「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/28分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■島田のツィート(2013年10/17)

河野談話修正をいつまでも逡巡すべきでない。

 首相就任当初はおそらく逡巡していたのでしょう。しかし今の安倍にはおそらく逡巡などありません。
 国際社会、特に米国の批判に恐れをなして「在任中河野談話見直しなどしない」と固く決心していることでしょう。そもそも第一次内閣での「米国下院決議」を考えれば河野談話否定論など口にすれば、こうなることは分かりきっていた話で、ここまで問題をこじらせた安倍の気持ちがわかりません。「第一次内閣では出来なくても第二次内閣では河野談話否定が出来る」と誇大妄想を抱いていたとしか思えませんがそう思う気持ちがわからない(橋下暴言も事態を悪化させましたが橋下の暴言を産み出したのはそもそも安倍の河野談話否定論です)。
 今や安倍が逡巡してるのは島田が言うようなことではなく
1)河野談話維持だけではもはや韓国は収まらない状態になってるが、どんな「追加措置」で韓国の日本批判に収まりをつけるか(勿論、「河野談話否定、慰安婦合法論」と言う意味での河野談話見直しなど論外)
2)いずれにせよ、安倍がこれからする行為は極右の反発を招くことは確実だがそれをどう抑え込んで行くか
ということでしょう。安倍からすれば「俺が河野談話見直しなんて余計なことを言わなければこれほどの大問題にならなかった」「第一次内閣の時には封印していたのに、その後もこの問題は日韓間の重大問題ではなかったのにまた蒸し返した俺がバカだった」「とはいえ『首相の決断でやればできる』と俺を煽った産経や櫻井よしこたちも酷い!。あいつら無責任に放言するだけじゃないか!」という後悔の念が強いでしょう。ここまで来ると「河野談話踏襲」だけでは向こうも納得しないでしょう。

【追記】

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131018/plc13101820390015-n1.htm
産経新聞『首相、慰安婦問題「非常に心痛む」』
 安倍晋三首相は18日の参院本会議で、政府による聞き取り調査のずさんさが明らかになった(注:と産経が報じた)慰安婦問題に関し「筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々*1を思うと、非常に心が痛む。私の思いは歴代首相と変わらない」と改めて述べた。同時に「この問題を政治問題、外交問題化させるべきではない」とも指摘した。
 また「これまでの歴史の中では多くの戦争があり、女性の人権が侵害されてきた」と述べた上で、人権侵害のない21世紀に向けて政府として全力を尽くすと表明した。
 平成7年の「村山富市首相談話」が認めた過去の植民地支配と侵略に関しては「わが国はかつて多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えた。その認識は安倍内閣も同じだ」と述べた。
 公明党山口那津男代表の質問に対する答弁。

 ということで改めて「河野談話踏襲」の意思を安倍は表明したわけで完全に産経は裏切られました。
 「この問題を政治問題、外交問題化させるべきではない」とは「韓国の要望(慰安婦問題での再交渉)には応じない」が「産経の要望(河野談話撤回)にも応じない」という現時点での安倍の意思表明でしょう。産経の要望に応じないのは当然として話をこれほどこじらせて「河野談話踏襲」で済むとはとても思えません。「談話の格上げ(安倍首相談話や閣議決定などにする)」や「慰安婦への改めての経済支援」など何らかの追加措置が必要でしょう。
 「これまでの歴史の中では多くの戦争があり、女性の人権が侵害されてきた」という「戦争での女性の人権侵害」に慰安婦が入ってることは文脈から見て間違いないでしょう。極右支持者が怖くてはっきり言えないだけであって。
 なお、山口議員の質問は「安倍つるし上げ」が目的ではなく「産経の報道で自民党極右議員が安倍に『河野談話撤回』を要求するのを恐れての早めの火消し」でしょう。早めに火消ししないと「中道」「日中・日韓友好」「平和主義」が建前の公明としては厄介なことになってしまいます。一方安倍としてもこの質問は「渡りに船」であり、この質疑応答は出来レースみたいなもんでしょう。


■島田のツィート(2013年10/15)

北朝鮮への資金供給事業「ケソン」を、「海外企業を誘致し、国際的な工業団地に発展させる」というパックネ政権の呆れ果てた試みは挫折させねばならない。
■時事:開城団地の投資説明会延期
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101400239&g=int

いったん合意した投資説明会だが、北朝鮮がいったん合意した離散家族再会を「『ありもしない統合進歩党への内乱謀略指示』をでっちあげるなど、我が国への最近の韓国の態度は酷すぎる」として対抗措置としてドタキャンしたため、韓国側も対抗措置としてドタキャンしたという話。
今後こうしたやり合いが続きながら徐々に開城工業団地拡大に行くと言うことだろう。願望込みだが、さすがに対立があっても団地をつぶす方向には動かないと思う。
これでわかるように是非はともかく韓国は単純に「開城工業団地が大きくなればいい」と思ってるわけではない。
 まあ、それはともかく「開城工業団地が大きくなれば北朝鮮も軍事行動は起こせない」「今の北朝鮮の経済状態で統一したら韓国経済が沈没する。統一するには北朝鮮経済を立て直さないと、その為にも開城工業団地を大きくしないと」というのが開城工業団地なのだが島田は「とにかく北朝鮮をぶっ倒せ」だから恐れ入る。
 島田は「北朝鮮の軍事攻撃」や「今の北朝鮮の経済状態での統一」を恐れる韓国の気持ちを理解する気も、そうした気持ちに対して「いや、あなた方の気持ちはわかるが開城工業団地はむしろ逆効果です」云々と説得する気持ちもないらしい。


■島田のツィート(2013年10/13)

「こだまする」には失笑する。時事通信も、沖縄や韓国の新聞並みになっていくのか。 
■時事:稼働ゼロ後、最大デモ=こだまする脱原発の声−「首相発言はうそ」・東京
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101300117&g=soc

・沖縄や韓国を島田が敵視していると言うことがよくわかるツィート。
・「日本政府批判」と言うだけで性格の違う「脱原発」「沖縄基地問題での日本政府批判」「歴史認識問題(靖国慰安婦など)での日本政府批判」を島田が一緒くたにしていると言うことがわかるツィートでもある。
・「『福島原発の汚染水はコントロールされている』というIOC総会での首相発言は嘘」と言う批判について「何が嘘か!」と島田が反論しないところが興味深い。島田もさすがに擁護できないと思ってるのか?
・むしろ島田のこのツィートの方が失笑もの。


■島田のツィート(2013年10/12)

(注:慰安婦問題で)日本政府はまた(注:慰安婦は違法ではないという)事実に踏み込んだ反論から逃げたようだ。(注:河野談話アジア女性基金で解決に努力しているという反論を行い、河野談話アジア女性基金を踏襲するという)国連での対応は安倍政権になってからも何ら変わっていない。

 そりゃ変わらないでしょう。変わるわけがない。いい加減島田らウヨも慰安婦問題で「次第に安倍批判を強めていく」モードになりつつあるようです。


■島田のツィート(2013年10/11)

ぜひ暴露してもらいたい。ついでに日本の政治家の分も
北朝鮮、韓国大統領の「こびた発言暴露」と警告 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131010/kor13101021410008-n1.htm

 その結果官房副長官官房長官、首相時代の「安倍の媚びた発言」が暴露される危険性があるとはどうして考えないのだろうか。
 つうか既に週刊現代が「安倍が媚びた発言をした疑惑」を第一次安倍内閣時代に記事にしてるのだが。詳しくはきまぐれな日々『週刊現代の記事「安倍晋三拉致問題を食いものにしている」』(http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-155.html)参照。
週刊現代記事に寄れば

 安倍氏は、8人を連れて帰るために自分が訪朝したいようでした。そこで私は、金総書記の謝罪の意味について、もう一度念を押しました。
金正日総書記が謝罪したということは、生存している拉致被害者、及び家族は全員帰国させる決定を下したということです。だから、8人の帰国に関してはご安心ください。しかし8人を帰国させた時点で、これ以上生存している拉致被害者はいないのだから、北朝鮮と国交を正常化させるというお考えでよろしいですね
それに対して安倍氏の回答は明快でした。
「それは8人の家族さえ帰国させれば、北朝鮮としてやるべきことは、やることはすべてやったということでしょう」

 安倍氏は、「そんなこと当然だ」という口調で語ったのでした。だから私は、後に安倍氏が「北朝鮮政府が死亡したとした横田めぐみさんらの拉致被害者は生存している」「返還しないなら経済制裁を科す」などと主張しているのを聞いて驚いてしまったのです。
 私は安倍氏に、核問題が国交正常化の障害になるのではないかとの懸念をぶつけました。すると安倍氏は、次のように答えました。
核問題は、6ヵ国協議で議論することであって、日朝交渉とは関係ないし、アメリカの顔色を窺う必要もありません。それに小泉首相ブッシュ大統領から絶大な信頼を得ているので、小泉首相北朝鮮と国交正常化を果たすと言えば、ブッシュ大統領は受け入れます
(中略)
私はさらに、今後日本が北朝鮮経済制裁を科すことはないのかとも確認しました。それについても安倍氏は、「アメリカが北朝鮮経済制裁を科しても、日本は同意しません」と明確に答えました。

