珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年12/13日分)(副題:今日も高世に悪口する)

◆高世のツイート

高世仁リツイート
有田芳生
 高世さんのこの連載は、拉致問題の解決を進めようと思う人たちにとっては、必読です。
岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 有田氏のアホさには呆れて二の句が継げません。高世の駄文のどこが「必読」なのか。


『彼は早稲田で死んだ』を読んで - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 昨日12日の『産経新聞』読書欄に樋田毅*1著『彼は早稲田で死んだ*2』(文芸春秋)の書評を寄稿した。

 「何でそんな仕事の依頼が『ジンネット倒産後、ジャーナリストを事実上廃業した』自称ジャーナリスト、なんちゃってジャーナリストの高世に?」ですね。

 私は樋田さんと共通の友人がいたので、学部*3は違うが、一晩飲んで語り合ったことがあった。

 つうことで樋田氏のご指名なんですかね。しかし革マル批判して「正義感ぶる高世」ですが「学生時代の高世」はともかく、今の高世は「巣くう会、家族会の幇間太鼓持ち」という「人間のクズ」ですからねえ。「かっこつけてるんじゃねえよ、高世のクズ(嘲笑)」「偉そうなことを抜かすのは過去の太鼓持ち幇間行為を世間に謝罪してからにしろ、高世のチンカス野郎(罵倒)」と鼻で笑います。
 革マルのように殺してはいないとはいえ

◆不当な個人攻撃で田中均氏を外務省退官に追い込んだ家族会、巣くう会

を批判できない卑怯者の分際で高世も良くも偉そうなことがほざけた物です。
 樋田氏も「高世みたいなクズ」に書評を頼むくらいなら他の人間に頼めばいいのに。樋田氏も「高世の同類のクズ」なんでしょうか。
 つうか「産経で書評(高世)」ですか?。俺なら「リベラル保守や穏健左派ならともかくデマ極右・産経の革マル叩きなんかに加担できるか!」と断ってますね。まあ、高世も「会社倒産後は」そんな贅沢が言えるような立場ではないのでしょうが。高世も本当に哀れで無様で滑稽な男です。


岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか5 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年12/10日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで取り上げた岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
 (つづく)となっておらず

 安倍内閣が「拉致被害者の即時、全員帰国」の強硬路線から突如転換し「無条件で日朝首脳会談*4」へと揺れる、無原則な対北朝鮮外交を繰り広げる背景には、家族会、救う会との不正常な関係があると思われるが、これはまたの機会に書こう。

ということで一応「終わり」のようですが、「家族会、救う会との不正常な関係」なんてことが本当に高世に「またの機会」に書けるんですかね?。
 つうか

 明日すぐに書けよ、何でまたの機会なんだよ!

ですよねえ。
 そして家族会、救う会との不正常な関係はむしろ

これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

という高世本人じゃないのか?。
 安倍を批判する前に

◆手前こそが家族会、救う会との不正常な関係を反省しろ
そういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

ですよねえ。高世のクズさには心底呆れます。
 しかも家族会、救う会との不正常な関係と書く一方で

 前回のつづき。
 田中実さん、金田龍光さんの生存情報を含む北朝鮮からの「中間報告」をなぜ日本政府は受けとらず、情報の存在自体を隠すのか。
 特定失踪者問題調査会」の荒木和博さんは自身のブログでこう書いている。

として未だに「荒木和博に好意的な態度」だから心底呆れます。
 確かに荒木は「家族会メンバーではない」「事務局長を更迭され巣くう会メンバーではない」とはいえ、奴が代表の「特定失踪者問題調査会」「予備役ブルーリボンの会」は「少なくとも建前上は巣くう会、家族会の友好団体」でしょうよ。
 そんなんで家族会、救う会との不正常な関係なんか高世に批判できるのか?。そもそも高世と荒木の関係こそが不正常な関係ではないのか。
 大体、荒木『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社)なんてデマ本まで書いて、山梨県警を誹謗する男を高世もよくも好意的に取り上げるもんです。
 高世だってまさか「荒木本は正しい。山梨県警は故意にDNA鑑定を捏造した。山形県の海岸で発見された腐乱死体は美保さんではない、美保さんは北朝鮮拉致だ」とは言わないでしょうに。
 それにしても俺が「荒木はキチガイだな」と思うのはこの本ですね。普通の人間はこんな本を書きませんよ。何せ「間違った鑑定」ならまだしも「故意の捏造」呼ばわりですからね。こんなデマ本を出版する草思社も全く落ちぶれたもんです。
 なお、以前も書きましたが、何も荒木の意見など聞かなくても

