kojitakenに悪口する(2024年11/4日分)

「自民にくすぶる新首相での『衆参ダブル選』」なる毎日新聞・飼手勇介記者の愚劣な駄記事に空いた口が塞がらなかった - kojitakenの日記

 下記毎日新聞の有料記事は、タイトルだけでろくでもない記事であることがわかる。
24色のペン:自民にくすぶる新首相での「衆参ダブル選」=飼手勇介 | 毎日新聞

 むしろこの一文で「kojitakenのバカさが露呈されています」ね。
 id:kojitakenの文章を読んで「バカだなあ」と言う「否定的感情」を持つのはいつものことですが。むしろ「プライドが高いだけで人格は低劣、頭も悪い」「『現役時代は有能なサラリーマンだった』アピールしてるが、具体性皆無で『虚偽のフカシ』と思われる」kojitakenのような「ウスラバカ」を好意的に評価できる「宮武嶺」のようなバカ(kojitakenの類友)の気が知れません。
 タイトルだけでは「本文を読まなければ」記事がろくでもないかどうかはわからないでしょう。そんな「画策をする自民党関係者」が仮にいるとして、その輩がろくでもないことは確かですが。
 なぜならタイトルだけでは「自民党内に(そうした論者の「数の大小」「自民党内における地位(派閥ボス、閣僚経験者、党三役経験者などの大物なのか)」等、詳細はともかく)ポスト石破の新首相(それが総裁選で石破と戦った面子なのか、それとは別なのか、誰かはともかく)で衆参同日選で乗り切ろうとする考えがあるらしい」と言うことしか分からないからです。
 「そうした考えが自民党内にないこと(あるいはあっても影響力は皆無で、実現可能性はないこと)は明らか」と断言できるのならともかくそうでないなら、記事タイトルは「単に一つの事実を書いた」にすぎない。本文において「そうした考えを批判してるかどうか」など、詳細は記事タイトルだけでは分かりません。
 というか本文を読んでも、ろくでもないかどうかは判断が難しいかもしれないですが。なお、俺は無料部分だけ読みましたが「kojitakenが言うほど酷い記事とは思いませんでした」。有料部分を読めば、また判断が変わってくるかもしれませんが(但し、有料記事までわざわざ読む気はないですが)。
 まあkojitakenが何故か「ダブル選はない」を連呼したいことは分かりましたが、そんなことは現時点では言えないと思いますね。

 下記は江川紹子*1の反応。

Shoko Egawa
 自民党の都合で衆院解散するのは、もうやめてください。
24色のペン:自民にくすぶる新首相での「衆参ダブル選」=飼手勇介 | 毎日新聞

 これは当然の意見だ。私は普段は江川氏を批判することの方が多いが、これには全面的に共感する。

 俺も江川氏と同意見ですが、kojitakenの紹介する江川氏の意見は「自民党の党利党略で解散するな」という指摘にすぎず、毎日新聞記事をkojitakenのように批判してるわけではありません。何故かkojitakenは江川氏が毎日記事を批判してると理解してるようですが。

 下記は上記江川氏のXへの反応。

いたがき歯科クリニック
自民党の都合で衆院解散するのは、もうやめてください。

 だとすれば、【野党の都合で、内閣不信任決議案を提出することは、もうやめてください。】ということになりますよ。

 こいつ、馬鹿だなあ。「野党の都合で内閣不信任決議案を提出する」ことができなくなったのが今回の衆院選の帰結なんだよ。下手に不信任案を出したら、自民党の安倍派がそれに乗っかって衆参同日選挙になってしまう。それをやらかしたのが1980年5月の社会党であって、あの時は野党自ら自民党圧勝の手助け*2をしてしまった。
 そんなことも知らないのかこの人は。本当に頭が悪いなあ。

 「自称・歯科医師」がバカなことには異論ないですが、それはkojitakenが言うようなことではない。
 「野党が勝てそうなとき=国民が与党の政治に批判的なとき(少なくともそのように野党が判断したとき)」なのだから不信任案を出すのはむしろ当然でしょう。党利党略でも何でもない。不信任案制度とは元から「そういう事(与党に失政がある場合に野党が責任追及すること)を目的、趣旨とした制度」です。
 一方、不信任案制度とは「与党が勝てそうなときに解散すること」を目的、趣旨とした制度ではなく「制度の目的、趣旨から逸脱している」。
 何でそういう「まともな反論」をkojitakenはしないのか。「kojitakenのようなアホ」にへいこらする「宮武嶺」ともども「kojitakenのアホさ」にはうんざりします。
 それにしてもこんなアホ意見を公言できる歯科医師も理解できませんね。
 「医師の能力」と「政治見識」は別とは言え、こんなアホを公言する人間には治療して欲しくない。「医師の能力」にも欠陥があることが疑われるからです。
 いずれにせよ「現状では、何があろうと不信任案は出すな、安倍派を利するから」というのがkojitakenの考えのようです。
 随分と負け犬根性なモンです。不信任案を出したら安倍派など反主流派が賛同して可決され、石破が解散*3し、野党(立民、国民民主、れいわ:まあ、国民民主は野党とは言いがたいですが)が増やした議席がたちまち減少し、安倍派が復権するとでも思ってるようです。
 実際には「安倍派など反主流派が不信任案に賛同するか疑問(現在において、大平内閣時の自民党40日抗争のような激しい内紛は表面化していない)」だし、自民補完勢力である「維新、国民民主」も果たして賛同するかどうか。過去において維新、国民民主は公然と不信任案に反対してますからね。
 今解散したら維新はさらに議席を減らすリスクがあるし、国民民主も「第二公明党路線」を目指して解散は避けようとするのではないか。安倍派など反主流派だって今解散を仕掛けて状況が彼らにとって良くなる保証はどこにもない。というか「解散を仕掛ける元気」が安倍派など反主流派にあるなら、解散云々の前に「自分で決めた勝敗ラインを割ったのだから辞めるべきだ」と強く主張するなど「石破おろしを仕掛ける」でしょうが。
 まあ、それ以前に「解散された場合の勝ち負け」だけで「提出するかどうか」を判断する上に、何故か「今解散したら野党が負ける」と決めつけるkojitakenの負け犬根性に呆れますが。
 勿論「不信任案が可決される見込み」「解散した場合の勝ち負けの見込み」「解散しないで内閣総辞職となった場合の後釜首相が誰になる見込みか」がどうでもいいとは言いませんが、一番重要なのは「不信任案提出に値する問題点が与党にあるかどうか」でしょうに。

