下馬評どおり、トランプが勝った。
「下馬評通り」は不適切ですね。「トランプ勝利の可能性」は指摘されていても「英国総選挙での労働党勝利、保守党下野(2024年)」のような形での「確実な勝利」は予想されてなかった。
私はウィスコンシン州ミルウォーキーの高校に通っていたころ、The Young Demicratsという民主党青年部みたいなところで活動したこともあって、かつては民主党が強かったウィスコンシン州まで共和党に取られてショックだった。
つまりは民主党の地盤がかなり切り崩されたわけで、民主党には真摯な反省が必要でしょう。
パックンことパトリック・ハーラン*1は(中略)
「2回も弾劾されているんですよ?。金正恩とラブレターを交換しているんですよ?。プーチンともラブラブな状態になっているんですよ?。権力を乱用しているんですよ?。グローバルサウスを“クソダメ国家”と言っているんですよ?(中略)」と懸念を示した。
(6日、BS-TBS「報道1930」)
パックン 勝利宣言のトランプ氏に失望&皮肉「死ぬまで続くショック」「真っ黒な人が過半数の人に…」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
まったく同感。
いかに「今がインフレで、民主党に不満があるとは言え、トランプ支持か?(呆)」と言う意味で、概ね同感ですが、但し「金正恩とラブレターを交換」には賛同できませんね。
結局、トランプは金正恩と会談しても、「ニクソン訪中での米中国交正常化への動き(但し、正式な国交樹立はカーター政権)」のような「朝鮮戦争正式終戦」「米朝国交樹立」「北朝鮮の核廃棄」などの成果を出せませんでした。
単に「首脳会談というパフォーマンス」がやりたかっただけではないか。その程度のことは金正恩とラブレターを交換とまでいうことではないでしょう。
そして、トランプが成果を出さなかったことで「米国への不信→中露への傾斜」の結果、北朝鮮は「ロシアの要請に応えて、ウクライナに兵を派遣した」とも言われています。
というか俺個人は「朝鮮戦争正式終戦、米朝国交樹立すべき」と思ってるのでむしろ金正恩とラブレターを交換してほしいのですが。但し、高世やパックンはそうした価値観ではなく、俺のような価値観を「北朝鮮に甘い」と悪口するのでしょうが。
「出口調査で、ハリス候補が全米のユダヤ人票の79%を獲得」。
これにはちょっと驚いた。アメリカのイスラエル・ロビーの強大な力についての報道を見ているので、ユダヤ人は、ネタニヤフに「どんどんやれ!」とけしかけるトランプを支持しているかと思いきや、逆だという。
但し、「トランプほど酷くない」だけで、ハリスも決して「イスラエル批判派」ではないですからね。
かつ「イスラエルシンパ(勿論ハリスに投票したユダヤ人の中にはイスラエル批判派もいるでしょうが)」であっても「上院襲撃扇動」「温暖化否定」等の点で「トランプは支持できない」という人間がいても不思議ではないでしょう。
*1:1970年生まれ。1997年、マックンこと「吉田真(1973年生まれ)」とともに、お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。著書『ツカむ! 話術』(2014年、角川oneテーマ21)、『大統領の演説』(2016年、角川新書)、『ハーバード流「聞く」技術』(2020年、角川新書)、『逆境力』(2021年、SB新書)等 (パトリック・ハーラン - Wikipedia参照)