今日のMSN産経ニュース(11/6分)(追記あり)

産経抄】11月6日
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131106/kor13110603220001-n1.htm

13世紀、朝鮮半島まで版図に収めた蒙古(モンゴル)の元は、半島の高麗軍を率い2度日本を攻めた。鎌倉武士の奮闘と「神風」のおかげで支配を免れたが、この時の恐怖は日本の対大陸・半島政策の基本となった。

・冗談も大概にして欲しい。おそらく「明治時代の朝鮮侵略」を「鎌倉時代はモンゴルの脅威、明治時代はロシアの脅威」で正当化したいのでしょうが、「この時の恐怖は日本の対大陸・半島政策の基本」って、産経の頭の中には「豊臣秀吉朝鮮侵略」はないんでしょうか。韓国の方こそ「豊臣政権時代は秀吉の脅威、明治時代は明治新政府の脅威」でしょう。
 何も日本は外から攻められるだけの存在じゃなかったわけです。大体、「元が京都や鎌倉への進軍を仮に目指していたとしても」結果的には九州限定の局地戦なんだから「九州人」ならともかくそれ以外に「恐怖なんて大してない」でしょう。産経の紹介する「むくりこくり」と言う言葉だって九州方言にすぎないわけです。
・あるいは産経は江戸時代の「朝鮮通信使」のような朝鮮との平和的なつきあいの時代を知らないんでしょうか?
・モンゴルにせよ、中国にせよ日本侵略などその後やってないでしょうに。

最近のモンゴルと北朝鮮の接近を伝えるニュースから、思わずそのことを思い出した。

何でそういう珍理解をするのか?

元の時代と違い、現在のモンゴルは親日的だ。

・元の時代は「征服戦争が別に悪とされてない時代」ですからね。別に「反日」とかそういう話じゃない。モンゴルは東南アジアやヨーロッパにも攻め込んでるわけです。
・産経の理解だと「白村江の戦いの時の中国(唐)は反日」とかなるんでしょうか?
・ただ元が「本気で日本支配する気だったのか」、それとも「単に通交を求めたのに使者が鎌倉幕府によって斬罪にされたことで懲罰のため出兵したのか」は争いがあるようですが。

どうやら、モンゴル企業への売却が東京地裁で認められれば、朝鮮総連に貸与される可能性が濃いという。

 実際どうなるかわかりませんが、仮にそうなったとしても、別にそれで何ら構わないですけどね。何が問題なのか?