kojitakenに悪口する(2023年7/23日記載)

志位和夫、橋下徹を「先生」と呼んで憚らない小沢一郎と会食(呆) - kojitakenの日記
 反共のkojitaken(苦笑)らしいですけど小生自身は志位批判をする気は「将来はともかく」現時点ではありません。
 立民・泉*1執行部が「泉代表は勿論」、「岡田*2幹事長(元代表)、長妻*3政調会長、逢坂*4、西村*5代表代行」などは内心はともかく、表向きは泉に同調し、全員野党共闘に後ろ向き。執行部入りしてない面子も「枝野*6前代表」「菅*7、野田*8最高顧問(元代表、元首相)」などほとんどが「内心はともかく」表向きは「野党共闘に後ろ向きな泉」を容認という状況では「小沢*9の思惑が何であれ」、小沢が『野党共闘について話をしたい』と志位氏に言えば「ではお会いしましょう(志位氏)」になるのではないか。
 「小沢だから会った」のではなく「野党共闘をテーマにした会食を志位氏に申し入れた立民幹部議員が小沢しかいないから会った」だけでしょう。
 泉代表は勿論「岡田幹事長、長妻政調会長、逢坂、西村代表代行」「枝野前代表」「菅、野田最高顧問(元代表、元首相)」など他の人間でも志位氏は会ったのではないか。私見では批判されるべきは志位氏よりも「思惑が何であれ、小沢以外に志位氏に会食を申し入れる人間がいない立民の惨状」です。
 なお、「橋下に小沢がすり寄ってる」のと同様、「小沢が志位氏にすり寄ってる」のでしょう。kojitakenの認識「志位氏が小沢にすり寄ってる」のとは全く違う。今の小沢は「執行部入りしてない無役(役職としては立民党岩手県連最高顧問のみ)」ですからね。「俺の主張に橋下(現在は無役だが維新創設者)や志位(共産委員長)が賛同してる」といって泉執行部に「アピールする他」に小沢には手がない。
 なお、1)橋下は「立民は次の衆院選で潰す(馬場*10代表など)」の維新の創設者であること、2)政治家を辞めた橋下には公式には維新にあれこれ命令する権限はないことを考えれば「小沢・橋下対談」の後で橋下が「小沢の思うように動くか疑問」ですが、志位氏にしても「まずは小沢のお手並み拝見(立民党内で小沢が何ができるか)」でしょう。kojitakenが悪口するほど小沢に肩入れするとは思えない。それでは内政干渉になってまずい(立民との関係が悪くなったら野党共闘再開どころでなくまずいという意味でも、外部勢力の共産への内政干渉を招きかねないという意味でも)し、志位氏にとって大事なのは「野党共闘再開」という結果であって「小沢復権」ではない。
 まあ、「小沢氏の言動について党規違反等として処分されてないし、そもそも野党共闘について公式には泉立民は否定もしてない、小沢氏と会食しても問題はない*11。問題があると思うのなら立民が正式に小沢氏や私に抗議して欲しい」「小沢氏相手には『お互い野党共闘推進のために頑張ろう』という一般論しか話してない(小沢氏に『共闘に後ろ向きな泉代表を退任に追い込め』などの内政干渉的発言はしてない)」が一応の志位氏の「理屈ではある」のでしょう。
 なお以下は、何か根拠があるわけではなく「俺の勝手な憶測」ですが、「元民主党幹事長」とはいえ、「今は無役」「小沢の動きに公然と協力している立民党の幹部級・大物議員は小川元政調会長だけ(他の同調議員は大物とは言いがたい)」「岡田幹事長が野田内閣副総理・行革相だった時に、小沢は子分を引き連れて離党し、新党「国民の生活が第一」を結成したために岡田と小沢は仲が悪い」と言う状況では志位氏の小沢評価も実はかなりシビアではないか。
 後述する「将棋の作法(形作り)」と同様、志位氏も「泉が代表を続ける今の立民では野党共闘復活の見込みは極めて薄い(泉が代表を辞めない限り、共産の独自路線は不可避)」が、当初6月と予想された衆院解散が延期になったこと(早くても9月と予想)もあり、共闘復活を望む多くの支持層(党員、後援会員等)の声に応えて「すぐに投了(野党共闘再開を諦めたと公式に発表)」せず、支持層に「志位氏は勝利(野党共闘再開)のために頑張った、これなら投了(野党共闘再開の断念)もやむを得ない」「これ以上、投了せずに粘ることはかえって共産のイメージを壊す」「志位氏らしい美しい投了であった、支持者として誇りに思う」と評価してもらえる「形作り」しているにすぎず、小沢との会食もそうした「形作り」の一つではないか(そうした「形作り」をどう評価するにせよ)。