 安倍派の議席は激減した。議席が減るとその政治勢力は「寄らば大樹の陰」の思考様式を持つ人々にとっての「大樹」ではなくなるので、これまでの安倍派支持者の中でも弱い支持層の人たちは何かと理屈をつけて離反するはずだ。そうなると、いよいよ自民党という巨大政党を分裂させる、というより自民党から高市早苗*4などの安倍系のトンデモ極右派を切り離すチャンスがめぐってくるかもしれないと思う。彼らは日本保守党とでも一緒になれば良いのである。

 過去に「新自由クラブ河野洋平*5代表)」「新進党海部俊樹*6党首)」「新党日本荒井広幸幹事長)」「次世代の党(平沼赳夫*7党首)」など、多くの「自民党離党者による政党(日本の政党一覧 - Wikipedia参照)」が最終的には党勢が衰退し、解散し「河野、海部、荒井、平沼ら政党メンバー」の多くが自民に復党したこと*8を考えれば、高市らが「自民離党に動く可能性」はまずないでしょう。「河野らの二の舞(結局、自民復党)」を演じるリスクが高いからです。
 そもそも現首相・石破*9にしてから、もともとは「新生党新進党」で小沢一郎と行動を共にしたのに、結局新進党が失敗したら自民に復党した「復党組」ですし。
 なお、日本保守党と一緒になって「下手に保守党に党勢拡大されても嫌」なので俺は「日本保守党とでも一緒になれば良い」とは思いませんが、仮に離党したとして保守党ではなく、もっと規模(国会議員数、地方議員数等)の大きい「維新」「国民民主党」などと一緒になることを目指すでしょう。
 「維新」「国民民主党」と高市らに大きな違いは無いでしょうし、特に維新の場合、

前大阪市長・松井一郎氏、幻に終わった「安倍晋三代表&菅義偉幹事長」の維新新党構想語る - スポーツ報知2023.5.28
 4月に大阪市長を退任した松井一郎*10(59)が「政治家の喧嘩力」(PHP研究所、1760円)で、激動の政治家人生を回顧している。国政進出に向け、水面下で当時野党だった自民党安倍晋三元首相に代表就任を打診したことも明かした。
 「永田町の経験豊富な人物を党のトップに据えられないか」との考えが浮かんだ。
 「安倍氏*11菅義偉*12に党の代表と幹事長のポストをお願いしよう」。
 だが、安倍氏も、菅氏も首を縦に振ることはなかった。

等、様々な場で「安倍と親密な関係にあったこと」をアピールし、今回の衆院選でも松井は、「安倍派」萩生田*13の応援をしています。

*1:著書『私たちも不登校だった』(2001年、文春新書)、『人を助ける仕事』(2004年、小学館文庫)、『勇気ってなんだろう』(2009年、岩波ジュニア新書)、『名張毒ブドウ酒殺人事件』(2011年、岩波現代文庫)、『「カルト」はすぐ隣に:オウムに引き寄せられた若者たち』(2019年、岩波ジュニア新書)、『「想定外」をやっつけろ!: 検証・なぜ墨田区はコロナ禍第5波で重症者を出さなかったのか』(2022年、時事通信社)等

*2:それは単に結果論にすぎません。そもそもあの解散は「ハプニング解散」と呼ばれ、多くの人間は「不信任案可決」や「大平の解散」を想定していませんし「解散すれば与党が勝つ」とも想定していません。いずれにせよ後述しますが、不信任案提出は「不信任案提出に当たる落ち度があるかどうか」で決めるべきで「不信任案可決の見込み」や「解散した場合の勝ち負けの見込み」「解散しないで内閣総辞職となった場合の後釜首相が誰になる見込みか」で決めるべきではないでしょう。

*3:確かに過去の内閣不信任案可決(1948年、1953年の吉田内閣、1980年の大平内閣、1993年の宮沢内閣)では全て解散しています(このうち、宮沢は細川内閣誕生で下野に追い込まれたが、他は内閣が継続)が、今回、可決されたとして解散に踏み切るかどうかは何とも言えないでしょう。なお、内閣不信任案可決が戦後4回しか無いと言うことは残りの解散は自民党側が自分から仕掛けたと言うことです。

*4:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(ダニ次安倍、岸田総裁時代)、岸田内閣経済安保相等を歴任

*5:新自由クラブ代表、中曽根内閣科技庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*6:自民党国対委員長、福田、中曽根内閣文相、首相、新進党党首を歴任

*7:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、維新の会代表代行、次世代の党党首など歴任

*8:勿論、小沢一郎新生党代表幹事→新進党幹事長、党首→自由党党首→民主党幹事長など歴任)のように自民に復党しなかった人間もいますが

*9:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を経て首相

*10:大阪府議、大阪府知事大阪市長日本維新の会代表など歴任

*11:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*12:第一次安倍内閣総務相、第二~第四次安倍内閣官房長官、首相等を経て、現在、自民党副総裁

*13:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相自民党政調会長(岸田総裁時代)を歴任