珍右翼・黒坂真に突っ込む(2023年2月24日分)(副題:松竹を敵基地攻撃能力支持と評価する黒坂、ほか)(追記あり)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 志位さん、鈴木元さん*1松竹伸幸さん*2の安全保障政策を、勝手ですが表にしてみました*3
黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん(日本共産党)、鈴木元さん、松竹伸幸さんの安全保障政策を表にしましたー三人とも、政権に参加できたら日米安保と自衛隊を活用するー
 松竹さんは長射程のミサイルを本土に配備すべき論ですから、敵基地攻撃能力保有に賛成らしい。

 「黒坂の松竹評価」が正しければ

主張/敵基地攻撃能力/政府の主張は全て成り立たぬ2023.2.2
敵基地攻撃能力保有の核心は何か/志位委員長が会見2023.2.3
敵基地攻撃能力 国を滅ぼす/「結社の自由」侵害 看過できぬ/憲法学者・慶応大学名誉教授 小林節さんに聞く2023.2.16

なので明らかに松竹は「党方針(敵基地攻撃能力反対)からの逸脱」で「松竹の除名も当然」でしょうが果たしてこれについて松竹や

類友
赤旗で著書批判「名誉傷つけられた」共産党員が党本部などへ謝罪求め抗議文|社会|地域のニュース|京都新聞によれば松竹の除名撤回を求める鈴木元
葛藤する共産党 - 内田樹の研究室で松竹を擁護する内田樹
◆除名以降は松竹から距離を置くが松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』 - 紙屋研究所では松竹を褒めていた紙屋
共産党の松竹伸幸氏除名問題の核心部は「分派禁止」条項の是非ではないか - kojitakenの日記などで松竹を擁護するkojitaken
政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)、岸田内閣と野党共闘(36) - 広原盛明のつれづれ日記ピタリと止んだ共産党機関紙「赤旗」の〝松竹除名問題キャンペーン〟「撃ち方止め!」との号令が天から下ったからか、共産党党首公選問題を考える(その2)、岸田内閣と野党共闘(37) - 広原盛明のつれづれ日記などで松竹を擁護する広原盛明
共産党が党改革を訴える本を出版した党員を除名 「異論排除ではない」というけど…市民感覚からは?:東京新聞 TOKYO Webなどにおいて松竹を擁護した山口二郎市民連合幹部)
◆松竹擁護派だが「敵基地攻撃能力には批判的なはず」の朝日新聞東京新聞
→例えば敵基地攻撃能力は「抑止力」となるのか 重なる真珠湾攻撃の際の論法:朝日新聞デジタル「敵基地攻撃はミサイルの撃ち合いに」 川崎哲さんが訴える平和構想:朝日新聞デジタル疑問点ばかりの敵基地攻撃能力 情報公開請求は「黒塗り」なのに岸田首相は「国会で正々堂々議論」:東京新聞 TOKYO Webもし「先制攻撃」になれば「日本は侵略者」 敵基地攻撃能力 政府は回避策を示さず 国会論戦の状況は:東京新聞 TOKYO Web参照

などはどう応答するのか。
 1)「事実じゃない、黒坂のデマだ」というか、2)「事実だが何が悪い、党方針にも逸脱してない*4」というか、3)「党方針から逸脱してるが何が悪い。敵基地攻撃能力保有は当然だ*5」と居直るか、4)都合が悪いので黙りか。俺はほとんどの連中は4)と予想しますが。
 特に「敵基地攻撃論反対」を表明している類友山口二郎*6、kojitakenなど)には黒坂の松竹評価に対してそれなりの応答が必要でしょう。
 「黒坂のデマ、誤解、曲解」と評価しない限り、「敵基地攻撃論反対」を表明している類友山口二郎、kojitakenなど)は、「党首公選制など他の件はともかく」この件では「敵基地攻撃能力容認」松竹を非難しないとおかしいのですがやはり黙りか?。そんな連中(例:山口二郎、kojitakenなど)が主張する「敵基地攻撃能力反対」など「嘘八百」「インチキ」といって過言ではないでしょう。
 なお、上記は広原(リベラル21への転載記事含む)や松竹の記事に投稿しましたがどうせ掲載拒否でしょう。
 「自由な言論」を理由に松竹を擁護し、志位執行部に悪口しながらよくもふざけた態度がとれたもんです。
【追記】