立憲・小沢氏、共産・志位氏と会食 野党間の候補者一本化を協議か(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 会合には、共産の穀田恵二国会対策委員長も同席した。

ということで同席者として発表されてるのが「国対委員長という他党(立民、社民、れいわ等)との交渉役」ではあるものの、「次期衆院選引退」を表明している穀田氏のみですしね。
 勿論そうした悲観的展望が今後打開されれば志位氏も「勝利(野党共闘再開)」に向けて動くでしょうし、俺も「そうなること(野党共闘再開)」を希望してはいますが。
【参考:形作り】

形作り - 将棋用語説明|将棋講座ドットコム
 敗勢側の対局者が自玉に対する詰みや寄せの受けがない(ボーガス注:つまり敗勢確実な)状態において、それを分かったうえで、相手玉に対して、王手をかけたり、詰めろや2手すきの攻めを行うこと。その後、お互いに攻め合ったことを少しでも分かりやすい見た目にして投了する流れとなる。良い勝負であったという思いを投了局面にこめる慣習である。
 初心者のうちは、「形作り」にこだわることなく、詰まされるまで自玉を逃げ回って受けることが多い。しかし、強くなるにつれて、負けが分かるようになってくるので、自然と「形作り」をするようになる。

将棋のはなし(75)信用も大きな武器 | カルチャー | カナロコ by 神奈川新聞
 (ボーガス注:形作りとは)負けを悟った側が悪あがきをせず、美しい局面で終局するように指すことをいう。将棋を文化として捉え、勝ち負けを争うだけでなく棋譜に価値を見いだすという概念から生まれたのだろう。

「頓死(とんし)」と「形作り」、将棋用語の意味を解説
 「形作り」というのは、投了したときの局面が美しくなるように敗勢の側が指し進めることです。
 美しい投了図とはどんなものなのかは、伝わりにくい話かと思います。
 藤井聡太七段*12のタイトル戦初対局という注目される一局で渡辺明棋聖*13がまさに「美しい投了図」を実現しており、具体例としてうってつけです。
 こちらの記事に詳しく書いているので、合わせてどうぞ。
渡辺明棋聖の王手ラッシュと形作り、対藤井聡太七段の棋聖戦第1局

【参考終わり】
 それにしても、「野党共闘を進展させるために自分は活動している、除名は不当」を連呼の「反党分子」松竹もこの会食については「肯定的評価も否定的評価もせず」、恐らく「無視してノーコメント」でしょうね。最近では松竹も「党への悪口」ばかりで「野党共闘の進展」云々をまともに自ブログで論じない。
 1)松竹流野党共闘論への世間の評価は冷淡、2)むしろ反共分子の食いつきがいいのは「党への悪口」で、そうなってしまったのでしょう。

*1:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党立憲民主党政調会長等を経て立憲民主党代表

*2:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表、立憲民主党常任顧問等を経て立憲民主党幹事長

*3:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)、立憲民主党副代表(枝野代表時代)等を経て立憲民主党政調会長

*4:菅内閣総務大臣政務官立憲民主党政調会長(枝野代表時代)等を経て立憲民主党代表代行

*5:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣立憲民主党幹事長(泉代表時代)等を経て立憲民主党代表代行

*6:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表等を歴任

*7:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て立憲民主党最高顧問

*8:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等を経て立憲民主党最高顧問

*9:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長等を歴任

*10:維新の党国対委員長、維新の会幹事長等を経て維新の会代表

*11:ネット上で松竹シンパが「松竹を分派を理由に除籍しながら、立民の党内分派・小沢と公然と付き合うのか」と言っているのには「何でも志位非難に使うのか」と呆れると共に吹き出しました。

*12:段位は当時。現在は九段

*13:渡辺が棋聖だったのは当時。藤井はこのタイトル戦(2020年)で渡辺に敗北しタイトルを奪取できなかったが、次のタイトル戦(2021年)で藤井が渡辺棋聖を破ったことで、藤井が棋聖に就任し、現在まで棋聖を防衛中(棋聖戦 (将棋) - Wikipedia参照)。なお、藤井は現在「竜王、名人、王位、叡王棋王、王将、棋聖」の七冠(藤井聡太 - Wikipedia参照)