■天皇陛下ご訪問「友好の新たな礎石に」 パラオ大統領、産経新聞と会見
http://www.sankei.com/world/news/141117/wor1411170044-n1.html
「小国とは言え大統領ともあろうものが、朝日や読売ならまだしも、わざわざ産経ごときに会うのか」と思いましたが、まあ、産経なら「中国って本当に酷いですよね」「日本の支援には感謝してる」とか「日本へのおべっか」「中国への悪口」と吹きまくれば大宣伝してくれるという計算があるのでしょう。ペマギャルポ（チベット系日本人）がウヨとつるんだりするのと事情は同じです。
実際、産経でもなければ失礼ながら「パラオなんて小国」は取り上げてくれない気もします。しかしそれでパラオ的にいいのか、評判落とさないかって気はします。
■中国、豪とＦＴＡ妥結合意 経済で影響力強化へ
http://www.sankei.com/world/news/141117/wor1411170049-n1.html
「中国は世界の嫌われ者、孤立している」「オセアニアの大国・オーストラリア、アジアの大国・インドなどと手をむすび中国封じ込め」と言いたがる産経ですがそこまで話は単純じゃないわけです。
「中国とオーストラリア、インドは大の仲良し」てわけでもないでしょうが、産経が言うほど敵対関係にあるわけでもないということです。
■【安倍政権考】首相を激怒させた宋大使の放言とは… 官房−外務省に不協和音も
http://www.sankei.com/premium/news/141117/prm1411170003-n1.html
韓国紙・東亜日報が１１月７日、拉致被害者の横田めぐみさんが１９９４年に薬物過剰投与で死亡したと報じた。安倍首相は「信憑（しんぴょう）性はない」と否定したが、北朝鮮や拉致問題解決に反対する勢力が日本政府に不満を募らせ、今後も死亡情報を流布する可能性がある。
この情報に信憑性があると見ている東亜日報や「韓国版拉致被害者家族会」てのは「拉致問題解決に反対する勢力」なんですか。産経は本当に無茶苦茶ですね。
むしろ「拉致問題解決に反対する勢力（例：西岡の救う会）」が「北朝鮮はめぐみさんを隠してる、酷い国だ」とネガキャンするために生存説流布してると思いますが。つうか普通に考えて生存の可能性低いだろ。
韓国政府は北朝鮮の核、ミサイル問題対応を優先する姿勢で、日本の拉致事件解決に向けた協力には及び腰だ。政府関係者は「拉致情報収集には韓国の協力が必要だが、思うように進んでいない。韓国政府によるプロパガンダ工作にも警戒する必要が出てきた」と明かす。
おいおいですね。靖国問題や慰安婦問題でさんざん挑発しておいて「拉致情報収集には韓国の協力が必要」て何様のつもりなのか。韓国にとって日本人拉致なんか「自国民じゃない」んだから積極的に協力する理由はどこにもない。
まあ、これは米国や中国など他の国も同じですけど。
そして「警戒の必要がある韓国のプロパガンダ工作」とは具体的に何なのか。まあ、何となく予想はつきますが。おそらく韓国政府もめぐみさんについては生存説なんか採ってない。そこでこの件についてマスコミに意見を聞かれた韓国政府が「我々も生存の可能性は低いと思ってる」ということを産経や救う会、あるいは「政府関係者（？）」が恐れてるのでしょう。だから事前に「プロパガンダ」云々といって予防線を張ると（実際にはこんなことで安倍ともめてもばからしいので「ノーコメント」じゃないかと思いますが。韓国政府は「生存説に荷担する気もない」でしょうが安倍に憎まれてまで死亡説主張する動機もないでしょう）。
つうか本心では産経や救う会だって生存してるとは全く思ってないでしょうけど。
