「リベラル21」のバカさに呆れる(2024年5月1日記載)

リベラル21 2024年憲法記念日に思ったこと(阿部治平)

 改憲阻止のためには日米両国政府批判で十分だという見方があるかもしれない。だが中国の軍拡に言及しないままでは、護憲勢力は中国の軍事進出を意図的に見逃している、あるいは中国に加担しているという、改憲派の批判に口実を与えると思う。この問題について、読者諸兄姉はどのようなご意見をお持ちであろうか。是非うかがいたいものである。  

 この阿部記事で一番問題なのは「読者の意見を伺いたい」という「この一文」が「阿部の本心では全くない」ということでしょう。
 「今日は無礼講でやろう」というから信じたら「上の人間に無礼だ!」というオッサンみたいな「嘘つき」が阿部です。

◆阿部さんの意見には賛同できない
◆中国の軍拡は、是非はともかく、改憲派改憲理由にはならない。中国の対外侵攻(台湾であれ、領土紛争(南沙問題、尖閣問題)で争うベトナムやフィリピン、日本であれ、どこであれ)の可能性は低いし、日米軍事協力の対象も、中国では無くおそらくは中東など米国が既に軍事展開している場所を想定しているからだ。改憲理由として持ち出してもそれは虚偽の理由だ
◆そもそも中国が軍事小国の時代(毛沢東時代)から、改憲派はずっとソ連の脅威などを持ち出し改憲を主張してきた
◆むしろ軍拡理由の口実にされているのは中国より実際にウクライナ侵攻したロシアでは無いか

等の批判意見(俺の意見ですが)が来たとして耳を傾ける可能性は皆無です(以前、阿部を批判するコメントを投稿したら掲載拒否された経験が俺にはあります)。阿部や「リベラル21の面子(田畑光永など)」は「賛同意見しか期待してないし、受け入れる気が無い」。
 だから平気で批判コメントの掲載を拒否する。それでよくも「伺いたい」などと抜かせたもんです。岸田首相の「聞く力」はどこに…? 国会素通りの安保大転換を正当化 少子化対策は「異次元」消え本気度に疑問符:東京新聞 TOKYO Web岸田政権の「聞く力」どこに? マイクオフ問題、与党からも批判:朝日新聞デジタルが批判する岸田の「聞く力(本当は自分に都合のいい意見しか聞く気が無い)」並にデタラメです(最近は岸田も「聞く力」とあまり言わなくなった気がしますが)。
 なお、上記は阿部記事に投稿しましたが掲載拒否でしょうね。


リベラル21 響きわたる「改憲を許すな」の声(岩垂弘)
 岩垂記事には市民団体幹部の発言は出てきても、野党幹部の発言が出てこないので「アレ?」ですね。

立民・逢坂誠二氏「裏金議員が憲法の議論をする正当性はあるのか」 護憲派集会(上) - 産経ニュース
 立憲民主党共産党、れいわ新選組社民党の幹部が参加し、各党を代表してあいさつした。
 立民の逢坂誠二代表代行は、自民党派閥政治資金パーティー収入不記載事件に絡めて「裏金議員が憲法の議論をする正当性はあるのか」と訴え、疑惑を持たれている自民議員が憲法改正を唱えることが「異常な姿だ」と持論を展開した。
 また、衆院憲法審査会の野党筆頭幹事として、憲法審での緊急事態条項新設の議論にも疑問を示した。
 「緊急時の国会議員の任期延長を可能にすべきだ」との意見を念頭に「まず、災害に強い選挙をしっかりと実現するための議論を十分にやり尽くすことだ。『議員の任期を延長して緊急事態に備える』というのは順番が違う」と主張した。

共産・田村智子氏「9条を貫いて対話!対話!対話!対話!」 護憲派集会(下) - 産経ニュース
 あいさつに立った共産党の田村智子委員長は「戦争をする国づくりを何としても止めていこうではないか」と切り出し、政府が反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決めたことなどを批判した。
 集会では他に、れいわ新選組櫛渕万里共同代表と社民党福島瑞穂党首が登壇してあいさつした。

でわかるように、岩垂が紹介した集会では野党幹部が挨拶してるのですが。岩垂やリベラル21は「野党各党に対して敵対的な立場」でも取ってるのかと疑います。
 なお、社民、共産が党首が出席したところ、立民(泉代表でなく、逢坂代表代行)、れいわ(山本代表でなく櫛渕共同代表・政審会長代理)が「党首以外が出席したこと」は「立民、れいわは党として護憲の立場ではないのか?」と言う疑念を感じますね。


リベラル21 保守主義者が唱える「伝統的」家庭は底の浅い意識の産物(小川洋*1

 本多真隆*2の『「家族の」誕生』(ちくま新書、2023年)は、多くの示唆に富む。

 主張内容(専業主婦が主流になったのは高度経済成長期以降)自体はおそらく「間違いでは無い」のでしょう。しかしここでの主張内容は「全て元ネタは本多著書」です。
 「小川の個人ブログ」ならともかく「リベラル21」という集団の運営するサイトなら「本多氏本人に寄稿を依頼する」等、「専門家に寄稿を依頼すべき」であって、素人の小川が「本多著書をただ紹介し、感想を述べる」なんてアホな記事を掲載すべきではないでしょう。
 なお、以上は小川記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。自称リベラル(本当はリベラル性は、かけらもない唯我独尊の老害)が聞いて呆れます。

*1:1948年生まれ。著書『なぜ公立高校はダメになったのか』(2000年、亜紀書房)、『消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造』(2016年、白水社)、『地方大学再生:生き残る大学の条件』(2019年、朝日新書

*2:立教大学准教授