共産党は党首公選を規約で決めていたことがあった | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
「今や日米安保支持、消費税支持の自民と連立を組む公明党が、日米安保や消費税の廃止を主張していた時代もあった」等と同じで「だから何?」で終わる話でしょう。
そんなことは松竹の「党首公選制主張」が正しい理由には全くなりませんし、松竹が除名されたのも
1)党内にまず意見具申すべき所、いきなり党外から攻撃を始めた
2)党方針に反する主張を述べたあげく、「党方針の枠内」と強弁。しかもそうした党方針に反する主張は「党首公選制」だけでなく「安保容認、自衛隊合憲主張(党は安保廃止、自衛隊違憲の立場)」
なのであって、「党首公選主張で除名」という話ではないから「除名が不当」といえる理由にもならない。
参政党の「移民」問題ととトランプ関税でYouTube動画をアップ | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
「日本人ファースト」に関する参政党の主張が支持されるのは、排外主義で煽っているということではなく、現実のなかに根拠があるからだ。
参政の問題点は排外主義だけでなく「女性差別*1」「デマ、陰謀論(メロンパンで人が死ぬ、ガンは戦後に出来た病気、反ワクチン*2など)」「戦前礼賛(天皇主権)*3」などもありますし、それらに松竹が全く触れないことには呆れますが、それはさておき。
アンチ松竹、党執行部支持の俺も、まさか「除名無効訴訟に勝利して党に復党したい」と主張する松竹が排外主義「参政党」を擁護するほど「非常識で恥知らず」とは思いませんでした。
参政党の外国人差別「日本人ファースト」に何処に根拠などあるのか。参政党の「外国人差別主張」など「反共右翼の共産党敵視(暴力革命云々)」なみに根拠などない。
勿論「外国人犯罪者による治安悪化」「外国人労働者増加による日本人労働者の失業」などの「目立った弊害」があっても「参政党のような外国人差別」は許されない。まともな外国人施策を主張すべきですが、そもそも「そうした弊害が実際にある」とされる西欧の「国民連合(仏)」「ドイツのための選択肢(独)」*4などと違い「外国人犯罪者による治安悪化」「外国人労働者増加による日本人労働者の失業」などの「目立った弊害」はどこにもないでしょう。
勿論、外国人犯罪者はいるがそれは明らかに、日本において「治安の重要問題」ではない(そんなに外国人犯罪は多くない)でしょう。
失業者はいるが、それは「外国人労働者」とは関係ない話です。むしろ日本において外国人が従事してる労働は主として「介護労働」「建設労働」「運輸労働(トラック運転手など)」など、日本人が嫌ういわゆる「3K労働(体力的にきつい、危険、泥やほこりなどで体がよごれ汚いの3つ。しかも長時間労働で低賃金であることが多い)」でしょう。外国人労働者がいなくなれば、むしろこれらの業界の「人手不足」が深刻になるでしょう。参政党のような「外国人敵視」は「反共右翼の共産党敵視(暴力革命云々)」なみの偏見でしかない。そもそも昔に比べれば外国人労働者が増えたとは言え、欧州に比べればまだまだ少ないでしょう。
それにしても、松竹はそんなに参政党を肯定的に評価するなら参政党に入党したらどうなのか?