というのだから事実ならば安倍にも困ったものです(太字強調は小生による)。
 「蓮池、地村、曽我氏らとその家族を返せば国交正常化に動く」「制裁はしない」「核問題は6カ国協議のテーマであって日朝交渉のテーマじゃない」とか、全部後で反故にしてるんだからまるきり嘘つきじゃないですか。しかも家族会、救う会拉致議連相手には絶対言えないような発言をしている。二枚舌以外の何物でもない。
 なお、この週刊現代報道に安倍は何ら抗議しませんでした。週刊現代記事が正しいかどうかはともかく、「俺は北朝鮮相手に常に強硬論でやってきた」とはいえない弱みがおそらく安倍にはあるのでしょう。やぶ蛇になるから抗議しない。
 またこの週刊現代記事が「福田官房長官」当たりについてのものだったら、猛烈に福田非難したであろう産経、家族会、救う会拉致議連も「安倍をかばうため」記事を徹頭徹尾無視しました。
 本来なら「真相はどうなのか」と安倍を問い詰めたり、「嘘だというなら週刊現代名誉毀損で告訴して下さい」と言うべきなのに。


■島田のツィート(2013年10/8)

飯島氏の言う通りだ。少なくとも秋の例大祭には行く、を恒例化したい。
時事:靖国例大祭「安倍首相は堂々参拝を」=飯島氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013100700827&g=soc

 靖国の問題は「外交問題」だけでなく「政教分離」「富田メモ」と言った問題もあるのにその点を島田や飯島氏が無視してる点を先ず批判しておきます。
 極右・島田が「例大祭には靖国に行って欲しい」というのは予想の範囲内でした。飯島氏がそういう事を言うとは正直びっくりです。「小泉訪朝のお膳立てをした」と言われる彼はもっと合理的な人間だと思っていたんですがね。中国も韓国も「8/15でなければいい」「例大祭なら安倍が参拝していい」なんて一言も言ってないでしょうに。「例大祭なら参拝しても年内には日中、日韓の首脳会談があるだろう」ってかえって年内会談の可能性が遠のきますよ。年内ってあと2ヶ月半しかないんですから。
 そんな馬鹿なコトしたら日中、日韓関係が取り返しがつかなくなるし、だからこそ先日、ケリー国務長官ヘーゲル国防長官が「靖国にいかずに千鳥ヶ淵に行く」ことによってオバマ政権は「安倍の靖国参拝は支持しない」ことを改めて表明したわけです。大体、飯島氏は一私人ではなく「内閣参与」なんですからこういう発言するだけで日中、日韓関係が冷え込みますよ。そしてこんなことを飯島氏に言われたって安倍が参拝できるわけないでしょう。
 昔から飯島氏とは靖国問題ではこういう「安倍並みの極右」だったのか、はたまた年を取って政治センスがもうろくしたのか、あるいは「あえて例大祭参拝論を吐く事によって安倍の参拝を完全に封じる」という逆手(たとえそうだとしても、あまりにもリスキーすぎると思いますが)を取ってるのか。どれであれ、こんな発言はやめた方が良かったと思います。
 なお、「小泉時代は参拝した」と言う人が時たまいますが、「だからこそ小泉時代は日中、日韓関係が極度に冷え込み、次の安倍は首相就任早々、訪中、訪韓せざるを得なかった」わけです。
 また小泉氏と安倍では「河野談話見直しを公言する」など、安倍の方がより極右的です。
 まあ、いずれにせよこんなこと言ってても安倍が「例大祭で参拝しなくても」飯島氏も島田も安倍の批判も何も言わないでしょうね。


■島田のツィート(2013年10/7)

トルコに益々肩入れしたくなるニュースだ。
遺志伝えトルコに庭園 被災地で死亡の宮崎さん - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/mds13100609390002-n1.htm

 何をどう肩入れするんだかさっぱりわかりません。大体「自国のために活動した日本人の方を追悼する」なんてのはトルコに限らず、どこの国でも当たり前の話であって、島田が大嫌いな中国や韓国だって「中国や韓国のために活動した日本人の方」は追悼するでしょう。もちろんだからといって「中国や韓国の優しさに感動した」「彼らに出来るだけ肩入れしたい」なんて島田は言わないでしょうが。下手するとそういう「日本人の方」を「中国、韓国の犬」呼ばわりしかねないのが島田です。


■外務省の竹島に関する動画について
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3210269/
 靖国問題慰安婦問題でもめてる時期にこんな事をやるのは「日韓関係を悪化させ」「日本の国益を害する」韓国への挑発行為以外何物でもありません。
 日本の領有権主張が正しいかどうかなんか関係ない。
 自民党も外務省も昔はこういう時は「長老とか幹部とか言われる面子」が「まあ、今こんな事をやってももめるだけだからよそうや」「今は靖国慰安婦のことをどう片をつけるかが大事や」「こんな動画はまた後でやればええやないか」「韓国が実効支配してる以上、軽挙妄動したって取り返せんのや」「大体竹島だけが日韓間の問題やないやろ」などといって何とかうまく党内極右政治家を抑え込んでいたと思うんですが、今やそういう歯止めがないようだから恐れ入ります。もちろん島田はこの政府、外務省の暴挙を絶賛します。


■韓国報道官が中国を批判―「なぜ毛沢東の肖像の上で演説するのか」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3209669/
・ばかばかしいですね。島田は気のきいたパロディと思ってるようですが「A級戦犯は犯罪人」というのは「国際裁判・東京裁判の判決で決定され、日本も受け入れてること」でしょうが。
 でいつ毛沢東が「国際裁判で戦争犯罪人と決定されそれを中国も受け入れた」んでしょうか。
 そして中国にとっては「建国の父・毛沢東」を批判するのは難しいでしょうが「今の日本」において「A級戦犯を批判する」のがそんなに難しいんでしょうか。
A級戦犯が合祀されてる靖国」に参拝することは「A級戦犯は冤罪」と主張しているに等しい行為です。つまり「自民党A級戦犯の政治的後継者であり、そんな政党を与党にする日本国民はあの戦争を反省していない」と言っているに等しい行為です。ドイツ政府高官がナチ幹部の墓を参拝するような暴挙です。そんな事をすればイスラエルは黙ってはいないでしょう。韓国の反発もそれと同じ事です。
 靖国参拝なんかまともな行為の訳がないでしょう。どれほど島田には常識がないのか。
 そして島田は必死に無視していますがそうした認識はオバマ政権も持っています。だからこそケリー国務長官ヘーゲル国防長官は靖国に行かずに千鳥ヶ淵へ行ったわけです。
・ま、自民党がこれほど靖国にこだわるのは岸信介満州国総務庁次長、東条内閣商工相。A級戦犯容疑者、元首相)、賀屋興宣(東条内閣蔵相。A級戦犯として無期禁固判決を受けるがいわゆる逆コースで釈放。釈放後は池田内閣法相、自民党政調会長を歴任)、重光葵(東条、小磯内閣外相。A級戦犯として禁固7年。釈放後は鳩山内閣外相)など、A級戦犯容疑者やA級戦犯自民党自民党の前身政党も含む)の幹部になったからでしょう。結果として自民党は「戦前右翼政治路線」を引き継ぐことになります。もちろんそうした路線に否定的なハト派自民党にはおり、ハト派の流れを汲むのが例えば河野洋平氏の訳ですが、今や安倍のような極右の流れが主流という恐ろしいことになっているわけです。

侵略戦争を起こし、隣国を植民地にして多大な苦痛と被害を与えた国の指導者

侵略戦争を起こし、隣国を植民地」
 言ってることがよくわかりません。チベットのことですかね?(清朝中華民国時代から中国の領土扱いだったチベットを植民地と呼ぶことが適切か疑問ですが)
 いずれにせよ「中国はチベットを侵略した」と言おうが「日本のアジア侵略」が正当化出来るわけではなく、むしろ「他国を侵略国と非難するなら自国の過去も反省したらどうか」と言われるのが落ちです。それとも島田は「日本の戦争は侵略ではない、中国のチベット侵略とは違う」とでも強弁する気でしょうか?

