【別冊宝島リアル「石原慎太郎*1の値打ち」からの引用(なお、長いので一部省略)】
p179
回想録(私注:石原の著書「国家なる幻影」のこと)にはこうある。
「ある時は手洗いに立った相手(私注:石原が代議士だった頃の同僚議員のこと)を追いかけていきトイレの中で襟首をつかんで締め上げ、裏切り行為を咎めて脅し上げたりした」
どこのヤクザだよ。まあ、石原のこの「武勇伝」が本当かどうかは分からないが。
p179
「私が(中略)派閥の雑巾掛けに厭わずいそしんでいたなら、多分橋本龍太郎氏*2ぐらいにはなっていたかもしれない」(私注:石原の著書「国家なる幻影」からの引用)
ならねーよ!。自民党もそれほどバカじゃないっての!。ま、スタンドプレー大好きで実務能力のない、厄介ごとは全て部下に丸投げする石原の場合、「派閥の雑巾掛け」どころか「パフォーマンス」以外何もできないだろうが。
p181
石原は当時、細川内閣の官房長官・武村正義*3にこのように話している。
「あの男(私注:細川首相のこと)には痛覚がまったくない。つまり人間としての相手に対する謝意がないのだ」
なんだか石原本人にそっくり返したいような言葉である。
全く同感。故・新井将敬に対する選挙妨害事件とか、どれだけの悪事*4をお前は働いてきたのかと(以下略)。少なくとも石原よりは細川の方がましだろ。どうせ、石原のことだから「俺のなれなかった総理大臣になりやがって悔しい」とかそのレベルの話なんだろうが。
p183
ところで、石原は、保守系人脈のなかでの小沢一郎人気がどうも癪にさわるらしい。
(中略)
「彼の存在感なるものはしょせん派閥と縁戚者たちの引きがあってのものでしかなく、金丸信、竹下登という重鎮との縁戚の関わりなしにあり得たものではない」
「金正日が、父親だった独裁者・金日成なしには有り得ないと同じこと」
「ろくな勉強もせず、派閥の培った権力の温床の中でぬくぬく育った二世議員」
お前の方こそ、その存在感は「弟・石原裕次郎という人気タレントとの関わりなしにあり得たものではない」だろうが(自分や息子の選挙に毎回、石原プロ動員しやがって)。
過去に著書の中で、小沢のことを「二世議員」と非難しながら自分の息子を「二世議員」だらけの自民党から国会議員に立候補させて恥じない、それが石原クオリティ。
p184−185
石原によれば、その真相(私注:ソ連による大韓航空機撃墜事件の真相)は、「大韓航空機が、ソ連軍の警備体制を探るためにアメリカの要請でわざとスパイ飛行を行っていた」のだという。その証拠というのが、撃墜機のパイロットが最後に発した言葉、すなわち「デルタ、010」という謎の言葉なのである。石原は書く。
「私は自分自身の調査で(中略)「デルタ、010」という言葉が大韓航空とアメリカのある機関との間に設けられた暗号であると言うことだけはつき止めた」
大丈夫か、石原?なんだか、「サピオ」に書いている某国際ジャーナリスト*5みたいだ。
本当に、自称「真正保守」には陰謀論の好きな奴が多いな。ガチかネタかは不明だが。最近も小池百合子*6が中国陰謀論をツィッターに書いていたし、平沼赳夫((村山内閣運輸相、森内閣通産相、小泉内閣経産相を歴任))もパンダ中国謀殺疑惑を唱えたことがあるし。