「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/27分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■寺越事件の意味
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-ab51.html
 ばかばかしいとしか言いようがないですね。当の寺越武志さんが「拉致じゃない」と言ってる以上、仮に拉致だとしても「拉致だ」と騒いでも、武志さんに迷惑をかけるだけです。まともな人間はそんな馬鹿なことはしない。また武志さんが拉致じゃないと言ってる以上仮に拉致だとしても真相なんか明らかに出来るわけもない。武志さん以外の日本側当事者は既に故人ですから。
それに拉致だとしてもそのことと産経が先日騒いでた「漁船拉致」とやらと関係があるかどうかなんかわからないわけです。
 そもそも産経が騒いでる漁船拉致なんて真偽不明ですが。真実だと裏付ける証拠は何もない。

私のブログから家内の翻訳したものがダウンロードできますのでご一読下さい。

 荒木のかみさん(荒木信子)も荒木と同レベルのゲス右翼という話ですね。


海上における拉致について
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-8475.html
 産経が先日「脱北者証言で新事実が判明!」と騒いでた例の件です。

産経新聞1面の記事で北朝鮮人民軍による海上での漁船乗組員の拉致をしたとする脱北者の証言は大きな波紋を呼んでいます。

いや「拉致業界界隈」以外呼んでないから。今日(2013年5月30日)のテレビが騒いでいたのは「五輪種目候補にレスリングと野球・ソフトが残った」ですが?

海上での失踪は現場検証がほとんど不可能であり

 陸上だって事件から何年も経ってから素人の荒木が調べて「警察が気付かなかった重大な新事実を発見」なんてあり得ないけどな。


■市川さん・増元さん拉致に関わる新たな情報について
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-2ef7.html

荒木が紹介しているのは■日本経済新聞『拉致現場で「工作員と会話」新証言 民間団体が発表』(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG26029_W3A520C1CC1000/
の証言のようです。この証言については別途『今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(4/3分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130403/5064205021)でも俺の考えをコメントしています。

証言者A氏は鹿児島県に住む現在60代の男性。事情により本人の氏名は明らかにできない

つまり第三者には裏取りのしようがないって事です。本人の氏名がわからないのでは本人に取材のしようがない。

駒田集落付近で単車10台くらいにからかわれている車とすれ違う。

でこの車が市川さんらの車だったらしいそうですが「単車10台が拉致に関係ある」と見ない限りどうでもいい証言です。普通に考えてたちの悪い暴走族がからんでるだけで拉致と関係ないでしょう。

その男はA氏の言っている言葉が理解できない感じであった。男は「カメ?タマゴ?」と聞き返した。

 なんか「日本人じゃないから理解できなかった」とでも言いたげですが
1)荒木の引用文でわかるようにA氏の言葉は思い切り鹿児島弁
2)亀の卵を精力剤として利用してると全ての人間が知ってるとは限らない
んだから言ってることが理解できずに「カメ?タマゴ?」と聞き返したとしてもおかしくない。俺も聞き返すかもしれない。

A氏は途中ですれ違った暴走族の仕業だと主張したが刑事は「暴走族は関係ない。調べはついている」と言った。そして最後に「こいは北朝鮮の仕業じゃっとよ」と言った。

とても信じられませんけどね。何で「北朝鮮の犯行だ」とその刑事とやらは断言したのか?。普通に考えて暴走族の方が怪しいでしょうに(実際は確かに北朝鮮拉致だったわけですが)。
 そしてそういう発言があったのに何で拉致疑惑など騒がれなかったのか?。A氏にそういうことを言ったのに他の人間(増元家、市川家の人間やマスコミ記者など)にはそういうことを何故か言わなかったのか?。A氏は何故今頃になってそんな事を言い出したのか?
『今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(4/3分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130403/5064205021)でも別途、指摘しましたが、増元照明のように「警察の隠蔽」と騒ぐ前に
1)証言者が嘘をついている疑い
2)この証言が事実あったとしてもこの刑事が北朝鮮への偏見から証拠もないのにこういう事を言った疑い
を考えるべきでしょう。まあ、この証言を裏付けるものが何もなければ鹿児島県警は「そんな事実はない」としか言わないでしょうが。


■入口と出口
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-6736.html
 交渉の入り口は「飯島訪朝でOK」だそうです。衛藤訪朝を妨害した輩が随分とご都合主義な話です。安倍のやることだとこれほど甘くなれるのか。
 出口は「特定失踪者も含めた全被害者の帰国」だそうです。「特定失踪者なんて拉致じゃない」と改めて言わざるを得ないですね。
 そもそも「出口」とやらがなければ「制裁は続行」だの「国交正常化しない」だの間違ってると思いますが。むしろ「制裁解除」し「国交正常化」し交渉のパイプを作った方がいいでしょうに。まあ、何で荒木が制裁論を言い続けるかといえば「目的が北朝鮮政権転覆」だからでしょうが。何せ荒木曰く

そういう人を取り返すためには北朝鮮の体制が民主化・自由化され、私たちが自由に入って探せるようになることと、拉致被害者が安心して名乗り出られるようにしなければなりません。つまり現在の金正恩体制を倒すことが必要不可欠だということです。

だそうですから。屁理屈で拉致問題解決と北朝鮮政権転覆をこじつけるのも大概にして欲しいもんです。


■西村議員の発言について
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-5495.html

慰安婦強制連行」は存在していません。もし「強制」に近いことをした人間がいたとすれば当時の朝鮮人の女衒が騙して連れて行ったということでしょう。

 やれやれです。慰安所とは「軍に無関係に民間業者が経営していたものを軍人個人が私的に利用していたもの」じゃありません。軍が「兵士のための福利厚生施設」としてつくったもので、軍直営のものすらありましたし、民間業者が経営している場合も「軍の委託」です。
 それでどうして「女衒(売春業者)が勝手にやったこと、軍は関係ない」で逃げられると思うんでしょうか?。
 また「女衒」の前にわざわざ「朝鮮人」とつけるのが酷いですね。言わずもがなですが、女衒が『全て朝鮮人で日本人はいない』なんてことはないわけです。
 大体、慰安所で問題にされてるのは「慰安婦集めのやり方」だけじゃありません。「廃業の自由がない」とか、それ以外の事も問題になってるわけです。突っ込み所だらけの文章です。

軍は慰安婦狩りをするほど暇ではありません。

慰安所で問題にされてるのは「強制連行」オンリーではありませんし、「違法不当」と非難される慰安婦強制連行は荒木の言う「奴隷狩り的なやり方」に限定されるわけでもありません。奴隷狩り的慰安婦集めを「日本軍」が、あるいは「日本の政府機関(朝鮮総督府など)」が行ったかどうか、俺は無知なので知りませんが仮に行っていなかったとしてもそんなことが問題にされてるわけではないので何の反論にもなりません。

そもそも「従軍慰安婦」という言葉自体が当時は存在せず、1970年代に作られた言葉です。

従軍慰安婦と言う言葉がいつできたのか、「戦前からあったのか」「戦後出来たのか」「戦前は別の呼び方をしていたならなんと読んでいたのか」「いずれにせよ誰が従軍慰安婦と言う言葉を考案したのか」などについて俺は無知なので知りませんが、いつできたかなんてことは「慰安婦が違法かどうか」などといった問題に全く関係ありません。そもそも従軍慰安婦と言う言葉は「不適切だ」として後に「日本軍性奴隷制度」という言葉が出来るんですから「従軍慰安婦」と言う言葉に批判的な意味はありませんし。

少なくとも1980年代まで、韓国は男が女を買うのは当然という風潮で、休みが取れると韓国に行って一人旅をしていた自分はかえって怪しまれました。旅館に一人で泊まっていると「可愛いアガシ(女の子)がいますよ」と声を掛けられるのは日常茶飯事でした。
 今、日本に韓国人の売春婦が多数いるのも事実です。


 韓国では昔は売春は公然と行われていたと言い出す荒木。
 で、それが事実としてそんな事が慰安婦正当化の理由になるんですか?。売春婦一般と慰安婦はそもそも性格がだいぶ違いますし。慰安婦は「軍専用売春婦で、政府が密接に関与していた。慰安所の運営、慰安婦の処遇に明らかに重大な違法行為があった。だから慰安婦のことは性奴隷と呼ぶべきだ」という代物。一方売春婦一般は「軍専用売春婦ではない」し「政府が密接に関与していないし」、慰安婦レベルの重大な違法性があるとも限らない。
ばかばかしくて話になりません。

西村眞悟議員の発言の片言隻句をとらえて逆上するなら、語っていることの本旨について何が違っているのか指摘すべきだと思います。

だから既に「慰安婦は売春婦とは違う」とか「語っていることの本旨」について批判がされてるだろうが。アホか。

皆分かっていること*1をちゃんと主張してこなかったことが、今日国際的に日本が批判されることにつながり、また逆に一部の極端な排外主義にもつながっているものと思います。

荒木曰く
慰安婦は合法で河野談話は間違いだと指摘しなかったことが今日国際的に日本が批判されることにつながっている」。
 逆だ、逆。そういう馬鹿なこと抜かすから非難されるんだろ。
荒木曰く
慰安婦は合法で河野談話は間違いだと指摘しなかったことが一部の極端な排外主義にもつながっている」
要するに「韓国が慰安婦でデマ中傷するから排外主義がおこる」と言いたいんでしょう。何という屑野郎か。慰安婦での批判は間違ってませんし仮に間違ってるとしても「間違いだと思います」と批判するならまだしも排外主義なんか正当化できないでしょうに。じゃあ何ですか、慰安婦での荒木の言い分が間違いならば*2、韓国で「日本人をぶっ殺せ!」なんて排外主義運動が起こっても「日本の自業自得」になるんですか?
 そもそもこの荒木の発言こそが立派な排外主義ですし、荒木が擁護する西村発言も排外主義です。
 むしろ「慰安婦否定論のような暴論をきちんと日本社会が批判しなかったことが一部の極端な排外主義にもつながっている」でしょう。


