リベラル21 「毎日」の共産党分析と共産党の反論に思うこと(阿部治平)
毎日の記事は「中央大の中北」「反党行為で除名された紙屋や松竹」という「特定の人間」の「共産非難」を元にした「結論ありき」の代物でおよそまともな分析ではありません。
右翼評論家の「毎日新聞が売れてないのは左翼新聞だから。読売が日本最大部数なのは論調が右寄りだから。読売を見習って『九条改憲を主張する』など、社論を右にシフトしろ」という主張だけを元に「毎日新聞は読売を見習って、右傾化しろ」という記事を書き飛ばすくらい無茶苦茶でしょう。
共産党は後退、れいわ新選組は跳躍、社民党は当選者1人というのが総選挙の結果だが、左翼政党と言えるのはこの3党しかない。しかもれいわ新選組と共産党では組織原則が真逆である。だが、中北教授のいう通り、両党は安保政策でも福祉政策でも極めて近い。わたしは、今さらのように、国政選挙はもちろん地方選挙でも、社民党・れいわ新選組と共産党の3党は協力できないか、この可能性を追求してほしいと願っている。
共産党の最高幹部は任期が20数年にわたるうえに発想が硬直していて情勢の変化に適応していない。だから、れいわ新選組との協力を躊躇するかもしれない。だが、このままでは共産党は、党員の多数を占める高齢者の死とともに社民党の道を歩むことになる*1。
3党の協力によって、3党共に党勢を拡大することはできないだろうか。
「はあ?」ですね。「軍拡予算に明確に反対しない」れいわが左翼政党と呼べるか疑問ですが、それはさておき。
れいわと共産の何処が「政策的に近い」のか?。組織原則が真逆というのも「はあ?」ですね。どうも共産を独裁政党呼ばわりする阿部はれいわを自由な政党と勘違いしてるようですが、むしろれいわの方こそ「山本太郎批判が絶対にできない山本の独裁政党」のように見えますが。
「松竹や紙屋のように、れいわ党員が、山本代表ら党執行部を批判して、しかし、何ら懲戒処分を受けなかった」なんて話は聞いたこともないですし。
そもそもれいわの方が「我々が正しい。他の政党(共産、社民を含むがそれに限らない)はろくでもない」として独善的な態度で「孤立している」のですが。
例えば首相指名選挙の決選投票では棄権(社民、共産は野田立民代表に投票)したし、立民、維新、国民民主、共産、社民、参政、保守の7野党が共同で提出した政治資金規正法改正案でもれいわは参加しなかったのに「共産はれいわと協力しろ」とは良くも言ったもんです。
極右の「参政や保守」とすら「共同提案に合意する共産(まあそれは社民も同じですが)」がれいわと協力を躊躇する理由はないでしょうし、「7党共同提案」の法案に背を向けたれいわの方こそ非難に値するでしょう。
協力を拒否してるのは明らかにれいわの方です。阿部はよほどの無知なのか。「反共主義」で決めつけてるのか。
なお、上記は阿部記事に投稿しようとしましたが、何度投稿しても、エラーが出て投稿できないので、面倒くさくなって投稿を諦めました。正直、「リベラル21」はコメント投稿エラーがあまりにも多いので「何とかしろ」「真面目にサイト運営する気があるのか?」と言いたい。fc2ブログをやめて他のブログサービス(俺のはてなブログ、松竹伸幸のアメーバブログ、inti-sol氏の楽天ブログなど)に移行したらどうか。
まあ、多分投稿してもいつものように掲載拒否でしょうが。自称「リベラル」が聞いて呆れます。
【2025年1/1追記】
ダメ元で改めて投稿したらエラーなしで投稿できました。
*1:というのはあまりにも共産党の党勢を過小評価しすぎでしょう。一方で「寄稿者の多数を占める高齢者(岩垂弘、田畑光永、横田喬(1935年生まれ:恐らくリベラル21寄稿者では最高齢で89歳)、広原盛明(1938年生まれ)、阿部治平(1939年生まれ)、小川洋(1948年生まれ:恐らくリベラル21寄稿者で一番若いがそれでも76歳)など)の死」で「何時消滅してもおかしくない」のがリベラル21や『リベラル21と似たり寄ったりの老人サイト』ちきゅう座(リベラル21からの転載が多い)です。「若手寄稿者を増やそう」とはしないのだから呆れます(とはいえリベラル21に比べればちきゅう座の方が寄稿者の数が多く、多様性の点ではまだいくらかまし)。