田中実さん、金田龍光さんの生存情報を含む北朝鮮からの「中間報告」をなぜ日本政府は受けとらず、情報の存在自体を隠すのか。

は簡単に想像がつく。
1)田中さん、金田さんの帰国に動けば「段階的帰国は認めない」として、「即時一括全員帰国」に固執する家族会、巣くう会に批判される
2)しかし何も動かなければ田中さん、金田さんの関係者(ご家族や友人知人)に批判される
3)1)も2)も嫌だから隠す
つう話でしょう。まあ、荒木が書いてることもその程度のことでしかありません。

 北朝鮮が、調査したらもう二人いましたと回答してきたのは一つの「前進」と見なければならない。はじめから100%の回答を北朝鮮がするわけはない。そんなことは分かり切ったことだ。
 「中間報告」を受け取ったうえで、その不十分点をつき、さらなる「調査」を要請するなどの形で交渉をつなぐ中からさらなる展開を作っていく。その方が、今のように北朝鮮とのパイプが完全に「切れた」状況よりはるかにマシだろう。

 高世も「小泉訪朝から19年たって」「ジンネットが倒産して」やっと「この程度のことは言う」ようになったわけですが「遅すぎます」ね。
 「何度でも繰り返しますが」まさにそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)です。
 つうかこの高世の理屈だと、「田中さん、金田さん」云々以前に「小泉訪朝の5人帰国」について

北朝鮮が、調査したら5人(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん)いましたと回答してきたのは一つの「前進」と見なければならない。はじめから100%の回答を北朝鮮がするわけはない。そんなことは分かり切ったことだ。
 5人帰国を実現したうえで、その不十分点(「5人以外」については「拉致被害者だが既に死亡」or「そもそも不存在」と北朝鮮が回答)をつき、さらなる「調査」を要請するなどの形で交渉をつなぐ中からさらなる展開を作っていく。その方が、今のように北朝鮮とのパイプが完全に「切れた」状況よりはるかにマシだろう。

ではないのか。
 そもそも「たった5人か!」「そんなんで経済支援なんかできるか!」として、経済制裁を発動して北朝鮮側の交渉意欲をなくしたあげく、小泉氏や、田中均氏らも非難し、「小泉政権の交渉意欲もなくした」あげく、田中氏を外務省退官に追い込んで「あんな目に遭うくらいなら拉致には下手に手をつけない方がいい」となって、「ポスト小泉の政権(第一次安倍、福田、麻生、鳩山、菅直人、野田、第二~四次安倍)や外務省からも交渉意欲を失わせた」家族会、巣くう会が「最初から間違っていた」のではないのか。
 そしてそんな巣くう会や家族会に同調して制裁路線や田中氏への個人攻撃を容認した高世こそが「最初から間違っていた」のではないのか。
 「何度でも繰り返しますが」まさにそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)です。
 そして「北朝鮮とのパイプ」云々と高世が言うなら「平壌への日本の常駐事務所設置(石破茂・元自民党幹事長、和田春樹氏など)」を主張したらどうなのか(おそらく巣くう会や家族会が怖くて高世にはそれはいえないのでしょうが)。
 なお、岸田政権について言えば「引用が長くなりますが」

