今日もkojitakenに悪口する(2023年9月16日)

自民党の民民取り込みは、かつての小沢一郎の旧自由党を介した自自公連立と同じ手口。自民の真の狙いは労組の取り込み。そのために玉木雄一郎を都合良く利用している (by 政治おじいちゃんお化け氏=表現を一部変更) - kojitakenの日記

 結局自民党は小沢自由党(旧)を公明党との連立の誘い水に利用しただけだった。

 というより小沢が自分を過信しただけでしょう。自民出身の小沢は勿論自民にパイプがある。
 一方「1980年代の自公民路線(小沢は自民幹事長)」や「1990年代の非自民連立政権での一一ライン(新生党小沢一郎代表幹事と公明党市川雄一書記長:これについては例えばワン・ワン・ライス - Wikipedia参照)」で公明とも小沢はパイプを築いてきた。
 そこで「自民と公明の間で上手く立ち回ろうとした」。
 まず自自内閣(自由党(当時、後に自民に復党)の野田毅*1自治相・国家公安委員長で入閣)で次が自自公内閣(自由党(当時、後に自民に復党)の二階敏博*2が運輸相で、公明の続訓弘が総務庁長官で入閣)ですが結局「小沢は要らない」と自公から省かれたという話です。
 「社会党やさきがけなど恐れるに足りず」と舐めていたが故に「自社さ連立」で失敗した過ちをまた犯したと言っていい。
 なお、個人的には今回の話は「自自公」より
1)福田内閣当時に自民が画策し、「結局取りやめた」ものの、一時は小沢(当時、民主党代表)も乗り気だったと言われる自民・民主大連立(大連立構想 (日本 2007) - Wikipedia参照)や
2)菅直人*3政権が自民切り崩しを狙ったとされる「与謝野馨*4たちあがれ日本を離党し菅内閣経済財政担当相で入閣、晩年、自民に復党)」「浜田和幸(自民を離党し国民新党に入党し、菅内閣総務大臣政務官に就任→野田内閣でも外務大臣政務官に就任)」の菅内閣での「政務三役就任」を連想しました(いずれも不発に終わり、第一次安倍、福田、菅直人内閣は短命に終わりましたが)。まあ、アンチ小沢のkojitakenが「小沢を叩く」、そして「民主党菅直人を叩かない」ためにはここはどうしても「自自公」でないといけないわけですが。

 なぜ自民党がそんなことをするかというと、それは立民にダメージを与えるためというよりは、維新の権力奪取を阻止する狙いがあると見る方が自然だろう。なぜなら維新は大の反労組である過激な新自由主義政党だからだ。

 「?」です。まるでイデオロギー的な理由で自民が維新を避けてるようなkojitakenの書きぶりですがそんな「高尚な話」ではなく公明党との関係にすぎないでしょう。
 支持率、議員数が公明党を下回る国民民主と手を組んでも、公明の反発は小さいが、支持率、議員数が公明を上回る維新と組んだ場合、「公明の反発が怖すぎる」というだけの話でしょう。
 公明とは「小渕自自公内閣(1999年、公明党の続訓弘が総務庁長官で入閣)」で約24年に及ぶ付き合いがあり、そう簡単には切って捨てられない。一方、維新にはそこまでの信頼はない。

 維新と相性が良いのは自分たちと同じネオリベ勢力である菅義偉や『故安倍晋三を頂点とした清和会』などであって、宏池会岸田文雄とは相性が悪いのだ。

 岸田政権において、いわゆる「安倍派五人衆」が「世耕:自民党参院幹事長」「高木:自民党国対委員長」「西村:経産相」「萩生田:自民党政調会長」「松野:官房長官」と要職に就いてることを考えれば「清和会」と岸田が対立してるかのようなkojitakenの物言いは明らかにおかしい。

 落選中*5の電気連合組織内候補である矢田稚子首相補佐官任命は岸田と玉木が繰り出した奇策だろう。

 この任命に玉木が関わったと見なすまともな根拠はあるのか?

 こういう動きをされては自分たちが食い物にされるだけだと遅まきながらに気づいたらしい連合会長の芳野友子が不快感を表明

 そんな「高尚な話」ではなく単に「事前に話がなかったこと」に芳野が反発してるだけではないか。
 岸田政権の審議会「新しい資本主義実現会議」メンバー(芳野以外はメンバーのほとんどが小林健日商会頭(元三菱商事社長)、新浪剛史経済同友会代表幹事(サントリー社長)、十倉雅和日本経団連会長(元住友化学社長)など企業経営者)を今だに務める芳野は既に「自民とはズブズブ」でしょう。芳野が果たして政権交代を希望してるかどうかも怪しい。
 その意味で「矢田稚子首相補佐官任命は、連合の取り込み」云々というkojitakenの主張は

◆連合(というか芳野執行部)はもう取り込まれてる(北斗の拳風に)
◆お前(kojitakenと類友)はアホか(横山ホットブラザース)
◆お前(kojitakenと類友)がそう思うんならそうなんだろう、お前の中ではな(少女ファイト

いう珍説でしかない。

*1:宇野内閣建設相、宮沢内閣経企庁長官、小渕内閣自治相・国家公安委員長を歴任

*2:森、小渕内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長、幹事長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*3:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相を経て立憲民主党最高顧問

*4:村山内閣文相、小渕内閣通産相自民党政調会長(小泉総裁時代)、小泉内閣経済財政担当相、第一次安倍内閣官房長官、福田、麻生内閣経済財政担当相、麻生内閣財務相菅直人内閣経済財政担当相等を歴任

*5:追記:愚かにも、当初「落選したのではなく自主的に引退」と勘違いしてそのように書きましたが、正確には「2022年参院選比例区)」で落選後、「その後、国政選挙で矢田を担ぐ気がパナソニック労組にないらしいこと」を知り引退のようです。