【1】最近の参政党支持の増加を見て「参政党にすり寄れば松竹支持も増える*5」と思ってるのか、【2】単に「除籍を恨みに思う松竹」が「敵視する共産党」に因縁をつけたいだけか、何を考えてるのか知りませんが、松竹も呆れたバカです。
あえて言えば(あくまでもあえて)ですが「ヤクザに比べたら暴走族の方がまし」と同じような意味で「参政党に比べたら自民、維新、国民民主の方がまだまし」と俺は思っています。
もはやこの男は「反党分子」などという甘い物ではなく「反動右翼分子」と呼ぶべきだし勿論「左翼」とは呼べないでしょう。
参政党を批判してるのは共産だけではないからです。そもそも共産の「参政党批判」に因縁をつける松竹が「復党したい」などと言うのは「悪い冗談」です。「除名問題」で松竹を擁護していた連中も、さすがにこうした松竹の「参政党擁護」発言を支持する人間は少ないのではないか。紙屋や内田樹、id:kojitaken、inti-sol氏なども「批判しないまでも」果たして支持するかどうか?*6
「外国人優遇は根拠のないデマ」 人権や難民問題に取り組む8団体が排外主義反対の声明 - 産経ニュース、保守層狙い「外国人規制」 各党、続々公約に武田砂鉄「嘆かわしい。」 | 文化放送*7等の参政党批判(勿論他にもありますが)を松竹はどう考えてるのか。勿論これらの「参政党批判者」には共産支持者もいますが「それ以外」もいることは言うまでもない。
松竹が除籍されたときから「ここまで酷かった」のか、「除籍されてから」さらに劣化したのかはともかく「何とも醜悪な姿」です。松竹は一体何がやりたいのか。参政党を擁護するような松竹を「共産に限らず」社民党、新社会党などといった「他の左派」も支持しないでしょう。とはいえ、排外主義右翼が松竹を支持するかどうか?(多分支持しない)。かつ「排外主義右翼の支持を受けた時点」でもはや松竹は「共産党員」「左翼」どころか「リベラル派(あるいは穏健右派)」を自称することすら無理です。こんな言動を平気でやるようでは、今ですら少ない松竹支持者がさらに減るでしょう。
2019年施行の入管法改正で、事実上の移民政策がとられようとした際(だから当時「移民法」と呼ばれた)、共産党は国会で「反対」を表明したのである。いまの参政党が言う「無秩序な外国人受け入れ」だったからだ。
「参政党の外国人差別」は「入管法改定反対」レベルではなく「もっと悪質」ですがそれはさておき。
参政党の言うような差別的主張ではなく「外国人受け入れのための十分な条件整備をすべきだ」と主張したのが共産だと思いますがね。そもそも共産以外にも入管法改正に反対した野党はいましたが、松竹はそれらも参政党と同一視する気なのか?
小泉悠氏が再び9条の会で安全保障政策での対話呼びかけ | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
兵庫県9条の会の取り組みですね。ここの9条の会は真剣に考えているのだと思います。
「他の県の九条の会は真剣じゃないとでも言いたいのか?」ですね。そういう「無礼な物言い」としか理解できないでしょう。結局、松竹は共産党に限らず「松竹の安保論に否定的な人間(松竹の認識では兵庫以外の九条の会がそうなのでしょう)」にはこういう悪口をするわけです。しかし、この結果、「松竹の安保論」が共産だけでなく「多くの左派や護憲派(例えば兵庫以外の九条の会)」において「評判が悪いこと(支持や評価をされてないこと)」を事実上認めてるのが滑稽です。
勿論九条の会には「共産支持者」も参加していますが、「それ以外(社民党や自民党護憲派)も参加してる」し、共産党系団体とはとても言えないでしょう。そもそも九条の会の当初の呼びかけ人には共産支持者もいますが梅原猛や三木睦子(三木武夫元首相の妻)(なお、梅原、三木は既に故人)など保守派もいました。
それにしても「小泉悠*8をやたら持ち上げる松竹」ですがぶっちゃけ彼って「ウクライナ戦争」が注目されたとき*9に、「ロシア軍研究者」として多少、注目されただけでそんなに社会的影響力は無いでしょう(だからこそ、松竹が自画自賛する小泉がかもがわ出版から出した本『小泉悠が護憲派と語り合う安全保障』(2025年)も大して話題にならない)。
また、小泉が産経文化人であること(産経新聞から正論新風賞を受賞)を考えれば、彼を護憲派扱いできるかどうか非常に疑問です。そんな小泉を講師に呼ぶ「兵庫県九条の会」も果たして護憲団体と評価できるかどうか?
