「リベラル21」のバカさに呆れる(2024年6月13日記載)

リベラル21 中国の軍事演習は常態化する、革新政党は対策を!(阿部治平)
 阿部の言う「革新政党」の意味が不明ですし、何故「左翼政党(一般的には左翼=革新ですが)」や「護憲政党(自民、国民民主、維新など改憲を唱える右翼政党が多いとは言え、勿論護憲イコール左翼ではない)」等の表記でないかも不明です。
 「反共右翼」の阿部なら「革新イコール共産党」かもしれませんが。
 「阿部の認識」が何かはともかく、俺個人は共産、社民、新社会、沖縄社会大衆党は革新だと思いますが、れいわはそう言えるか疑問に思っていますし、「共産党と一応野党共闘し、辻元*1代表代行など社民党出身者を抱える」立民は維新、国民民主とは同列視できないものの、「保守政治家」岡田*2幹事長(自民→新生党出身)、長妻*3政調会長平成維新の会新党さきがけ出身)などを幹部とする保守政党だと理解していますが、それはさておき。
 「反中国&反日共産党」阿部の文章が「ウヨ連中」の「九条護憲と言っても中国の脅威ガー」と全く同じにしか見えません。
 明らかに「リベラル21のメンバー」岩垂弘などとは論調が違う(阿部の方が右翼的で反中国)。
 そしてこんなことを言う阿部の方こそ「岩垂弘」などリベラル21の仲間と共に議論して「リベラル21としての方針」を打ち出したらどうなのか。
 リベラル21とは「単に阿部ら固定メンバーが好き勝手に記事書くだけの場所か?、それなら市民メディアの名に値しねえだろ」と心底呆れます。
 なお、俺の理解では「革新政党の一つ」日本共産党
1)日米が中国の脅威を口実に軍事対応を強めることはかえって不測の事態を招きかねない
2)中台対立や米中対立は「そうした対立」を緩和する方向では無く助長する方向に米国や台湾が動いていることが大きく、中国ばかりの問題ではない
3)実際には中台間で戦争が起こったら大打撃であることは米中共に理解しており、その可能性は低い。中国の軍事演習は「いざとなったら侵攻する用意がある」「独立宣言したら侵攻もあり得るというのはハッタリ、フカシではない」という牽制に過ぎないだろうし、米国の態度も「経済面での中国封じ込め」や「軍拡」を正当化するために中国の脅威を過剰に宣伝している疑いがある
4)そもそも過去に置いて「ベトナム戦争」「イラク戦争」等、米国は世界各国に派兵し、それを日本は在日米軍基地で後方支援しており、日米の「軍事同盟強化」の動きを「中国」云々で語ることが不適切(実際には中東等、中国以外での軍事協力が危惧される)
と言う物かと思います。阿部とは「情勢判断が大きく違う」のでそもそも話が成り立たないでしょう。
 阿部は恐らく「日米の軍事協力は中国の脅威を口実にしてるだけ」とは思っておらず「中国が悪い」「そしてそんな中国に革新は甘い」という「右翼的な価値観」なんでしょうし。阿部の何処が「護憲、軍縮なのか?」と脱力します。

 わたしは、国政選挙において革新・リベラル政党が勝利するためにも、今が「台湾有事」にどう対処するかを明らかにする時期だと思う。

 「はあ?」ですね。最近の国政選挙(例は何でもいいが、例えば先日の三補選)で「台湾有事」が選挙の争点になったことが一度でもあったのか?。
 そして阿部の言う「革新・リベラル政党が勝利」とは「どういう意味」なのか?
 「革新・リベラル政党」とは具体的に何処なのか。「保守政党」である立民がその中に入ってるから「革新政党」ではなく「革新・リベラル政党」であり、野党共闘参加政党(立民、共産、社民、れいわ)とほぼ同趣旨なのか。
 「議席増=勝利」なのか、「岸田退陣=勝利(議席増でも岸田退陣に至らない場合は勝利ではない)」なのか、「政権交代=勝利」なのか。
 いずれにせよ「共産、れいわ、社民」が勝利(議席増)するかどうかは微妙と思いますが、今の政党支持率なら政権交代しないまでも「自民、維新、国民民主の改憲右派政党」が議席を減らし、立民が議席を増やすことはほぼ確実でしょう。
 勿論そうなる大きな理由は阿部の言う「台湾有事」云々では無く「自民党裏金疑惑」「自民に対して融和的な維新、国民民主への失望や反発」「その結果としての立民の支持増加」ですが。
 「過大評価は禁物」ですが阿部は「三補選での野党共闘勝利」をどう理解してるのか?。あの三補選では「台湾有事」など争点になっていませんし、自民党は島根でしか公認候補を出せませんでした。
 まあ、先日の沖縄県議選では残念ながら共産が議席減し、オール沖縄全体でも議席減しましたが、「投票率の低さ」が大きな理由であり、また自民に投票した層も「国と関係をよくして国の補助金が欲しい」等であって、阿部のような理由での自民への投票ではないでしょう。
 なお、上記は投稿しますが「以前のように掲載拒否」でしょう。賛同コメントしか掲載しないくせによくも「市民メディア」「リベラル」が名乗れると呆れます。