韓国外務省報道官は22日の定例記者会見で、安倍内閣の閣僚2人*2が秋季例大祭に合わせて靖国神社を参拝したことについて、「過去に侵略戦争を起こし、隣国を植民地にして多大な苦痛と被害を与えた国の指導者が、そのような悪事を働いた人々*3を合祀(ごうし)した場所を参拝すれば、被害国としては、本当に過去を反省しているのかと考えざるを得ない」と批判した。
 報道官はその上で、「日本の政治家は、国のために命をささげた人を追悼していると言うが、なぜ靖国参拝なのか。靖国神社がどのような場所か知っているのに、なぜ周辺国の指摘が分からないのか本当に理解できない」と述べ、追悼を別の形ですべきだと訴えた。

韓国の主張は要するに「千鳥ヶ淵で慰霊すればいいじゃないか」あるいは「どーしても靖国で慰霊したいというならA級戦犯分祀すればいいじゃないか」ということです。どちらもしないのなら当然「A級戦犯を英雄視しているのか」と疑われても仕方ないでしょう。と言うより実際英雄視してるからこそ「分祀靖国と別の場所(千鳥が淵)で慰霊すること」もできないのでしょうが。

日中韓の内、歴史問題で最も対応が愚かだったのは、明らかに日本であった。

 「島田と違う意味で」俺もそう思いますね。安倍以前はここまで歴史問題は「日中、日韓間の重大問題ではなかった」わけです。安倍が「靖国参拝」「河野談話否定論」と言う暴挙で歴史問題に火をつけた。そう言う意味では本当に愚かです。
 しかし島田は「河野談話村山談話なんか出すから悪い」と言うから絶句です。出してなかったら中韓の安倍批判はこんなもんじゃすみませんし、その場合は「安倍が河野談話村山談話にかわる談話を出さないと行けない」んですがそんなことができるわけもないでしょう。


■沖縄におけるルール無視―育鵬社版公民教科書の監修者として
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3209437/
・しかしこの男が最近、拉致問題について何一つ言わないのにはとことん呆れますね。
・ルール無視だ、何だというのは島田ら極右が言ってることで、民主党政権は「竹富町の行為には何ら問題ない」として容認していたわけです。それを下村文科相がごり押しで「是正勧告してる」だけの話です。
 そもそも是正勧告を発動しないと行けないような重大な違法行為だったら民主党政権時代にとっくの昔に是正勧告が出ていたでしょう。当然、竹富町側も「民主党政権時代には容認されていた行為をいきなり違法と言われても納得がいかない」と反発しているわけです。
・大体以前栃木県の某自治体で竹富町と逆のケース(採択地区協議会がつくる会教科書を採択しないので一部自治*4が離脱してつくる会教科書を採択しようとした、結局は離脱しなかったが)が起こった場合に「つくる会教科書採択をしたいという熱意は嬉しいがそれは違法行為だ、やめてほしい」なんて産経や島田たち極右連中は言わなかったわけです。どれほどデタラメなのか。


■古屋拉致担当相の靖国神社参拝に寄せて
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3208791/
 別に古屋が拉致担当相でなくても「外交上」あるいは「政教分離の観点」から参拝すべきではないですが、拉致担当相で参拝するとは気は確かかと思います。6カ国協議参加国「米国、中国、韓国」との関係を悪くして拉致解決に役立つわけがないでしょう。
 本来「巣くう会副会長」の島田は「拉致解決に支障が生じかねない」と批判すべき立場でしょうが、「良く参拝した」と褒めるのだから呆れます。
 なお、さすがに古屋ですら

平和への誓いを改めて表することは当然の責務だ。そもそも、近隣諸国を刺激しようなどという意図はまったくない

と釈明している点を指摘しておきます。さすがに極右の古屋も「あの戦争は聖戦で日本に悪いところは何一つなかった」「A級戦犯は冤罪でありむしろ我が国の英雄」「靖国参拝で近隣諸国が反発しようと知ったことか、そんな言いがかりをつける国とはいっそ断交してもいい」などと極右的なことは言えないわけです。もちろんだからと言ってこんな古屋の言い訳に中国、韓国が納得するわけもないですが。

 首相の参拝を、ありうべき「アメリカの反発」を理由に引き留める人もあるが、近年、日米関係が最も良好だったのは、まがりなりにも靖国神社参拝を続けた小泉首相の時代であったという事実を忘れているのではないか。

 やれやれですね。
 先ず第一に今はオバマ民主党政権なのに「ブッシュ共和党政権時代のこと」を持ち出してどうするんでしょうか。
 第二に小泉首相は確かに靖国参拝しましたが彼は安倍ほどの極右ではありません。
 小泉訪朝で結んだ「日朝平壌宣言」には「国交回復時には北朝鮮に日本が経済支援する旨」がはっきり書かれています。
 金正男*5が日本で拘束されたときは、右翼の「国内で裁判しろ」論を無視して、中国の要望を受け入れて中国への国外退去で処理しました。
 尖閣で中国漁船が問題をおこしたときも逮捕などせず、「即国外退去」で処理しました(逮捕して問題をややこしくしたのが民主党鳩山政権です)。
 河野談話否定論とか「尖閣公務員*6常駐論」とか「竹島の日に政府式典をやりたい」とか安倍のような極右的言論*7も安倍と比べたらほとんどない。
 悠仁君誕生でぽしゃりましたが一時は「女帝容認」の立場での皇室典範改正を検討していた。
 そういう人間・小泉氏の靖国参拝と「極右そのものの安倍」の参拝と同一視できるわけがないでしょう。 
 第三に今の日米関係は明らかに悪化していますしそれは安倍が靖国参拝慰安婦問題で「米国の同盟国・韓国」との関係を悪化させていることに米国が不快感を抱いているからです。
 それを安倍も自覚しているからこそ「靖国首相参拝」「河野談話撤回」という「最後の一線」がどうしても越えられず「真榊奉納」などでお茶を濁すわけです。
 第四にすでに「ケリー国務長官ヘーゲル国防長官の千鳥ヶ淵参拝」によって「首相靖国参拝論」に対する「アメリカの反発」は表明されています。

アメリカの国益判断上、日本の首相の靖国参拝は重要要素ではない

そんなことはありません。「そんなとはない」からこそケリー国務長官ヘーゲル国防長官は「靖国に行かないで千鳥ヶ淵に行く」と言う行為でアメリカの「首相靖国参拝反対」という意思を強くアピールしました。もちろんそんなことは安倍や側近もわかってるからこそ靖国参拝しないわけです。
 なお、「アメリカが反発しようが参拝しろ、日本はアメリカの奴隷じゃない」とはさすがに島田も言えないようです。


■意図的にミスリードし、祖国と先人の名誉を穢した谷野作太郎(外務省)の責任
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3208164/
 また慰安婦問題です。本当にこの男にとって「河野談話の否定」は拉致解決よりも何よりも大事なことなんでしょう。
 谷野氏とは「河野談話発表当時」、内閣外政審議室長として談話に関与した外務官僚です。とはいえ別に「谷野氏が全てを決めたわけが勿論ない」のに何で島田はこれほどまで谷野氏を敵視するんでしょうか(ちなみに「アジア女性基金」サイト(http://www.awf.or.jp/3/persons.html)を見ると政治家や外務官僚、アジア女性基金に関わった民間人*8等の名前を一部見ることが出来ます)。そして「安倍首相や菅官房長官河野談話踏襲を改めて明言している」以上、谷野氏の悪口をいくら言おうと何がどうなるわけでもないんですが。
 なお、小生、産経の主張は言いがかりだと確信していますが素人なので「言いがかりのどこが問題なのか」よくわからず「もやもや感」がありますな。当時の政府関係者(河野洋平氏など)、研究者(吉見義明氏など)などによる産経批判が早急に求められてると言えるでしょう。俺が知らないだけで既に批判があるのだったらどなたかにご教示いただけると幸いです。


産経新聞の画期的な河野談話報道
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3207106/
■『「コメント控える」の後の政治的意志を明確にせよ』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3206877/)の前に書くべきエントリじゃないんですかね、これは。というのも産経報道を受けての菅官房長官の「コメント控える」発言だったからです。
 まあ、別に「画期的」ではないですね。産経が河野談話に悪口雑言なのは今に始まった事じゃない。
 産経は安倍に遠慮して「河野談話批判を最近は控えていた」上、「安倍が橋下の慰安婦暴言を批判する*9と一緒になって橋下批判(ただし河野談話を一応踏襲した安倍と違い、産経の橋下批判は河野談話を否定しながら橋下を批判し、慰安婦に同情の念を示すという意味不明な代物になっています)」していた。
 また稲田がマスコミ取材に「慰安婦は女性の重大な人権侵害」と言っても産経は「よく言った」と褒めないけれど、批判もせずに黙認していたので「久しぶりの河野談話への激しい悪口」が「何というか新鮮な感じ」もしますが、これが産経の本質の訳です。
 産経も我慢に我慢を重ねていたが我慢の限界に来たと言うことでしょう。

安秉直教授

小生が以前、『新刊紹介:朱宗恒「植民地近代化論批判」(光陽出版社)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100227/1367261806)で批判的に紹介した男が安です。
 朱氏の本は安のことを「河野談話否定論者」「日本右翼に媚びる歴史学者の名に値しない男」「韓国同胞を裏切った男」と糞味噌でしたが島田と阿比留も安のことを「河野談話否定派」と評価しているので間違いなく安とはそういう人なんでしょう。
 ただし左派(?)の朱氏と違いそうした安を極右の阿比留や島田は「河野談話を否定する立派な人」と言い出すわけですが。「韓国の秦郁彦=安(一応プロの歴史学者だが、慰安婦認識は明らかに自分の政治イデオロギーに学問を従属させている)」と考えればまあ間違いではないでしょう。


■「コメント控える」の後の政治的意志を明確にせよ
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3206877/
 「コメントを控える」というのは『今日のMSN産経ニュース(10/16分)(追記あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131016/5064208022)で紹介した産経記事『【元慰安婦報告書】ずさん調査に波紋、批判も 菅長官「コメント控える」』(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131016/plc13101619520023-n1.htm)にでてくる菅官房長官の言葉です。
 島田は「すぐにコメントできなくてもいいから早く、高市政務調査会長みたいに河野談話否定論をぶちかませ」と言いたいわけです。まあ、普通に考えてそんなことはぶちかますわけがない。
 で『今日のMSN産経ニュース(10/16分)(追記あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131016/5064208022)で紹介した毎日記事『慰安婦:調査ずさん報道に官房長官河野談話に影響せず」』(http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m030049000c.html)によれば「河野談話に影響しない」という発言が出て見事に島田の菅氏への期待は裏切られるわけです。
 まあ、安倍内閣の安泰を願うなら「河野談話踏襲」以外に道はないから菅氏の発言は当然ですが。
 問題は菅氏に裏切られた(→と言っても島田が勝手に期待しただけですが)島田らがどういう態度を取るのか?。
 論理的には「菅の野郎許さない、産経の報道を無視しやがって。あんな奴、官房長官から更迭しろ」でしょうがそれを言ったら「島田らと安倍の友好関係」もジエンドです。安倍が菅長官斬りなんかするわけがない。とはいえこのままでは島田らもストレスはどんどんたまるわけです。