護憲政党もここで踏み切らないと、置いてけぼりをくらうのではないでしょうか。
共産党ではなく「護憲政党」という表現に注目しましょう。これは「共産党」の言い換えではないでしょう。
松竹が護憲政党でどこを想定してるのかは不明ですが、世間一般には護憲政党と言えば「社民党」「新社会党」は含まれるでしょうし、松竹の言う護憲政党にも「社民党」「新社会党」は含まれるでしょう。つまり松竹は「共産党以外」にも悪口してるわけで、松竹の安保論がやはり「右寄り」であることが改めて分かります。しかし護憲政党に悪口して松竹は一体どこと手を組む気なんですかね?。最近やたら持ち上げてるれいわ新選組か?。はたまた最大野党の立民党か?。いずれにせよ「護憲政党一般」をここまで敵視し、悪口するような人間が共産党を除名されるのはむしろ当然ではないか。これでよくもまあ「自分の主張は党方針の枠内」と強弁できたもんです。
それにしてもそんなに護憲政党に悪罵するのなら、そんなに自分に自信があるなら松竹新党でも作ればいいでしょうに。
*1:例えばinti-sol氏記事その言葉で少子化が解決する思えるのか? | inti-solのブログ - 楽天ブログ参照
*2:例えば参政党と反ワクチン的志向 | inti-solのブログ - 楽天ブログ参照。なお参政党と反ワクチン的志向 | inti-solのブログ - 楽天ブログは「リベラル側がいろんな人を取り込んでこなかった」としていますがさすがに「反ワクチンのような陰謀論」は取り込めないでしょう(正確に言うと「リベラル」と呼べるか疑問ですが、「立民党の原口元総務相(反ワクチン)」など陰謀論に親和的な人間は既成政党にも少数ながらいますが)。さすがに取り込むといっても限界があるし、そんなことでリベラルが非難されるいわれはないのではないか。なお、inti-sol氏は未だにれいわ支持(そしてアンチ共産)のようですが「参政党に主張が近づいてるれいわ」を左派扱いすること自体が大きな間違いでしょう。それとも「れいわからは離れて」立民にでも投票するんでしょうか?。俺個人は「inti-sol氏の連れ合い氏」同様に共産支持ですが。「共産への強い熱意」というより「当選可能性(残念ながら社民の当選可能性は共産に比べ低い)」「左派やリベラル、あるいは護憲軍縮、反排外主義(俺的には共産、社民以外は左派やリベラル、あるいは護憲軍縮、反排外主義とは評価できない)」から「残念ながら、共産しか選択肢がない」だけの話です。「国民民主、維新、参政」といったウヨ政党が評価に値しないのは勿論、立民やれいわもそうした観点からは俺はあまり評価していません。この点は「inti-sol氏の連れ合い氏」も同じなのでしょうが。
*3:例えば怖ろしすぎる改憲案 | inti-solのブログ - 楽天ブログや参政党憲法案に反対する - しいたげられた🍉しいたけ参照
*4:勿論、弊害があろうとも「ドイツのための選択肢」などの極右政党の外国人差別は許されないし、だからこそ批判勢力として「ドイツ左翼党」等が一定の躍進をしたわけですが。
*5:むしろ減るでしょうし、仮に増えたところで「排外主義者に支持されて何が嬉しいのか?」と松竹には呆れます。
*6:kojitakenやinti-sol氏は明らかに「参政党批判派(例えばinti-sol氏記事怖ろしすぎる改憲案 | inti-solのブログ - 楽天ブログ、その言葉で少子化が解決する思えるのか? | inti-solのブログ - 楽天ブログ参照)」なのでこうした松竹の参政党擁護をさすがに支持しないでしょうが、過去に彼らは松竹を持ち上げてる(例えばinti-sol氏記事その決定にはとうてい納得できません | inti-solのブログ - 楽天ブログ、kojitaken記事松竹伸幸氏は1981年頃に国際会議でソ連のアフガニスタンからの軍隊撤回を求めて東欧をはじめソ連派の参加者からの猛反撃を受けたらしい - kojitakenの日記参照)ので、こうした松竹発言を気づかないふりをして無視して、黙りでしょう。彼らはそういう恥知らずだと俺は思っています。
*7:こうした番組を作る文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」の関係者を高く評価したい。武田砂鉄氏(作家)も嘆くように参政党から票を奪おうと、自民、維新、国民民主といった右派政党が「外国人差別的な主張」を始めたのは本当に嘆かわしい。参政の支持も多少ブレーキがかかってきた(あくまで多少であって、残念ながら現状はかなりの躍進と言えるでしょうし、選挙当日までに少しでも参政支持を落としたいですが)のは【1】「メロンパンで人が死ぬ」「ガンは戦後に出来た病気」などの陰謀論(トンデモ主張)が知られるようになった面もあるようですが、一方で【2】自民党などのウヨ政党が、参政から票を奪おうと「参政のような外国人差別的な主張」を始め出し、参政のウリ「日本人ファースト」のインパクトが薄れた面もあるようで何ともかんともです。
*8:東大准教授。著書『現代ロシアの軍事戦略』(2021年、ちくま新書)、『ウクライナ戦争』(2022年、ちくま新書)、『ウクライナ戦争の200日』(2022年、文春新書)、『終わらない戦争:ウクライナから見える世界の未来』(2023年、文春新書)、『オホーツク核要塞:歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』(2024年、朝日新書)等
*9:開戦当初は注目されたでしょうが、戦争が長期化した今はそれほどでもないでしょう。