【産経抄】1月27日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130127/plc13012703050001-n1.htm
25日の田中訪中以来膠着気味だった交渉は中国ペースで一気に進み、29日には共同声明発表にこぎつける。
中国ペースってのは何を根拠にしてるんですかね。大体、首相訪中なんて最終局面だから手ぶらで帰るわけにいかないし、だからといって首相が「成果が出るまで1週間でも2週間でも中国にいる」ってわけにもいかないでしょうに。
中国が権力闘争を繰り返す国であること*1や、米国の警戒にも目をつぶっての「前のめり」の国交回復だった。
前のめりって何とんちんかんなことを言ってるのか。この時点で中国と国交のない西側主要国はアメリカと日本だけですよ。しかもアメリカはニクソン訪中で国交正常化の意思を明らかにした。日本が国交正常化交渉を本格化させたのはそれ以後だから、中国が隣国と言うことも考えれば、前のめりどころか相当遅いんですよ。
それに乗せられるようでは、「日出る処の天子…」の書簡で、中国への毅然とした外交姿勢を示した聖徳太子が泣く。
バカもいい加減にして欲しい。その国書は当時の中国「隋」皇帝は「無礼な書だ」としてまともな対応しなかったんですが。つまり、外交的に聖徳太子は全く失敗だったわけです。