早く河野官房長官談話を修正する菅官房長官談話を用意し、出すべきだ。

 閣議決定や首相談話ではなく官房長官談話にしろとは、菅氏だけに責任負わせれば安倍は安泰とでも思ってるんでしょうか。そんなわけがない。官房長官談話だろうと「首相の了解を得てやる公的な談話」であって私人の私的発言じゃないんだから安倍だって当然責任を負う。
 「菅が勝手にやった」で逃げられるわけがない。そしてそんなことをやったら菅氏の政治生命が終わりかねませんよ。まあ、菅氏の政治生命が終わっても「親分・安倍が助かれば」まだいいというか、菅氏も涙をのんで菅談話とやらをやるかも知れませんがそんなことありえないんだからやるわけがないでしょう。


■「命を懸けても靖国参拝を阻止する」という安倍支持の側近たち
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3206407/

今日(15日)配信された国家基本問題研究所「今週の直言」で、櫻井よしこ氏が、衛藤晟一首相補佐官の次の指摘に言及している。

「首相周辺の官僚の中には、命を懸けても参拝を阻止するという御仁もいます。彼らも、安倍政権は大事だ、長期政権にしたいと考えるから、その種の言葉が出てくるのですが…」

 まあ、これはある意味当然の発言です。
 最近、ケリー国務長官ヘーゲル国防長官が千鳥ヶ淵を参拝したことでもわかるように米国も安倍の靖国参拝なんか望んでいません。いうまでもなく中国、韓国は望んでいない。
 そうなると安倍が参拝するとこの三カ国と険悪な関係になるということです。それで政権がやっていけるのか。やっていけるわけがないでしょう。たとえば中曽根が靖国参拝をあきらめたのはそういうことです。
 1)「靖国参拝しても外国の靖国批判はいずれおさまる」
 2)「いや外国から批判されたからなんだっていうんだ。そんなの無視だ。それでも安倍政権は長期政権になるんだ」
 3)「いや安倍政権が短期に終わってもいい、ほかのことができなくてもいい。とにかく首相の靖国参拝が一番大事だ」
のいずれかでない限り靖国参拝批判派でなくたって「安倍周囲だって靖国参拝なんか進言するわけがない」。島田や衛藤は1)〜3)のどれか、あるいは全部なんでしょうが。
 で普通に考えて3)なんてのはよほどの極右ですし、1)や2)はまずないでしょう。外交関係を悪くして政権を短命化させる危険性が高い。
 衛藤や島田は「官僚(特に外務官僚)がどうこう」言ってますがもちろん官僚もそうでしょうが、政治家だってそうでしょう。岸田*10外相や菅*11官房長官が「首相は靖国参拝してかまわない」なんて進言してるとはとても思えない。彼らはハト派ではないですが、どー見ても島田や衛藤ほどの極右ではなく、靖国問題で必死に火消しに動いてます。
 島田や衛藤も本心ではそんなことに気づいてるでしょう。しかし現時点では「菅や岸田の野郎許せない、あんな奴ら更迭しろ」とはさすがに言えないだけです。官房長官や外相という重要閣僚への悪口は言ったら倒閣運動になってしまいますし、言ったら安倍は菅氏や岸田氏ではなく島田や衛藤の方を切るでしょう。
 とはいえいつまで島田や衛藤が「官僚批判にとどまる」のか疑問です。いずれは「外相など閣僚連中も悪い」「党三役も悪い」と言い出すのではないか。

自らを親身に支える*12人々の誤った主張をいかに排除し、信じる道を歩むか、安倍氏の正念場であり、おそらくは期待に応えてくれよう。

まあ、応えないでしょうね、安倍は。応えられるわけがない。島田は「俺たち支持者の、首相は靖国参拝せよとの声に安倍首相は応えて参拝するはずだ、応えてくれよ、応えないとどーなるかわかってるんだろうな」と泣き落としと恫喝が混じったような趣旨の文章を書いていますが安倍のほうは平然と無視でしょう。
 安倍は「靖国参拝しても政権は長期化する」だの「たとえ短命に終わっても靖国参拝できれば私は満足だ」だのといった島田のような考えじゃないからです。大体、安倍は「靖国参拝はダメ」と進言しているであろう菅官房長官や岸田外相を切り捨ててやっていけるようなタマじゃないでしょう。むしろ彼らのようなある程度まともな人間が支えてやらないと何もできないのが安倍でしょう。菅官房長官や岸田外相に「首相参拝などされては外交上、私たちにはなすすべがない」「そんな無能な奴は辞めろと首相が言われるなら潔く辞めたい」と開き直られれば泣きが入るのが安倍でしょう。

もちろん上記の人々は、逆に、櫻井よしこ一派こそが「誤った進言」の宝庫だと考えているだろう。無理は言わず、仮に安倍氏が、「櫻井よしこ」2対「外務省系アドバイザー」1の割合で容れるだけでも、前任者らとは比較にならない偉大な宰相たり得ると思う。

 「一部だけでもいい、俺たちの主張を実行してくれよ」という泣き落としです。ただし島田の言う一部とは「河野談話見直し」「靖国参拝」だの実行したら外交関係が大ダメージを受けるようなことばかりでとても実行するわけにいきませんが。ただ島田も自分らの主張が相当無理筋であることは一応自覚しているようです。であるからこそ「一部だけでもいい」ということになる。


■「自由民主主義の武器庫」こそが価値観戦略に適う
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205832/
 武器輸出三原則骨抜きをねらう安倍内閣が「英国への武器輸出(軍用エンジン輸出)」を「民間用エンジンにも使われてるから問題ない」という無茶苦茶な詭弁で実行しようとしているという話。
 で、それを島田も絶賛。
 「おいおい、北朝鮮や中国相手にお前そういう立場か?。軍事転用可能なら民生品でも輸出禁止の立場だろ?」「北朝鮮相手には民生品すら輸出禁止対象にしてるじゃねえか」と思うが島田曰く「友好国にはどんどん武器輸出していい、反日国には輸出してはいけない」「日本は自由民主主義を守る戦いでの武器庫になるべきだ」というのだから実に野蛮な考えと言えるだろう。
 要するに「自由民主主義を守るための戦い(反日国家を倒すための戦いと言い換えてもいいだろう)」なら大いにやっていいと島田は言ってるのだから。日本版ネオコンとしか言いようがない。
 こんな人間・島田や島田のお仲間連中(救う会や国会基本問題研究所や産経や安倍)が唱える改憲がいかに危険か言うまでもあるまい。ただし「武器庫」などと、島田ほど野蛮なことを公言するバカ右翼は少ないが。


飯島勲内閣参与におけるノーマルとアブノーマル
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205760/

飯島
 (北朝鮮の)金ロイヤル・ファミリー*13がスイスに行ったりベルギーに留学したりしていますが、あれはヨーロッパからは普通の国だと見られているからです。

 この飯島発言が島田は気にくわないようですが「普通の国」と表現する事の是非はともかく、ヨーロッパ諸国が島田のような「極端な反北朝鮮」でないことは確かでしょう。だからスイスに行ったり、ベルギーに留学できる。要するに「留学できる→櫻井よしこや島田のような北朝鮮打倒論は現実的じゃない」ということです。飯島氏の言いたいことはそういうことでしょう。
 櫻井や島田ら右翼連中は絶対にそれを認めないでしょうが。

飯島氏から「普通でない」(アブノーマル)と言われるのはハインリヒ・ヒムラー*14ナチス親衛隊長*15)やポル・ポト*16にとっても容易でないだろう。

 さすがにヒムラーポル・ポトは批判するでしょうよ。北朝鮮を糞味噌に言わない理由はそもそも「それをやると外交交渉が出来なくなるから」でしょうに。
 しかしポル・ポトはともかく何でヒムラーを無邪気に非難できるんですかね。ヒムラーを政権幹部とするナチスドイツと同盟国だったのが戦前日本で、島田は「戦前日本肯定派」でしょうに。


■「未熟」で「幼稚」な朴槿恵の攻勢を前に河野談話を修正しない政治的リスク
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205188/
 『韓国の捏造にまた「逃げの反論」で対応した日本政府』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205134/)に続く「慰安婦ネタエントリ」です。
 連チャンで慰安婦エントリを書くとは本当にこの男にとって「河野談話否定」は何よりも重大なことなんでしょう。
 正直、巣くう会副会長なのに「拉致問題エントリより慰安婦エントリが多い」この男には呆れます。西岡や荒木はさすがに「慰安婦エントリより拉致エントリの方が多い」ので(ただし西岡や荒木も時々「河野談話撤回」を求める極右エントリを書きます)。

