■【歴史戦】慰安婦問題で「日本の謝罪、補償を」 国連人権理事会 暫定報告書に記載、中韓・北朝鮮の要求を列挙
http://www.sankei.com/world/news/171116/wor1711160059-n1.html
北朝鮮、韓国や中国の主張が「吉見義明氏なども主張する」正当なもんであれば採用されるのはむしろ当然です。
「こうなるのは全て安倍のせい」「安倍以前はこんなことはなかった」「産経や安倍らウヨが逆ギレすればするほど事態は悪くなる」のですがそういう理解をもちろん彼らはしません。日本人が安倍を首相の地位から引きずり下ろすしかないわけです。そうしなければ基本的に「この件で日本の評判は悪くなる一方」でしょう。
■二階俊博幹事長「大型補正予算の編成を」 安倍晋三首相に要請
http://www.sankei.com/politics/news/171116/plt1711160039-n1.html
本当に大型補正なんかやるか知りませんが、この背景には「景気が悪い」とか「このままじゃこの次の選挙やばいかも」とかいう判断があるんでしょう。「公共事業を中心とした補正」て是非はともかく思い切り土建業界へのばらまきです。
「野党の質問時間減らしたい」問題といい「これが選挙で勝った政党なのか」と聞きたくなるほどのへたれぶりです。
■維新・足立康史議員の「犯罪者」発言 「コメントしない」と菅義偉官房長官
http://www.sankei.com/politics/news/171116/plt1711160035-n1.html
菅に良識を期待してはいませんが「さすがに賛成はせず、ノーコメントと逃げたとはいえ」足立なんかかばわなくてもいいでしょうにねえ。そして維新の足立も落ち目とはいえ、加計森友なんて擁護しようのないことで擁護しようとしたあげく、暴言ではもう維新も上がり目はないでしょう。野党支持層がこんな維新を支持するわけもなく、一方で自民支持層も維新を支持するわけもない。
■【政界徒然草】衆院選惨敗の自民党二階派 救いは大勲位の孫入会
http://www.sankei.com/premium/news/171116/prm1711160005-n1.html
二階派は衆院選で39人の候補者を擁立したが、西川公也*1元農林水産相(74)ら8人が落選し、自民党の派閥で最も議席を減らした。岸田文雄*2政調会長(60)率いる宏池会(岸田派)や、石破茂*3元幹事長(60)の水月会(石破派)は全員当選の完勝を果たしただけに、その惨敗ぶりは否が応にも目立った。
二階*4幹事長の力だけでどうこうなるものではないとはいえ、幹事長派閥がずいぶんな惨敗です。
特に二階氏の不興の原因となったのが、岸田氏との激しい公認争いから派閥の代理戦争となった山梨2区の結果だった。過去2回の衆院選で勝利を収めていた二階派所属の長崎幸太郎氏(49)が、岸田派所属の堀内詔子氏*5(52)に敗れ、二階氏は領袖としての面目を失った。
まあ堀内氏は堀内光雄*6・元自民党総務会長の親族で、堀内一族は富士急行の創業者ですから、この選挙結果はよくわかります。つまり、この件って
「選挙に落ちるやつは有権者に思いを伝える覚悟が足りないんだ。俺の言っていることが本当にわかっているのか」
二階氏は衆院選直後の派閥会合後、周囲に怒気を含ませながらこう漏らした。
つう話では全くないでしょう。つうか人間として小さすぎますね。
ここは「所属議員が当選できなかったのは派閥会長の俺の力不足だ」といい周囲が「いや、我々の力不足です」と慰めるつう「二階氏の懐の深さ」を見せるべきところでしょうに。
まあ、二階派は「中曽根派→渡辺*7派→村上*8派→江藤*9派→亀井*10派→伊吹*11派→二階派」ということで中曽根派の流れですからね。
中曽根派の流れとしては「中曽根派→渡辺派→山崎*12派→石原*13派」つうのもありますが、二階氏が幹事長なのに対し、石原伸晃は今干されてますし、中曽根康弘*14は「中曽根派の村上派と山崎派への分裂」のときは村上派についていますからね。
康隆氏は今回の衆院選で群馬1区からの出馬を決断し、自民党の公認を希望したが、同区は現職の尾身朝子氏(56)の擁立が確定していた。このため無所属での出馬も辞さない姿勢を示したが、二階氏はこれに「待った」をかけた。
まあ勝てるかわからないし、勝ったところで尾身氏の父である尾身幸次*15元財務相を敵に回すのは得策でないという判断でしょう。
康隆氏は比例北関東ブロックの名簿下位で自民党から立候補した。当初は希望の党など新党への追い風が強く、当選の見込みは低いとみられたが、野党の失速もあって初当選を果たした。
つまりは中曽根の孫なんて今やその程度の扱いでしかないわけです。
*2:第1次安倍、福田内閣沖縄・北方担当相、第2次、第3次安倍内閣外相を経て自民党政調会長
*3:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第2次安倍総裁時代)など歴任
*4:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長(第1次安倍、福田、第2次安倍総裁時代)などを経て幹事長
*6:宇野内閣労働相、橋本内閣通産相、自民党総務会長(小泉総裁時代)を歴任
*7:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任
*9:中曽根内閣建設相、海部内閣運輸相、村山内閣総務庁長官を歴任
*10:村山内閣建設相、橋本内閣運輸相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、菅内閣金融担当相など歴任
*11:橋本内閣労働相、森内閣国家公安委員長、第1次安倍内閣文科相、自民党幹事長(福田総裁時代)、福田内閣財務相、衆院議長など歴任
*12:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任
*13:小泉内閣国交相、自民党政調会長(第1次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第2次安倍内閣環境相、第3次安倍内閣経済財政担当相など歴任
*14:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相