「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年8/16日分)(副題:内田樹のツイートを見て「松竹の存在が見えないこと」に気づく、他)

内田樹のツイートを見て「松竹の存在が見えないこと」に気づく
 最近の内田ツイートを見て気づくこと、それは内田が「松竹本(文春新書や宝島社新書)の推薦帯」を書きながらまるで松竹についてツイートしないことです。「本心で松竹支持」というよりは「松竹とのしがらみ(内田は松竹の編集でかもがわ出版から本を出したことがある)で渋々、嫌々」ではないかと疑いたくなります。
 それどころか

内田樹リツイート
志位和夫*1
 もともとマイナカードは「任意」が大原則だったはず。命を脅かすトラブル続きへの非難轟々に対し、窓口負担増の〝ペナルティー〟でカード強要、命を脅かすとは何事か。国民の命に対して、どこまで無責任か。
「資格確認書」利用で窓口負担増の“ペナルティー”を政府検討 露骨な格差に識者も怒り露わに|日刊ゲンダイDIGITAL

内田樹リツイート
志位和夫
 「核抑止」は破れる可能性を常にはらむ。62年のキューバ危機で全面核戦争を回避したのは「偶然」といってもいい要素の作用だった。あの時人類は終わっていたかもしれなかった。「核抑止力」論者はそれが破綻した時にどう責任をとるつもりか。

内田樹リツイート
山添拓*2
 「ぜひとも保険証廃止を実現するよう、納期に向けてしっかりやっていただきたい」
 マイナカードをめぐるトラブルが続出するなか煽った経済同友会の新浪氏*3
 保険証廃止は国民が求めたものではない。財界にとっての「納期」であり、誰の利益のためかをあからさまに語るもの。
新浪剛史氏「納期を守るの重要」マイナ保険証後押しが波紋 桜を見る会、サントリー不買運動まで蒸し返され…:東京新聞 TOKYO Web

内田樹リツイート
◆山添拓
 保険証廃止は「法律で決まっていること」と河野大臣。法律は変えられる。だいたい批判を無視して強行したのは誰か。
保険証廃止「法律で決まってる」 河野デジタル相、利点を強調 | 共同通信

内田樹リツイート
◆山添拓
 マイナンバーによる情報連携は国民の便宜というより、行政側のメリットや負担軽減が動機付けだった。
 いまや自治体に迷惑をかけ強行し、点検させ、カードの普及率を競わせ交付税の配分に差を設ける。結局、政府の都合ばかり。
「マイナ事務負担重い」90% 全市区町村アンケート、不安も | 共同通信

内田樹リツイート
◆山添拓
 麻生氏の「戦う覚悟」発言は、「政府内部を含め調整をした結果」と自民政調副会長。
 政府と合作の挑発的発言ならなお大問題。「台湾防衛に防衛力を使う」との発言は専守防衛に明らかに反する。
麻生氏発言「政府と調整」 台湾同行の自民鈴木議員 | 共同通信

内田樹リツイート
◆谷川智行(医師、日本共産党中央委員会政策委員、東京都委員会新型コロナウイルス対策本部長)
 やはり、保険証廃止は撤回しかないことがはっきりしました。#マイナ保険証 がない人に、申請なしで #資格確認書 を交付するのは"少なくとも2年間"と厚労省が回答。
 つまり、岸田首相が示した"対応策"は、一時的に批判をかわすための目眩しにすぎないということ。
赤旗保険証に代わる「資格確認書」/申請不要2年間だけ?/手続き困難な人“無保険”の恐れ

と「松竹が嫌ってるであろう共産党関係者」にリツイートだから苦笑しました。
 なお「お断りしておけば」勿論

内田樹リツイート
福島みずほ参議院議員社民党党首
 総理の式辞には、過去の反省、植民地支配、侵略戦争という言葉もない。
 総理は「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と述べたが軍拡、武器輸出に走っている政治はまさにこのことに逆行している。
岸田首相「加害責任」今年も触れず 戦没者追悼式で式辞 - 日本経済新聞

内田樹リツイート
福島みずほ参議院議員社民党党首
 自民党の鈴木*4政調副会長は、麻生副総裁が台湾訪問時に、日米や台湾に「戦う覚悟」が求められているとした発言に関し「政府内部を含め調整をした結果だ」と述べた。麻生副総理の発言は憲法9条を踏み躙る大問題の発言であるが、政府内部の調整した結果だとすれば政権そのものの意思であり大問題である。

など「共産党関係者以外(福島社民党党首、保坂世田谷区長、山本れいわ代表等)への内田リツイートもあります(というか量的には共産党関係者よりもそれ以外の方が多いです)」が、いくら探しても松竹を紹介する内田ツイートは見つかりません(苦笑)。
 内田にとって優先順位がどう見ても「リツイートしてる志位氏(共産)、福島氏(社民)、山本太郎(れいわ)>リツイートしてない松竹」としか思えない。
 まあ「水に落ちた犬」松竹がどんなに虚勢を張って強がっても共産支持層の多く(俺もその一人ですが)は「共産(志位氏)>松竹」でしょうし、「共産党に批判的な左派、リベラル層」が松竹を支持するかと言ったらやはり「社民(福島氏)、れいわ(山本太郎)>松竹」でしょう。松竹などもはや「ほとんどの人間」にとって「お呼びでない(植木等のギャグ)」。
 そして内田ツイートは松竹の宝島社新書とは別の