 韓国保守派の雄、洪熒(ホンヒョン)元駐日公使が、櫻井よしこ氏との対談(言論テレビ)でパックネを「未熟」と評し

 やれやれですね。「言論テレビ」(公式サイト:http://www.genron.tv/ch/sakura-live/)なる日本の右翼メディアで櫻井よしこと対談して朴大統領を誹謗する「元韓国駐日公使」なんて代物がいるとは思いませんでした。ちなみに洪が登場した回はhttp://www.genron.tv/ch/sakura-live/archives/live?id=44です(会員登録しないと見られないようです。会員登録してまで見る気はありません)
 たぶん洪にとっては「何よりも北朝鮮打倒が大事」なんでしょうがその為には「河野談話否定論もOK」とはそれでも韓国人なんでしょうか。

 金大中は、親北左翼として「成熟」した存在で、物腰の柔らかさに反して悪辣だった。
 盧武鉉は傲然と成熟を拒否した左翼小児病者だった。
 李明博は、政治家理念は見事に欠落していたが、商人としての手管はそれなりに成熟していたようだ。
 朴槿恵は、いずれとも異なり、単に政治的に未熟な一婦人という他ない。

 島田以外には書けない悪口雑言文章です。河野談話否定論を容認しないと保守の李氏、朴氏ですら島田は罵倒するわけですが、当然ながら「河野談話否定論を容認する韓国大統領」なんか出現するわけもありません。

あの方たち*17は花のような青春を踏みにじられたが、日本は謝罪もなく元慰安婦を侮辱し続けている

という朴大統領の発言は正論ですよね。「日本が謝罪もなく侮辱している」と言われると日本人として少しむっとしますが今の総理が安倍ですからねえ。これが野田*18前総理や谷垣*19総理(安倍が復権しなければ谷垣総理でした)なら「そんなことはない。河野談話アジア女性基金で一定の反省は示しました。反省が足りないというならともかく反省がないとか侮辱しているとかいわれては納得がいかない」と言い返したいところですが安倍が総理では「おっしゃるとおりです。申し訳ありません。安倍ごときが総理で貴国に対して恥ずかしさで心が一杯です。早く安倍を総理からおろさないといけないと思います」とでも言わざるを得ない。だって安倍が河野談話否定派だと言うことは少し調べればわかることですから。それを首相にすると言うことは「ああ、日本人は慰安婦問題で反省していないんだ、韓国をバカにしてるんだ」と理解されても文句が言えません。
 つうか安倍が総理でなかったら朴大統領も多分ここまできついことは言わない。慰安婦問題で日本批判するにしても、もう少し言葉を選ぶでしょう。まあ、普通の国なら、河野談話否定派とか関係なくあそこまで無様な辞任劇をした無責任男を「病気辞任で仕方がなかった」と詭弁で擁護したあげく、また首相に再登板させたりはしないんですが。アレを再登板させたことで「そんなに人材がいないのか」と日本の評価はがた落ちでしょう。

日本を侮辱し続ける朴槿恵に反省の兆はない。
「未熟」で「幼稚」な人間は、大人が厳しく叱正せねばならない。

書き換えてみよう。

韓国を侮辱し続ける島田洋一に反省の兆はない。
「未熟」で「幼稚」な人間は、大人が厳しく叱正せねばならない。

つう事で「大人」福井県立大学当局が「群馬大学が早川某を処分した」ように、「未熟で幼稚な」島田に厳重注意処分でもして「厳しく叱正」したらいかがでしょうか。

 河野談話の修正が、安倍政権の歴史的使命だ。
 パックネ政権が国際場裡で(注:慰安婦問題での日本に対する)攻勢をエスカレートさせていく以上、日本側が動かなければ、その分、安倍政権に対する日本国民のフラストレーションは高まらざるを得ない。
 まず、集団的自衛権の解釈変更を片付けてからと考えるなら、相当な期間、フラストレーションの蓄積を放置することになろう。
 その政治的リスクは相当大きいと思う。

 「河野談話の見直しをしなければ日本国民の安倍政権へのフラストレーションは高まるだろう」「その政治的リスクは高い」とまるで他人事みたいに書いてますが、これは安倍政権への脅しですよね。
 「いつまで河野談話見直しをほったらかしにすれば気が済むんだ」「消費税増税問題や集団的自衛権問題などといった問題を片付けてから見直しますと言い訳すればしばらく我々愛国右翼の批判から逃げられると思ったら大間違いだからな」「今すぐ見直せよ、いつまで朴クネごときにバカにされれば気がすむんだ」「俺達もこのままでは政権支持を見直して安倍内閣打倒に動くかも知れないがそれでもいいのか」「たぶんこのままでは支持率も下がるぞ」という脅し。
 それでも「打倒安倍内閣!」と言わずに「国民のフラストレーションが高まるだろう」と他人事みたいに書いてる点は島田なりの配慮でしょうが、ついに「やんわりとは言え安倍内閣への脅し発言」がでるに至りました。
 なお、言うまでもないですがリスクというなら「河野談話を見直す方がリスキー」です。そんな事をすれば日中、日韓関係が悪化して日本経済に悪影響を及ぼしますし、日米関係も悪化するでしょう。
 日韓関係悪化を望まない米国は「河野談話見直しなどしないように」明らかに圧力をかけているからです。それを無視して見直したら米国もただ手をこまねいてはいないでしょう。だからこそ安倍はヘタレ出したわけです。


■韓国の捏造にまた「逃げの反論」で対応した日本政府―国連での「慰安婦」応酬
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205134/
島田が以前したツィート

(注:慰安婦問題で)日本政府はまた(注:慰安婦は違法ではない)という事実に踏み込んだ反論から逃げたようだ。(注:河野談話アジア女性基金で解決に努力しているという反論を行い、河野談話アジア女性基金を踏襲するという)国連での対応は安倍政権になってからも何ら変わっていない。

をエントリにもしてみたという話です。

衛藤晟一首相補佐官参院議員)ら、理念の明確な政治家による主導で、早期に河野談話見直しに踏み込むよう安倍政権に求めたい。

 求めたって安倍が従うわけないでしょうに。なお、「衛藤」の名前が出ている点が興味深い。大臣になるや「慰安婦問題で河野談話踏襲を口にするようになった下村文科相や稲田行革相」はあてにしていないということでしょう。女房役の菅官房長官については第一次安倍内閣総務相を務めた安倍の側近とは言え、「下村や稲田ほどの極右ではない」ので、下村や稲田以上に何の期待もしていないと。菅と違って側近ではない上に「下村や稲田ほどの極右ではない」岸田外相については菅以上に期待していないと(普通この種のことで期待する人間は外相か官房長官だと思うんですけどね。補佐官なんかに期待しないでしょう)。
 まあ、衛藤だって当てにならないと思いますけどね。「僕が言ったってどうにもなりませんよ」と逃げちゃうんじゃないか。


■In dreams begin responsibilities.―原発ゼロの「夢」を語る小泉純一郎
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3205112/
 小泉氏が「原発ゼロの夢」を語ったのはだいぶ前のことなんですけどね。発言直後に批判するかと思いきや島田が何の批判もしなかったので「ああ、そりゃ、安倍を官房長官、幹事長に引き上げてくれた恩人批判は出来ないよな」「そもそも小泉氏がどこまで本気かわからないしな」と思っていたんですが今頃になって小泉批判です。何があったんでしょうか。
 とはいえ島田や島田が紹介する大岩某の主張のうち「小泉氏は首相時代は原発推進派だったではないか!」と言う批判は正当なものでしょう。過去の反省もなしに「これからは脱原発」と言われても「本気なのか」と疑わざるを得ません。

現首相を先輩として支えるべき元首相

別に支える必要ないでしょうよ。大体、「福田康夫首相」について島田はこんな事は一言も言ってないわけですし。


鳩山由紀夫元首相がノーベル平和賞を逃す
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3204531/
 逃すも何もいつ鳩山氏が「平和賞有力候補」なんて言われていたんでしょうか。そんな事実はどこにもない。鳩山氏本人だってそんなことは全く予想していないでしょう。ばかばかしくて話になりません。

 村上春樹*20ノーベル文学賞受賞を逸したのに続き、鳩山由紀夫元首相もノーベル平和賞を逸した。いずれも日本にとって、特に嘆かわしいことではないだろう。

 島田が何故か鳩山氏だけでなく村上氏も敵視しているらしいことがわかりました。どうせ島田は「村上氏が護憲派」とか「脱原発派」とかくだらない理由で彼を憎悪しているのであって文学的評価をしているわけではないでしょうが。正直、文学通でない俺には「村上氏が受賞すべきかどうか」わかりませんし、村上氏より受賞にふさわしい人がいるのであれば受賞を逃すのも仕方ないと思います。
 しかし、さすがにこういう失礼な物言いをする気にはなりませんね。村上氏よりも受賞にふさわしい人が仮にいるとしても物には言い様というものがあるでしょう。

時事『鳩山さんでなく「嘆かわしい」=中国共産党
【北京AFP=時事】本命視されていた日本の親中・親イラン活動家鳩山由紀夫さん(66)がノーベル平和賞を逃したことについて、鳩山さんを対外宣伝活動に利用してきた反文明・拝金・覇権勢力「中国共産党」(CCP)の報道官は11日、「嘆かわしい」と落胆した。AFP通信の電話取材に答えた。
 報道官は「彼はカモとして動く以外、何も大層なことを成し遂げる力はないが、これは残念なことだ。平和賞は中国やイランの独裁政権のために尽力している日本人にこそ与えられるべきだ」と語った。

