今日もkojitakenに突っ込む(2024年8/12日分)

「代表選、色んな人が立って議論はすればいいと思うけど、枝野に限っては彼が何を言おうともこのタイミングの出馬は面の皮が極厚だなとしか思わんよね」(「駅前は朝の七時」)(呆) - kojitakenの日記

 立民の代表選はおろか自民党の総裁選への関心も全然高まらないようだ。

 自民も立民も正式出馬表明は(現職を除けば)石破*1と枝野*2のみ(勿論、今後、「前回出馬した河野*3高市*4、野田*5(自民)」等、他の人間が立つ可能性はありますが)。そして石破と枝野が「岸田*6や泉*7と何が違う」のかさっぱり分からない(意図的に石破と枝野が曖昧にしてるように見える)のだからそりゃ関心は高まらないでしょう。勿論「五輪が盛り上がっていた」「ネタニヤフによるハマス最高幹部暗殺など大ニュースがあった」いうこともあるでしょうが。

改革市民
 立候補するなら争点を明らかにしなさいよ

 まあ枝野も石破もそういうことですね。

 枝野は今月21日に政策を発表すると言っている。

 「泉と自分は何が違うと思ってるのか」「泉の何処に不満があるのか」ぐらいは「アバウトであっても」出馬表明と同時にして欲しいですね。「違いも無ければ不満もない」のなら出馬する理由は無いわけですから。勿論「21日発表の政策」とやらについては今後論じていく必要があります。

 「筋論に従って動」こうとしているように私には見える。

 現時点では「何がしたいか」まるでわからない「出馬表明しかしてない」枝野のどこに「筋」があるんだかさっぱり分かりません。大体「筋」云々言うならもっと早い時点で、枝野は、泉にダメ出しすべきでしょうに、どんだけ、kojitakenは枝野に甘いのか。

 今でこそ岡田克也*8のグリップが効いていてあまり暴走していないが、(ボーガス注:泉代表は)最初に「提案型野党」路線に走ったり「『維新八策』に大部分協調できる」などと維新に媚びを売ったりしていた

 随分と岡田に甘い評価です(呆)。

発言に変化なら維新と連携も 岡田立民幹事長:時事ドットコム2023.10.31
 立憲民主党岡田克也幹事長は31日の記者会見で、日本維新の会馬場伸幸*9代表による「立民を叩き潰す」などの発言に変化があれば、次期衆院選での候補者調整を行う可能性に含みを持たせた。「発言が変われば、いろんな余地が出てくる」と指摘。

立民・岡田克也幹事長、維新との衆院選候補者調整に意欲「可能性を最後まで追求」 - 産経ニュース2024.3.15
 立憲民主党岡田克也幹事長は15日、次期衆院選での日本維新の会との候補者調整に意欲を示した。党本部で記者団に「与党を過半数割れに追い込むため、可能性を最後まで追求したい」と述べた。
 両党の候補者は現在、多くの選挙区で競合していると指摘。「なるべく野党候補を一本化した方がいいに違いない。勝つためには必要だ」と語った。

と言う岡田は十分維新に媚びを売ったりしていたのではないのか。
 それともこれらの報道を「岡田を維新との共闘派と描きだし、維新を持ち上げるためのマスコミのデマ報道だ」とでも言うのか?
 あるいは例えば以下の記事をkojitakenはどう評価するのか?

維新 年金制度見直しへ 立民 長妻氏招き勉強会 | NHK | 年金
 日本維新の会は、厚生労働大臣の経験がある立憲民主党の長妻*10政務調査会長を招いて勉強会を開きました。維新の会の音喜多政務調査会長は、両党で一致できる政策では、今後も協力していく考えを示しました。
 会合のあと、維新の会の音喜多*11政務調査会長は、記者団に対し「年金制度に対する現状認識や危機意識は、ほとんど一致していた。政府・与党を動かすため、野党が一致結束しなければならない場面はたくさん出てくると思うので、年金制度にかぎらず、協力できるところは是々非々で協力していく」と述べました。

立憲・長妻氏、維新の勉強会「講師」に 政策連携につながる可能性 | 毎日新聞2024.8.8
 維新が立憲の幹部を勉強会に招くのは異例で、両党の政策の連携につながる可能性がある。維新の音喜多駿政調会長は勉強会後、(中略)「(立憲との)選挙協力の話につながるかどうかは分からないが、政策の連携には年金制度に限らず協力できるところは協力をしていく」と述べ、別のテーマでも立憲との勉強会を開く考えを示した。

維新「ミスター年金」立民・長妻昭氏を招き勉強会 - 日本経済新聞2024.8.8
 維新が他党の幹部を呼んで勉強会を開くのは異例だ。次期衆院選に向け、野党間で政策の連携を模索する動きとの見方がある。

