黒坂真に突っ込む(2020年1月19日分)

◆黒坂ツイートにコメント

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。長く日本共産党員だった故萩原遼さんは著書で、10年やった結果を出せない指導部は変えるべきと主張。

 何を持って成果というのか、野党共闘は一定の成果ではないのか、だから志位執行部を支持する、つう考えもあり得ます。一方で「志位委員長就任後、右肩上がりに議席数や党員数が増えてるわけでもない」ので「成果がない」として執行部交代を主張する考えもあり得るでしょう
(ただし、志位氏の委員長在任は長くても、志位委員長時代の書記局長は市田忠義*1(2000~2014年)→山下芳生*2(2014~2016年)→小池晃(2016年以降)ということで交替していますが)。「デマ中傷ばかりの黒坂」ですが、今回は「価値観の違い」であって明らかなデマとは違います。
 ただしこういうことを言う黒坂に「救う会が小泉訪朝後17年もなんの成果を出してないのにずっと西岡会長、島田副会長でいいのですか?」といったらまあマジギレするんでしょうね。
 「政府、外務省が悪い」「北朝鮮が悪い」「西岡、島田氏は悪くない、彼らは余人に代えがたい人材だ」などといって。まあ、今の救う会では西岡、島田が退陣しても後釜に同類の極右がつくだけでしょうが。

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。自衛隊が米軍と一体化して行動すれば、日本攻撃を狙う中朝*3には脅威です。

 吉岡氏が言う「米軍との一体行動」とは「ベトナム戦争での韓国軍参戦」「フセイン政権を打倒したイラク戦争での英国軍参戦」のような「日本の国防とは関係ない日米共同軍事行動(いわゆる集団的自衛権の行使)」あるいは「在日米軍基地からベトナムイラクへの出撃」のような「日本の国防とは関係ない米軍軍事行動の後方支援(兵站)」であること、つまり「外国軍の日本侵略への反撃、という話ではないこと」は前後の文脈から明白なのに良くもこんなツイートが出来たもんです。話のすり替えと詭弁にもほどがある。とはいえさすがの黒坂も「集団的自衛権を国外で行使して何が悪い、日米共同で戦闘行為して何が悪い」「米軍の海外軍事行動を後方支援して何が悪い」などとは公言できないようです。

黒坂真リツイート
 たつみコータローさん。中国共産党は今でも、日本の政党や社会運動に何らかの経路で資金援助を行い、中国の手先となる人物や組織を作っている。例えば、政治家の著作を中国で翻訳すれば著作権料という形で資金が流れる。勿論これは合法。篠原常一郎さんが不破氏の著作に関連して、こんな話をした
◆たつみコータローがリツイート
 日本共産党がこれまで旧ソ連や中国の覇権主義と干渉攻撃に対し、激しく闘ってきた事を知っている人はどれ程いるだろう。98年、とうとう中国はその誤りを認めたんだよね。中国が誤りを認めるまで徹底的に闘った政党、それが日本共産党
日本共産党
 尖閣、香港、ウイグル。中国の党は「社会主義」「共産党」を名のっているが、その覇権主義、人権侵害の行動は、社会主義と無縁であり共産党の名に値しない。党綱領の改定で、この立場を内外に宣言した日本共産党。これからも中国の大国主義、覇権主義に対し、道理ある冷静な批判をしていきます。

 呆れて二の句が継げませんね。黒坂のリツイートは辰巳リツイートや「辰巳氏がリツイートした党ツイート」への批判には全くなっていません。中国で書籍を出版したら「中国の手先だ」というなら「ドラえもんを中国で展開してる小学館」は中国の手先なのか。

*1:現在は副委員長

*2:現在は副委員長

*3:中国と北朝鮮のこと