 これをパロディと言える島田には心底呆れます。中国や鳩山氏に名誉毀損で訴えられても、あるいは島田の所属組織(大学や救う会)から「組織の名誉を傷つけた」として何らかの処分を受けたとしても文句は言えないでしょう。

マララさんの非受賞を嘆く声(=タリバンを批判する声)は、やはり日本の左翼人権活動家からは聞こえないようだ。

 ばかばかしいですね。嘆いてる人もいるのではないかと思いますが、別に「彼女の受賞を嘆かないこと=タリバン支持」ではない。彼女よりも実際の受賞者「化学兵器禁止機関(OPCW)*21」の方が、「受賞するにふさわしい」と思えば「嘆かない」でしょうがそれは当然ながら「タリバン支持」「マララさんの活動否定」ではない。一応指摘しておけば、受賞者は勿論タリバン支持者ではありません。
 また「彼女が受賞しなかったこと」を嘆くことは「実際の受賞者が受賞するにふさわしくないと言ってる」と誤解される恐れがあります。まあ、そんなことで怒るほど今回の受賞者も「子どもではない」でしょうが、トラブルを産む恐れがある、誤解を招く発言は避けたいという考えの人もいるでしょう。
 そうしたことに配慮して「嘆かない」ということだってもちろんありうるわけです。
 大体、今回、候補者はマララさん以外にももちろんいるし、「有力候補と言われた人が受賞できないこと」もいつもあることです。何で島田はマララさんだけこんなに騒ぐのか?


渡部昇一*22潮匡人*23八木秀次*24『日本を嵌める人々』を読む
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3204478/
 渡部、潮、八木といった極右連中が自分の嫌いな「河野談話河野洋平官房長官」「村山談話村山富市元首相」らを『日本を嵌める人々』と罵倒し、それをウヨ仲間の島田が「全く同感」と言ってるだけのばかばかしい話です。


■きわだって愚かを越えた自覚的な利敵勢力―韓国パックネ政権
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3203041/
 利敵行為ってのは「開城工業団地」のことです。島田は「団地なんか辞めて北朝鮮をたたきつぶせ」とわめくわけですが、そんなリスキーな事は前任者・李明博氏もやらなかったし、朴大統領もやらないという事です。「開城工業団体の消滅」なんて「白昼夢(白日夢)」はいい加減あきらめろよ。
 

 韓国の国家情報院長が、「(金正恩が)3年以内の武力統一を公言している」との認識も公に示した。
 国家情報院長は北朝鮮軍の動きについても言及。多連装ロケット砲を大量生産し、首都圏などに向けて配置したほか軍団長級以上の幹部44%を交代させる人事刷新をしたという。

その結果、騒ぐ島田。しかし

一方、金寛鎮*25(キム・グァンジン)国防相は8日、国家情報院長の報告に関連して「北朝鮮の挑発に関連した差し迫った動向はみえない」と述べ、緊迫した状況ではないとの認識を示した*26

つうんですから
1)国家情報院が「あることないこと」ふかしてる。「3年以内の武力統一発言」など実はない
2)国家情報院の言ってる事は嘘ではないが北朝鮮のチキンゲームに過ぎない。
 1)か2)どちらかなので金国防相が事実上、院長発言を訂正した、ってことでしょう。まあ、普通に考えて「3年以内の武力統一発言」なんてないでしょう。あったとしてもフカシ以外何物でもない。できるわけないでしょう、そんなこと。その程度の事は金正恩*27以下、北朝鮮執行部だってわかってるに決まってる。
 金国防相の見方「北朝鮮の武力攻撃はない」が正しいなら全然恐れる事はない(小生は正しいのだろうと見ますが)。まあ、正しいかどうかはともかく彼の見方が朴クネ政権の見方なんでしょう。ならば開城工業団地を続ける事に何ら問題ない。


ノーベル文学賞に意義をもたらすソルジェニーツィンと張真晟(チャン・ジンソン)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3202511/
 ソルジェニーツィンノーベル文学賞をもちろんもらってますが張某はもらっていません。島田はもらってほしいようですが。ちなみに「張某」は「北朝鮮批判」してる作家だそうです。文学の評価基準が「俺が嫌いなソ連北朝鮮を非難してるからエライ」って島田も全く頭がどうかしてると思います。文学として評価できなければ受賞なんか出来ないでしょうに。「北朝鮮非難してるからエライ」という判断基準でいいなら極右の作家は皆受賞者になれますよ(苦笑)
 もちろん「張某の受賞」なんかないでしょうね。島田もさすがに本気ではないでしょうが。

大江健三郎ノーベル文学賞受賞は、(中略)中国共産党には大いに都合よかったが、日本の国益には害しかもたらさなかった。

 単に「護憲派」「脱原発派」の大江氏を島田が憎悪してるだけの話です。大体「護憲」「脱原発」のどこが中国に都合がいいのか。

 1970年のアレクサンドル・ソルジェニーツィンソ連)受賞のように、ノーベル文学賞が、国際政治の上で有意義な効果を持ったケースもあるが、例外だろう。

・そもそも文学賞ってのはそういう政治目的の賞じゃないですから。
・なお、ソルジェニーツィンに似た人では『ドクトル・ジバゴ』のパステルナーク(1958年受賞)や、ブロツキー(1987年受賞)という人がいます。パステルナークやブロツキーの主観はともかく、ソ連政府は彼らの作品を反体制的と見なしていました。ブロツキーに至っては「1964年に5年の懲役刑を言い渡されたあげく、1972年には国外追放」されます(ウィキペ「パステルナーク」「ブロツキー」参照)。まあ、パステルナークやブロツキーはソルジェニーツィンのような派手な批判をする人ではなかったようなので島田的には評価に値しないんでしょう。日本じゃソルジェニーツィンの方が有名ってのもあるでしょうが。
・他にも受賞者にはこんな人がいます。

 パブロ・ネルーダ(1971年受賞、ウィキペ参照)
 ネルーダはアジェンデ政権から駐仏大使を任命され、在任中の1971年にノーベル文学賞を受賞したが、ガンに侵されたため1972年に大使を辞任しチリに帰国した。
 しかし翌1973年9月11日にアジェンデ政権がピノチェトのクーデターによって倒れると、軍事政権はネルーダの家に押し入り、徹底的に家を破壊した。ネルーダはこのことで絶望し、病状は急激に悪化したといわれる。クーデターの12日後、ネルーダは危篤状態に陥り、病院に向かったが、途中の軍の検問で救急車から引きずり出されるなどして、病院に着いたときには亡くなっていた。「彼は病気で死に、クーデターで魂を殺された。彼は二度死んだのだ」とチリでは言われている。
 ネルーダの死因は長い間(クーデター政権の無法で病状が悪化したとは言え)病死とされてきたが、彼が属していたチリ共産党は2011年5月、毒殺の疑いがあるとしてサンティアゴの裁判所へ告訴状を提出。これはネルーダの元運転手の証言を基にしたもので、同党は、毒殺がネルーダによる海外での反クーデター活動の阻止を狙った軍部によるものとの見解を公表している。2013年4月8日、チリ司法当局は死因の確認のため、ネルーダの遺体を墓地より掘り起こし調査を開始した。

 つうことでソルジェニーツィン以外に政治的な受賞作家がいないわけではない。他にもいるでしょう。

九条の会」メンバーなどは、この書*28に目をふさぎ続けるだろう。

・いやいや別にふさぎはしませんよ。「北朝鮮の問題行為(例:政治犯強制収容所)」は別に「護憲主張」の妨げになりませんから。「北朝鮮が問題行為する→北朝鮮が日本を攻めてくる」という因果関係にありませんから。1990年代、ミャンマーアウンサンスーチーを軟禁してる独裁国家だからといって「日本を攻めてくる」と誰も思わなかったのと同じです。
・まあ、仮に北朝鮮が攻めてきたって「自衛隊即時廃止論」なんて立場の護憲ではない、「最小限度の自衛力による専守防衛を認める護憲論(是非はともかく日本で多い護憲論はこれでしょう)」なら自衛隊で反撃できるので何の問題もありませんが。
・それとも「北朝鮮が問題行為する→自衛隊北朝鮮政権転覆」ですか?。安倍ですらやらないと思う。


オバマ保険に反対の議員は「狂信的」か―「戦闘的」保守派と外務省OB
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3202004/
 宮家氏の文章が掲載されたのは産経です。つまり産経ですら「予算を人質にとって行政機関を麻痺させる共和党の戦術」を「やり過ぎだ」「国民の反発を招く」と危惧してるわけです。
 にもかかわらず「共和党の戦術に問題はない」と強弁し、「外務省OBの宮家氏は腰抜けだ、そんなことだから慰安婦問題で韓国に負ける」と訳のわからない事を島田は言い出すのだから頭痛がしてきますね。
 宮家氏の共和党批判と慰安婦問題と関係なんか全くないのに。そして共和党だって河野談話否定論なんて馬鹿な立場ではもちろんないわけです。だからこそ第一次安倍内閣慰安婦決議が米国下院で可決される。
 しかし今後の展開によっては「共和党がたいした成果もなく予算を人質にする事を辞める(オバマケア支持の小生としてはそうなって欲しいですが)」と言う事もあり得ますが、もしそうなったら島田は何と言うんですかね。オバマケアとは「民間保険しかないアメリカに、日本のような公的皆保険制度を作る」という話のようなので「日本で公的皆保険制度の恩恵を受けてる小生(インフルエンザや虫歯の治療など)」としては反対する理由はありません。共和党は「公的皆保険には賛成だがオバマケアはいかん」ではなくて「公的皆保険なんかいらん」のようですから話になりません。