令和3年12月6日 第二百七回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ
【コロナ対策】
二 コロナ克服・新時代開拓のための経済対策
◆オミクロン株のリスクに対応するため、外国人の入国について、全世界を対象に停止することを決断いたしました。
◆感染状況が落ち着いていますが、コロナ予備費を含めて十三兆円規模の財政資金を投入し、感染拡大に備えることとしました。新型コロナにより、厳しい状況にある人々、事業者に対して、十七兆円規模となる手厚い支援を行います。今回の総額五十五・七兆円の大規模な対策を、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」と命名しました。
三 新型コロナ対応
 第一に、次の感染拡大を見据えた医療提供体制を確保します。感染力が今夏の二倍となり、第五波を上回る感染状況となっても、病床の徹底的な確保と個々の病院の病床利用の「見える化」、そして関連制度をフル活用した連携強化により、斉整(せいせい)と対応できるようにします。既に、この夏に比べて三割、一万人増の約三万七千人が入院できる体制を確保しました。
 第二に、新型コロナの脅威を社会全体として、可能な限り引き下げます。ワクチン、検査、飲める治療薬の普及により、予防、発見から早期治療までの流れを抜本強化します。
 無料で受けられる検査を抜本的に拡充します。三千二百億円を計上し、健康上の理由でワクチン接種を受けられない方や、感染拡大時については、無症状の方でも、無料で検査を受けられるようにします。
 今後の切り札となる、飲める治療薬は、年内の薬事承認を目指します。
 第三に、息の長い、感染症危機への対応体制を整えます。
 今回の感染症危機では、海外産ワクチンを活用しましたが、変異株も含め、次の感染症危機に備えるため、国産ワクチン、治療薬の開発・デュアルユースでの製造に、五千億円規模の投資を行います。
四 経済回復に向けた支援
 経済的にお困りの世帯、厳しい経済状況にある学生、子育て世帯に対し、給付金による支援を行います。特に生活に困窮されている方には、生活困窮者自立支援金の拡充など、様々なメニューを用意します。総額七兆円規模を投入します。
 事業者向けには、二・八兆円規模の給付金により、事業復活に向けた取組を強力に後押しします。
 ワクチン・検査パッケージを活用した行動制限緩和の方針に基づき、通常に近い経済社会活動の再開に取り組みます。
 安全・安心な形で、新たなGoTo事業などの消費喚起策を行う準備も進めます。
【新しい資本主義】
五 未来社会を切り拓く「新しい資本主義」
 新型コロナによる危機を乗り越えた先に私が目指すのは、「新しい資本主義」の実現です。
六 新しい資本主義の下での成長
(1)イノベーション
 科学技術によるイノベーションを推進し、経済の付加価値創出力を引き上げます。
 地域の中小企業と連携した大学発ベンチャーの創出にも取り組みます。
(2)デジタル田園都市国家構想
 デジタル田園都市国家構想実現会議の下、「デジタル田園都市国家構想」を推進します。デジタルによる地域活性化を進め、さらには、地方から国全体へ、ボトムアップの成長を実現していきます。
 海底ケーブルで日本を周回する「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」を三年程度で完成させます。
 デジタル化、デジタルトランスフォーメーションを進める司令塔であるデジタル庁の機能を更に強化します。
 デジタル臨時行政調査会で、デジタル社会変革の青写真を描きます。これらの取組を進め、国民の皆さんに、デジタル社会のメリットを実感してもらえるようにします。
(3)気候変動問題
 二〇五〇年カーボンニュートラル及び二〇三〇年度の四十六%排出削減の実現に向け、再エネ最大限導入のための規制の見直し、及び、クリーンエネルギー分野への大胆な投資を進めます。
 目標実現には、社会のあらゆる分野を電化させることが必要です。その肝となる、送配電網のバージョンアップ、蓄電池の導入拡大などの投資を進めます。
(4)経済安全保障
 半導体国内立地推進のための法案を、この国会に提出します。
 国が、五千億円規模に向けた基金を設け、人工知能・量子・ライフサイエンス・宇宙・海洋といった世界の未来にとって不可欠な分野における研究開発投資を後押しします。
七 新しい資本主義の下での分配
 国が率先して、看護・介護・保育・幼児教育などの分野において、給与の引き上げを行います。
 介護、保育、幼児教育の現場で働く方については、来年二月から三%、年間十一万円程度給与を引き上げます。
 看護職の方を対象に、まずは、地域で新型コロナ医療対応など、一定の条件を満たす医療機関で勤務する方については、段階的に三%、年間十四万円程度給与を引き上げていきます。