■飯島参与
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-2adb.html

飯島勲内閣官房参与が今日平壌入りしたとのニュースが流れています。

 この荒木エントリを読むまでは愚かにもこんな事実は俺は知らなかったのでびっくり仰天です。まだ今日(2013年5/14(火))は夕方以降テレビニュースを見ていません。
 明日はこのニュースが新聞一面トップでしょう。朝のテレビでも朝ズバ、めざましテレビやじうまワイドとかで騒ぐのでしょうね。
(追記:朝のテレビはチェックできませんでしたが朝刊はチェックしました。俺の予想は大外れで「一面トップ」は産経だけでした。他は原発問題とか橋下暴言とか他のニュースが訪朝よりも大きい、あるいは訪朝と同じくらいの扱い。訪朝記事ががんがん掲載されたのは産経だけです。もちろん「まだ詳しいことがわからない」というのもあるでしょうが、「拉致って本当に風化してるんだな」と思いますね)
 ちなみにテレビ朝日のネットニュース(http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000005270.html)に寄ればテレ朝の取材に対し、飯島氏は「今後の展開では首相訪朝もあり得る」と答えてるそうでいやがおうでも期待は高まります。いや参院選挙前の人気取りってことはわかりますがいいんですよ、そんなことは。俺は安倍が大嫌いですし、選挙目当てのパフォーマンスも大嫌いですが、この飯島訪朝で拉致問題が解決するならそれはそれで評価します。「アベノミクス」は評価しませんし、安倍の「河野談話への態度」にも憤りを感じますがそれとこれはまた別問題です。
 まあ、現時点ではどういう結果が出るかわからないですけれどね。頭が痛いのは家族会、巣くう会の反応です。彼らは過去この種の訪朝をさんざん罵倒してきた。おそらく事前に巣くう会や家族会に相談なんかないでしょう。で、この訪朝が安倍に無断で行われたわけがない。
 家族会、巣くう会がそれを理解して「安倍シンパなので安倍批判できない」というアホな理由でも黙認すればいいですが、危惧されるのは「安倍は悪くない、飯島が悪い」とか言い出すことですね。で「参与から解任しろ」とか言い出す。これに安倍がどう対応するかがまず問題です。
 もちろんその当たりは飯島参与も充分、覚悟してそれなりの手は打ってるとは思いますが。

飯島氏は言うまでもなく小泉政権当時の総理秘書官として、11年前の小泉訪朝を裏から支えた人だけに儀礼的なものではないでしょう。そもそも順安空港での写真まで出ているのですから秘密でも何でもなく、逆に何かアピールする必要があるということでしょう。

まあ、そうでしょう。結果はまだ出ていませんがどうしても期待が高まってしまいますね。

 私は先日の総連本部の入札に関して安倍政権が拉致被害者のうちの何人かの帰国との取引を行っていたと思っていました。

ああなるほど、俺はバカなので気付きませんでしたがその可能性はありますね。しかし荒木も随分デリケートな言いづらいことを平然というのな。君らのお仲間の三浦小太郎なんぞはさんざん「総連シンパの池口許せねえ」とか「お金が納付できなくて落札が結局失敗してよかった」とか「守る会」サイトに書いたエントリで抜かしてましたけど。
 つまり荒木君的には池口氏落札が飯島氏当たりの仕込みによる出来レースでも、拉致問題の進展があれば全く構わないって事ですか?

渡航自粛地域」への渡航。外務省を無視してか、あるいは外務省も了解したのか分かりませんが気にはなります。

 当然、事前に了解してるでしょうね。

少なくとも北朝鮮という国の性質からすれば飯島氏のような人が好きであることは間違いない

何が言いたいのかよくわかりませんが、そりゃあ好きというか信頼はあるでしょう。信頼があるから前回の小泉訪朝は成功した。

ところで飯島氏と言えば、1年半前、雑誌に非常に思わせぶりなコラムを書いていました。平成23年11月30日号の「プレジデント」で連載している「リーダーの掟」の72回目に「初めて明かす、小泉官邸の恥さらし」と題して書いたものです。ここではチームワークの良かった小泉官邸で、一人だけ問題のあった秘書官について、痛烈に批判しています。名前は書かれていませんが、知らない人でも調べれば誰のことか一目瞭然です。
 そしてこの秘書官は、実は山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件でも主役であったのではないかという疑いが持たれている人物なのです。なぜ飯島氏がこのときになってこんな批判の仕方をしたのか、未だに気になっています。

 前半の飯島氏の批判はまあいいとしましょう。批判された側からすれば「飯島さんの方が間違ってる」と言いたいでしょうが。
 後半の荒木の言いがかりは酷すぎますね。飯島氏は「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件」なんて荒木の寝言はもちろん支持していない。
 なお、この秘書官というのは警察庁から当時出向していた小野次郎氏(自民党衆院議員を経て現在、みんなの党参院議員)です。
 小野氏から名誉毀損で訴えられてもおかしくない暴言が吐ける荒木には呆れます。「俺のバックには安倍さんがついてる」という思い上がりのなせる業でしょう。まあ、小野氏が荒木を名誉毀損で訴えないのを見ると冗談抜きで荒木は「安倍ら右翼政治家とつるむこと」でアンタッチャブルな存在になってるのだろうかと恐怖を感じますが。たとえば俺なんかが荒木と同じ事を言ったら、小野氏は黙ってないでしょうからね。

何が起きるのか、ともかく膠着状況の打開のため一石を投じてもらいたいと思う次第です。

 荒木の立場で「膠着状況」と平然と言ってしまっていいんでしょうか?


■整合性
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-addb.html

 11年前の9・17小泉訪朝の前、まだ救う会の事務局長だった頃のことです。どういう経緯だったか忘れましたが、警察庁外事課の課長補佐と外務省北東アジア課の課長補佐と3人で会ったとき、こんな話をしたことがあります。
 「警察には警察の整合性があり、外務省には外務省の整合性がある。しかし、拉致というのはお役所の整合性とは別のところで起きている。それぞれの整合性を追求しているだけでは、国民を守るという国家としての整合性が失われる」
 聞いていた2人がどれだけそれを理解してくれたかは分かりませんが、それから10数年経過した今日も、残念ながら状況はほとんど変わっていません。

「聞いていた2人がどれだけそれを理解してくれたかは分かりません」
 まあ、わからなかったでしょうね。俺も荒木の言いたいことが全くわかりませんので。何故意味不明かというと具体的じゃないからです。
 「警察の整合性」「外務省の整合性」「お役所の整合性」「国家としての整合性」と言う言葉で荒木が何が言いたいのかちんぷんかんぷん。全く禅問答です。はっきりと「警察は拉致についてこれこれこういう態度をとってる」「外務省はこういう態度を取ってる」「しかし私はこういう態度を取るのが一番いいと思う」と荒木が具体的に言わないと、言いたいことがわかるわけがない。荒木は「きちんと頭を整理しないで」思いつきで適当なことを言ったのではないかと疑います。
 まあ、具体的に言ったって荒木の主張なんてろくでもない戯言でしょうが。
 「まるで禅問答」とはいえ、「荒木ごときバカ右翼」にわざわざ「どういう意味ですか」とエリート官僚の方々(警察庁外事課課長補佐と外務省北東アジア課課長補佐)も聞き返す気にならなかったんでしょう。「ああ、またバカが訳わからないこと言ってるよ。適当にスルーしよう」「どうせ聞き返したってまともに説明できないだろうし」「聞き返したら『何で分からないんだ!』『真面目に聞いてないからだ!』と逆ギレすらあり得るからな」としか思ってないでしょう。

総理のレベルでは平成9年の横田めぐみさん拉致が明らかになった直後、橋本総理が密使を送って帰国への努力をしていますし、その後の歴代総理の何人か(民主党政権も含め)は同様の交渉を行っています。安倍総理も第1次内閣のとき井上秘書官を極秘裏に平壌に送って交渉に当たらせていますし、現内閣でもおそらく同様のことは行われているはずだと思います(私自身には何も情報はありませんが、そもそも私に聞こえてくるようであれば既に秘密交渉ではないはずですから)。

「平成9年の横田めぐみさん拉致が明らかになった直後」
 拉致自体はもちろん昭和時代に起こりました。今から約35年前の昭和52年です。
 しかし、いわゆる「安明進証言」による「めぐみさん拉致疑惑」が騒がれるようになったのは、荒木もここに書いてるように「平成9年」、つまり今から16年前です。
 小泉訪朝が今から約10年前の「平成14年」ですから「疑惑浮上からたった5年」で「めぐみさん拉致は北朝鮮が犯行を認める」という急転直下というか信じられないほどのスピードで成果が出たわけです。もちろん「事件発生」から数えれば「犯行を認める」まで「25年もかかっています」が「騒がれるようになってから数えれば、たった5年」ですからね。本当にラッキーというか「小泉首相の大成果」でしょう。
「橋本総理が密使を送って帰国への努力をしています」
 そうなんですか?。そいつは知りませんでした。荒木には「橋本密使外交」についてもう少し以下のようなことを詳しく説明して欲しいもんです。
たとえば
1)その密使とは誰なのか
2)何時密使が送られたのか
3)橋本氏以外には当時の閣僚、自民党役員では誰がそれを了解していたのか
4)その密使外交はどういう結果になったのか(もちろん拉致被害者が帰国できなかったことはわかりますが)などなど。
「現内閣でもおそらく同様のことは行われているはずだと思います」
 これには正直びっくりです。荒木はこの種の「家族会や巣くう会サイドに相談のない密使外交」を「家族会や巣くう会の同意もなく勝手な妥協をされては困る」と否定すると思っていたのですが?。「密使外交」ではない「衛藤衆院副議長の公然たる訪朝計画」すら反対する人間が「密使外交」を容認するというのは意味がわかりません。それこそ、荒木には「整合性」がないんじゃないか。


