今日の中国ニュース(2024年5月8日分)

中国、台湾による垂秀夫前駐中国大使への勲章に不快感 国会議員30人超の訪台も牽制 - 産経ニュース
 いかに「日本台湾交流協会台北事務所総務部長」経験者とはいえ、「元中国大使(経歴は垂秀夫 - Wikipedia参照)」が「中国が確実に反発するであろう行為(台湾からの勲章を喜んでもらうこと)」をやること、しかも中国が反発を表明したその後も中国相手に釈明等、何もしてないらしいことには「はあ?」と呆れますね。中国大使時代、果たして「日中友好に努めてきた」か、怪しいのでは無いか?


富山・新田八朗知事が中国遼寧省トップと会談 交流推進へ覚書結ぶ - 産経ニュース

 中国を訪問している富山県の新田八朗知事は15日、遼寧省トップの郝鵬*1共産党委員会書記と瀋陽市で会談し、青少年をはじめ人的交流の活発化や経済的結びつきの強化を推進するための覚書を結んだ。
 新田氏は、遼寧省との友好県省関係の締結から今月で40周年を迎えるのに合わせ、14日から訪中。県幹部や地元企業関係者ら約30人が同行した。

 反中国の産経にとっては不愉快でしょうがまさに「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(日本の自治体編) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね(なお、知事は自民系)。


「中国、ロシアに武器売却せずと約束」マクロン氏ら会見 - 日本経済新聞

 マクロン氏は会見で中国がロシアに武器を売らないことや、軍事転用が可能な材料の輸出を厳しく管理することを約束したと明らかにした。

 マクロンとしては「ロシアに武器売却しない」の言質を取ったことで「中国べったり」との批判をかわせたというところでしょうか?
 実際「武器を売ってるのか(あるいは今売ってないにせよ、今後売る可能性があるのか)」はともかく、習主席自ら、マクロン相手に声明したことを反故にもできないでしょう。
 勿論

 仏企業アルストム北京市湖北省武漢市、安徽省合肥市の地下鉄向け電気システムを受注した。仏企業スエズは汚泥処理に関するシステムを広東省東莞市から受注した。仏AFP通信によると1億ユーロ(約165億円)近い契約だという。
 習氏は中国に短期滞在する仏観光客についてのビザの免除措置を、2025年末まで延長するとも発表した。中仏の企業家を集めた会合で演説し、フランス産のチーズやハム、ワインの輸入拡大に意欲を示した。

ということで「フランスの経済的利益」も勿論今回の会談の成果ですが。

*1:蘭州市副市長、チベット自治区副主席、青海省長、国務院国有資産監督管理委員会主任等を経て現在、遼寧省党委員会書記(郝鵬 (中華人民共和国) - Wikipedia参照)