 まさかkojitakenも「ただの勉強会」とは思ってないでしょう。明らかに長妻は維新にすり寄っています。
 そして「大阪万博の体たらく」「兵庫県知事のパワハラ(知事は維新系)」等による最近の維新の「支持率低迷」「選挙での敗北(例えば幹事長のおひざ元で連敗、党内に衝撃広がる 大東市長選で維新が敗北 [維新]:朝日新聞デジタル(2024.4.22))」から維新の方も「羽振りが良かった」過去には

立憲民主党は「日本に必要ない政党」維新・馬場氏 - 産経ニュース2021.5.6
 日本維新の会馬場伸幸幹事長は6日の記者会見で、立憲民主党を「日本には必要ない政党だ」と述べた。

維新・馬場代表、立民を「たたき潰す」 遅延工作と批判 - 産経ニュース2023.6.7
 日本維新の会馬場伸幸代表は7日の党会合で、(中略)「最近発刊の月刊誌のインタビューでも申し上げたが、立憲民主党をまず、たたき潰す。(中略)本当に国家国民のために、この方々は必要なのか」と述べた。

とまで立民を罵倒し、維新が「最大野党を目指す」と放言した(例えば維新、野党第1党へ本腰…次期衆院選は立憲民主党と決別か : 読売新聞(2023.4.26)参照)くせに、今や、「維新の勉強会」講師に長妻を呼んで、長妻と「長妻が幹部(政調会長)を務める立民」にすり寄っています。
 そして仮にこの勉強会講師が「泉の指示」によるもんだろう*12と「長妻がやった行為」は「泉の指示だから仕方が無い、長妻は悪くない」で許される話でもない。
 しかも音喜多発言で分かるように「長妻以外の立民幹部を呼んでの勉強会」が今後行われる可能性がある。
 そして、8月8日という最近ですら「ここまで露骨に維新にすり寄っている立民の現状が、枝野が代表になれば変わる*13と思えるほど俺は自信家じゃない。だから立民支持という考えは俺にはない。(だから共産支持)」(元ネタはゴルゴ13の「利き腕を人に預けるほど、俺は自信家じゃない。だから、握手という習慣も俺にはない(例えばTHE WORD OF ゴルゴ13 THE WORD OF ゴルゴ13 「利き腕を人にあずけるほど自信家じゃない…」|さいとう・たかを|LINE マンガ参照)」)が俺の考えです。エダシンの宮武嶺やkojitakenはその辺り非常に楽観的なようですが。
 それとも、kojitakenはこれらの報道を「長妻を維新との共闘派と描きだし、維新を持ち上げるためのマスコミのデマ報道だ」とでも言うのか?

 経済成長は前提ではなく結果だ。

 いや「前提」というか「目的ではある」べきでしょう。
 勿論「高度成長時代(池田首相)のような高度成長」はもはや無理でしょうし「成長さえすれば環境破壊でもいい」と言う話でもないですが、一方で国民生活を豊かにするためには「一定の経済成長」がなければいけないのではないか。
 そもそも「経済成長を目指してないのに自然に経済成長する」こともないでしょう。
 勿論、共産などが主張する「最低賃金引き上げ」「消費税減税」などは「国民の生活支援」と言う目的もありますが、一方で「国民の生活支援→消費意欲を高めて経済成長」という「経済成長促進」の目的もある。経済成長はただの「結果」ではない。

 現在の「経済成長を前提とした」政策を掲げたり実行したりしてきた人たちは、実際には経済成長を達成できなかった。それが「失われた何十年」かだ。

 つまりは「政策が間違っていた」と言う話でしょう。決して「経済成長は不要」「経済成長は無理」と言う話ではない。
 例えば共産の「失われた30年」を打開し暮らしに希望を/日本共産党の経済再生プラン/志位委員長が発表も主張の是非はともかく「経済成長は不要」「経済成長は無理」と言う立場ではないでしょう。

*1:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生相等を歴任

*2:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表等を経て立憲民主党「つながる本部」特別参与

*3:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革相等を経て岸田内閣デジタル相

*4:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を経て岸田内閣経済安保相

*5:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣科学技術等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化担当相等を歴任

*6:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)等を経て首相

*7:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党立憲民主党政調会長等を経て立憲民主党代表

*8:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党民進党代表、立民党常任顧問等を経て立民党幹事長

*9:大阪府堺市議を経て衆院議員(2010年に自民を離党し維新に参加)。維新の党国対委員長、維新の会幹事長等を経て維新の会代表

*10:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)、立民党代表代行(枝野代表時代)等を経て立民党政調会長、次の内閣『官房長官

*11:都議を経て参院議員。都民ファーストの会東京都議団幹事長、東京維新の会幹事長等を経て維新の会政調会長

*12:勿論、泉の指示など無く長妻個人が積極的に動いた可能性もありますが。

*13:勿論「民進党代表選挙で枝野が前原に負けたこと」でわかるようにそもそも枝野が代表選挙で勝つ保証もないのですが。