■拉致「認定」とは(戦略情報研究所Sセミナー)
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-02f9.html
 荒木が小泉訪朝から10年が経った今になって「新たな拉致認定を政府に求めない」「家族が認定を政府に要請したければやっていいが支援はしない」としたことが波紋を呼んでるのだそうだ。そりゃそうだろう。10年間ズット「拉致認定は大事、拉致認定は可能」と言ってきたのが「いや拉致認定なんかどうでもいいんですよ」と言われた日には「はあ?」と呆れたり、怒ったり、笑い出したりする人が出てもおかしくない。結局「特定失踪者など拉致か怪しいし、したがって政府も認定しない。世間も特定失踪者なんて全然相手にしてくれない。これ以上特定失踪者にこだわるとかえって傷になる」「政府認定拉致被害者横田めぐみさんなど)を『北朝鮮は死亡発表したが生きてるはず!』と言うだけでも北朝鮮叩きは可能」という認識から「求めないことにした」のだろう。単に党利党略でしかない。


■米国での行事が終了
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-4bcd.html

小林七郎さんのスピーチもご家族の思いを切々と語る素晴らしいものでした。

 いや北朝鮮拉致だか怪しい代物(失踪事件)を根拠もなく拉致だなんていうスピーチなんて物笑いの種でしかないが。国辱だからやめて欲しかった。

シェリ国連人権高等弁務官ニューヨーク事務所副代表(正確な日本語訳はこれではないと思いますが)のスピーチは日本人拉致についてご本人が詳しく理解していることが分かるもので、強制失踪作業部会に申立をしている藤田進さんのことにも触れていました

触れたからって藤田隆司の主張「兄・進は北朝鮮に拉致された」を支持してるなんてことはおそらくないでしょう。

小林さん、そして家族会の飯塚さん・増元さんと3人の家族からの訴えはとりわけ聴衆に強い印象を与えたようです。
(中略)
家族の生の声は百の説明より効果があります。

 そういうお涙頂戴に何の意味があるのか。大事なことは「論理的に説明すること」であって「論理的欠陥(小林七郎の兄・栄の失踪は拉致ではない疑いがある)」をお涙頂戴でごまかそうとする事じゃありません。日本国内からともかく外国人相手に「お涙頂戴」なんぞ通用するわけもないでしょう。

国際的な啓発活動はどれだけやってもあくまで外堀を埋める作業です。それは無駄ということではなく、外堀を埋めてこそ本丸に攻め込めるわけで、役割を明確に考えるべきだと思います。

言ってることが意味不明。外堀とか本丸とか何の意味でしょうか?。この場合のように、たとえ話がかえって話をややこしくする事が多いのは、たとえが適切でないとかえって意味不明になるからです。

拉致被害者全員の最終的救出には北朝鮮の体制変更が必要不可欠であり、外交交渉で出来ることはその一部でしかありません。

 バカも大概にして欲しいですね。経済制裁で体制変更(要するに政権転覆)なんか「中国が支援してる」のに、できるわけがないでしょう。もちろん軍事攻撃で政権転覆なんて論外です。外交交渉でできるだけ救出する以外に道はないんですよ。そして政権転覆など公言すれば向こうが交渉に応じなくなる危険性があるという常識も荒木にはないのか。
 蓮池透さんは「我々の目的は拉致解決。政権転覆ではない」と言い続けてきましたが、邪魔者・蓮池氏を追い出したのをいいことに「政権転覆以外に道はない」と言う詭弁で「拉致救出は口実で本心は政権転覆」という本音をもはや隠す気もないようです。そしてそんな荒木ら巣くう会に対し「俺達を政権転覆論に政治利用するな」と抗議するだけの脳みそも今の家族会にはないようです。まさに拉致敗戦ですね。正直、家族会があまりにも馬鹿すぎるので俺は今やあいつら拉致被害者家族連中にはかけらも同情していません(ただし蓮池氏のような巣くう会批判するまともな人間は除く)。「家族会の連中は一人残らず死ねばいいのに」と殺意すら感じている。実際死んでる高齢の家族もいますが全然同情しない。むしろ「死もまた社会奉仕(元老山県有朋*3が死去した際の、山県批判派のジャーナリスト・石橋湛山*4の言葉だと言われる)」としか思ってない。

北朝鮮との国交正常化が目的になれば拉致被害者の救出は後回しになります

何で国交正常化すると拉致解決が後回しになるんだよ?。つうか何で「拉致が先行解決しないといけない」んだよ。解決しさえすれば順番なんかどうでもいいだろ。お前らが因縁つけて国交正常化交渉を妨害してるだけじゃねえか。恥を知れよ。

警察の捜査を基軸にして拉致問題に取り組もうとしても救出の前提に拉致認定という壁が立ちはだかる(つまり事実上救出が後回しになる)ということです。

拉致認定されないのは証拠がないからだろうが。「小泉訪朝後に北朝鮮拉致があった」「4歳の子ども・松岡伸矢君が北朝鮮に拉致された」「山本美保さんは北朝鮮拉致被害者。遺体が発見されたという山梨県警の発表は捏造、遺体は別人」だのとデタラメ言ってる連中がふざけるな。

時差ボケしてはいますが、私自身はこういうことを改めて頭の中で整理できたのも収穫の一つだったように思います。

 本当ろくでもない糞の役にもたたない整理だな。お前は時差ぼけじゃなくて、バカだから「毎日頭ががぼけてる」んだろ。本気か詭弁か知らないがどういう脳みそだと「小泉訪朝後に北朝鮮拉致があった」「4歳の子ども・松岡伸矢君が北朝鮮に拉致された」「山本美保さんは北朝鮮拉致被害者。遺体が発見されたという山梨県警の発表は捏造、遺体は別人」だのとデタラメが平然と言えるんだよ。


■偽札
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-fcf8.html
 ろくな根拠もないのに日本人印刷工の失踪を「偽札作りが目的の北朝鮮による拉致」と荒木が放言しているという話です。
 「めぐみさん拉致」だけでは「拉致問題風化」を阻止できないという判断から今頃になって「印刷工拉致+偽札製造」という新ネタを投入したわけです。バカらしいことこの上ないですが。失踪者のご家族もよくこんな与太話を信用できるもんです。

 小林七郎*5さんのスピーチでは榮さん*6が勤務していた印刷会社の社長が在日で、北朝鮮系ではなかった*7ものの北朝鮮で印刷の仕事をしないかと総聯系の人間から何度も声をかけられたことなどが語られています。

 やれやれ。その程度で拉致認定できると本気で思ってるんでしょうか?。これは七郎氏や荒木一派が「印刷会社の社長」氏や朝鮮総連から名誉毀損で訴えられても文句言えないレベルの暴言でしょう。

帰国した5人ですら、北朝鮮にいた24年間に何をしていたのかはほとんど分かっていない

 何馬鹿なこと言ってるんですかね。「全てを語ったかどうか」はともかく、政府にはおそらく「かなりのことを語ってる」でしょう。ただそれはおそらく「オフレコ条件」での話なので世間に明かされないだけでしょう。もちろん巣くう会には彼らはほとんど何も語ってないでしょう。政府と違って全く信用できない存在だからです。信用できない人間に重要な話をするお人好しはいません。

個々の拉致被害者が何をしてきたのかは、最後は北朝鮮が解放されない限り(場合によっては永遠に)分からないのでしょう。

まあ、おっしゃるとおり解放というか「拉致当時の政権とつながりのない政権」でもできない限り難しいでしょうが、それは当然ながら荒木の主張する政権転覆論が適切だとか現実的だとか言うことを意味しません。

同時期に同じような年齢の、同じような境遇の、そして同じ印刷工であった青年たちが失踪している。これは果たして偶然だろうか。

 必然だと見なす理由がなければ偶然と見るより仕方ないだろ。「北朝鮮は偽札製造してるから拉致じゃないか」レベルで国際社会にアピールしたり、北朝鮮との交渉で持ち出したり出来ると本気で思ってるのかよ?