■注目される産経の連載―「慰安婦アメリカ取材
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3201877/
 正直ばかばかしくて、そして日本人である事がはずかくて、情けなくて何か言う気もなくなりますね。「河野談話否定派」産経が全国紙であるという事や「河野談話否定派」安倍が首相であるという事に対して、です(とか言いながらいろいろ書いてますけど)。拉致被害者家族会も良くこんなバカが副会長の救う会とつきあい続けられるモンです。「家族会は河野談話否定論者の集まり」と誤解されても文句言えないと思いますよ。つうか下手すると誤解じゃなくて大正解(少なくとも事務局長の増元とか極右の一部家族会幹部については)の疑いすらあるのが怖い。
 既に国連もクマラスワミ報告、マクドガル報告と二度にわたって慰安婦を重大な女性の人権侵害とする報告を出しているわけです。橋下が慰安婦に対する暴言をはいたら、「国連の拷問禁止委員会」から「河野談話否定論撲滅に日本政府は全力を挙げろ、橋下のような輩を野放しにするな」という勧告まで受けた。普通、こんな勧告は出ませんよ。どれほど日本が国連に「遅れた国扱い」されてるか、ということです。まともな愛国心の持ち主なら自国・日本のだめさ加減に屈辱を覚えるでしょう。
 そもそも、日本の政府公式見解「河野談話」も「慰安婦は重大な人権侵害だった」という立場に立っている。
 アメリカでは第一次安倍内閣では下院で慰安婦決議が成立し、第二次安倍内閣成立後も各地の地方議会で河野談話の立場に立った決議が可決されている。要するに「慰安婦は違法な行為だった、女性に対する重大な人権侵害だった」ということはもはや「国際社会の共通認識だ」ということです。
 そうした認識は全く正しいと思いますが、百歩譲って仮に問題があったとしても「バカの一つ覚え」のように「慰安婦は違法じゃない(注:もちろん実際には違法だと思いますが)」「韓国や中国の言いがかりだ」と叫んでも何がどうなるもんでもない。そんなことは第一次安倍内閣時から産経のような右翼はやってますが国際社会を納得させることはできなかったわけです。
 国際社会を説得するためのロジックというものが必要なわけです。第一次安倍内閣当時と同じロジックを何の工夫もせずに振り回したって国際社会が納得するわけもないでしょう。
 ところがそのバカの一つ覚えを未だにやるのが産経であり、安倍の訳です。そんな産経や安倍のアホ行為を評価するというのが島田の訳です。ま、産経はともかく安倍は既に慰安婦問題では米国の批判で完全に腰が引けていますが。
 島田が紹介する産経の記事にも突っ込んでみましょう。

「表向き歴史問題に取り組む在米中国人の市民団体ですが、実際は中国共産党と密接な関係があります」
 民間の立場から中国の反日謀略を研究している評論家の江崎道朗氏は言い切った。

 ばかばかしいですね。江崎氏とやらの主張に根拠があると思える理由は何なんでしょうか。
 江崎氏は『戦後教育を歪めたGHQ主導の教育基本法』(日本会議事務局長・椛島有三との共著、2008年、明成社)、『コミンテルンルーズヴェルトの時限爆弾:迫り来る反日包囲網の正体を暴く』(2012年、展転社)という右翼著書があり、あの「日本最大の極右団体・日本会議」の専任研究員というゴリゴリの極右の訳です。
 彼は「日本批判をする在米華僑(例:世界抗日戦争史実維護連合会、以下連合会と呼びます)は中国の手先だと思う」というだけで、そう思う客観的根拠を何一つ提出していません。「在米華僑に中国が資金援助している」などといった根拠は何一つ出てこない。
 連合会が中国と共闘した事があるなんてことは「中国の手先」の根拠には全くなりません。
 それで「根拠になる」というなら「安倍政権の歴史認識問題について共闘していこう」と中国相手に表明した韓国の朴大統領も「中国の手先」になってしまいます。単に連合会が「歴史認識問題」で中国と部分共闘しているに過ぎないわけです。
 「日本の戦争は正義の戦争だ」「南京事件は中国の捏造だ」などとバカな事を言えば在米華僑が怒り出すのは至極当然でしょう。「東京大空襲や原爆投下」を米国人が正当化したら、「シベリア抑留をロシア人が正当化したら」在米日系人はおそらく怒り出すでしょう。それと同じ事です。
 そもそも「中国共産党とつながりがあったら」何だと言うんでしょうか(たぶんないでしょうけど)。そんなことで「南京事件はなかった」だの「慰安婦は公娼」だの強弁できるわけがないでしょう。
 そして在米韓国人など、どう考えても中国共産党と関係があるとは思えない個人、団体の存在をどう考えてるんでしょうか?
 そしてこの江崎説だと「慰安婦決議を可決した米国下院は中国の手先の集まり」ということになるでしょうが、実際には、米国下院はあのダライ・ラマに勲章を授与して中国から「チベット分離独立主義者ダライへの支援だ」「我が国への内政干渉だ」と猛抗議を受けた事があります(ウィキペ「ダライラマ14世」参照)。「ダライへ勲章を授与した米国下院」がどうして「中国の手先」なんでしょうか?。
 と少し考えるだけで、常識人なら江崎説が全くデタラメである事がわかるでしょう。
 

最初はベトナム反戦運動を行っていた米国のニュー・レフト(新左翼)がアメリカの対日世論を反日化して日米安保体制を弱体化させ、日米同盟を解体させようと日本の戦争犯罪問題を持ち出しました。

 江崎氏の主張はばかばかしいですね。何で歴史認識問題を持ち出すと「日米同盟が弱化する」のか。そんな変な話はないわけです。なぜなら「戦前の日本は侵略戦争を行い連合国に大きな被害を与えた」「そしてその被害には捕虜虐待などの戦争犯罪もあった」という立場に立ってるのが日米関係であり、日米同盟だからです(というかサンフランシスコ講和条約など、日本の結んだ条約はそういう立場ですし、国際社会もそういう立場ですが)。
 むしろ「日本の戦争犯罪」を否定するとそれこそ日米同盟がやばくなる。実際、恐ろしい事に産経のような極右の中には「バターン死の行進(フィリピン駐在の米兵、フィリピン兵に対する虐殺、虐待行為)は冤罪だ」だの「ルーズベルト真珠湾攻撃を事前に知っていた、日本ははめられた」だの、米国国民を激怒させかねない暴言をはく輩もいるわけです。
 「バターン死の行進」「真珠湾攻撃」の犠牲者は米兵なんだからこんな馬鹿な事を言ったら本当に日米関係がやばいですよ。

抗日連合会*29は「南京虐殺」でも日本たたきを行っており

 産経や自民党極右議員などが「南京事件は捏造だ」「中国人死者は通常の戦闘行動による死者に過ぎない(注:そんな事はなく実際には日本軍は違法な捕虜虐殺などをやっています)」とデマ飛ばすからじゃないですか。そんな馬鹿な事をしなければ誰も南京事件で日本批判なんかしません。

マイク・ホンダら議員は自分たちが日本に戦争責任を認めさせることが日本の民主化、アジアの平和のためになると思っています。

俺もそう思いますけどね。つうかホンダ氏ら米国政治家について言えばそういう善意がないとは言いませんが、正直善意だけじゃないわけです。
 「慰安婦は違法じゃない」なんてバカが日本でまかり通れば「日韓関係は悪化」する。で日本も韓国も友好国である米国にとって国益が害されます。理屈の上では「韓国が正しい」わけですがだからといって「日本を斬って捨てる」というわけにもいかない。もちろん日本の無法を黙認するわけにもいかない。
 結局「日本は態度を改めなさい」と忠告するという「ある意味寛大な態度」を取るしかないんですが、どうしてそれがわからずに島田らは逆ギレするんでしょうか。
 また日本がそういう馬鹿な事を言ってれば日本は国際社会で完全に孤立してしまう。日本が国際社会で孤立する事も米国にとって国益を害されるわけです。
 というか「河野談話を撤回したい」などとバカを言って日韓関係を悪化させることは、「米国にとって国益が害される」以前に「日本にとっても国益が害される」んですがそういう理解が出来ない産経や島田、江崎氏には呆れます。道徳的観点抜きで「欲得ずく」というか「経済的利益の観点だけでも」、河野談話を撤回したいだの、南京事件の存在を否定したいだのいうのはおよそ正気じゃありません。
 韓国や中国との外交関係を悪化させてどうするのかという話です。


■米国レーガン保守と日本の再生(3・完)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3201305/

