櫻井よしこのバカさに呆れる(2023年10月26日記載)(追記あり)

【追記】
 櫻井よしこのトンデモぶりが、さらに悪化した(かなり末期的な状況だと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】
「 最高裁暴走、国会同意人事で歯止めを 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

 15人の人々が最高裁裁判官という権威の衣をまとって大暴走した。10月25日、現行制度の性別変更要件となっている生殖能力をなくす手術について、最高裁大法廷が示した違憲判断に対する感想である。重要なのは、司法へのチェック機能を強化することだ。最高裁裁判官については最低限、国会同意人事にすることが絶対に欠かせない。

 最高裁は暴走などしていませんが、それはさておき。
 現在の最高裁判事には勿論菅や岸田が任命した人間もいます(なお、野田内閣など第二次安倍以前に任命された判事は既に全て任期満了で退任)が

最高裁判所裁判官 - Wikipedia
◆戸倉三郎長官(裁判官出身(最高裁事務総長、東京高裁長官を歴任))
 2017年3月任命
◆深山卓也判事(裁判官出身(さいたま地裁所長、東京高裁長官を歴任))
 2018年1月任命
◆三浦守判事(検事出身(札幌高検大阪高検検事長を歴任))
 2018年2月任命
◆草野耕一判事(弁護士出身)
 2019年2月任命
◆宇賀克也判事(学者出身(東大教授(行政法)))
 2019年3月任命
◆林道晴判事(裁判官出身(静岡地裁所長、最高裁首席調査官、東京高裁長官を歴任))
 2019年9月任命
◆岡村和美判事(検事出身(東京高検、最高検検事、法務省人権擁護局長など歴任))
 2019年10月任命

の7人(最高裁判事は全部で15人なので約5割)は第二~第四次安倍内閣期間中(2012年12月~2020年9月)の任命で「彼らも違憲判断(全員一致で違憲判断)」なのに良くも言ったモンです。
 「安倍の目が節穴だった」というのか、はたまた安倍が「故意にろくでもない判事を選んだ」というのか。いずれにせよ「安倍時代に選ばれた判事」が「ろくでもない」というなら「任命した安倍」をどう評価するのか、安倍を「何故あんなろくでもない判事を任命した」と批判するのか、批判しないなら何故批判しないのか、桜井ら「安倍万歳ウヨ」はまともに説明できるモンならしてみろと言いたい。
 なお、国会同意人事にするには改憲が必要なので、現実性に乏しいですし、また「自民党多数議席が常態の日本の国会」において「野党の反対」で「自民の提出した最高裁判事人事」が覆ることもまずないでしょう。
 そもそも今回の最高裁判決、悪口してるのは桜井のようなウヨだけで野党の内、立民、共産、れいわ、社民はむしろ肯定的です。「ウヨ政党」国民民主や維新はその辺り微妙ですが、彼らの反対で判事任命が阻止されることも考えがたい。


「 テロ勢力ハマスの蛮行を許すな 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 ハマスを一方的に非難するだけでイスラエル批判を何一つしない点が桜井らしいクズさです。

 イスラエルにとってのハマスはわが国にとっての中国だという点だ。

 「反中国の極右」桜井らしいですが「我が国にとっての中国」は「重要な貿易相手国」であり「ハマスにとってのイラン(ハマスを支援してるとされる)」「イスラエルにとっての米国」ならまだしも勿論「イスラエルにとってのハマス」ではあり得ません。勿論「ハマスのような軍事攻撃」も中国は日本に仕掛けたりもしない。

 日本を徹底的に憎み、国民に対日憎悪を植えつける習近平氏の中国

 そんな事実は何処にもないでしょう。コメント欄でも指摘がありますが、中国も「文革期の毛沢東崇拝」のように「上から叩き込めば国民が言いなりに動くような時代」ではもはやないし、毛沢東時代ですら「中国共産党」は「田中訪中を受け入れる」など、桜井の言うような反日ではなかった。
 中国人観光客が多数訪日する今はなおさら「中国共産党」はそんな反日ではない。
 「中国政府の日本批判の是非」はともかく「首相や閣僚の靖国参拝」「原発汚染水排出」「麻生副総裁の訪台」等、特定の問題で中国政府は日本政府を批判してるにすぎない(日本を全否定しているわけではない)し、それらの多くは「韓国の靖国参拝批判」など「中国以外も日本政府を批判している」。
 中国へのデマ中傷も大概にしたらどうなのか?
 むしろ

【桜井の著書】
◆『異形の大国・中国:彼らに心を許してはならない』(2010年、新潮文庫)
◆『中国に立ち向かう覚悟』(2012年、小学館
◆『異形の敵・中国』(2023年、新潮社)
◆『暴虐国家:習近平の中国』(共著、2023年、ワック文庫)

という桜井ら「日本ウヨ」の方こそ「中国を徹底的に憎み、国民に対中国憎悪を植えつけ」ようとしている。