■ワシントンにて
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/05/post-90ed.html

こちらで山田公使から聞いたところでは一連の北朝鮮の大騒ぎについては「米国にミサイルを撃ち込む」などと勇ましいアピールがあったこともあり、かつてなく北朝鮮への関心が高まったとのこと。もっともボストンの爆破事件で一気にすっ飛んでしまったそうですが。

 ま、そんなもんでしょう。本当に打ち込むわけがないし、米国民が騒がないのも当然です。要するに米国に日本人拉致問題で働きかけたってまず無意味って事です。自国民が犠牲になってるわけじゃないんですから。米国にとって大事なのは拉致より核・ミサイル問題でしょう。
 もちろんスネドン君拉致疑惑なんて与太を米国政府が相手にしていないのは言うまでもありません。巣くう会はともかく家族会はいい加減訪米なんて無意味だって気づけよ。

アメリカでは佐々江*8駐米大使・梅本国連代表部次席大使*9・山田公使と北東アジア課長経験者が揃っており、北朝鮮シフトと言えないこともありません。ぜひ結果を出してもらいたいと思います

核・ミサイル問題ならまだしも拉致問題で結果なんかでないっての。アメリカは当事者じゃないんだから拉致問題に取り組む気なんかないだろ。

アメリカや国際社会が拉致被害者を取り返してくれるわけではないので、国際的な活動はやはり外堀を埋めるだけでしかありません。拉致問題は根本的には主権の問題であり、日本がやるしかないことです。

 荒木の言う「外堀を埋める」の意味が全くわかりませんが、さすがの荒木も「日本人拉致問題解決に米国が本気になって動く」とは全く考えてないようです。まあ当たり前の話ですが。でもだったら訪米する意味がどこにあるのか?
 しかし荒木が「日本人印刷工の失踪」をろくな根拠もないので北朝鮮拉致扱いした上、「目的は偽ドル札製造」というのには呆れて物も言えないですね。大体「町工場の印刷工レベル」で紙幣偽造なんか出来るとも思えませんが。荒木の主張が正しければ日本の印刷屋さんは「やろうと思えばいつでも偽ドル製造で儲けることが出来る」という「どう見てもありそうもないこと」が成立するように思いますが。
 よくこんな荒木のようなバカとつきあえる人間がいるもんだと感心します。

朝鮮半島北部の解放はソ連軍の進駐によって行われ、その地域の指導者となったのはソ連軍の大尉だった金日成である。
北朝鮮は1950年6月に韓国に侵攻する。当時人民軍は10個師団と1個戦車旅団を擁していたが、兵力の3割は中国の人民解放軍にいた朝鮮人将兵であった。武器はソ連軍が供与した。
朝鮮半島は北半部が山が多く、1910〜1945の日本統治時代水力発電所が建設され、鉱山の開発、日本海側のコンビナート建設などが行われた。1937年朝鮮と満州国の間の鴨緑江に建設された水豊(Supung)発電所は最大発電能力約70万キロワット、当時世界第2位の発電所だった。このようなインフラは労せずして北朝鮮のものとなった。
 以上のように、朝鮮民主主義人民共和国という国はその成立にあたって権力・軍隊・インフラという重要な要件をすべて他からもらってできている。

ばかばかしいですね。③は植民地から独立した国ならどこだって該当する話です。①、②にしたって韓国にも該当する話でしょうに。どうしてこんなことが北朝鮮批判に使えるだの、「拉致の遠因として説明に使える」だのと荒木は思えるんでしょうか。

足りないものが金であれば偽札を作ろうが偽煙草や偽洋酒を売りさばこうが密輸をしようが構わない。

合法商売できるのならするでしょうね。できないから「手段は問わない」ということになる。それだけの話です。太陽政策を進めれば解決する話でしょう。

北朝鮮の基礎技術は極めて遅れている。しかしその一方で偽札の精巧さは世界一と言われる。このギャップはどうして起きるのか。自力で作った技術ではなく、外部から持ってきた技術以外に考えられるだろうか。

仮にその見方が正しいとしても「外部からの技術導入=拉致」ではないですし、ろくな根拠もないのに「日本人印刷工の失踪者」を拉致認定していいわけもありません。

日本には現在約50万人のKoreanがいる(日本国籍を持ったKoreanをのぞく)。彼らの大部分は日本国内で普通の市民として生活しているが、一部の北朝鮮にシンパシーを持った人間は今も工作活動に従事している。

 ろくな根拠もないのに在日を工作員呼ばわりするんじゃねえっての。

 工作員にとって日本人を拉致したり殺害するのは何ら良心の呵責を感じない。

おいおい。今のところ殺人なんて認定されてないだろ。

日米が同盟関係のままで、米国が核を持たず、日本が核を持っていたとして、キューバ核武装し、米国民を拉致し続けていたらどうするだろうか。我が国が「日本の核の傘があるから安心して欲しい」と言ったとして信じられるだろうか。

 どう見ても「日本核武装を主張してる」ようにしか理解できない文章ですが非常識な男です。是非*10以前に米国が「日本の核武装」なんか支持すると思ってるんでしょうか?。米国は「荒木は拉致を解決したいんじゃなくて拉致を口実に核武装したいのか?。それが適切だとか可能だとか思ってるのか?」と呆れることでしょうね。俺が拉致被害者家族だったら「荒木の核武装論の支持者」と思われるのは迷惑なので荒木に「拉致に核武装なんて問題を持ち込むな」と抗議しますし、それを荒木が受け入れないなら蓮池氏のように荒木批判を始めるでしょうね。しかしもはや家族会はまともな団体ではないので荒木が核武装論を唱えようと平気でスルーするわけです。「鬼畜の集団・家族会」としか言いようがないですね。


■私の政治手帖
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-b0fe.html
 右翼の荒木が「極右政党」民社党の元職員だって事はよくわかっていますが拉致問題で運動するなら「民社党万歳発言」は控えた方がいいでしょうに。
オールジャパンの運動にするため拉致以外のことにはなるべく触れない」という蓮池氏とは偉い違いです。

全部スキャンしたファイルはご希望の方に添付ファイルで送ります

著作権上の問題はないんでしょうか?。つうかそんな面倒なことするくらいならいっそ君ら旧民社党関係者が復刻しろよ。
荒木のスキャンしたファイルとやらを見ましたが「さいはい(幸い)」とか旧仮名遣いだから読みづらいんですよね。かつこの本の出版当時ならともかく「松岡駒吉君、水谷長三郎*11君(どちらも西尾の同志の一人)」とかいきなり言われても今の人間は誰だかわかりませんよ。新仮名遣いに改めた上で注記をつけた復刻版でも出せばいいのに。

社会主義者と皇室の問題については民社党本部の先輩*12でもある梅澤昇平・元尚美学園大教授の『皇室を戴く社会主義』(展伝社*13)にも詳述されていますが、皇室というのは保守の専売特許ではなく、むしろ私たち社会主義者こそそれを護っていくべきではないかと思います。

『皇室を戴く社会主義民社党西尾末広*14や荒木や梅沢某』ってことですね。
 正直、いくら民社党支持者とはいえ荒木が自分の事を「社会主義者」だと考えてるとは思いませんでした。びっくり仰天です。と言うか俺にはどう見ても民社党は「自民党タカ派議員と似たり寄ったりの極右」にしか見えません。河野洋平氏などの方がよほど左派的でしょう。
 実際、民社党解散後に塚本三郎大内啓伍*15(いずれも元・民社党委員長)は自民党から選挙に出馬しています。例の西村眞悟の父親・西村栄一(元・民社党委員長)が所属したのも旧民社党です。西村は親子二代の極右議員のわけです。
 また、安保闘争の時は、退陣後の岸は一時「西尾を抱き込んだ大連立内閣」を検討していたと言います。
 が、「西尾、西村、塚本、大内、荒木、梅澤」ら民社党関係者って本気で自分らが「社会主義者」とか思ってるんでしょうか?。「あんたらの社会主義定義って何よ?」と言いたくなりますね。経済政策にせよ、外交・安保政策にせよ社会主義的なようにはとても見えない。
 「天皇崇拝する」が、「福祉政策の充実を主張する」とか「ハト派外交を唱える」とかならまだ「天皇をいただく社会主義」といってもわからないではないんですがね(支持するという意味ではない)。「イギリス労働党」なら「国王をいただく社会主義」と言ってもいいかもしれませんけど、旧民社のどこが「社会主義」なんでしょうか。
 「右派とは言え、一応、社会党がルーツなのに何故か極右」という「民社党」と言う政党は俺には未だに理解不能です。
 たとえば梅澤の名前でググって見つけたこの記事は俺なんかはただただ絶句ですね。

http://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2013/04/post-f259.html
 (注:梅澤は)二十歳の頃から、民社党に入り、何時も気がかりだったのは皇室の問題であった。国柄と民主社会主義はどうからむのか、であった。それがすっきりしたのは、御大喪の礼の時に、民社党の『謹話』を作った時だった。当時の永末英一委員長は、政党党首としてはただ一人武蔵野御陵*16までお伴をし、陵所の儀まで参列した。

 そんなに天皇が好きなら自民党に入党すればいいのに、民社党って何が自民党と違うの?、と俺なんか思いますけど、何なんですかねえ。
 そして「守る」と言ったって荒木ら右翼の守り方は「女帝は絶対に認めない」だのといった「極右的守り方」で時代にマッチしてないから、皇室にとって全くありがた迷惑だと思いますね。戦前型右翼・荒木らに変な守られ方するくらいなら無視された方が皇室もマシでしょう。いやそれどころか左翼に敵視される方がまだマシかもしれない。


■「調査会認定拉致疑惑失踪者」全員が警察の捜査対象
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-b41d.html
 政府が認定していなくても俺達巣くう会の拉致認定は間違いないんだ、俺達が拉致認定した人が北朝鮮から帰国しないかぎり拉致問題は解決しないんだといういつもの寝言です。
 「そんな事言ってたらいつまで経っても問題が解決しないじゃないか」と蓮池透さんは批判したわけですが他の家族会連中が蓮池さんを切り捨て、巣くう会にべったりというのはわけがわかりません。


■新ポスター・ビラ27日お目見え
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/27-f178.html

「しおかぜ」に寄せられたご家族のメッセージから

ご家族というのは特定失踪者ご家族です。失踪者が北朝鮮拉致かどうかはともかく、まともなメッセージもありますが、明らかに「それは拉致じゃないだろ」「こんなメッセージを荒木も良く掲載できるな」というのがいくつかあります。
特に酷いのがこれ。他が酷くないわけではありませんが特にこれが酷い。

あの日、四歳の時に突然いなくなって、それから今までみんなで一生懸命探しています。まだ見つけてあげられなくてごめんね。お姉ちゃんも弟も帰りを待っています。妹もいるんだよ。

