「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年11/10日分:荒木和博の巻)

常識は法よりも優先する【調査会NEWS3776】(R5.11.15): 荒木和博BLOG
1)荒木の言う「常識」が「全然常識でない」
2)一般論として荒木のように「俺の主張は常識だ、法に違反して何が悪い」では無法行為の助長にしかならない
のは当然の前提として「正当防衛、緊急避難」等のような「例外的ケース」では「法が侵害されるが容認される(あるいは容認されないまでも同情の余地があるとして軽い処罰に留まる)」ことは勿論あり得ます。 

 11月13日桑名市の長島温泉で女湯に男が入り捕まったそうです。当たり前の話ですが、本人は「心が女なので、なぜ女性風呂に入ってはいけないのか全く理解できない」と言っているとのこと。この「男」の言葉が理解できる人はほとんどいないと思いますが、これを罪に問うことができなければ同様のことがこれからも起きるでしょう。
 最高裁の判決とかLGBT理解増進法とか、法律では色々なことがあるのでしょうが、しかし常識は常識です。物理的に男なら女湯に入ることは許されません。その常識がもっと大事にされるべきではないでしょうか。

 捕まった男の主張は「本当ではなく言い逃れの詭弁(男はただの痴漢行為で勿論LGBTではない)」でしょうし最高裁判決も、LGBT理解増進法もこんな愚行を認めてるわけではない。荒木の主張は言いがかりも甚だしいし、そもそも拉致問題と何一つ関係ない。

 11月10日に亡くなられた細田博之*1官房長官は平成17年6月14日の参議院内閣委員会で森ゆうこ*2議員(当時民主党)の「我が国の国民が拉致されて救出を待っているときに、我が国の政府が自分でできる、主体的にできるということを、いつまでに、どのように、何をするのか、具体的にお答えいただきたい」という質問に対し次のように答弁しました。
国務大臣細田博之君)
『先方も政府で、彼らのこの領土の中においてはあらゆる人に対する権限を持っておりますので、これは我々が説得をして、そして彼らがついに「実は生きておりました、全員返します」と言うまで粘り強く交渉をすることが我々の今の方針でございます。』

 以前からこの件で「細田氏に悪口する荒木」ですがこれは細田議長に説明責任/統一協会・セクハラ 公開で/小池書記局長等が批判する「セクハラ問題」等と違い、細田氏が完全に正しい。拉致被害者の居場所が分からないのだから「自衛隊特殊部隊で取り返す(荒木)」なんてできるわけがない。「憲法九条の制約」以前の話であり、「憲法九条の制約などない」米国も「プエブロ号事件 - Wikipedia
(1968年、米国艦船プエブロ号が北朝鮮に拿捕され、米朝交渉で乗組員が解放)」「オットー・ワームビア - Wikipedia君身柄拘束」では軍事作戦ではなく、北朝鮮との外交交渉で解決しています。
 外交交渉以外に「現実的解決策はない」のにこうした荒木ら救う会の暴論に家族会が愚かにも同調して外交交渉を事実上否定したことが今も続く拉致敗戦の理由です。


11月3日岡山集会の動画: 荒木和博BLOG

 開会・閉会の挨拶をされた林潤岡山市議は共産党の議員さんで、失礼ながら私が知っている限り拉致の集会でこれだけ熱心に取り組んで下さった方は初めてでした。

 「反共デマ右翼」荒木に褒められるとは「林市議」の将来が不安になります。「第二の松竹伸幸反党分子)」という「ろくでもない代物」にならないか。


◆荒木ツイート

荒木和博がリツイート
◆レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
 「拉致被害者救出に自衛隊の活用を」と主張すると「(ボーガス注:拉致被害者の居場所も分からないのに何処に自衛隊を投入するのか、米国も北朝鮮に身柄拘束された米国人解放は外交交渉だったので)非現実的だ」と言う人がいるが、北朝鮮との対話や制裁のみで全員が返ってくると思うほうが非現実的ではないだろうか。20年以上武威なく対話*3を続けてきた結果、5名の被害者の帰国のみというのがそれを物語っている。

 「外交交渉のやり方がまずい」のを棚に上げて何をバカを言ってるのか。
 そもそも「世界最強の軍事大国」米国ですら「1968年のプエブロ号事件解決(米国の艦船プエブロ号が北朝鮮に拿捕され乗組員が身柄拘束されたが、米朝の外交交渉で乗組員解放に成功)」「2017年のワームビア君救出」は軍事作戦ではなく、外交交渉でしたし、日本人拉致被害者の居場所も分からないのに何処に自衛隊を投入するのか。
 しかも「外交が上手くいかないから自衛隊投入」という暴論ならそれこそ「竹島北方領土の返還(今のところ外交が不調)」も「韓国やロシア相手に外交など不要、自衛隊で取り返せばいい」ということになってしまう。
 大体、当初「経済制裁すればすぐに北朝鮮は音を上げて拉致被害者を帰す」と言っていたのは荒木ら「拉致右翼」なのにどこまでふざけているのか。
 これに対して和田春樹氏などは「中露の経済支援があるので日本の制裁は効かないだろう」「日本の制裁に効果を出すには中露の北朝鮮支援を断つ必要があるが、そんなことが現実的にできるのか。いやそれ以前に日本政府は中露にそうした働きかけをしてるのか(恐らくしていない)」と当初から制裁論を批判していました。

*1:小泉内閣官房長官自民党国対委員長(小泉総裁時代)、幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)等を歴任

*2:野田内閣文科副大臣、「国民の生活が第一」幹事長代行、日本未来の党副代表、生活の党代表代行、自由党幹事長等を歴任

*3:経済制裁の何処が対話なのか?