リベラル21 大がかりな中ロ首脳会談(田畑光永)
「ロシアに甘い」として、いつもの中国への悪口雑言*1です。リベラル21記事を読んでいてうんざりするのは「イランとサウジの和解仲介」などの「中国の手柄」は完全無視し、悪口しかしないことです。勿論リベラル21には「サウジ、イラン和解」についての分析などありません。
なお、「どこまでゼレンスキーが本気なのか」と言う問題点はありますがゼレンスキー大統領、習近平氏と会談に意欲 中国の仲裁案「協力も」 - 日本経済新聞(2023.2.25)によれば「場所や時期などについて具体性はなかった」ものの、ゼレンスキーは「(条件が整えば)習主席と会談する用意がある」としており、ウクライナ政府は「少なくとも建前」においては田畑ほど「反中国」ではない。
【追記】
その後、「時期は未定」のものの、ゼレンスキー氏、習近平氏をキーウに招聘 バフムト死守も表明 - 産経ニュース(2023.3.30:ゼレンスキーが習主席のキーウ訪問を要請)と言う報道も出てきました。
台湾の馬英九前総統が訪中 中国の分断工作か、「南京大虐殺記念館」など反日施設巡りも - 産経ニュース
「分断工作」「反日施設」とタイトルだけでうんざりする産経らしいアホ記事です。
仏EU首脳、一緒に訪中へ 「結束した欧州の声」伝える - 日本経済新聞
スペイン首相が訪中へ 欧州から相次ぐ中国詣で - 産経ニュース
習氏が昨年10月、共産党トップとして3期目入りを決めた後、欧州連合(EU)からの首脳訪問は、ショルツ*2独首相、ミシェル*3EU大統領に続き、3人目となる。
EUの欧州委員長、仏大統領と4月訪中 欧州首脳、続く「北京詣で」 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
欧州連合(EU)の報道官は24日、フォンデアライエン*4欧州委員長が4月初めに、フランスのマクロン*5大統領とともに中国を訪問するとSNSで明らかにした。
スペイン首相、月末に訪中 習近平氏とウクライナ巡り協議 - 日本経済新聞
今回の訪問はスペインと中国の国交50周年を記念し、習近平(シー・ジンピン)国家主席がサンチェス氏を招待した。
サンチェス氏*6は30日に中国の海南省で国際会議「博鰲(ボーアオ)アジアフォーラム」に参加し、31日には北京を訪れて習氏と会談する。
「中国詣で」とは随分と「反中国色」の強い記事タイトルですが経済大国中国を重視するのは当然の話です。それにしても右翼産経だけでなく朝日までこのタイトルとは(呆)。日経のタイトルが一番中立的です。
アップルCEOら米企業首脳が相次ぎ訪中 米中対立もビジネス重視:朝日新聞デジタル
企業経営者が中国市場を重視するのは当然の話です。
「台湾とパラオは日本への友情を共有している」 パラオ駐在台湾大使:朝日新聞デジタル
「パラオ政府側の発言(台湾との友好アピール)」ならまだしも、「駐パラオの台湾大使」の「こんな自画自賛(パラオとの友好アピール)」を報じることに何の意味があるのか。そもそもこれが「つい最近の断交ドミノ(ホンジュラスの台湾との断交、中国との国交樹立)」に対する「台湾側の政治的対応」であること(台湾と国交のある国はまだある!)は見え透いています。
なお、その際にパラオが選ばれた理由の一つは「パラオも台湾も日本の旧植民地だから」でしょう。日本ウヨに対する媚びへつらいです。
「反中国ウヨ」産経ならまだしも「朝日新聞は台湾ロビーなのか」と唖然とします。朝日のやってることは「台湾による政治工作への加担」と批判されても文句は言えないでしょう。
朝日のやってることは「ホンジュラスと中国の友好関係」を語る「中国外相の発言」を今の時期(ホンジュラスが中国との国交樹立をつい最近発表)に掲載することと違いはないでしょうし、そうしたメディアがあれば「中国贔屓」と批判するのが朝日ではないのか?
首相、前中国大使の離任面会断る 世論硬化に配慮、異例の対応:東京新聞 TOKYO Web
「中国大使が面会しなかった」のではなく「中国大使の離任時の面会要請(恒例行事)を岸田が断った(そして、そんなことはほとんどの歴代首相はしてない)」というのが事実なら中国に対して無礼の極みでしょう。勿論こんなことをやれば中国の方も今後「日本側の要請を断る」など「何らかの意趣返し」に出てくることは十分予想できます。「反中国ウヨ」への迎合以外に何の意味があるのか(呆)。