 この失踪者は「4歳で失踪」と言う文面から見て、拙エントリ『今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(9/10分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120910/5064208021)やライプツィヒの夏『ほれみたことか、やっぱりこうなった』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c9b0d3886116a6228159e02ab9423365)が取り上げた松岡伸矢君でしょう。1989年に4歳、つまり今も生きていれば29歳ですから、今30代後半の俺よりも若いんですね。
 4歳で失踪した子どもが北朝鮮拉致なんて事はないでしょう。常識で考えて、事件事故に巻き込まれたと見るのが自然でしょう。
 おそらくご家族だって北朝鮮拉致などとは思ってないでしょう。文章にも「北朝鮮が許せない」なんて言葉は一つも出てこないですから。
 たぶん情報が少しでも来ればいいと思ってこういうことをやっている。俺は「いくら何でもこれはない」「こんな無茶苦茶をやるくらいなら失礼ながらあきらめた方がいいのでは?」「あなた方のせいで『松岡君が帰国しない限り拉致は解決しない』などと荒木は言い出しかねないのですよ。あなた方は本物の拉致被害者家族に迷惑をかけているんですよ」と正直不快に思います。多少同情はしますが、それにしたって許される行為じゃないでしょう。
 ただし一番問題なのは荒木一派ですが。ご家族がこういう事を言い出してもまともな人間なら「特定失踪者」なんかに認定しないでしょう。
 「申し訳ないが、これは北朝鮮拉致ではないと思う」というのが、松岡君のご家族(ご両親、ご兄弟)に対しても、横田夫妻ら「本当の拉致被害者家族」に対しても誠実な態度です。こういう態度を取ることによって荒木ら巣くう会の本心が北朝鮮打倒であって拉致解決でないことが明らかになる。蓮池透さんが連中とたもとを分かつのも当然です。むしろ蓮池透さんを会から除名し、未だに巣くう会とつきあう家族会が理解できない。
 しかしまさか「不特定多数が見る広報用ポスター」にこんな怪しい文章を載せたあげく、自ブログでも宣伝ですか?。荒木は正気じゃないですね。俺が荒木なら、こんな代物はそもそも特定失踪者に認定しませんが、ポスターに載せたり、はては自ブログで宣伝ってこんな話が世間に通用すると思ってるんでしょうか?
これを見たほとんどの人間は「4歳で失踪はないだろう。誤植かな?。14歳、あるいは24歳か?。それとももっと上の年齢か?。それにしてもお粗末な誤植だな」と思うでしょう。
 その後、誤植ではないと知ったら心の底から巣くう会に呆れるでしょうね。「松岡君を拉致した北朝鮮は許せない」なんて思う人間は普通いないでしょう。


朴槿恵政権、風船活動を妨害
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-13fb.html
 今の政治状況で北朝鮮を挑発するビラまき活動(荒木の言う風船活動)なんぞ放置できるわけがないだろう。北朝鮮が反発して軍事攻撃にでも売って出たらどうする気なのか?よほど北朝鮮を舐めてるとしか思えないが、もちろん朴大統領ら韓国政府首脳はそこまでバカではないわけである。


■時事評論石川
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-3e48.html
 荒木が「時事評論石川」なる石川県のローカルミニコミ(もちろん極右系)に書いたコラムを読んで心底呆れた。荒木曰く拉致被害者を取り戻るためには「物理的な強制力」が必要なんだそうだ。「物理的な強制力」とは要するに「北朝鮮自衛隊レンジャー部隊を送り込む」という意味だろう。非常識にも程がある。憲法国際法上の問題(はっきり言って憲法国際法に抵触する疑いが大だと思う)を置くとしても拉致被害者の居場所もわからないのに、一体どこに自衛隊を送り込むというのか?。しかも今まで荒木は「北朝鮮有事の際の自衛隊投入」といい、「有事」を前提としていたが、恐ろしいことにこの荒木コラムにはそうした限定がない。有事が発生しなくても平時でも「自衛隊レンジャー部隊を投入する気」らしい。呆れて物も言えない。荒木は「なぜ安倍政権はそうした路線を取らない」と無茶苦茶言ってるが取るわけがないだろう。
 正直、ここまで無茶苦茶な男が幹部では巣くう会など全く頼りにならないと思うが、未だに下駄の雪のようについていく家族会が全く理解できない。 
 しかもこの文章において荒木が特攻を「国のため殉死した日本人の誇り」としてることには正直言葉もない。今時あんな野蛮な戦術を「日本人の誇り」と言うとは荒木は正気ではない。大体拉致問題と特攻など何の関係もないではないか。


■しおかぜネットワーク
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-43fb.html
「しおかぜネットワーク」というのがよくわかりませんがまあ、「巣くう会の応援団の一つ」とでも理解しておけばいいんでしょう。

「支援する会」との重複もあり、何らかの整理の必要があると思われました。

 荒木の主張がよくわからないのですが「混乱を避けるため」、あるいは「応援団参加者の経済的負担を減らすため」、「しおかぜネットワーク」を廃止し、巣くう会応援団は「支援する会」一本にするということなんでしょうか?。この文章で関係者は荒木の言ってることの意味がわかるんでしょうか?


■ディズニーランド
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-d058.html

私は北朝鮮に入ったのは開城観光の1日だけですが、その1日だけでも色々なことを感じました。例えば開城市内を走る私たちの乗ったバスの横を無関心な顔をして歩行者や自転車が通っていました。意外ときれいな身なりなのでちょっと予想外でしたが、良く見るとその先にもっとみすぼらしい身なりをしてこちらをボーッと見ている人たちがいます。おそらくバスの周辺の通行人の多くはエキストラだったのでしょう。

ろくな根拠もないのにエキストラとか失礼なことを言って恥ずかしくないんでしょうか。

韓国の元国会議員の方と話していて、こんなことを聞いたこともあります。「南北の交流で平壌に行ったとき、市内を歩いていると公園で宴会をしている人たちがいた。しかし良く見ると飲んでいた酒はコニャックだった。それで全てがヤラセだと分かった」

何でコニャック飲んでるとやらせなんですか?。「コニャックなんて高級酒(?)を飲めるわけがない、庶民的なマッコリやビールじゃないとおかしい」とでも?。それただの偏見じゃねえの?。単に平壌は首都だけに「中流以上の階層が多い」てだけじゃないんですかね。

金正恩は「遊園地総局」なんぞという組織を作ったり自分で遊園地で遊んでいるのですから、こちらもそれくらいの乗りでやったらどうでしょう。ケリー国務長官など、少しメイクすればキャラクターとして使えそうな気がします。それで北朝鮮に乗り込めば結構話し合いに応じるのでは。

 笑えない冗談も大概にして欲しいですね。そんなにメイクが有効だと思うならお前とお前のお仲間(西岡や島田)がまずしろよ。いつも荒木は「山本美保さん陰謀論」など、馬鹿なことばかり言ってるので正気を疑いますが、今回も正気を疑いますね。

日本で言えば迎撃ミサイルがあっても当たるかどうか分かりませんし、当たっても市街地上空なら破片の落下だけでも相当な被害が出るはずです。国民(もちろん拉致被害者も含めて)を守るために本当は何が必要なのか考え、実行すべきだと思います。

 まあ、「当たるかどうかわからない」ってのはその通りでしょうね。無知なので命中確率がどの程度か知りませんが100発100中なんてことはありえない。外す可能性は当然あるわけです。
 破片云々ってのは俺は軍事素人なのでどうかわかりません。『超高度の上空』で打ち落とせば破片は摩擦熱で燃え尽きる気もしますし、市街地上空では打ち落とさないんじゃないですかね。海の上とか、大気圏外とかじゃないのか?
 いずれにせよここから、出てくる結論は普通「北朝鮮にミサイルを撃たせてはいけない」でしょうね。まあ、撃たないと思いますけど。
 でも極右・荒木がそんなまともな結論のわけがない。荒木が何が言いたいのか、はっきり書かないのですぐにはわからなかったんですが多分「やられる前にやれ」ってことでしょうね。つまり北朝鮮がミサイル発射する前に基地を先制攻撃するって話でしょう。「先制攻撃論」とはっきり書けないのはさすがの荒木にもはっきり書くことに躊躇する気持ちがあったんでしょう。
 バカも大概にしろと言いたいですね。憲法上の問題*17はひとまず置くとしても、まず第一に「先制攻撃」なんて認めたら、「攻撃意思が北朝鮮にないのにあると誤解して戦争」と言うことが起きかねませんよ。ま、荒木の場合「北朝鮮打倒は絶対の正義」だから「そういう戦争」でも何ら問題ない、それどころか「北朝鮮に攻撃意思がないと知りながらあると強弁して先制攻撃を主張することさえやりかねない」のでしょうが。
 第二に「先制攻撃論」が北朝鮮に限定される保障はどこにもないわけです。荒木のような右翼は「尖閣竹島北方領土の問題」でも先制攻撃を主張しかねませんし、当然それは近隣諸国もわかってるから「日本の先制攻撃論」には猛反発するでしょう。
 第三に先制攻撃を正当な物と認めるとしても先制攻撃で北朝鮮の攻撃能力を完全に破壊できる保障はどこにもないわけです。で、完全に破壊できなければ当然、「日本の先制攻撃に対する報復」として日本めがけてミサイル発射なんてこともありうるでしょう。
 荒木は「迎撃ミサイルは完璧じゃない」と言いますがそんなことをいうなら先制攻撃論だって「完璧じゃない」わけです。
 

■「調査会認定」について
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-bae7.html

現在リストにある特定失踪者について、特に公開の特定失踪者は10年間調査会の活動を続けても国内にいる確認ができないわけで、その分拉致の可能性が高まっているとも言えます。もちろん(注:拉致と)断定はできません
(中略)
たとえ「拉致濃厚」であっても拉致でなく日本国内で元気でおられることを期待しています

