今日のMSN産経ニュース(6/23分)(追記・訂正あり)

■【外信コラム】台湾有情 ほろ苦い夜市再訪
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/chn14062303090001-n1.htm

 5月末に台北に着任してさっそく向かったのは、7年前の留学時代に通った屋台街「夜市」だった。
(中略)
 だが、久しぶりに行ってみると、尋常でないほどにぎわっているではないか。
(中略)
 中国からの観光客が大型バスで押し寄せていたのだ。日系のコンビニまで「台湾産品を販売中」と中国で使う簡体字の横断幕を掲げている。
 台湾の交通部観光局(観光庁に相当)の統計によると、中国からの観光客は2008年7月の団体旅行解禁以来、ほぼ右肩上がり。10年にはトップの日本を抜き、昨年は日本の倍の年間約287万人となった。

あまりの人混みに懐かしい気持ちが消えてしまった。

というので「善意に」理解すれば「あまりにも混んで長居しづらいこと」を「ほろ苦く感じた」のかもしれませんが、「悪意に」理解すれば「反中国的な意味」でのほろ苦さでしょうか。
 いずれにせよもはや台湾は「中国を無視した経済」は成り立たないでしょう。もちろん「中国と台湾の利益」は必ずしもイコールではないでしょうが、蒋介石時代のような中国敵視政策はもはや取りえないでしょう。で、それは悪いことではないでしょう。経済交流が活発化すれば「経済交流という金の卵を失うこと」を恐れて中国が軍事侵攻する動機も薄れる。


■【正論】「イラクの混乱」で目を覚ませ 杏林大学名誉教授・田久保忠衛
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/mds14062303150002-n1.htm
 「目をさませ」とは何かというと「集団的自衛権否定派は目をさませ」なんだそうです。
 言ってる意味が不明です。別に今のイラクの惨状は「集団的自衛権関係ない」。米国のイラク攻撃ってのは「集団的自衛権の行使」なんでしょうか?。違うと思いますよ(まあ、そうだとした場合、むしろ「目をさませ、集団的自衛権行使賛成派よ。集団的自衛権の行使でイラクはああなった」でしょうけど)
 あるいは「イラクで不穏な動きがあるから東アジアも心配だ」とでも言いたいのか。イラクと東アジア情勢と関係ないでしょう。
 それとも「今こそ集団的自衛権行使でイラク自衛隊を送ろう」とか考えてるんでしょうか?。いやそういう主張こそ反対派が批判しているんですけどね。大体米国すら軍事介入を躊躇するほど複雑な事態で「自衛隊イラクに送って」何がどうなるんでしょうか?


■【産経抄】セクハラ今昔 6月23日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140623/crm14062303140001-n1.htm

非難の嵐のなか、浅香さんの新聞のコメントだけは、「別にいいじゃない」だった。

 何で浅香が新聞にコメントするのかよくわかりませんけど非常識なコメントですね。議員食堂で酒飲んで酩酊*1するのだって「恋人でも何でもない人間*2に酒の勢いで抱きついてキスするという性的行為に及ぶ」のだってどう考えても非常識な行為でしょう。中川昭一*3財務相(当時)の酩酊記者会見を彷彿とさせる暴挙です。浅香って中川に対しても「別にいいじゃない」とか言ってたんでしょうか?

女性議員に飛んだセクハラまがいのやじ

「まがい」いらないですよね。産経的には「ヤジを飛ばした当人にセクハラの意図がなければセクハラじゃない」んでしょうか。そういう問題じゃないと思いますけどね。
 あのヤジは「第三者がセクハラじゃないと理解する余地」「ヤジを飛ばした当人がセクハラの意図はなかったと言って第三者に認められる余地」はどこにもないでしょう。

泉山は翌朝、蔵相の要職を棒に振っただけでなく、衆院議員も辞任した。さすがに、翌年の総選挙には出馬を辞退したものの、2年後の参院全国区で上位当選を果たしたというから、驚きだ。

まあ、当時の日本人が「酒の間違い」「セクハラ」に甘かったって事ですよね。
さすがに事件直後はそれなりに非難されるがほとぼりが冷めると「たいしたことじゃない」になってしまったと。
「今は違う」と思いたいところですがどうですかね。

*1:さすがに夜の飲酒のようですが、その日の仕事(国会答弁)が終わったわけでも何でもないですから

*2:もちろん恋人なら議員会館内でキスしていいってもんでもないでしょうが

*3:小渕内閣農水相小泉内閣経産相麻生内閣財務相を歴任