「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年9/7日分:島田洋一の巻)(副題:島田の小泉jr批判が意外にも正論)

◆島田*1ツイート
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年9/1日分:島田洋一の巻)(副題:島田の枝野、茂木批判が意外にも正論、ほか) - bogus-simotukareのブログに続き島田が正論です。

島田洋一
「今回、最も重要なことは刷新感だ」(斎藤健*2
 要するに選挙で有権者をたぶらかせる「新鮮風味」の人という意味。中身は問わない。
 刷新ではなく刷新「感」と言って恥じないあたり、刷新意識ゼロ。
出馬断念した斎藤経産相、小泉進次郎氏の支持表明「チーム斎藤で応援する」…自民党総裁選 : 読売新聞

 島田が「極右・高市」をウヨとして支持してることは割り引く必要がありますが、斎藤批判自体は正論です。
 そもそも島田も言うように「こうした政策が自民党を刷新する」ではなく「若いから刷新感がある」と言う辺りが酷い。大体「小泉のバックに菅義偉がいること」でわかるように「刷新どころか、実質は古い政治家」が小泉でしょう。

島田洋一
 小泉進次郎*3が、「選択的夫婦別姓」を主張する理由として、旧姓で研究論文を書くことが許されないからと述べていたが、そんな事実はない。旧姓で論文を書いている人はいくらでもいる。何の話か。

 これは島田の指摘の通りで「例は何でもいい」ですが、「学術会議議員の任命を拒否された加藤陽子*4東大教授(野島博之氏*5と結婚後、戸籍上の姓は野島に改姓)」など、「旧姓で論文を書いてる学者」はいくらでもいます。
 「例は何でもいい」ですが、小泉発言は

ウィキペディア参照】
丸川珠代*6
 大塚拓*7の妻で、戸籍上の姓は大塚に改姓
西村智奈美*8
 本多平直*9の妻で、戸籍上の姓は本多に改姓

など「旧姓で活動する政治家」はいくらでもいるのに「政治家は旧姓で政治活動ができない」と言うくらいのアホ発言です。
 勿論「旧姓使用すればいいから夫婦別姓で無くて良い(島田)」わけではないですが、このデタラメさでは島田も批判してるように「まともに夫婦別姓を理解してるか怪しい(当然、本気で別姓支持か怪しい)」のが小泉jrです。

*1:福井県立大名誉教授。救う会副会長。国家基本問題研究所評議員兼企画委員。著書『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)、『3年後に世界が中国を破滅させる』(2020年、ビジネス社)、『アメリカ解体』(2021年、ビジネス社)、『腹黒い世界の常識』(2023年、飛鳥新社)等

*2:第四次安倍内閣農水相、岸田内閣法相を歴任

*3:第四次安倍、菅内閣環境相。小泉元首相の息子

*4:1960年生まれ。東大文学部日本史学科卒。著書『戦争の日本近現代史』(2002年、講談社現代新書)、『満州事変から日中戦争へ』(2007年、岩波新書)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(2009年、朝日出版社→2016年、新潮文庫)、『NHKさかのぼり日本史2:昭和・とめられなかった戦争』(2011年、NHK出版→『とめられなかった戦争』に改題し2017年、文春文庫)、『昭和天皇と戦争の世紀』(2011年、講談社→2018年、講談社学術文庫)等

*5:1959年生まれ。東大文学部日本史学科卒。駿台予備学校東進ハイスクール、学研プライムゼミ講師(日本史)を歴任。著書『謎とき日本近現代史』(1998年、講談社現代新書)、『野島のセンター攻略日本史B』(2000年、東京書籍)、『野島の日本史B最速要点チェック』(2014年、東進ブックス)等(野島博之 - Wikipedia参照)。最近、何かの記事で「夫とは東大で出会った」「結婚前から加藤姓で論文を書いてるので改姓後も加藤姓で論文を書いてるが、夫婦別姓なら良いのにと思ってる」等と加藤氏が発言していたのを読んだ記憶があります

*6:第三次安倍内閣環境相菅内閣五輪相を歴任

*7:第三次安倍内閣で法務副大臣

*8:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣、立民党幹事長等を経て現在、代表代行(また立民党新潟県連代表)

*9:野田内閣で経産大臣政務官。いわゆる「性交発言」で議員辞任に追い込まれ、現在は米山隆一衆院議員(新潟選出、立民党)の政策秘書