 荒木は言ってることがすごすぎますね。「拉致濃厚」の人についてどうして「拉致でなく日本国内で元気でおられることを期待」するんでしょうか?。それどう考えても「拉致濃厚」じゃねえだろ。

救う会認定というのは寺越昭二さん・外雄さん・武志さんの寺越事件3人と小住健蔵さん・福留貴美子さんを入れて5人です。

いい加減にして欲しいですね。武志さんは「自分は拉致じゃない」と言ってるしそれをお母さんも受け入れてる。母子ともに拉致認定なんか望んでないわけです。

この10年間で認定された2人のうち田中実さんはこの「救う会認定」でした(松本京子さんは特定失踪者リスト)。

こういう数少ない成功例を理由に「俺達の拉致認定は正しい」と強弁する荒木一派ですが、特定失踪者が数百人いると主張しているのに政府が拉致認定してくれた成功例はたった2人しかいないわけです。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」以外の何物でもないでしょう。

現在特定失踪者のリストのほとんどは昨年警察の発表した868人(その後3人が国内で所在確認されて現在は865人)

以前荒木は「2人所在確認され866人」と書いていましたがまた1人の所在が確認されて「865人」に下方修正されたわけです。おそらく今後も下方修正され続けるでしょう。

調査会発足当時は調査会で調査をして、拉致の可能性が高いと思われるケースを救う会の幹事会にあげて「救う会認定」とし、救う会が救出運動を行う形にしていたため、最初に拉致の可能性が高いと判断された古川了子さんと加藤久美子さんはこの手順にのっとって「救う会認定」にもなっています。ただ、その後特定失踪者リストの数が急激に増えたこと、ご家族のフォローは調査会でそのままやった方がスムーズなため、このやり方を中止して調査会独自で発表するようになりました。

 どう見ても調査会代表・荒木が「自分がトップの調査会に都合がいいように」、屁理屈つけて救う会の影響力を排除してるようにしか見えませんが。大体この理屈だと特定失踪者認定について救う会(西岡や島田)は最終責任を負ってない、調査会(荒木)が全責任を負うとも理解できるんですがそれでいいんでしょうか?

非公開の方は大きく分けて次のような理由で非公開になっています。
1、ご家族の意向(調査は希望するがご家族の中で公開に反対される方がおられる場合)
2、調査会が独自に情報を収集した失踪でご家族との接触がされていないケース
3、例えば漁船の失踪などで、乗組員のお1人のご家族のみが調査会への届出をされている場合(調査会発足から間もないときに届出のあったケースでは他の方々の人数はカウントされていてもお名前の不明なケースがあります)
 少々複雑で分かりにくいかも知れませんが、ご説明は今後もできるだけ機会をとらえて行っていきたいと思います。

1はよくわかります。1以外の2,3ってのはさっぱりわかりません。「ご家族が公開の意向」なら公開するでしょう。「公開の意思がなければ」1に該当する。じゃあ、2や3って何なのか?
 どうも2や3は「ご家族が公開の意思かどうかわからないケース」に当たるようですがそんなケースがあるのか?。特に2の「調査会が独自に情報を収集した失踪でご家族との接触がされていないケース」ってどういう意味ですか?。ご家族の調査依頼もないのに勝手に調査をしてるって事ですか?。それっておかしくないですか?


■消しゴム
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-15b5.html

講演などのときに良く言うのですが、小学校のとき、クラスに可愛い女の子がいて、気になるのだけど相手にしてくれない。そこでその子の筆箱を隠したり授業中に消しゴムを投げたりして気を引こうとする、あの消しゴムがテポドンだと思えば大体理屈はつきます。

まあ、そうでしょうね。「かわいい女の子」とは「米朝国交正常化」「停戦条約の終戦条約化」のたとえとでも理解すればいいでしょう。
当然「カーター訪朝」「韓国の太陽政策」などによって「米朝国交正常化」「停戦条約の終戦条約化」に近づくムードが出来れば何も問題は起きないわけです。
であるなら、対話外交すればいいじゃないですか?。荒木がたとえに使った「子ども」の場合、「ちょっかいされたくなかったら男の子ととつきあえ」とは言えないでしょう。「嫌いな男の子とつきあえ」なんて馬鹿なことは言えない。しかし、北朝鮮との対話外交には何か問題があるのか?
何でそういう理解から制裁論が出るのかさっぱりわかりません。

本当に国民を守ろうとするなら「やられたらやり返す」、あるいは「やろうとしたら事前に粉砕する」という意志を持ち、実際に準備をしなければなりません。

バカも大概にして欲しいですね。「やられたらやり返す」(専守防衛)ならともかく「やる前に攻撃する」なんて行為が許されるわけないでしょう。たとえば、道を歩いていたら普段から仲の悪い奴に殴られた。防衛行為として殴り返したというのならまあ、正当防衛は成立するでしょう。
 しかし「普段から仲の悪い奴が自分にガンを飛ばした」「これは殴りかかってくるのではないかと思い即座に殴りかかって先制攻撃した」なんてのは正当防衛は成立しません。「ガンを飛ばす」行為がいいとは言いません。しかし、「ガンを飛ばした程度で殴っていいか」と言ったらいい訳がない。
 荒木の言ってるのは「ガンを飛ばされたら即座にぶん殴れ」と言ってるようなもんです。どれほど野蛮なんでしょうか。
 大体「専守防衛じゃない国(アメリカ)」すら北朝鮮は激しく挑発しているのに何馬鹿なことを言ってるんでしょうか。
 それに荒木の理解なら北朝鮮が「やること」はないでしょう。荒木のたとえで言えば「かわいい子が相手してくれないからぶん殴って半殺しの目に遭わせる」というようなものですから。普通そういう人はいない。

専守防衛」という言葉自体が沖縄戦のように敵を国内に入れて民間人の被害を覚悟して戦うという意味であることを理解すべきだと思います。

バカも大概にして欲しいですね。自衛隊が考えてるのは「敵軍を上陸させない」「上陸する前に領海内で叩くこと」に決まってるでしょうが。また不幸にして敵軍が上陸した場合でも沖縄戦のような民間人を巻き添えにするような作戦をするわけがないでしょう(まあ、北朝鮮の軍事力では上陸は無理でしょうが)。
 「飛び道具(ミサイル)はどうするのか」ですか?。そもそも相手が飛び道具を持ってるからと言って宣戦布告もしていないのに先制攻撃などしていいわけがないでしょう。「PAC3で打ち落とす」しかないわけです。「PAC3で打ち落とせない可能性もあるじゃないか」ですか?。それはそうですが、そのことは「先制攻撃を正当化などしない」んです。
 そもそも沖縄戦とは「民間人を巻き添えにするような作戦はやめて欲しい」と沖縄戦当時の県知事・島田叡が要請したのにそれを無視して軍が民間人を戦争に巻き込んだというとんでもない戦争なのですが。その結果「日本軍による集団自決の強要」なんて言語道断のとんでもない事件まで起きています。沖縄戦の教訓は「軍が自国民を守るとは限らない」ということでしょう。まあ、そんなことは沖縄戦に限らず古今東西、軍による自国民弾圧はいろいろとありますが。戦後日本でも、閣僚が反対したため発動されませんでしたが安保闘争時、岸信介自衛隊出動を一時は検討したわけです。
まるで沖縄戦で民間人が巻き添えになったことが「専守防衛が原因」であるかのようにいう荒木には怒りを覚えます。


参考「島田の日本軍への抗議について」

島田叡(ウィキペ参照)
 陸軍守備隊の首里撤退に際して、島田は「南部には多くの住民が避難しており、住民が巻き添えになる。」と反対の意思を示した。1945年5月末の軍団長会議に同席した島田は、撤退の方針を知らされ、「軍が武器弾薬もあり装備も整った首里で玉砕せずに摩文仁に撤退し、住民を道連れにするのは愚策である。」と憤慨。そのとき牛島司令官は、「第32軍の使命は本土作戦を一日たりとも有利に導くことだ。」と説いて会議を締め括ったという。

 なお、島田については以前『【正論】終戦から65年(立命館大学教授、大阪大学名誉教授・加地伸行)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100811/1281525934)でも紹介しました。島田が人情味のある知事として未だに沖縄県民に慕われているのに対し、島田の前任者(泉守紀)は「命惜しさに職務放棄した人間のくず」として沖縄県民からは糞味噌だそうです。まあ泉の自業自得だと思います。ただこの種の屑というのは「実害がなければどんなに非難されても平気」と言う人間が多いですからね。生き残った泉は沖縄県民からいくら批判されても何とも思わなかったんじゃないか。一方、島田のような好人物はすばらしいと思いますが、その分、「保身にたけた屑」と違って早死にしたりするわけです。
 まあ、島田みたいな人間からすれば泉みたいな生き恥をさらすくらいなら死んだ方がマシなんでしょうが。
 しかし「同じ島田姓」でも「例の福井県立大学教授・巣くう会副会長」とは偉い違いですね。もちろん島田知事をべた褒めしすぎるのもどうかと思いますが、「集団自決を強要した日本軍」や「沖縄を捨て石にして恥じない昭和天皇」とは人間性があまりにも違いすぎる。まさに月とすっぽん。もちろん月は島田知事ですが。

参考「島田叡について」

http://www.tbs.co.jp/houtama/last/080316.html
 島田叡という人物をご存知だろうか?旧内務省のキャリア官僚で、最後は知事として戦況逼迫の沖縄に赴任し、沖縄戦のさなかに住民と共に生き、死んでいった男である。
 官僚とはかくあるべき・・。死後、"官吏の亀鑑"、すなわち官僚の鑑とまで呼ばれることになる。島田叡はそんな人物であった。
 大戦末期、米軍迫る沖縄は、官僚らが相次いで本土に逃げ帰り、まさに捨石の状態だった。そんな中、島田知事は敢然と沖縄に赴任し、県民たちを勇気づけた。「この知事となら共に死ねる・・」そう思った県庁職員も多かったという。
(中略)
 番組は、島田知事を知る生き残った県庁職員たちの証言をもとに、官僚の鑑といわれた人物の最後の日々を描く。