内田樹リツイート
山本直樹
 山本直輝『スーフィズムとは何か:イスラーム神秘主義の修行道 (集英社新書)』8月17日発売

内田樹リツイート
集英社新書編集部
 書評『スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道』(山本直輝著)
 『トルコのタリバンは私に「心臓を捧げよ」と挨拶をした』中田考*5

を宣伝していました。

内田樹
 今日の平川君とのおしゃべりの最後の話題は「どうして日本共産党の支持率は上がらないのか?」でした。政策は適切だし、議員たちの知性も倫理性も他党に比べると卓越しているのに、どうして人々は感情的な「反共」に容易に流れるのか?。日本共産党が「天皇制と立憲デモクラシー(可能ならばマルクス主義)とは共生可能であり、これを両立させることが日本共産党の理論的・実践的ミッションである」と公言すれば、支持率は一気に跳ね上がると思います。でも、これってほとんど「ファシズム」と紙一重なんですよね。もし天皇制とマルクス主義を「習合」させることができたら、その政治理論だけが日本社会にラディカルな政治的変動を引き起こすことができる。それがファシズムに堕落しないように引き止めるためには倫理的装置として何が必要なのか。権藤成卿を読みながら、そんなことをずっと考えています。

という内田ツイートにも「そこで出てくるのは松竹じゃないのか?」と吹き出しました。見て分かるように「共産党の支持率向上」をネタにしながら出てくる名前は「平川君」「権藤成卿」であって「松竹(共産党の支持率向上のために文春新書を出し、記者会見をやった、反党行為ではないと強弁したが党は容赦なく除名)の名前」は一度たりとも出てきません(なお、ここでの内田の主張については特に評価はしません。小生はあくまでも内田が「松竹の名前が出てきてもおかしくないツイート」ですら「松竹の名前を出さないこと」だけを問題にしています)。
 ちなみに脱線しますが他の内田ツイート。

内田樹
 司馬遼太郎さんか半藤一利さんのどちらかが書いていましたが、戦後、ある職業軍人をインタビューしたときに「男の子がいたら職業軍人にさせろ」と忠告されたそうです。「自分の同期は50人あまりいるが誰もこの戦争で死ななかった」と自慢げに語り、聴いていた二人は吐き気がしたそうです。

 内田の勘違いではなく、また「司馬や半藤の虚言」でもなく事実ならば「発言が大阪維新並に非常識でゲス」としか言いようがないですね(なお、実際には『沖縄戦で自決した牛島満第32軍司令官』など幹部軍人でも戦死した人間は勿論います)。
 「ある職業軍人」が誰か知りたいところです。司馬や半藤は実名を書かなかったのか、書いたが内田が忘れてるのか?


◆松竹『不破哲三氏への手紙』(2023年8月10日発売、宝島社新書)のアマゾンレビューに吹き出す
 今後「増える可能性」もありますが今のところ2つしかない。
 ちなみに、松竹本のアマゾンレビュー数は

【レビュー数の多い順】
◆『シン・日本共産党宣言』(2023年、文春新書):72
◆『〈全条項分析〉日米地位協定の真実』(2021年、集英社新書):26
◆『改憲的護憲論』(2017年、集英社新書):23
◆『集団的自衛権の深層』(2013年、平凡社新書):16
◆『「異論の共存」戦略』(2021年、晶文社):3

で「最も多い文春新書(72)」は勿論他の著書と比べても『不破哲三氏への手紙』(2023年8月10日発売、宝島社新書)はレビュー数が少なく「松竹の期待に反し話題になってないこと」が窺えます。
 その上、2つのどちらも「松竹は共産の党勢回復を主張するが、回復しなくていい、共産党などいらない」「そもそも何を根拠に松竹路線で回復するというのか?*6」等(俺の要約)とする反共書評。松竹にとっては「松竹さんの改革論を共産党は受け入れろ」とでもする書評がついて欲しいでしょうにね(苦笑)。

*1:衆院議員。共産党委員長

*2:参院議員。共産党政策副委員長(党常任幹部会委員兼務)

*3:俺的には「経済同友会代表幹事の新浪」というより「桜を見る会夕食会にただ酒を提供していたサントリー社長の新浪(例えば「桜を見る会」夕食会にサントリーが3年間、酒を無償提供 識者「違法な寄付の可能性」:東京新聞 TOKYO Web参照)」ですが。

*4:第四次安倍内閣で財務副大臣、外務副大臣

*5:著書『イスラームのロジック』(2001年、講談社選書メチエ)、『ビンラディンの論理』(2001年、小学館文庫)、『一神教と国家:イスラームキリスト教ユダヤ教』(内田樹との共著、2014年、集英社新書)、『イスラーム 生と死と聖戦』(2015年、集英社新書)、『イスラームの論理』(2016年、筑摩選書)、『イスラーム入門』(2017年、集英社新書)、『タリバン復権の真実』(2021年、ベスト新書)等

*6:但し、「何を根拠に松竹路線で回復するというのか?」については俺も同感です。