 赤字でも賃上げする中小企業については、ものづくり補助金や持続化補助金の補助率を引き上げる特別枠を設けます。
 下請けGメン倍増による下請け取引の適正化や、大企業と中小企業の共存共栄のためのパートナーシップ構築宣言推進により、賃上げに向けた環境を整えます。
 非正規雇用の方を含め、学び直しや職業訓練を支援し、再就職や、正社員化、ステップアップを強力に進めます。
 全世代型社会保障構築会議を中心に、女性の就労の制約となっている制度の見直し、勤労者皆保険の実現、子育て支援、家庭介護の負担軽減、若者・子育て世帯の負担増を抑制するための改革、さらには、こども中心の行政を確立するための新たな行政組織の設置に取り組んでいきます。
 これらの政策を総動員することにより、分厚い中間層を取り戻していきます。
十一 おわりに
 先日、車座対話の一環で、愛媛県松山市にある県立高校を訪問し、高校生に交じって、模擬授業を体験させてもらいました。
 黒板とノートの代わりに、電子黒板と、一人一台配布されているタブレットを使った授業(ボーガス注:要するに「岸田政権のデジタル化でバラ色の未来」と言う話でしょう)。
外交問題(その一部という扱いが「拉致」】
八 外交・安全保障
普天間基地返還
 日米同盟の抑止力と普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせたときの唯一の解決策である辺野古移設を進め、普天間飛行場の一日も早い全面返還を目指します。
拉致問題
 拉致問題は最重要課題です。全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、米国をはじめ各国と連携しながら、あらゆるチャンスを逃さず、全力で取り組みます。私自身、条件をつけずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指します。
◆近隣諸国(中国、ロシア、韓国)との外交
 近隣国との間でも、国益に基づき、この地域の平和と安定を目指して、確固たる外交を展開してまいります。中国には、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、共通の課題には協力し、建設的かつ安定的な関係の構築を目指します。ロシアとは、領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針の下、日露関係全体の発展を目指します。重要な隣国である韓国には、我が国の一貫した立場に基づき、引き続き適切な対応を強く求めていきます。

ということで「分量と順番から見て」明らかに「コロナ>新しい資本主義(デジタル田園都市国家構想など)>拉致」ですね(まあ、拉致に限らず「元外相」でありながら、岸田の演説において外交は軽い扱いですが)。これで「拉致が最重要課題だ」と思う人間はどこにもいないでしょう。  
 拉致に触れた文章はほとんど無い上に、内容は安倍、菅演説の焼き直しに過ぎません。
 そりゃそうでしょう。たとえば

介護、保育、幼児教育の現場で働く方については、来年二月から三%、年間十一万円程度給与を引き上げます。
 看護職の方を対象に、まずは、地域で新型コロナ医療対応など、一定の条件を満たす医療機関で勤務する方については、段階的に三%、年間十四万円程度給与を引き上げていきます。

というのは「年間でたった11万円や14万円(月額で1万や2万)のアップかよ、上げ幅がしょぼい」とは思っても、介護、医療、保育の現場労働者は「それなりにうれしい」でしょう。そうした労働者の一部が「自民に投票する」かもしれない。
 巣くう会、家族会に何かしてやってもその種のリターンがほとんど見込めない。「政府が我々のために動くのは当然だ」とふんぞり返って感謝しない家族会の連中に誰が親身になるのか。
 ちなみに話が脱線しますが

十 憲法改正
 憲法改正についてです。我々国会議員には、憲法の在り方に、真剣に向き合っていく責務があります。
 まず重要なことは、国会での議論です。与野党の枠を超え、国会において、積極的な議論が行われることを心から期待します。
 並行して、国民理解の更なる深化が大事です。
 大きく時代が変化する中にあって、現行憲法が今の時代にふさわしいものであり続けているかどうか、我々国会議員が、広く国民の議論を喚起していこうではありませんか。

ですからねえ。勿論「衆院改憲派(自民、公明、維新)2/3」である以上「改憲の危機」について「油断することは禁物」ですが「順番、分量、内容」からして岸田が「改憲から逃げ腰」であることは明白でしょう。
 「幅広い議論をしたい」というだけで、何を改憲したいのか、マトモに語れない(勿論普通に考えて「最大の本丸は九条改憲」で「サブとして天皇元首化、政教分離原則の形骸化(首相靖国参拝を正当化)、緊急事態条項の導入など」がありますが)。
 さて高世記事へのコメントに戻ります。

 フィリピンのマリア・レッサ氏(58)とロシアのドミトリー・ムラトフ氏(60)へのノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーの首都オスロで開かれた。

 フィリピンは複数政党制であり、ドゥテルテも選挙で選ばれました。次期大統領が「ドゥテルテ派か、反ドゥテルテ派か」、誰になるかはともかく、「フィリピンは1期6年で再選禁止(マルコス独裁への反省での『再選禁止』とされる)」で「2022年の6月」でドゥテルテは退任します。
 それでも「独裁だ」と言う非難が出るのは要するに「多数派による独裁(少数派への不当な権利侵害)」ですね。独裁とは何も「民主選挙をやれば防げる」わけではない(プーチンも選挙で選ばれてはいるのですが、不正選挙疑惑が取り沙汰されてるのでひとまず無視します)。
 そういう意味では選挙で選ばれてるとはいえ、ドゥテルテに限らず