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/12th/03-185.html
 1945年1月31日。
 アメリカ軍の上陸が間近に迫っていた沖縄に、県知事として赴任してきたひとりの男がいた。待ち受ける運命とは正反対に、美しく青く光る海を越え、沖縄に到着した飛行機。
 空港に降り立ったのは、まだ青年の面影が残る、当時43歳だった島田叡。当時の県知事は国が任命して派遣する「官選知事」だった。
 大阪で内政部長をしていた島田叡は、沖縄知事への就任を要請され、その任を受けた。第二次世界大戦末期の日本の置かれていた状況を考えれば「県知事として沖縄に行ってくれ」という命令は「沖縄で死んでくれ」と言われているのと同じようなものだった。
 家族の反対を彼はこう言って説得したという。
「自分が死にたくないからといって、誰かに『代わりに行って死んでくれ』とは言えない」
 アメリカ軍の上陸が始まり、地獄の戦場と化していく沖縄。降り注ぐ砲弾を避けて暮らす壕の中で、島田知事は少しでも多くの県民の命を救うため、最後まで行政機能を維持しようと奔走した。
 島田知事、そしてともに働き殉職した県庁職員たちの魂は、摩文仁の「島守の塔」に眠っている。
 戦場の県知事、島田叡。彼のわずか5ヶ月足らずの沖縄での行動が「沖縄の島守」として、戦後多くの県民に慕われ続けているのはなぜなのか?
 彼は沖縄戦という地獄の中で、何を思い、県知事としてどのような行動をとったのか?そしていまだに謎とされている島田叡の最期とは、一体どのようなものだったのか?

http://www.tbs.co.jp/houtama/diary/20081024.html
 今年、「報道の魂」では、沖縄戦を検証する番組を3本放送しました。#30「『生きろ・・・』と知事は言った〜島守たちの沖縄戦」(3月16日放送)、#36「あした天気にしておくれ〜沖縄戦・・・知事の目指した道」(9月21日放送)、#37「10・10空襲を知っていますか〜」(10月19日放送)。
 3本を縦軸で貫いているのは、「島田叡」という人物の存在です。
(中略)
 「生きろ」と言われた山里和枝さんは、「自決は軍人のやり方。長官(知事)が軍人の方法を取ることなどありえない」と言います。長田紀春さんの証言は、これを裏付けるものでした。「後で会おう」と言って、摩文仁北方の森に向かった島田叡はこう言いたかったのではないでしょうか。
「私は県庁解散を宣言した。しかし、私自身は知事を解任されたわけではない。生あるかぎり沖縄県知事であり、県民保護の使命を果たす」

 山里さんの言われた「生きろ」とは次のようなことだそうです。

http://blogs.yahoo.co.jp/ganho31/9305201.html
 「女、子供に敵は何もしないから君たちは最後は手を上げて出るんだぞ」。
 沖縄戦の組織的戦闘が終結したといわれる1945年6月23日の直前、当時の島田叡知事=兵庫県出身=から掛けられた言葉を胸に、県警察部職員だった山里和枝さん(85)=うるま市=は戦後67年間を生きてきた。島田知事はその後、沖縄本島南部・摩文仁の軍司令部壕に向かい、消息を絶った。語り部として戦争の悲惨さを訴え続ける山里さんは言う。「知事は私に『絶対に生きろ』と言ったんです」
(中略)
 6月15日か16日、山里さんは壕の入り口で鉄かぶとを肩からさげた知事に出会った。
「絶対軍と行動を共にするんじゃないぞ。最後は手を上げて出るんだぞ」。
 知事は山里さんの肩をたたいて出て行った。
 国のために命をささげるつもりだった。
「今になって、捕虜になれと言うのですか」。
 悔しくてたまらなかった。だが、その後、壕に逃げ込んできた日本兵が泣きわめく子供を銃で射殺したのを目撃し、変わった。
「友軍なんてこんなものか、絶対に生きてやろうと思いました」。
 知事の言葉通り、投降して生きた。

http://www.qab.co.jp/news/2012072736981.html
 山里さんはある人物の最期の姿を目撃していました。その人物とは島田叡知事。敗戦色が強まり死を覚悟して壕を出ようとしていた島田知事と偶然会い、そこでかけられた一言で自身が命拾いしたと明かしました。
 山里さんは「絶対友軍(日本軍)と行動を共にするなよと。手をあげて(壕を)出るんだよと。敵は女子、子どもに何もしないから、手をあげて出るんだよと仰って、私の肩を軽く叩いて、出ていらしたんです、これが最後です」と話しました。


■情報活動
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-5474.html

 既にお知らせした理事会*18決定*19について、箇条書きだけでは分かりにくいと思いますので、簡単な解説をしておきます。
 4月6日の懇談会の中で、拉致認定の問題について、特定失踪者ご家族や支援者の中から「やはり認定を目指したい」という声がありました。また、「特定失踪者の家族会を結成できないか」という声や、各組織の街頭活動についてお互い協力したり統一で行うことはできないかなどのご意見が出されました。
 理事会でそれらについて検討した結果、調査会の活動は情報活動、すなわち(1)北朝鮮の内部情報の収集、(2)日本国内における拉致に関わる情報の収集(1万キロ現地調査など)、(3)北朝鮮への情報発信(「しおかぜ」、バルーンプロジェクト、FAXなど)、(4)日本国内における情報発信(拉致問題に関する情報の周知)、に可能な限り集中することになりました。
 拉致認定については可能な範囲で協力するに留め、調査会として認定を求める主体的活動は今後行いません。

 過去の特定失踪者認定を撤回はしないし、特定失踪者家族が政府に認定するように働きかけることも否定はしないが「調査会として認定を求める主体的活動は今後行いません」だそうです。今後は特定失踪者の新たな認定なんかもしないんでしょう。
 さすがの荒木もこの10年で「特定失踪者の拉致認定など政府はしない」「たとえ安倍晋三でもそんなことはしない」「にもかかわらず認定を求め続ければ巣くう会の傷は深くなる」「特定失踪者の拉致認定問題からは早いうちに手を引いて逃げよう」という理解に達したと言うことでしょう。荒木以外の西岡や島田はどうなのか知りませんが。西岡らも同じ方向性なのか、西岡らに関係なく荒木が縮小方針なのか?
 ま、西岡らも同じ方針かどうかはともかく荒木がこういう方針になるのは当然でしょう。仮に安倍が特定失踪者を拉致認定したいと言ったとしても外務省や安倍政権閣僚、与党(自民党公明党)役員など周囲はそれを認めるほどバカでもないでしょう。ただし荒木も現時点では「拉致問題から完全に手を引く気はない」ようです。これが「一気に手を引いたら非難を浴びるから徐々にフェイドダウン」か「今まで通りだと傷が深くなるから一部撤退するが、完全に手を引くのは惜しいからと拉致問題にしがみついてる」のかはいずれわかるでしょう。いずれにせよ荒木も相当追い込まれてるなと言う気がします。
 しかしここまで逃げ腰の男・荒木とそんな男を幹部とする巣くう会にいつまで家族会もつきあい続ければ気が済むんでしょうか?。ま、荒木が逃げ腰だと言うことは「増元照明事務局長」などタカ派はともかくそれ以外の家族からはかなり不満が出ているのかもしれませんが。とにかく荒木なんぞとは早く切れることです。それが上策です。

もう一つ、特定失踪者の家族会が作れないかというご意見についてです。多数のご家族がおられ、しかも失踪状況も時期も置かれた立場も認識も異なるため、家族会を作ろうとすれば相当な労力を伴います。
(中略)
 ご家族の中で主体的に集まりを作ろうという動きがあれば(注:荒木が代表を務める特定失踪者問題調査会が)可能な協力をするということになりました。

 特定失踪者家族会が「福井など一部を除いて」は「存在しない」とは知りませんでしたが、荒木の文章を読んでその理由がよくわかりました。
「置かれた立場も認識も異なる」とは「俺の家族は間違いなく拉致だ」と言う人もいれば「拉致じゃないかなあと今の時点では思ってる」と言う半信半疑の人もいれば「拉致だと全く思わないんだけどさ、こういう運動に入ってると何か情報が入るかなあ、と思って」という人もいるって事でしょう。何せ荒木が特定失踪者だと騒いでる人間の中には小泉訪朝後の失踪者さえいますから当然です。荒木もそういう事態を認識してるわけです。曖昧な言葉でごまかしてますけど。
 で、無理矢理コレを一緒にすると「拉致じゃないかなあと今の時点では思ってる人」「拉致だとは全く思ってない人」の影響によって「100%拉致だと思ってる人」が「俺の家族の失踪は拉致じゃないな、俺は勘違いしてた」と考えを変えてしまうかもしれません。あるいは考えの違う人たちの間に内紛が起き、世間に醜態をさらす羽目になるかもしれない。
 政府認定拉致被害者の集まりである拉致被害者家族会のようにはうまくいきそうにないと荒木も自覚してるんでしょう。まあ、意見や立場の近い拉致被害者家族会ですら「蓮池透さん」という異端児が登場し、荒木一派らの策謀で会を追放されました。特定失踪者家族会なんてつくったら何人、「巣くう会に造反する蓮池透氏の二代目、三代目」が表れるかわかったもんじゃないわけです。
 ま、それはともかく、この文章ってよく考えるとすごく変ですよね。特定失踪者認定自体は荒木一派がやってるわけですが、認定された家族が会でもつくって一緒に集まって同じ釜の飯食ったりして親睦でも深めようか、どうしようかなんてことは荒木にお伺いを立てるようなことでは全くないわけです。やりたければ勝手にやればいい。
 結局、多くの家族は「仕事とかあって会の業務なんかやる暇がないから荒木さんの巣くう会で失踪者家族会の事務作業をやってくれないかなあ」って話なんでしょう。
 で荒木サイドから「協力ならともかく全面的な支援などできない」とだめ出しが入ったと。おそらく特定失踪者家族会なんてものは今後もほとんど出来ないんでしょう。
 拉致被害者家族会の運営ももしかしたらそういう状況なのかもしれませんね。会社を辞めて暇人の増元照明とかが巣くう会一派と手を組んで勝手に牛耳って右翼方向にもって行ってるのかもしれません。