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん(日本共産党)、鈴木元さん、松竹伸幸さんの安全保障政策を表にしましたー三人とも、政権に参加できたら日米安保と自衛隊を活用するー
 松竹伸幸さんは、長射程のミサイルを沖縄ではなく、本土に配備すべきと述べていますから、敵基地攻撃能力保有に賛成しているともいえそうです。
 松竹伸幸さんは、台湾有事に周辺事態法により自衛隊が米軍の後方支援をすることを認めています。
 これらから松竹伸幸さんは左翼人士の中では、安全保障について真面目に考えている*7方と私は考えます。

 黒坂の指摘「松竹は台湾有事での、周辺事態法による自衛隊の米軍支援を肯定」が事実なら、

「台湾有事」憲法9条生かした外交戦略こそ/小池書記局長、BSフジ番組に出演2021.8.7
 台湾有事への参戦について、小池氏は「日本の憲法上、当然認められない」と強調。

台湾有事 平和外交こそ/赤嶺氏「沖縄が戦場に」警告/衆院安保委2022.3.16
 日本共産党赤嶺政賢議員は15日の衆院安全保障委員会で、「日本が台湾有事に軍事介入すれば、沖縄は戦場になる」と警告し、平和的解決を働きかける外交努力に徹するよう求めました。

バイデン大統領の台湾有事での軍事関与発言/地域の軍事的緊張を一気に高める/志位委員長が批判2022.5.25
 志位氏は、台湾問題への対応について、「中国が行っている軍事的圧力や威嚇の強化には断固反対です。同時に、日米が台湾に軍事的に関与することも断固反対です。解決の方法は一つしかない。平和的な話し合いで解決していく。それに徹するしかない。」と述べました。

なので、奴は完全に党方針から逸脱してるのですが、松竹や「松竹支持派」は何の応答もしないのか?

*1:著書『志位和夫委員長への手紙』(2023年、かもがわ出版)のこと

*2:松竹『改憲的護憲論』(2017年、平凡社新書)、『シン・日本共産党宣言』(2023年、文春新書)などのこと

*3:「黒坂の比較」が正しいかどうかはともかく、「松竹、鈴木問題」を正確に理解するには、本来こうした作業は黒坂に限らず、多くの人間(志位執行部など松竹、鈴木批判派であれ、広原盛明、山口二郎など擁護派であれ)がやり、それを元に議論すべき話です。残念ながらあまりやられてるようには見えませんが。なお、俺は「そういう能力のない無能」ですので残念ながら「比較表作り」は遠慮しておきます。ここで「このボーガス様の比較表を見よ!」「松竹も鈴木も敵基地攻撃能力を肯定する反党分子だ!、そんな反党分子を支持するのか!」「松竹だけでなく鈴木も除名すべき」などと「わかりやすく示せれば」まさに「党支持者の鑑」ですが。

*4:勿論黒坂の評価が正しければ、明らかに松竹は党方針から逸脱しています。

*5:とはいえ、松竹や擁護派には恐らくそんなことは言えないでしょう。志位執行部から「党方針を公然と否定するとは許しがたい反党行為」「敵基地攻撃能力は違憲」「岸田政権を応援するのか」等と言う批判が来ることは免れないし、党支持者の多くが「敵基地攻撃能力論」に同意するとは思えないからです。

*6:山口が幹部を務める市民連合敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有は認められない | 市民連合「敵基地攻撃能力の保有」は「政治の堕落」 | 市民連合として敵基地攻撃能力に反対している。

*7:「ウヨの黒坂真さんが礼賛する、愛国分子・松竹伸幸さんを応援しよう!」ということで日本皇民党の竹下褒め殺し「金儲けの上手い竹下さんを総理に!」も同然ですね。極右の黒坂にここまで褒められていること(今後、赤旗などで松竹批判のネタにされるかもしれない)を松竹や松竹支持者はどう考えるのか。「黒坂のようなデマ右翼」が嫌いな俺なら屈辱を感じますが。