今日のしんぶん赤旗ニュース(2023年10/26~11/1日分)

国大法改悪案を提出/統制強化 まず東大など5校
 赤旗が批判するとおり、大学自治を形骸化する悪法案と言っていいでしょう。


予算委に柿沢氏出席させず/法務省は憲法・国会法違反/山添氏が指摘
 「法務省の独断」というのは「デマと責任転嫁」も甚だしいですが「柿沢氏を出席させないで何が悪い」といえなかった点は重要です。


柿沢副大臣は議員辞職を/穀田氏会見 首相の任命責任重大
 公選法違反に関わっていたのなら議員辞任して当然でしょう。


ヤマト、雇用終了通知撤回/各地で 組合員に再配置提案も
 声を上げた結果がこうした成果を生んだわけで「声を上げること」の重要性を改めて感じます。


買春疑惑の山田政務官辞任 どこが「適材適所」か/小池書記局長 「任命責任は重大」
 山田の件は「不倫問題」「女性問題」ではなく「買春疑惑」と呼ぶべきでしょう。


最高裁判決を歓迎する立民、共産
人権の見地に立った重要な判断/性別変更の手術「違憲」 志位委員長コメント
性別変更の手術要件「違憲」/倉林党ジェンダー平等委責任者が談話

「権利を守る第一歩」 野党は性別変更を巡る最高裁決定を歓迎 - 産経ニュース
 立民の長妻昭*1政調会長は25日、国会内で記者団に「性的マイノリティーの方々の権利を守る第一歩を踏み出した」と決定を高く評価。立民の「SOGIに関するPT」座長を務める大河原雅子衆院議員は、「トランスジェンダーは、性自認と戸籍上の性別が異なることで、さまざまな困難に直面している。今回の判決はこうした困難の軽減につながる」とコメントした。

 判決後すぐにコメントが出た辺り、当然、事前に検討していたのでしょう。
 一方、拙記事「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年10/23日分) - bogus-simotukareのブログ「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年10/24日分) - bogus-simotukareのブログで批判しましたが、「50年問題と『敵の出方論』」という「昔の問題」に必要以上にこだわり「今回の最高裁違憲判決」など「現実の政治、社会問題から逃げ続ける」松竹です。
 松竹に「今回の最高裁判決に関する共産の志位委員長、倉林副委員長、立民の長妻政調会長、大河原議員らのコメント」について意見を聞いてもまともに答えられないのではないか。
 それとも「野党各党はこの判決に肯定的なようだし、『同じ意見です』と言っておけば問題ないやろ」で「同意見です(松竹)」か?


主張/性別変更司法判断/人権尊重の流れが社会動かす

 申立人は、(中略)(ボーガス注:生殖能力をなくす)手術を受けていませんが、長年のホルモン治療で生殖能力は減退し、生殖の可能性は極めて低く、要件を満たすと主張していました。手術を必須とすることは過度な負担を強い、幸福追求権を定めた憲法13条などに違反すると訴えていました。
 特例法の制定当時は法令上の性別を変更する要件として大多数の国が生殖不能要件を定めていました。しかし、2014年に世界保健機関などがこれに反対する共同声明を出し、17年には欧州人権裁判所が人権条約違反との判決を行ったのを受けて、生殖能力の喪失を要件としない国が増え、現在は相当数にのぼっています。19年には、「国際疾病分類」において、性同一性障害は病気や障害ではなく「性の健康に関する状態」に分類され、名称も「性別不合」に変更されました。
 医学的知見の進展と国際的な人権規範の発展の中で、性自認のありようは、病気や障害として扱う「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」へと移行しています。今回の決定は、この流れに沿ったものです。

 重要な指摘でしょう。


アイスランド 男女同権求めスト/平等1位でも「格差残る」

 アイスランドは、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」で、2009年から14年連続1位を獲得。一方で政府統計では、女性の平均賃金(22年)は男性よりも21%低く、アイスランド大学の調査では、4割の女性が性暴力を経験しています。

 1位というのはあくまでも相対評価でしかないのでこうなるわけです。

*1:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)等を経て立憲民主党政調会長