リベラル21 都会の人の考え方を、百姓の目から見ると(阿部治平)

 この3月、珍しくも村の共産党が「農業を知る会」をやった。
 参加者は40人くらいで、共産党の集りとしてはびっくりするほど多かった*4
 ところが、顔見知りの旧住民はわたしと(別の)農家の2人だけ。残りはみな別荘地に移住してきた新住民*5だった。
 そこでの主な話題は、無農薬、無化学肥料の有機農法になった。村の農家は農薬を使い過ぎるというのである。そういう話は以前から新住民から聞かされていた。それが今さらのように強調された。
(中略)
 4月、突然わが地区に私立保育園をつくるという記事が地方紙に載った。
 これに対して近ごろ移住してきた人と近隣の農家からともに異議が出た。
 新住民は、口々に保育所の騒音がだめだ、都会の喧騒を逃れてこの村に来たのに、また朝夕の送り迎えの車や子供の騒音に悩まされてはたまらないというのである。
 新村民とは違って、わたしも含めて農家が心配したのは、保育園建設地が夏の間トラックの出入りが多い野菜の集荷所に近いことである。新保育園には園庭がないという話だったから子供の遊び場は道路になってしまう。はなはだ危険だ。
(中略)
 新旧村民の考え方の違いは騒音とか農業の在り方だけではない。たとえば、わが村はいまだ高齢者の医療費補償制度を維持しているが、これが村財政を圧迫しているのは目に見えている。将来どうするかについても、旧住民と新住民では考えの違いがある。村民は折り合うことなく二分していくのだろうか。これから村はどうなるだろうか。

 阿部の個人ブログならまだしも、「護憲、軍縮、共生」という「リベラル21の表看板」と何の関係があるのかと心底呆れます。
 何せ政治を論じてるのでは無く「新住民と旧住民の意見の違い」についての「旧住民・阿部」の「ただのぼやき」ですからね。要するに「リベラル21メンバー(阿部など極めて少数の固定メンバー、しかもその固定メンバーは岩垂弘、横田喬(1935年生まれ)、広原盛明(1938年生まれ)、阿部(1939年生まれ)、盛田常夫(1947年)等、70代以上の高齢者男性ばかり*6で、女性や若者は皆無*7)の書いた文章」なら何でも載せるのでしょうが。

*1:社民党政審会長、国対委員長鳩山内閣国交副大臣民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立民党政調会長国対委員長等を経て代表代行

*2:鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、立民党常任顧問等を経て立民党幹事長

*3:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)等を経て立民党政調会長

*4:「この3月、村の共産党が「農業を知る会」をやった。参加者は40人くらい」で記述としては問題なく、話の文脈上、書く必要があるとも思えない、共産への悪口「珍しくも」「びっくりするほど多かった」を書かずにはいられない「反共分子」阿部には呆れます。共産に何か恨みでもあるのか?。「あんたらリベラル21の方こそどれほど世間に支持されてるんだ?(そもそも支持以前に世間に知られてないよね?)」と悪口したくなります

*5:可能性としては1)「新住民の農家」の方が「相対的に共産に好意的(共産主催でない、例えば農協の集会なら旧住民も出席)」、2)共産主催で無くても、この種の集会には「新住民」の出席が多く、新住民に反感を感じてるらしい旧住民が出席しない、3)そもそも旧住民の農家は「共産主催かどうか、新住民が出席するかどうかに関係なくこの種の集会に出ない(ある種の個人主義?)」等がありうるでしょうが、この点、阿部が触れないので分かりません。

*6:筆者を「70歳未満」「女性」に広げる気が無いようだから呆れます。

*7:「女性や若者が寄稿者に皆無」のためもあるのでしょうが「ヤングケアラー問題等の若者問題」「セクハラ等の女性問題」の記事はリベラル21には全く載りません。