アメリカはいまだに国連海洋法条約を批准していない。

 国際法を批准しない事はほめられたことではないし、これが島田の大嫌いな中国や北朝鮮なら確実に非難しているだろうが、米国なら容認するのだから随分といい加減な話だ。
 しかも批准しない根拠が「中国に有利だ」。本当に中国に有利か知らないがそんな理由が批准しない理由として正当化出来ると思うのは反中国右翼だけだろう。

中国の覇権主義に対抗する上で、インドが核兵器不拡散条約に加盟せず、核抑止力を保持することが日本の国益に適う

いや、かなわないだろ。インドのまねして「NPT脱退して核保有」なんて国がどんどん出てきてもいいのだろうか。大体、インドは島田のような極端な反中国的態度は取ってないし、インドの軍拡を下手にアシストすれば「印パ紛争」を引き起こしかねないのだが。

1987年、レーガン政権は「経済的権利章典」(Economic Bill of Rights)と題し5つの条文からなる憲法修正案を提示した。すなわち、①連邦歳出に上限設定、②個別条項拒否権、③均衡予算、④賃金価格統制の禁止、⑤増税法案には議会の3分の2の賛成必要、の5項目である。
「これが(就任1年目に当たる)1981年なら、素晴らしいアイデアだったかも知れない。しかし1987年では、もはや議会を通る可能性はなかった」(ヘイワード)。

そもそも1981年に出せる状況になかったから出さなかったのだと思うが、そういう理解は何故か島田と「ヘイワード某」には出来ないらしい。


■米国レーガン保守と日本の再生(2)―「正論」2013年10月号より
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3199110/

 10月12日(日本時間)、記者団から受け止めを聞かれた麻生太郎*30首相は次のように答えている。

 北朝鮮の非核化には、検証を実質的にやれる枠組み作りが一番。……その実質的な検証ができる枠組み作りが全然進んでおらず、それを取るために米国はテロ支援国家指定解除を利用した。昔から米国はこの方法が実効が上がるとずっと言っていた。まったく動かない状況のまま置いておくより、きちんとやったほうがいいというので(解除に)踏み切ったと理解している。一つの方法だと思う。

 米側が「きちんとやった」かどうかの中身が問われているわけだが、麻生の言葉には、自主的な判断の形跡が窺えない。
(中略)
 実はこの2日前(10月15日)、外務省の斎木*31(注:アジア大洋州)局長(六者協議主席代表)が、米朝合意を「六者間の正式な合意として文書化すべき」と米側に対して「繰り返し」指摘し「結果」を得たと語っていた。すなわち合意内容への異議どころか、早々に追認していたわけである。

『米国レーガン保守と日本の再生(1)―国基研&正論共同企画』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3198231/)でも麻生首相と同様の発言をし「テロ支援国家指定解除」に理解を示した福田首相に同様の批判をしていた島田。
 とはいえ島田が大好きな安倍が在任中にテロ国家指定解除したとして「米国批判出来たか」といったら彼もできなかったでしょうが。で安倍だと島田も批判しないと。
 そもそも島田が批判する麻生を財務相に、斎木氏を外務事務次官にしたのが安倍ですがその点、島田はどう説明するのか?

チェイニーの盟友であったラムズフェルド*32は2006年12月18日に国防長官を辞任、ボルトン*33も2006年12月9日に国連大使を辞任している。主席補佐官や次官補クラスにおけるレーガン保守(ルイス・リビー*34、ボブ・ジョゼフ、ジム・クラウチなど)も次々政権を去っていた。

 とネオコン失脚を悔しがる島田。ただルイス・リビーに話を限れば

イラク戦争絡みのプレイム事件では情報漏洩問題に間接的に関与していたとして、偽証罪で起訴され、2年6ヶ月の実刑判決を受けた(ウィキペ「ルイス・リビー」参照)

ため引責辞任したのであって政策変更とは全く関係がなく、かつ自業自得ですが。

ライスの回顧録には、自身の「嫌日」感情を吐露した部分もある。

 日本に行くことは、日を追って気の重いものとなった。この国は、停滞し高齢化しているのみならず、近隣諸国との古い敵対関係を引きずって身動きが取れない。
 私は日本人とは残念ながら個人的に肌が合わないとも感じていた。日本側は、私が北朝鮮の核問題解決に関心を向けすぎ、拉致問題で一線を守るつもりがないと見ていた。拉致は確かに悲劇的な問題だが、私には、日本側は拉致でアメリカに協力させるテコを失わないため、六者協議の失敗を望んでいるのではないかとさえ思われてきた。残りの任期中、私は核と拉致をリンクさせないよう闘った。

「この国は、停滞し高齢化している」
 この認識の是非はともかく、こういう主張自体は小泉元首相も行い、だからこその「小泉構造改革」なんですが。要するに嫌日でも何でもない。
「近隣諸国との古い敵対関係を引きずって身動きが取れない」
 実際そうじゃないですか。今の安倍政権が靖国慰安婦で日中、日韓関係を悪くしてるのは事実です。嫌日でも何でもない。
「私には、日本側は拉致でアメリカに協力させるテコを失わないため、六者協議の失敗を望んでいるのではないかとさえ思われてきた。残りの任期中、私は核と拉致をリンクさせないよう闘った。」
 俺とライス国務長官が同意見で、素直に嬉しいです。つうか安倍はともかく島田たち巣くう会は平気で「6カ国協議無用論」唱えて「日本は離脱すべき」と言うからな。そして米国にとって拉致より「核問題の方が重要」なのは当然でしょう。当事者じゃないから。この状況を挽回しようと島田らは「スネドン君拉致疑惑」などと与太話をでっち上げ「アメリカも拉致の当事者と言い出す」わけですが、もちろんアメリカにはガン無視されます。

*1:勿論、慰安婦のこと。「筆舌に尽くしがたいつらい思い」と言う表現から「安倍が河野談話否定論から完全に撤退したこと」がわかる

*2:新藤総務相と古屋国家公安委員長

*3:A級戦犯のこと

*4:大田原市だったかと思います

*5:ただし日本政府公式見解は「金正男氏らしい男性」で断定していない。これも言うまでもないですが中国への配慮です。

*6:まあ、自衛隊員ですが

*7:今のところ国際的批判を恐れる安倍によって全部反故にされました

*8:女性基金理事を務めた和田春樹東大名誉教授など

*9:もちろん安倍は「厄介な存在である」橋下を政治的に潰すとともに自分を河野談話支持者に見せかけようという一挙両得をねらっています。後者の目的は実現できたか疑問ですが、前者の目的は実現できたと言えるでしょう。まあ、安倍が批判しなくても橋下は批判され政治的に失墜したかも知れませんし、安倍の批判だけで橋下が政治的に失墜したわけでもありませんが

*10:岸田派会長、小泉内閣で文科副大臣、第一次安倍、福田内閣で沖縄・北方問題等担当相

*11:第一次安倍内閣総務相を務めた安倍の側近

*12:島田も「安倍周囲の靖国参拝批判派」が「安倍を苦境から守る」という善意の主張であることは認めざるを得ないわけです

*13:ロイヤルファミリーという表現はやめた方がいいと思いますね。王朝じゃないわけですから。

*14:何故ヒトラーでないのか?

*15:内務大臣、警察長官を兼任。イギリス軍捕虜となり自決。

*16:民主カンボジア首相、カンボジア共産党書記長

*17:慰安婦のこと

*18:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*19:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣金融再生委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相福田内閣国交相自民党総裁などを経て、現在第二次安倍内閣法相

*20:村上氏の方は鳩山氏に対する島田の言いがかりと違い実際に有力候補として名前が挙がる人物です。

*21:シリア問題で化学兵器に注目が集まってることが受賞の背景にはあるでしょう

*22:日本教育再生機構顧問、上智大学名誉教授

*23:国家基本問題研究所客員研究員

*24:日本教育再生機構理事長、高崎経済大学教授

*25:李明博大統領時代から国防相。朴クネ政権誕生後も国防相に留任。

*26:正直、島田がこの金国防相発言の部分をきちんと引用したのには驚きました。自分に都合が悪いから、全部削除するかと思ってたのに。あるいは削除しないからには「金寛鎮はアホか。こんなバカは大臣から更迭しろ」とでも島田が言うかと思いましたが何故かそれもありません。

*27:朝鮮労働党第一書記、北朝鮮国防委員会第一委員長、朝鮮人民軍最高司令官

*28:張の北朝鮮非難「文学」

*29:抗日戦争史実維護連合会をこのように略するのは明らかに不適切です。この場合「抗日戦争」で一つの言葉だからです。会の名称は「抗日戦争(日中戦争)の史実を維持し護る、つまり南京事件否定論張作霖暗殺コミンテルン陰謀論などのデマは許さない」と言う意味であり会の名称にはどこにも反日的な意味はありません。

*30:橋本内閣経済企画庁長官、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相を歴任。現在、第二次安倍内閣財務相

*31:その後、インド大使、外務審議官を経て2013年6月より外務事務次官

*32:フォード政権大統領首席補佐官、国防長官、ブッシュjr政権国防長官を歴任。2006年11月8日の中間選挙において、イラク政策に対する有権者の不満などから共和党は大敗し、結果を受けたブッシュ大統領の記者会見の席でラムズフェルドの辞任が発表された。

*33:国連無用論を放言していた事が野党民主党の批判を浴び失脚

*34:チェイニー副大統領首席補佐官