反発やご批判もあることを覚悟しながら、状況を打開できるようさらに努力して参ります。何卒よろしくお願い申しあげます。

 「運動を今までより縮小する」という荒木の新方針に「反発や批判」がでたから、こういう言い訳をするんでしょう。安倍再登場は荒木一派の難問を全て解決するというほど現状は甘くない、運動を縮小せざるを得ないと荒木も認識してるようです。まあ、安倍が一番アピールしてるのはアベノミクス、つまり景気回復ですからね。拉致じゃない。拉致じゃ成果も出ないし、選挙の争点にも出来ない、それなら成果も出そうだし選挙の争点にも出来そうなアベノミクスのアピールだと安倍も自覚してるんでしょう。家族会、巣くう会は「拉致の安倍」を期待したのに実に皮肉なもんです。


■概念図
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-d3b7.html
 要するに特定失踪者を含む「全ての拉致被害者」が救出出来なければ拉致解決とは言えないといういつもの寝言です。特定失踪者なんて拉致かどうか怪しいのに。
 特定失踪者の呼び方が
A)特に拉致の可能性が高い物は『調査会認定拉致疑惑失踪者』と呼ぶ
B)それ以外を特定失踪者と今まで通り呼ぶ、と変わったためにそれで図が変わっただけです。以前、荒木が描いた図と本質は全く変わっていない。


■理事会決定ー目標は認定ではなく救出
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-6b5f.html

1.調査会の目標とするところは拉致認定ではなく拉致被害者救出である。

 何が言いたいのかよくわからず、当初、とんちんかんな感想を書いたのですが全面的に書き換えることにします。
 どうやら「特定失踪者が拉致認定されなくてもたいした問題じゃない、目標は拉致認定じゃないから」と強弁したいようです。

2、調査会の活動は情報活動に集中する。拉致認定を求める活動、家族間の連携を求める活動、大衆運動等については協力を求められれば可能な範囲で協力する。

 情報活動は情報収集活動のことでしょう(まさか、情報工作なんて馬鹿なことは考えてないでしょう)
 これは運動の縮小と言うことでしょうか?。もしそうならば10年経っても成果が見えないため「支援者が減り始め」金や人員の面で限界が出始めているのか?。はたまた10年経って巣くう会路線の失敗が表面化しつつある今、責任追及をされないためフェイドアウトして逃げ出す準備をしているのか?。何なんでしょうか?
 まあ、「家族間の連携を求める活動については協力を求められれば可能な範囲で協力する」のであれば拉致被害者家族会への巣くう会の影響力が小さくなる可能性があるわけでいいことでしょう(ここでの「家族」は特定失踪者家族ですが、拉致被害者家族にも波及するかもしれない)。

3.調査会の公開リスト(0番代、1000番台)及び救う会認定・政府認定者を今後「調査会認定拉致疑惑失踪者」とする。(以上は調査会のポスターに掲載されている全てである)。これにあわせポスターも変更する。
4、非公開(2000番代)まで含めたリスト全体はこれまで通り「特定失踪者」とする。
5、1000番代リストについて、「拉致濃厚」という呼称に切り替える。

で、小泉訪朝から10年も経ってからそういう風に呼び方を変える意味と、呼び方を変える理由(要するに1000番台は荒木一派的に拉致濃厚って事なんでしょうが)は何ですか?

7、救出のためにはいかなる手段もとる。

とりあえずその「いかなる手段もとる」というのに「自衛隊特殊部隊」なんて非現実的なことは入れないで下さいね。


有識者
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-2332.html

中身については非公開なので書けません。有識者懇ができたことが「進展」ということではありません。参加するからには心してやりますが、現時点では安倍政権になっても拉致問題に大きな変化はないというのが正直なところです。

ここからは
1)「中身を非公開にしないと行けないと思うほど荒木一派を安倍が危険視している(だったら懇談会メンバーにするなよと思いますが)
2)「そんな安倍に荒木が不満を感じている」事がわかると思います。
【追記】
自ブログにおいて「中身は非公開なので荒木個人の発言も含めて書けない」とした荒木だが巣くう会福岡『有識者懇(拉致問題に関する有識者との懇談会)第1回会合』(http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1148)によれば自分のした報告とやらを巣くう会メールマガジンで流していると言うから呆れる。
 「書けません」って自ブログに書かなきゃいいと思ってるのかよ?。メルマガに流したら、意味ないだろうが。メルマガでの荒木の主張については別途突っ込む予定。


■エイプリルフール
http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-8e42.html

世の中は今日だけ嘘をついて良い日だそうですが、365日嘘をついている国を相手にしていると、何が嘘だか分からなくなってきます。

『365日嘘をついている国』
 北朝鮮に失敬な野郎だ。大体「365日嘘をついている団体・巣くう会」の「365日嘘をついている男・荒木」が何様だ。
『何が嘘だか分からなくなってきます』
 なるほど、だから
1)『山本美保さんは拉致されて北朝鮮で生きている!。山梨県警のDNA鑑定は捏造だ』『小泉訪朝後の失踪だが、北朝鮮から遠く離れた中国四川省での失踪だが米国人青年・スネドン氏の失踪は北朝鮮拉致』などという「どう見ても悪質な嘘」
2)『慰安婦は公娼、河野談話は間違い』『ホルミシス効果飯館村は安全』という「議論の余地のない嘘*20
を平然と公言できるわけですね(嘲笑)

大学の講義のとき、私はいつも学生にこう言っています。
北朝鮮の公式発言を読み解く鍵がある。それは、北朝鮮の公式発表は全て嘘であると思って読むことだ」

バカじゃねえの?。それただの偏見じゃん。学生もまともな学生は呆れてるんじゃないの?。嘘だと疑う根拠があるのならともかく。そこは「北朝鮮専門家の誰それさんの分析が使えると思う」「韓国国家情報院の分析はやはりすごい」「北朝鮮の公式資料××は北朝鮮の意図を読み解く上で重要」とかそれなりにまともなことを言えよ。
さすが「ウヨの巣窟」拓殖大学の教員は言うことが違いますね。正直、拓殖なんて大学としての価値があるのかと疑いたくなるよな。

ところでせっかく4月1日ですから、「金日成金正日は固い信頼関係で結ばれていた」「中国と北朝鮮は血で結ばれた同盟国である」
これくらいは言っておきましょうか。

言ってる意味が意味不明。どうやらエイプリルフールネタのつもりらしいが。
前者について言えば正日は息子なんだし、後継者なんだから信頼関係はあったんじゃないの?。ないと思う根拠は何なんだか。
後者について言えば中朝間の公式見解だわな。実際問題、中朝間に限らず国家間関係がそんなにウエットなわけもないが、「嘘だ何だ」とあげつらう荒木の気持ちがわからない。それを言うなら「日米は運命共同体」みたいなウヨの物言いだって嘘だろ。
 つうか繰り返しになるけど荒木が普段言ってる「美保さん陰謀論」「スネドン君拉致説」の方がよほどエイプリルフールネタだろ。

*1:もちろん荒木の言う「皆わかっていること」とは「慰安婦は無問題、河野談話は間違い」。いやそんなもん正論だと思ってるのはお前ら歴史捏造主義右翼だけだろ。

*2:つうか間違いですが

*3:内務相、司法相、首相、参謀総長、枢密院議長などを歴任

*4:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相を経て首相

*5:同姓同名のアニメ美術監督とは別人

*6:七郎氏の兄。印刷工。同姓同名の「猪苗代日新館創始者」ではない。荒木は栄氏の失踪を北朝鮮拉致だと主張している

*7:韓国籍とか民団のメンバーとかそういうことでしょう

*8:アジア大洋州局長、事務次官などを歴任

*9:ちなみに現在の国連大使は西田恒夫氏。ウィキペ「西田恒夫」によれば「2005年(平成17年)8月、外務審議官に就任するが北朝鮮政策をめぐり安倍晋三首相らを批判したことで事実上、更迭され、2007年(平成19年)1月、カナダ大使に任命された」

*10:もちろん俺は是だと思いませんが

*11:片山、芦田内閣商工相。西尾の民社党結党(1960年)に参加したがその年に病死しているので特に何事もなせなかったわけだ。

*12:梅澤も荒木も民社党本部の元職員

*13:原文のまま。「展転社」が正しい。「展転社」は極右出版社の一つ。

*14:片山内閣官房長官、芦田内閣副総理、初代民社党委員長を歴任

*15:細川、羽田内閣で厚生相

*16:昭和天皇の陵墓

*17:もちろん違憲説が通説的見解ですし政府見解も違憲説だったと思います

*18:荒木が代表を務める特定失踪者問題調査会の理事会

*19:詳しくは荒木のエントリ『理事会決定ー目標は認定ではなく救出』(http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-6b5f.html)を参照

*20:美保さんやスネドン君の話だって嘘だと思いますが事実の可能性は一応『ゼロではない』。一方、河野談話否定説やホルミシス効果は完全なデマです