兵器の臨床で携わっている*1」と訴えたのだ。あまりにも荒唐無稽なデマで、ここまでくると気持ち悪い。ロシアという国は何をするか分からないと思い、恐ろしくなる。

 俺にとっては「特定失踪者というデマ(まともな認定根拠がない上、既に国内で40人以上発見、その全てが自発的失踪などで北朝鮮と無関係)」、特に「山本美保さんDNA鑑定捏造デマ(荒木和博が、荒木著『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社)、山本美保さんDNAデータ偽装事件(R4.3.4): 荒木和博BLOGなどで主張)」はあまりにも荒唐無稽なデマで、ここまでくると気持ち悪い。(特に家族会がそれを容認していることが)恐ろしくなる。のですが、高世もいつになったらあれらのデマを批判するのか(呆)。
 結局高世は「ロシア」のような「高世にとっての安全パイ」は批判できても「救う会、家族会」のような「高世にとって批判したくない物」は批判せずに逃げるクズだと言うことです。

 民主主義にとってのメディアの重要性をいまいちどかみしめたい。

 救う会、家族会を批判した高嶋伸欣氏(琉球大学名誉教授)の著書名は『拉致問題で歪む日本の民主主義』(2006年、スペース伽耶)です。
 実際、

【1】「救う会、家族会」による「ウンギョンさんインタビューをしたフジテレビや、ジェンキンスさんインタビュー(彼の帰国前)をした週刊金曜日へのバッシング」「田中均氏(外務省退官)、蓮池透氏(家族会除名)らへの個人攻撃」
【2】そうした攻撃に恐れをなした「与野党(自民、公明、立民、共産など)の政治家」「外務省」「マスコミ」が「救う会、家族会」の攻撃を恐れて、まともに物が言えない状況

はまさに高嶋氏が言うように『拉致問題で歪む日本の民主主義』でしょう。正確には『救う会、家族会による拉致問題の政治利用(安倍礼賛など)で歪む日本の民主主義』『そんな救う会、家族会を日本社会がまともに批判できないがために拉致問題で歪む日本の民主主義』ですが(拉致問題それ自体が民主主義を歪めてるわけではない)。勿論2006年(高嶋本の刊行年)どころか「2022年の今」に至るまで高嶋氏と違い高世は何一つ救う会、家族会批判ができません。
 「プーチンと同じ言論抑圧」を批判派に対してやってきたのが、救う会、家族会ではないのか。プーチンとの違いは「民間団体に過ぎないので直接的な権力行使ができない点(圧力団体として政治家を動かす形を取る点)」「さすがにプーチンと違って殺人はしない点」だけに過ぎません。
 しかもその結果『小泉訪朝から20年に及ぶ拉致敗戦』だから話になりません。
 というか「ウクライナ侵攻がうまくいかない→批判派を言論抑圧(ロシア)」と同様に「救う会、家族会の主張ではいつまでたっても拉致敗戦→批判派を言論抑圧」というプーチンロシアと「全く同じ構図にある」といっても言い過ぎではないでしょう。
 高世もいい加減「民主主義の見地」から救う会、家族会を批判したらどうなのか。

*1:原文のまま。「臨床に携わってる」の誤記でしょうか?。しかし「臨床=病床に臨んで診療すること」ですが「生物兵器の臨床て何?」ですね。文脈から見て「製造、開発」という趣旨でしょうがそれを「臨床」と表現することは果たして日本語として適切なのか。