◆我が日本国の大阪維新
◆米国のトランプ
◆「ブラジルのトランプ」と呼ばれるブラジルのボルソナロ
◆インドのモディ(ヒンズー過激主義)
◆トルコのエルドアンイスラム過激主義)

などは「独裁的」と批判されるわけです。

 先日、張展さんの拘束にアメリカが抗議した。
 一人のジャーナリストへの弾圧に対しても名前を挙げてしっかり批判し、釈放を要求している。日本政府も「民主主義サミット」で人権をうんぬんするなら少しは見習ってほしい。

 やれやれですね。
 「沖縄基地問題での日本政府の無法」の黒幕は米国ではないのか。
 よくもまあ高世も無邪気に米国礼賛できるもんです。大体、「日本の民主主義サミット出席」が無価値であるかのようにいう高世ですが、「サミットに日本を招待したのは米国」なんですが?。
 「日本のサミット出席は無価値だが、米国の招待は正しい」とでも言うのか。訳が分かりません。
 米国のこうした態度には「中国、ロシア、イランなど米国が敵視する国を非難する政治的道具」として「民主主義」を不当利用してるだけではないか、という怒りを感じますね。

 昨日11日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は臨時総会を開き、拉致被害者田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(83)が体調不良のため代表を退任し、横田めぐみさんの弟拓也さん(53)が後任に就くことを決めた。新しい事務局長には八重子さんの息子の飯塚耕一郎さん(44)が就いた。

今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年12月8日分) - bogus-simotukareのブログ

1)飯塚繁雄*5が体調を崩してマトモに活動できず、以前から横田拓也*6事務局長(今回会長に昇格)、飯塚耕一郎*7事務局次長(今回事務局長に昇格)がそれぞれ事実上の会長、事務局長だったようなので実態に合わせたに過ぎず、実質的変更は何もない
2)そもそも会長が誰であろうとも、方針は変わらない
→おそらく、今後も「バーター取引、段階的帰国」を否定し、経済制裁固執し、そうした方針に批判的な蓮池透氏、和田春樹氏などを敵視する

のでどうでもいい話です。
 「改憲ウヨの岸(あるいは中曽根、安倍)から非ウヨの池田(あるいは竹下、福田康夫)」「金脈田中からクリーン三木」「リクルート竹下から非リクルート宇野や海部」のようなイメチェンすらどこにもない*8
 ここで「蓮池透氏と和解し、彼を会長にする」レベルのサプライズがあれば「マスコミがもっと報道する」「巣くう会と縁切りして方向性がマトモになる」と言う意味で良かったのですが。

と書きましたがここにも同じ文章を掲載しておきます。

*1:1952年生まれ。朝日新聞京都支局次長、社会部次長、和歌山総局長、朝日カルチャーセンター大阪本部長などをへて現在フリーライター(アマゾンの著者紹介による)。著書『記者襲撃:赤報隊事件30年目の真実』(2018年、岩波書店)、『最後の社主』(2020年、講談社

*2:2021年刊行

*3:樋田氏は早稲田大学第一文学部、高世は法学部

*4:「無条件」といったところで「拉致被害者の即時、全員帰国」という家族会方針は政府によって否定されてないので「全然揺れてはいません」。そして、「拉致被害者の即時、全員帰国と言う方針なら条件付きじゃん、どこが無条件なの?」という疑問、批判に安倍や「安倍の後継者たち(菅、岸田)」がマトモに答えることもありません。

*5:政府認定拉致被害者田口八重子の兄

*6:政府認定拉致被害者横田めぐみの弟

*7:政府認定拉致被害者田口八重子の実子。飯塚繁雄の養子

*8:とはいえ、「池田=岸内閣蔵相、通産相」「三木=田中内閣副総理・環境庁長官」「竹下=中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)」「宇野=竹下内閣外相」なので「福田や海部を何の要職(閣僚や党三役)にも就けなかった安倍や竹下」はともかく「事情はともかく」完全に敵対したり、低評価したりしていたわけでもない。特に「岸→池田」「中曽根→竹下」「竹下→宇野」の場合事情はともかく「禅譲(岸の場合は選挙はやって岸派が池田を支持なので事実上の禅譲、中曽根、竹下の場合は、選挙をやらずに中曽根や竹下の裁定に従ったので名実ともに禅譲)」ですからね。